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〆カネギエーテルノコギリ ブログトップ
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カネギWF1産卵セット ・・・その後。 [〆カネギエーテルノコギリ]

ご無沙汰です、去年拾ってきて袋に入れているブナ材が、この頃やけに蠢いてるなァ~と思ってよく見たら、なんだかよく分からない甲虫などがゾワゾワと羽脱しているのを見て戦慄した会長です。

言わば雑虫の部類なので全部殺虫後破棄する予定ですが、
特に沢山沢山沢山出てきているのがおそらくナガキクイの何か
ナガキクイなんてほとんど資料が無いので同定出来ないのですが、とりあえず前胸背にアノ凹みが見られないのでカシノナガではないようです。

そして、1頭だけ模様が入ったスジクワガタの♀を発見した!!・・・と思ったら、
オオマダラコクヌスト。ちょっとクワガタに似てるのが憎たらしい。
近似にゴマダラコクヌストと云うのがいるんですが、脛節の先が白っぽくなるかどうかで判別が出来ると云う事で見てみると・・・白い。オオマダラと云う事になるんですな。
また変な知識を身につけてしまった(笑)


さて4月に入って久しいのですが、
今日もまた飼育関連記事です。

去年の秋ごろに組んでからなんにも手を付けていない産卵セットが数個あります。

その中に、カネギエーテルノコギリがいまして
♂♀同居でコバシャ中に2時発酵マットに細めのクヌギ材を埋めた内容でした。
ちなみにスペース上、♀は2頭入れてみました。

その後の経緯はこの通り。

・少し経った頃に幼虫が見える
 ↓
・2♀も居るしもうちょっと待とう
 ↓
・もうちょっと待とう
 ↓
・もう3令になってる、手後れ感と共に放っておく
 ↓
・よく見たら蛹室があるのでもうちょっと待ってみる
 ↓
・蛹室内から死の気配がする
 ↓
・4月初頭に割り出しを敢行

ケースをひっくり返してみると、
案の定マットが不適だった所為と思われる死亡個体が多数。
これまでのパターンからすると、カネギには明らかに発酵の進んだマットは適していない気がする。

全滅かと諦めて割り出していましたが、バラバラの親個体が出てくるのに混ざって
ピカピカの♀個体が出てきました。

「あれ・・・?? セットに入れた♀親がまだ休眠してたか・・・?」
一瞬よく分からなくなりましたが、この後蛹室が出てきた事でこの個体がF2の新成虫であることが判明しました。

その後マットからもう1♂出てきましたが、残念ながら羽化不全。
しかも歯型がドリス・・・(悲) カラフルなドリス・・・(悲)


マットが不適だった分、材の方はよく食痕が残っていて
丸々と太った3令♂幼虫と♀の前蛹が出てきました。


CA3I1072.JPG

     結果

           4頭

ステージバラバラの個体がわずか4頭・・・厳しいワ・・・
毎回ワイルドから始めて、今回が初めてのF2確保成功なのですが
数がギリギリなだけに気が抜けませんね。
自分の場合、沢山居ると気が緩むしこっちの方が自分らしい飼育なのかもしれません。

この先F3・・・F4と続けていくとエサ慣れしていって累代も楽になるのか?
そうなったら最大サイズは上がるのか・下がるのか?
気になるところです。



+++++++++++++++++++++++++++++++++++


さて、関東以南ではとっくに材採集シーズンが到来しているようで、
自分がちょくちょく見ているいくつかの採集ブログではルリが採れただのコルリが採れただのミヤマツヤハダが採れただのオオクワが採れただの・・・空腹感を煽るような記事が増えてきました。
自分もとっくに気分は山に特攻しています。

しかし意外にもまだ山に入るには道路の雪が溶けていないようで、
自分の行きたいところがちょうど山の奥の奥の方なので本格的に車で入る頃は例年通りの5月入り前後のような気がして内心焦っています。
気象庁のホームページでアメダスを確認しては、
「はァ~酸ヶ湯(参考)だとまだ210cmも残ってんのかァ・・・」とため息をつく日々です。
(自分の行きたい場所は酸ヶ湯とは関係ありませんが)




