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メタリフェルホソアカ (フィナエ亜種) ブログトップ
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プロジェクト・・・ ブ・・・ [メタリフェルホソアカ (フィナエ亜種)]

青森では昨日、遂に平地にも雪が降ってきてしまいました。
最後に採集に行ったのももう1ヶ月ほど前になりますが、あと1回くらいは山に行きたいところです。

さて、去年の暮れに書いたペレメタですが、
ひとまず現時点で一区切り付きましたので、WF1の結果発表として記事をまとめていこうかと思います。
前回の記事では “色々” と欲張った事を書いてましたが、その後はいかに・・・




*目次(前回からの続きです)

4.WF1羽化報告

5.次世代ブリードの方向

6.F2割り出し





4.WF1羽化報告
去年11月に割り出した2系統の幼虫は、その後同じ温室内にまとめて管理していました。
最初小さなカップに入れていた幼虫については、既に手遅れになるほど育ってしまったものの正月期間にエサ交換を行ない、その後は無交換で羽化まで管理しました。

KIMG5674.JPG
♀個体は皆、3月から4月の間に羽化して、♂個体ではこの写真の個体が他に先駆けて蛹化しました。マットが合わなかったのか地上蛹化してしまった個体だったので、久し振りに人工蛹室を作って羽化してもらいました。羽化の瞬間には立ち会えなかったですが、この2枚を並べて見ると、昆虫飼育の本懐ってこうした変態過程を観察する事に在るんだよなぁと思い出させてくれます。

夏になり、♂も羽化個体が大体出揃いました。
全頭ではないですが、その羽化結果を以下に載せていきます。


【産地】ペレン島
【累代】WF1 (親はWILD2系統 AB
【使用マット】割り出し時:荒目/微粒子混交、添加有り
       交換時:LBマット(きのこの山 製)

P7230072.JPGP7230068.JPGP7230084.JPGP7230088.JPGP7230075.JPGP7230070.JPGP7230077.JPGP7230082.JPGP7230079.JPGP7230086.JPG

P7230065.JPG
記事冒頭の人工蛹室羽化写真の個体が、このB-1です↑↑。
P8030109.JPGP8030111.JPG

以上、計13個体を挙げました。

前回の記事にて、割り出した時はほぼ同数くらいの幼虫が採れていましたが、結果的にちょっとAとBの比率が偏っています。
Bの♂が少ないのは、♀に偏ったワケではなく死亡個体が多かった事に依ります。
上記が全ての羽化♂個体ではありませんが、データを見るとほとんどが1回の交換を経ています。(前回記事の)割り出し時の仕分け写真を見ると、Aは大多数を小さなカップに入れたためその後の交換を余儀なくされているのに対し、Bは最初から大きな容器に入れてあり「一本がえし」が出来る状態にありました。
結果的に、Bはマット無交換で蛹室を作った後に前蛹や蛹で死亡した個体が多く、原因としては
1.ブレンドしたマットにさらに添加剤も加えた事で悪影響が出た
2.Bの系統が体質的に弱かった
のどちらかと考えられました。
その証左と云うワケではないですが、最初に蛹化した♂も無交換のBでしたし(しかもマット上で)

P8030113.JPG
ただし反面、サイズはBの方が優秀でした。
A♂最大・・・84.5mm(A-10)
B♂最大・・・88.5mm(B-3)
Bの88mm2頭に関しては、最大のB-3こそ1400ccボトル羽化ですが、2番手のB-2は800ccで羽化しています。また、大腮もよく観察してみると、最大内歯から先半分の伸び・肉付きもAよりBの個体群の方が全体的に良く見えます。Aのアゴ先はBに比べて、伸び方に余裕が無さそうに見えます。
ちなみに、これ以前の自己最大記録86mmだったので、少しですが更新できました。
 【これ以前の自己最大記録】
   ⇒ 2010-12-30 『WILDを待ちながら…』
ただ、今の時代では90mmオーバーもしっかり羽化させている飼育者も多くいるので自慢にはなりませんな。

P8030125.JPG
※話と関係無いですが、TG-6で真正面から深度合成して撮ってみました。うわぁぁエイリアン!

