SSブログ
~初めてこのブログに来られた方へ~
当ブログにご訪問頂きましてまことにありがとうございます。

長年、記事編集のブラウザにInternet Explorerを使用していたことで気付きませんでしたが
Google Chromeなど一部のブラウザで画像が回転して表示されております。
時間を見つけて修正しています。お見苦しい記事も少なくない点、予めご了承ください…

F5アタック [〆ギラファノコギリ (ニシヤマ亜種)]

最後に本亜種の記事を書いてから、もう4年9ヶ月もの期間が経っています。
見返してみると、当時はまだWF1世代…!!
他のカテゴリで小さな報告はしていたかも知れませんが、その後一切このカテゴリに動きが無かったんですね。

カテゴリ名に「ペケ(〆)」を付けずに細々とやっていましたが、
今一度このニシヤマギラファにスポットを当ててみます。


2021年世代
2021年時点で、家のニシヤマギラファ達はF4になっていました。

WF1当時は、最大98mmUPの♂を筆頭にそれなりに粒揃いの世代で、当時の我が家はギラファ大国だった事もあり飼育規模もそれなりに割り当てていました。
ところが、いつもの悪いクセで(詳しくは言わない)、F2以降はその飼育規模が縮小していき、F3は幼虫の回収数も悪くなりました。羽化サイズも芳しくなく、きちんとエサ交換できていなかった事が最たる要因でした。


そしてF4世代ですが、
これは2020年夏にセットしたF3から採れたところからスタート。
既にこの時点で家のギラファはこのニシヤマ亜種のみでした。

かつてのギラファ大国は見る影もなく、
さらにこの世代は新たな?問題が発生するようになりました。

3令となり、エサ交換の為に掘り出して触ってみると、どの個体もやけにブニョブニョして脱力気味なのです。
明らかに通常接しているクワガタの幼虫と違ってグッタリしていて活力を感じません。
ヒラタ系幼虫でよく見られる(という)ブヨブヨ病ってヤツです。インライン交配による累代障害が起きているのでしょうか。
それでも交換後死ぬ事はほぼ無く、別要因と思われる死亡個体を除いてきちんと羽化してきました。

F4世代はもともと10頭ちょっとしか採れませんでしたが(これも累代障害か)、残念ながら♂♀で羽化ズレが発生しました。

KIMG1904.JPG
♀の数が多く、♂は3~4頭と云う状況。
大型が見たくて、一番重かったこの↑↑1頭だけを
KIMG1906kai.jpg
コバシャ中ケースに入れ、他の個体は小さな菌糸ビンなどで早期羽化させることにしました。

その結果、
KIMG3034.JPG
何故か一番重かった♂がペアリングにこぎつけました(??)

サイズは92mm。せっかく中ケースで羽化させたにしては伸び悩みましたが、そもそも成長期に良いエサ与えていなかったので当たり前なんですね。たしかケースに入れる前は泥の中でのた打ち回っていたような…
劣悪環境で育ち尚且つ健康そうに見えなかったにもかかわらず、プロポーションはとてもきれいで難点は見当たりません。幼虫時代に一番重かっただけあって本世代最大。

KIMG3032.JPG
しかしこの頃にはさすがに、先に羽化していた♀もヘタリはじめていて、ペアリングすら覚束ない様子です。2021年8月末、ギリギリながら交尾する様子は見届けられましたが、その後は採集でいつもの如く・・・

気が付いた頃には♂は寿命を迎えていましたが、
その後ケース側面には卵も幼虫も一切見えることは無く、♀もいつの間にか地上でバラバラになっていました。

季節はもう冬になり、このまま産卵ケースは温室内に放置される事になりました。


次世代・2022年
KIMG3576.JPG
2022年に入り増種に伴い飼育作業を再開した事で、放置されていたギラファのケースにも再び目を向けることになりました。
「いーャ~・・・このギラファのケース邪魔だなァ~・・・」
と云う目ですが。


ところが意外や意外。
絶対産んでないと思っていたのですが、ケース側面に幼虫が見えました。
純「パロロ」ラベルをまだ続けられる!
(正直、世間に出回ってる「パル パロロ」ラベルも採った場所は同じだと思うんだけどね)

寝かせていた菌床をカップに詰め替え、
きっちりと割り出し作業の下準備を仕込んでから2月26日に暴きました。

KIMG3573.JPG
親F4世代の亡骸が寂しさを感じさせます。

虫体と止まり木類をまず退かして、
乾きはじめたマットをひっくり返すと・・・出てくる出てくる!!!