それと話が変わりますが、
先日No.7と電話口で春の採集の話になった時
彼の口から発せられた言葉に、いよいよ彼に対しての理解を諦めそうになりました。

7 「・・・で今度、〇〇市の〇〇にヒメギスの産地あるんですけど、
   ちょっとどんな環境か見に行こうかと思ってるんですよ~」

私 「・・・え・・・!?・・・ヒメギスですか・・・?」

7 「ええ、今年雪融けも早いでしょうから時期的にそろそろだと云々・・・」

私 「・・・はぁ・・・ヒメギスなんですか・・・」


   (以下しばらく会話が宙に浮く)


私 「でもヒメギスなんてわざわざ狙いに行く虫じゃないですよね・・・?」

7 「ぇ、あヒメギスじゃなくてヒメギ(チョウ)って言ったんですよ(笑)」

私 「え! ・・・あぁ~~(笑)


聴こえ間違いだったと云う話ですが、
バッタの話にまで及んだかと思って一瞬ビビりました。



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ツノワイモンの啓蟄 [〆カネギエーテルノコギリ]

青森県内、こないだまではちょっと暖かい日が続き
春の兆しが感じられてきたと思ったら、今週は吹雪く吹雪く!!
キャンディーズを流すにはまだ早いようです。まだまだ春じゃないですね。

とは言えフキノトウが地面から生えてきているのを見ると、
「冬も終わりに入ったな」と感じますよ。

最近何故か初代ポケモンに嵌まり、図鑑の完成に「なぜか」勤しんでおりました。
・・・とりあえず手持ちにカイロス(クワガタがモデルとなったポケモン)は絶対入れるんですよ、うん。


虫の方は最近、主にギラファでどうやって飼育したらベストなのか考える事が多く
どんな手順で作業したらいいか・・・なんて所から二の足を踏んでいます。

結果、ほとんど大した事してない(笑)



************************************


さて、今月を遡る事上旬の話。

幼虫が1ヶ月ほど前までに全て羽化していたのを確認して放置していた種類がいます。
カネギエーテルノコギリ。ツノワイモンノコギリの呼び名がすっかり忘れられたアレです。

このブログを始めた高校生時代に初めて本種をWILDから飼育した時は、
なかなか羽化個体が休眠から目覚めてくれずにペアリングまでにつまづき
見事にWF1で飼育が頓挫した記憶があるので、
やや本種には苦手意識がありました。

そんな我が家の2度目のカネギですが、
はじめに羽化してきた♀個体群のカップの中のマット表面が均されているのに気付き
そのカップを手に取ると↓↓



CA3I0398.JPG
見ての通り活動を始めていました
羽化後は、一部の♂を除いては容器内を掘らずに手付かずだったので
勿論そのままの状態ではあったんですが、
他の♀容器を見ても同様に、羽化時期の早いものから同じような状態が見てとれます。

前回の本種ブリードで♀がなかなか起きなかった事に歯痒い思いをしただけに、
起きてるということに(恥ずかしながら)嬉しさを覚えました。



多数活動開始している事もありエサを入れないといけないので、
「いい機会だから」と云う事で羽化個体を全て掘り出してみました。


 【 産地 】
 マレーシア (マレー半島)クランタン州

 【 累代 】
 WF1

 【 飼育経過 】
 2014年5月6日 親♀産卵セットへ
      8月31日 割り出し 200ccカップ又は500ccガラスビンへ投入(マット飼育)
 同年10月
  ~2015年2月 全頭羽化