ちなみにちなみに、WILD親では、腿節黄紋ブルーの♂個体を追い掛けした(はず)ですが、勿論何も発現していませんよ!


次に♀の方ですが、♂のように写真とデータを残しておくつもりだったんですがすっかり失念していました。
データは無いものの♀飼育もちょっとしたしくじりを犯していて、羽化ズレを警戒して♂との温度差を作ろうと縦長の温室の一番下(つまり一番低温になる場所)に多くの♀幼虫を配置していたのですが、温度帯が低すぎたのか(はたまたマットか)羽化出来ず多数の死亡個体を出してしまいました。
その中で運良く羽化出来た個体も、ホソアカのくせに変な休眠癖がついてしまうと云う厄介な状況に陥るものが出てきてその後の管理に支障が出ました。
サイズとしては、次世代を採る事を考え大きめの容量で飼育した事もあり28~29mmクラスが多数出てきてくれました。野外品は、通常22~25mm程度のものばかりで小さいので、大きさに拘る点で言えば成功と言えます。ネットで調べる限りでは30mmオーバーも出たりするようですが、自身の経験上こうしてしっかり♀を大きくした事は無かったのでこれでも満足です。



5.次世代ブリードの方向
さて、こうしてWF1が出揃った状態ですが、ここからがブリード本番。
前記事で掲げた「色彩固定」「特大♂羽化」の目標に取り組むための準備段階がこのWF1。ここから個体選別をして理想個体の追求をスタートします。

・・・いや、する「はず」だったんですけどねぇ。

先に書いた通り、割り出した個体のうち羽化できた個体はあまり多くなく、生育不全や休眠バグ(寝たきりみたいな♀個体)を生じた個体も少なからずいました。

おまけに、ブリード上気になるダニの存在も強大でした。
前回の記事でも少し触れましたが、割り出した幼虫の多数にコナダニ?のようなしつこいダニが密集して付着していて、羽化して以降もそのまま居付いていて、ダニが付いていない成虫の方が少ない状況でした。

そんな状態でしたから、特に♀個体については選択肢が少なすぎました。
新成虫の色味もほとんど個体差は見られなかったので、ひとまず今期は「色彩」については目を瞑る事にしました。
幸い、♂最大個体B-3はダニも付いておらず奇形にもなっていないので、同時期に活動していた29mm♀とペアリングさせる事にしました。大型化飼育には充分な親ですね。
KIMG6570.JPG
♂B-3の管理容器(1400ccクリアボトル)でペアリングさせ、セットへ移しました。

〔セット内容〕
【セット日】9月5日
【容器】Beケース 中
【マット】FARM'S製 微粒子添加マット 3リットルほど
【産卵木】なし
【ゼリー】なし ※♀親が直ぐに潜っていった為



6.F2割り出し
セット後、1ヶ月以上経ってもケース側面には幼虫はおろか卵も見当たりません。
正直、マットが合わなかったか?と焦りましたが、10月も下旬に入って漸くケース側面に僅かに幼虫が見えてきました。この時期にはもう他の♀個体もヨタヨタだったので、これで失敗すると累代終了になるところでした。

今年、BE-KUWAレコードで掲載されていたメタリフェルの飼育記事に倣い、今回は割り出し作業をする2週間前10月25日にカップへマットを詰めておき管理環境に馴染ませておくことにしました。
KIMG7008.JPG
さらに一工夫。前回、カップで飼育し続けた個体の死亡率が高かった事を踏まえ、通気を確保する為にカップの蓋中央に15mm四方の穴をあけてメッシュシールを貼りました。
面倒ですが、手持ちの空き容器と温室のスペースに余裕が無い事情があり、カップを使わざるを得ませんでした。

マットはWF1でも一部の個体に使ったLBマットを採用。


そして迎えた割り出し当日。11月7日
KIMG7049.JPG
割り出す前のケース外観。
右が産卵ケース。そして左がペアリングをしていた1400クリアボトル。

ところでこの写真↑↑、なぜクリアボトルまで一緒に撮っているのかと云うと、

KIMG7050.JPG
なんと嬉しい誤算! 実はペアリングケース内で産卵していたみたいで、割り出しの数日前にボトル底面に幼虫が見えていたんですよね。

一時はセット失敗すら想像したものですが、その時の心境がウソの様です。






KIMG7053.JPG
 結果・・・幼虫10頭 卵2個

ちょっと・・・シブい・・・!
幼虫は、産卵ケースで8頭(全て2令)、ペアリング容器が2頭(全て3令)