KIMG3577.JPG
全部で5頭。
緊張感を煽る数字ですよね。
羽化ズレによる♀の老衰によるものか、累代障害による影響かは分かりませんが、来るところまで来ましたね。おそらくこのラインのニシヤマは今世代が最後になるんじゃないでしょうか。

内訳は、1令幼虫が1頭、2令幼虫が4頭。
1令は見た感じ身体が半透明で内部が見辛くて、ブヨブヨ病らしく見えます。
2令幼虫は動きも悪くなく、色味も悪くありませんが見た感じ皆♂っぽく見えます。

KIMG3606.JPG
その2日後、様子を見てみるとやはり心配していた1令幼虫は菌床に潜れず投入穴の上に出てしまっていました。
2令達は上手く坑道を掘れていましたが今回こそは1頭も無駄死にさせたくないので、どうにかこの1令も手を尽くしてみようと思います。


思えば、これまでの飼育歴上でWILDからF5まで続いた虫っていなかったなァ。
幼虫のコンディションも悪い中で、WF1世代に匹敵する良型個体達をまた拝む事は出来るのか、俄然やる気が湧いてきました。

nice!(1)  コメント(0) 
共通テーマ:ペット

青森県産コクワガタ市町村巡り 2021年総集編 [日昆 採集記 【2021年】]

約10年前に始めた青森県産コクワガタ蒐集

ダラダラ続けていてはいけないという事で2020年には全身全霊で市町村攻略にあたりましたが、その翌年2021年もコクワにほぼ一本化して採集していました。

 【2020年には】
   ⇒ 2021-1-31『青森県産コクワガタ市町村巡り 2020年総集編』

シーズン通してコクワ「のみ」を狙う採集は体力的・精神的・時間的にかなり負担がかかるものですが、前年からの慣れがあったので2021年は多少は楽だったと思えます(麻痺しているとも言えますね)

「多少は楽」・・・とは言っても、
2021年のターゲットは、それ以前に何度も赴いていながら採集出来なかった難度の高い(と個人的に体感している)市町村ばかりです。実際、目的の♂成虫が採れるまでに2020年以前も含めて何度も通っています。


・・・と云う事で今回は、
昨年コクワ採集に行った市町村の内、新たに攻略完了(♂成虫自己採集)した所をまとめて書いてみます。

今回は、
採集に至るまでの過程
その市町村で採集する際の所感
を中心に書いていき、紹介する順番も時系列ではなく個人的な印象や難易度と云った要素を基に順位付けしてランキング形式にして書いてみます。

一応、目安的に★数5段階評価でも個人的難易度を表してみます。
あくまでも個人的な感じ方に基づいた評価ですが・・・

アクセス距離
その市町村へ行くまでの地理的距離です。青森市から出発した際のドライブ距離になりますが、遠い場所になるほど星の数が増えます。また、単に距離が長いかどうかと云う他にも、道中の交通量や経由地の複雑さと云った体力的・精神的負担も加味します。
先にも書いた通りあくまで個人的な評価ですから、悪しからず。

採集不能環境
そもそも、採集できる環境がないとコクワガタを得るチャンスは得られません。私有地、住宅地など、コクワの生息出来なさそうな環境が多いところほど星の数を多くします。特に、面積の狭い平野部の自治体ほど採集不可能な環境は多いです。

採集回数
達成までにかかった採集回数(その地を訪れた回数)が多いほど星の数は増えます。ただ、本人も正確に何回行ったか数えていないので、あくまでも記憶上での評価です。


・・・ちなみに、
去年の採集記事にあるルリクワガタやヒメオオクワガタは、コクワ採集以外の貴重な箸休め的イベントで、これ以外の採集はほぼ全てお休み状態でした。


〉〉2021年コクワガタ市町村巡り スタート!


nice!(1)  コメント(0) 
共通テーマ:地域