CA3I0399.JPG
♀は1つのカップに2頭入れているものも多数居まして、
雌雄比で言えば【3:2】か【2:1】くらいでだいぶ♀余りの状態になりました。




CA3I0423.JPG
いやぁ一斉に掘り出すって何とも気持ちが良いですねー!!
これもカネギみたいな小型種だからこそ可能な事であって
ギラファとかだったら羽化時期が同性でもずれ込むから絶!!対!!無!!理!!ですな。

♂は5頭を500ccのガラスビンに入れましたが、
羽化サイズは200ccカップより僅かに大きな個体が出た・・・と云うくらいです。

カップが殆どは40~43mm
ビン42~44mmUP

CA3I0438.JPG
これが最大。フジコンのプラスチックノギスで44.7mmくらい。

確かに最大はビンから出ましたが・・・低温でとかやってみたんですが、
45mmが超えられなかったあたり力量の限界を見てしまったような気がして嫌な気分です。
カネギはここから先大きくなっていくとまた大腮の迫力や造形の複雑さが増して面白いんで、次世代の大型飼育のやり方はまた一から考え直して頑張りたいですねェ。




ところで・・・・・・・・・・・・、

今回、流石は優秀産地マレー半島なだけあって200ccカップでも皆40mm以上の大型ばかりが羽化してくれた(スマトラ島産になるとややサイズが小さくなる)のですが、
♂の寄せ集め画像をもう一度確認してみてください。


お分かりいただけただろうか・・・?

画面右上の♂個体だけが、
明らかに他のものと容姿が異なっているのが分かる。

一体、彼の身に何が起きたというのだろうか・・・?




他全てが40mmを下回る事が無かった中、
この個体だけ極端に小さく羽化してしまいました。

CA3I0439.JPG
そのサイズ、24.9mm

確か、去年の晩秋時点で♂も3令後期・♀は殆ど蛹室を作ってた頃に
1頭だけまだ1令か2令でいたおかしな幼虫がいた記憶があるので、
もしかしたらそれがコイツだったかもしれません。

この個体は1令でカップ投入し、
新品のマットが詰めてある上そのマットには補助添加剤も混ぜ込んであったので、
恐らくこの個体だけマットの分解・消化機能が十分に備わってない時点で個別飼育に移行しちゃったのが要因だったのでしょうね。
流石にこの大きさからすると2令羽化はしてないと思いますが多分。

1頭だけならこんな可愛い個体がいても楽しいもんですね。



今これから生息地もカネギのシーズンが始まろうとしていますし
続々と後食を始める個体が我が家でも現れていますので、
ギラファも併せて忙しい季節になりますね。
あっ!! それに採集シーズンも始まるじゃないか!!!! おいおい大丈夫なのか・・・!?(喜)





最後に・・・・・・
やっぱマレーだね。





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『54』 [〆カネギエーテルノコギリ]

いやもう9月だよシャレにならんすなァ。
どうもこんばんは会長です。

1週間以上前から、耳に異常をきたし十年以上ぶりに耳鼻科を受診し今右耳が聞こえず
人と話す事がひじょ~にキビシ~生活を送っています。
天気も悪く採集にも最近出向いていません・・・
なのでせっかくの夏がインドアチックに終わりそうな今日この頃。

近年いつもクワガタばっかりなので、
たまには違った虫にも目を向けてみようと思い、最近出たらしいこんな本を買ってみました。

CA3I0134.JPG
本格的な図鑑は流石に俺の財布が許さなかったのですが(かっこ悪ィ!)
写真が綺麗で取っ付き易い内容なのでこのシリーズのハンドブックは面白いですね。
ハチの本は多数あちこちから刊行されていますが
ハムシの方はそれ限定で取り上げている本はあまり見ないかなぁと思ったので
興味深く読んでいます。




さて、
採集三昧というわけでもなかったにしても飼育作業をちゃんとしていたかというと、
そうでもないんですよねぇ~・・・


いつも通りというか救えないというか・・・
セットを割り出さなければならないしセットを組まなければなりません。
正直ギラファは後手後手に回っています(焦)

そんな中、まず先にこいつを片付けとくかという事で、
マレー半島産小型ノコギリ・カネギエーテルの割り出しを一昨日行いました。

(話が逸れるけど、マレー半島産とスマトラ島産って見れば見るほど外見が違いますよね。
 日本国内の分類レベルならこの2産地は別々の亜種に分けられますよね・・・?)