産卵数が思い通りの丁度いい数にはそうそうならないものですが、できれば15頭以上採りたかったので、用意したカップも結構余ってしまいました。
卵も2個採れましたが、透けてて生きているようには見えないのでノーカン扱いになりそうです。

KIMG7057.JPG
心許ない数ですが、その分きちんと管理して更なるサイズアップを成したいですね。



以上、2023年メタリWF1飼育完結! F2へと続きます・・・!



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ゆっくりプロジェクト・ブルー [メタリフェルホソアカ (フィナエ亜種)]

こんばんは、会長です。

暮れも押し迫り、毎年ながらバタバタと忙しくしている今日この頃。
ブログをやっている人間として毎年気にかかるのは、
「今年の内に書いておくべきネタが書けていない」ことばかり。

この12月はプライベートで厄介事があり、当初想定していた年の瀬のスケジュールが大きく狂わされることになりました。おかげで年賀状も作れていませんし、虫作業も標本作業も、大掃除も出来ていません。

2022年もあと僅か数日と追い詰められた今回の記事ですが、
前回のヘラクレスに続いて増種ネタです。




*目次

1.増種個体紹介

2.再飼育の経緯

3.セットと割り出し






1.増種個体紹介
今回の増種は、前回紹介のヘラクレスよりさらに前となる9月半ばのこと。
インドネシア便から1種2ペアの入手です。

KIMG4848.JPG
メタリフェルホソアカ(フィナエ亜種) ペレン島

こちらも実に11年振りとなりました、ペレン島産のメタリフェルです。
飼育流通上ではいわゆる「普通種」の類ですが、種として見れば近年だと野外品でイソガイ亜種やサンギレンシス亜種が入荷するなど盛り上がりも見られ、飼育の歴史が積み重なった現代においてもなお存在感を保ち続けている人気種と言って間違いはないでしょう。


さて今回、写真を見ると分かりますが、
ちょっと面白い♂個体が手に入りました。

KIMG4838.JPG
数ある本種の分布地の中でも、このペレン島産の♂は体色の青い個体(ブルー個体)が特に多く見つかるのはよく知られています。
野外品として毎月のように国内に輸入されていますが、時期によって大量のブルー個体が入荷するため、金銭的余裕がそれほど無くても比較的安価にブルー個体を入手する事はできます。

しかし今回自分が入手したブルー個体は、少しばかり特殊な個体だったためにオークションで競争が激しくなってしまいました。
KIMG4840.JPG
その要因がこの腿節
このフィナエと云う亜種は、他の亜種では一般的に見られる「腿節の黄紋」は一般に見られません。
ただし、絶対にありえないと云う特徴ではなく、野外品で稀に見つかる他、飼育でひたすらに累代を重ねていくと偶発的に発生すると云う話もあります。かくいう自分も、この特徴を持った野外品を見たのは今回で2度目で、過去の記事でも同様の特徴の個体を紹介したことがありましたね。


KIMG4858.JPG
♀は、野外品として一般的に見られる24~25mm程度の個体。
状態としては、片方の個体は爪やアゴ先が欠けていて古い個体のようです。

KIMG4853.JPG
そして腹側ですが、♂ほどではありませんが2個体で微妙に差があります。
左個体がやや緑色が強く、右個体はやや赤銅色寄りです。



2.再飼育の経緯
本当に久しぶりとなるペレメタの飼育ですが、今回また飼育したくなったのは単に昔を懐かしんで・・・と云うだけではありません。

このブログの大半の飼育種カテゴリがそうですが、
一通り円満にブリードを終わらせられた虫はあまり多くありません。
本亜種もその一つで、当時は野外品を数回買っては僅かな数のWF1を辛うじて羽化させて終わるようなショッパイ流れを繰り返していました。このカテゴリも、前回最後の記事が11年前に幼虫のエサ交換で中断していると云う情けない状態です。
一応、羽化報告として1本だけ記事が書けているのですが、当時も書いているように♂2頭がギリギリ生き残っただけ。最大サイズも、86mmと現在ではあまり目を見張る数値ではありません。ホソアカ好きとしてはせめて、90mmオーバーはしておかないと恥ずかしく感じてしまいます。