セットしたBeケース・中からは、セットより1ヶ月ほど経つと側面に幼虫が見えていたので
安心して♂♀同居のまま放置、コバエが入らないように洗濯ネットに入れたのも手伝ってか
マットの劣化は見られず次第に幼虫の数は増え、割り出しが楽しみになっていました・・・



ラベルに書いてあるセット日は、5月6日(割り出しは一昨日8月31日)


いっけね!指折り数えたら4ヶ月経ってる♪♪
・・・まじかよ・・・・・・



CA3I0139.JPG
見えてる幼虫も白いんだけど・・・(汗)


多数幼虫が見えている事は分かっていたので、
予めガス抜きをしておいた10リットル1袋分のくわMatをカップやビンに詰め
40個弱でスタンバイし・・・出でよWF1!!!!!




CA3I0140.JPG
ポロ ポロ ポロ ポロ ポロ ポロ ポロ ポロ ポロ ポロ ポロ ポロ ポロ ポロ ポロ ポロ ポロ ポロ ポロ ポロ ポロ ポロ ポロ ポロ ポロ ポロ ポロ ポロ ポロ ポロ ポロ ポロ ポロ ポロ ポロ ポロ ポロ ポロ ポロ ポロ ポロ ポロ ポロ ポロ ポロ ポロ ポロ ポロ ポロ ポロ ポロ ポロ ポロ ポロ・・・
CA3I0141.JPG
ちょ・・・ちょっと待てよ!!!!
出てき過ぎだろぉぉぉ!!!!!!!!


マットは勿論、埋め込んだ霊芝材には特に所狭しと食痕と幼虫が詰まっていました。
木を割ろうと思っても、下手に掴むと脆くなった産卵木ごと中の幼虫を潰しそうになる。

幼虫はほとんどが3令、脂肪も付いていてあと1~2週間で蛹室作りそうな個体まで出てきていますが、
中には2令幼虫も一定数出てきてまして、
本当に僅かでしたが初令も出てきました。
温度管理も杜撰だったのでけっこう夏の温度帯にさらされていたはずですが、
最近まで♀が生きていたようにも見えないし(マット中からは腹板以外親の体が見つからなかった)
もしかして密度が高い場合ストレスが掛かって思うように食い進めず成長が著しく遅れてしまうような臆病な性格の幼虫が居たりして・・・なんて考えたりしましたけど、
意外とこんな考えも馬鹿にならないですよね。(自分で言うのも変だけど)
ガンガン食い進んで大きな成虫になろうとするもの、極力他個体との競争を避け小さくても無事羽化しようとするもの・・・色々いるから今まで生き残っているんでしょうね。

しかしが多い・・・


神経を使いながら無事1頭も潰すことなく回収した最終結果は・・・、



CA3I0143.JPG

      54頭

 久しぶりにこんな数字出たな・・・

     あんだけ用意してカップまた新しく作る羽目になるのかよ・・・

         こんなことならもっと小さいカップ用意しときゃよかった・・・

              というか、爆産したのが小型種でよかった・・・・・・

〉〉 たくさん採れたので・・・


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ヤッテマレー [〆カネギエーテルノコギリ]

風邪をひいて予定全滅のゴールデンウィーク中、遂に届きました。



CA3I1684.JPG


懐かしい・・・しかしどことなく目新しく感じるあいつが…また…(感涙)