そして、このカテゴリがこれまで大変お粗末な結果で切れている(と個人的に思う)一番の原因が、色彩の固定化

当時、「プロジェクト・ブルー」などと呑気に記事を書いて結局そのまま無かった事で終わっているのですが、
実は恥ずかしいことにその記事だけ現在もアクセスが多く、結果としてその記事だけは異様にネット検索に引っかかりやすくなっていると云う「見出し詐欺」みたいな状態になっているんですね(きっと記事タイトルの元ネタも影響しているのかも知れませんが)

あの頃はブルーやパープルで固定化された飼育品もそれほど多くなく、固定化に挑んでは静かに散っていった個人ブログも数々ありました。
今ではブログサーバーのサービス終了によってそれらのブログもほとんど残っていません。そうなると数少ない生き残りあるココは、「そんな恥ずかしい記事が残っているブログ」として余計に悪目立ちしてしまいます。
おまけに現在、完成度・再現度の高いブルー血統の本亜種が大量に出回っていて、血統モノさえ手に入れれば初心者でも簡単にブルー個体を羽化させられるとあっては、ただただ恥ずかしいの一言に尽きます。勿論、その飼育者の大半は「ただ血統モノを飼育しているだけ」であって、自力で固定化させるまでに至ったブリーダー自体はごく僅かなんでしょうけども。

個人的には、そう短くもない飼育歴を持っていながら
特大も羽化させてない
色彩固定もできてない
きれいにカテゴリを締めていない
こんなままでは終わることが出来ないと思ったのです。
再飼育と言うより、再挑戦ですね。



3.セットと割り出し
今回、2ペア入手した手前それぞれセットを組んでいくのですが、一応ペアリングを行ないました。
せっかく入手した黄紋ブルー個体もいるので、今回この♂を♀2頭に両方かけてみます。正直言って、野外品のブルー個体を掛けてもほぼ意味が無いと言われていますし、♀も野外品なので既に別の♂と交尾済みと考えればさらにこのペアリングの意味も無いのですが、今回に関してはとりあえず「手元の個体でできることをやって」スタートするのが大事。

それぞれ1週間のペアリング期間を設けた後、Beケース中サイズを使って1個ずつセットしました。


 1).Aセット
割り出し作業は2022年11月15日、セットから実に2ヶ月が経過していました。
成長の速いメタリとしては着手が遅いです。

KIMG5249.JPG
ケースをひっくり返すとこぼれ落ちる幼虫。
正直言って、この時点で2セットとも幼虫がケース壁面に見えていたのでここ↑↑からマットに手をかけるのはちょっと怖かったです。

KIMG5251.JPG
結果・・・29頭

多い・・・!
ただ、2令がほとんどですが1令も何頭かいて、放置期間のわりに成長が遅いと感じました。管理温度の問題でしょうかね。
ちょっと気になるのは、幼虫の体表にコナダニが目立つこと。初令個体にも付いていて、これが将来的に成長度の悪さなんかに繋がらないか不安です。

KIMG5255.JPG
個体数が多いとその後の個別分けの作業が面倒です。
ひとまず、発酵浅めのマットと発酵が進んだマットを混ぜ添加を施します。発酵の浅いマットの粒子が粗いのが心配ですが、微粒子マットと混交した事で狭い容器内でもマット環境が安定するかな?(狭い容器で放置するのが前提のような言い方ですが・・・)

KIMG5259.JPG
幼虫の成長段階・♂♀差に合わせて容量を変えて、最小は60ccカップ、最大は430ccカップ。


 2).Bセット
KIMG5261.JPG
続いて2つ目の割り出しは、Aセット割り出しの翌日11月16日

KIMG5263.JPG
結果・・・22頭

多いぃぃ・・・!!
Aセットと合わせて50頭を超えてしまいました。
こちらのセットは、2令が多く比較的成長度合いは進んでいます。

KIMG5264.JPG
ここまでくると手持ちの容器も数に限界が出てきてクリアボトルなんかも使わざるをえなくなってきます。もっとカップの在庫を持っときゃよかった・・・