さて、今回届いたものを順を追って説明しますと、

今回仕入れたコイツ、前にWILDから飼育した事があったものですが、
色々甘く見て1回累代しただけでその後続けられなくて途絶えたやつなんです。

何を甘く見たのかと云うと、
まあまあそれなりにWILD親♀が卵を産んでくれて多数の幼虫を得る事が出来たんですが、
飼育が容易なそのグループの虫だからと高を括って幼虫自体を多数手放し
羽化した成虫も「♀はそんなにたくさん要らないや」と考え
オークションの初出品で、多数の♀を落札者の要望に応えホイホイ手放してしまい
3頭残した♀が【長期休眠】と云うまさかの行動(?)に出たため♂とペアリングが出来ずそのまま累代終了・・・
高校3年生の頃だったな…

しかしやはりそいつの魅力を忘れられるはずもなく、
別産地の個体を入手して再飼育したのですが、これが全然違う・・・!!

なんかこう・・・・・・全体的に違うんだよ!!




こいつは、
俺が好きなカネギエーテルじゃない!!!!!
  あ、カネギって言っちゃった。。。



まぁつまり今回の主役はカネギエーテルノコギリで、
最初に飼育したのはマレー産なんだけど、途中で不本意ながら累代停止して今度はスマトラ産に手を出したんだけどやっぱマレーじゃなきゃ満足できなかったって主張なんだ。


長らく?マレーの虫に手を出す事もなかったんだけど、
なんかこう、一昨年~去年で一気に虫も減った後にギラファが増えて他の虫に手を出すのが難しい中で、小型ノコギリなら小さなスペースでも飼育可能だろうという点と、やはり今度こそあんなへまを犯さないで次なるステップ(F2の確保)まで進みたいんだ!と云う気持ちが相まって、
今のこのマレー便入荷シーズンに一念発起し


ヤッテマレー!!!!!!!


カチッ。←購入ボタン


 ※【ヤッテマレ = 津軽弁で「やってしまえ」の意味】


遂に2度目のマレー半島産カネギのWILD挑戦となったわけであります。


本当ならこの後マレー便繋がりで
またディディエールWILDに挑戦したいところだけど…
この後まだ入荷ラッシュが(我が家に)あるから残念ながら今年も見送りそう・・・



まずは♂の方から見てみますと…




CA3I1686.JPG

う~ん♪♪ やっぱマレー♪♪

スマトラ島産はマレー半島産に比べると
大腮の湾曲や頭部突起のうねりが弱く小さい、
体色が淡い(薄い)、
サイズ小さい(これは主観か?)。
趣味の世界だからどっちに優劣があるわけでもないんですが
個人的には圧倒的にマレー半島に魅かれるんですよ。

CA3I1687.JPG
CA3I1688.JPG
予備知識ゼロでこの写真を見たら、
まさかこれが最大5cm弱の虫だとは思うまい!(思うまい!)

これは確か41mm程のサイズなんですが、
あと2~3mm大きいとまだ大腮の迫力も少し変るんですな。

CA3I1689.JPG
CA3I1692.JPG
カネギ独特の頭部突起。
似たような特徴を持つクワガタに、
・アスタコイデスノコギリ
・メンガタクワガタ
なんかがいます。
基本的に頭楯の方から反り返って前方に二つの突起が出てきて、その突起は黒色、
皆体色が赤褐色~オレンジと云うのも何か不思議に思える共通項ですね。
実用的なものなのでしょうか?

CA3I1690.JPG
裏は大体黒っぽいです。
スマトラ産はうって変わってオレンジ色が強いのですが、やっぱマレーの方が・・・




♀は、仕切りで分けられたミニケースの中のなぜか♂の方のスペースに一緒に入っていて焦りましたが、
多分ショップの方が発送前に状態確認をして入れ間違えたのでしょう。
ちゃんとそういう発送前に再確認してくれていると云う事になりますからここは良いショップですね。

CA3I1694.JPG
CA3I1693.JPG
♀は、流石に小さ過ぎます。

そしてよく見ると気になる事に、上翅の黄帯部分に一部シミが浮いています。
オレンジ系の体色を持つクワガタの場合、老いた個体ほどシミがボツボツと浮いてきます。
なので少々寿命に気を使って早めにセットしなければいけないようです。


カネギは取り敢えず材に産んでもらうのが堅実なので、
砂埋め霊芝材ハーフカットをマットに埋め込んで組む事にしました。



CA3I1691.JPG



       再入荷した在庫  1種類
          全ての在庫 13種類


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やっぱマレー。 [〆カネギエーテルノコギリ]

今夜のクワガタはカネギで御座います。


8月に割り出した幼虫は早くも蛹化&羽化ラッシュにわいております。
現在のところ、10頭の幼虫全てが死亡する事なく存命しています。
前回のマレー産もそうでしたが、非常~に丈夫なクワガタです。

では羽化した個体を一部紹介しますと…

2010 12 06_1574.JPG
もちろんです。
やっぱ体も容器も小さかっただけあって早いです。
マレー産とは僅かに模様も違いますね(前回も言ったけど)
個人的にはやっぱマレーの方が好きですなァ

2010 12 06_1573.JPG
こっちはまだテネラルな♀です。
テネラルだと一層綺麗でありますな、裏側もこれがまた鮮やかです。


2010 12 06_1575.JPG
さてさてこっちはもちろんです。
マレー産の時と違ってあんまり大きくならなかったです。
ギリギリ長歯?と云うような微ッ妙~な歯型ですよね…
やっぱマレーの方がカッケぇや

マレー産に見慣れていたので全体的に色も薄い印象です
                              (印象、って言うかホントに薄いんですが)

2010 12 06_1576.JPG
ぅおう!!? 羽化して結構経つけどパッと見テネラルっぽい色してるな…

と言うのも、
2010 12 06_1577.JPG
マレー産↑↑に比べて全体的に模様が派手ですし。

2010 12 06_1578.JPG
こっちがマレー産の背面画像。
因みにこの個体が我が家で一番大きい44.7mmのマイギネス。
このレベルになると満足のいく形になりますな。

スマトラ産はモチベーション的に今期で終了ですな。
来期はやっぱマレーで再挑戦します。

ブリードだとマレー産はかなり休眠期間を要しますが
スマトラ産は至って短く容易だとか…

…スマトラの方が簡単だな……いや、それでもやっぱマ(←もうエエわァァァ!!!![パンチ]







        本日の 日昆の名言


やっぱマレー






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勝負のカネギ! [〆カネギエーテルノコギリ]

お盆に下手に動くとろくな事が無いと言われているもんで、
採集にも行けずただだただ夏バテしております。

先日から組んでいたオーベルチュールですが、
セットからだいぶ時間も経っていてVN材もだいぶボロボロにされております。

自分は滅多に2回目のセットを組むことはないのですが
なにしろ幼虫の死亡率が高い種類ですから
出来るだけ絞り採ってやろうとおもいまして、

2010 08 15_1349.JPG
だいぶ前に図らずも出来あがってしまったバクテリアコート材を惜しまず埋め込みました。

今さっき投入してやろうとファーストケース ←何をカッコよさげな言い方してんだ!?
を確認したら産卵真っ最中でした(汗)



さて前置きはこんな感じで今夜はカネギだ! カネギ!!!!

4月の初めにセットを組んで以来、
良く言えば「極力いじらないように飼育」し、
悪く言えば「放置」してきました。

そんなカネギのケースも、
もう失敗でいいかも…と思い始めた頃

2010 08 15_1350.JPG
あ… なんか居る。


2010 08 15_1351.JPG
と云うワケで割り出しですが、見ての通り地上は滅んでいます。

材も埋め込んでいましたが、
2010 08 15_1352.JPG
マットからも材からも幼虫が出てきます。

結果的に10頭と云う渋い結果に終わりました。

まあ今回はスマトラの形質を見てみるために幼虫を採っただけですので
多くても困るんですが…

やっぱりカネギはマレー半島産に限る! と云う結果になりそうな予感がします。


そしてマレー半島産の休眠について…

2010 08 15_1353.JPG
この写メは5月中旬に撮ったものですが、
羽化したのが去年の5月と云う事なので、
丸1年休眠していた事になります。

この個体は乾燥ミズゴケの中で(数ヶ月に1度水分を補いますが)管理してました。
乾燥状態で管理していたので寝ている期間は特に長かった方で
休眠期間は、1年が常温管理であるウチの最長パターンかと思います。


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カナリ寝ーテルノコギリ [〆カネギエーテルノコギリ]

自分の中ではカネギエーテルこそがノコギリで最もカッコ良い種類だと思っている。


しかしブリードには今のところつまづいているのである。
と云うのもまだF2が得られていないのである。


前回はマレー半島 キャメロンハイランド産にWILDから挑み
WF1は得られたのだが、
羽化した新成虫がずっと寝ているのである…


爆産したからと言って2~3頭の♀と多数の♂を残し
他の幼虫を全て里子に出したのが間違いだった…

個体それぞれの起きる時期にバラつきが出るのだ。
♂のは、ベチョベチョの空間で管理した場合半年弱で後食開始したものの
♀はどうやっても起きなかった…

一回起きたかと思ってセットに投入したらまた寝て
そのまま起きるまで放置してたらさりげなく起きてて
エサ入れてなかったもんだからそのまま地上でチ~ン。

しかもそれが最後の♀だって云うのが辛い… 心が折れました。

ちなみに♂はまだ2頭生き残りが居て、これがまた長生きなんだな~
2009年2月10日に羽化した個体は乾燥したボトルの中で半年以上楽に眠り続け
今現在でもたまにゼリーを入れているのだがほとんど喰わないのである、
エサを求めて動き回ることが全く無く、
とは言っても様子見で触ると機敏に動く。


マレー産は残念な結果になってしまったが、「他の産地はど~よ?」と云う事で、
先日新たにスマトラ島 クリンチ山のWILDを2ペア仕入れた。

今日産卵用にセット、マレーでボウズだった中身をそのまま転用。手抜きだ…
2010 04 03_1009.JPG
小ケースに一気に2ペア投入。
マットに埋め込んでいた霊芝材もイイ感じに仕上がっている。

この後だいぶ先になるが、
スマトラ産はマレー産と最大サイズの伸びにどのくらい違いがあるのか気になるところだ。
今のところはどう見てもマレーが最大になりそうにしか見えないので
やる気が起きないというのが本音ではある。



さて、ちょっとここでマレーとスマトラの間に違いがあるのか気になったので
両者を比較してみた。

マレー ♂.JPG
この♂はマレーの生き残り2頭の内の1頭で、
乾燥ミズゴケを入れたカップの中でずっと休眠している、
羽化が2009年の5月上旬で、この10ヶ月未だにエサは喰っていない。

スマトラ ♂.JPG
こちらはスマトラのWILD、
2頭はどちらも小歯型だが体長に1cmの差があるので模様は見ないで
体色だけ見比べてみることにした。

マレーの方が比較的色が濃い様に見える。


で、次は♀
マレー ♀.JPG
コイツがマレー最後の♀。
死んでいるので体色の差は比べられないが、上翅の模様に着目した。

スマトラ ♀.JPG
こちらはスマトラの♀。

マレーは黄帯の幅が広く、スマトラはそれに比して狭いように見える。


ちなみにこれが特徴の違いかと思えばそうとも限らない。
ネットで他の個体を見るとまた違ったタイプも見受けられるからだ。

ん~同じ産地内でも特徴に違いがあるならなおさらマレーのこの血統が途絶えたのが惜しい…
              メチャクチャ気に入ってたんだけどね…

個人的な手応えから、カネギは血統でサイズ・形・色に差が出ると感じている

くぅ…難種だ……


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