その後、ひっそりと幼虫をヤフオクに出品したこともあったのですが、市場で飽和しているペレメタであることもあって一切入札が入らず終了・・・なんて恥ずかしい出来事も経て、現在全ての幼虫が20℃程度の温室内でぬくぬくと成長しています。

ここまでが2022年のペレメタ飼育の全てです。
以前の飼育では、幼虫を採って以降の飼育数激減がパターン化していたので、今度こそはまともな数を確保し、次世代の選別を行なえるように丁寧に飼育していきたいところです。


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入念にじっくりと… [メタリフェルホソアカ (フィナエ亜種)]

またちょっとキミオイ(ゴホンヅノカブト)に拘りかけています最近。


そんな中、先日ようやくペレンメタリフェルのセッティングに着手しました。

取り敢えず前年よりの失態から、
仕込みの段階で失敗しないよう水分量に気を遣いながら
念入りにマットを撹拌&ガス抜き、これはだいぶ神経質にやりました。

2011 02 21_1691.JPG
水分量は量ってないけど多分前年度の比率より30%くらいカットしましたね。

冬のこの時期は常温だとコバエも出てこないし
乾燥してマットから水分も抜けやすくなる筈なので
ガス抜きには丁度良いかも知れませんね。


2011 02 21_1692.JPG
今回は飼育品と野外品を1♀ずつセットしましたが、
ペレンメタリとなると毎回心細くなります[バッド(下向き矢印)]



そして昨日は、
だいぶ久しぶりに菌床を詰めました。
2011 02 21_1690.JPG
今回はカワラ菌床を10ブロック
いくつかカワラ待ちの種類が居りますんで届いたブロック取り敢えず全部詰めとこうと思い、
カワラ菌床の強烈な香りと戦い又は楽しみながら作業しました
(この香りって下手したら中毒になりそうじゃない?)。

今までは結構菌床ブロック自体を長期間置き過ぎて解し難い
なんてストレスを抱える事が多いのですが
今回は到着後間もない品質で解したのでまあ気持ちよくほぐれること(楽)

2011 02 21_1689.JPG
大きい容量のボトル・ビンを中心にこのくらい出来上がりました。

今回はチップ粒子の粗さの違いを利用して詰め方を調整してみましたが、
どう飼育に影響(効果)が出るのか楽しみです。

10ブロック詰めて分かりましたが、
ウチは幼虫飼育用ボトル・ビンの総数が少ない方なんじゃないかと思います。
特に、多用する800ccと1400ccのボトルが飼育総種類数に比べ極端に少ないんです、
いかに自分がカップ依存者なのか痛感しますね。


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メタリフェル直撃? [メタリフェルホソアカ (フィナエ亜種)]

ど~もこんばんは皆さん、
青森は今、昆虫に一番冷たいです。



つい2日前の昼の風景です。(場所は去年まで通ってた母校の近くです。)
風が尋常じゃないくらいヤバいです。(00:20あたりでデカイ波が来ております)
強過ぎる風で何がどうにかなってしまいそうです。


川には白鳥も来ていましたが対岸寄り…
シ…死ヌゥ…
手がビリビリに痛くなってます。


さてさて、メタリフェルホソアカのシーズン初物WILDが入荷されてきましたね。
自分のところでは♂が2頭しか居ない状況だったので
丁度いい機会だと思い、仕入れる事にしました。

到着は、↑↑の動画と同日です。
CA3C1118[1].jpg
これが到着直後の荷物(中身は勿論ペレメタ)です。

実は今知ったんですが、
ゆうパックだと愛知県から青森県に発送した場合、最短で翌日夜間に到着との事。
発送元は基本的にクロネコ宅急便を使っているようなので、
それと同じ感覚で2日後の午前着指定になっています。
(クロネコ宅急便の場合、愛知から青森までは発送の2日後の午前着が最短)

そのため、画像を注視すると11日発送の13日着指定にもかかわらず
翌日12日12~18時到着の印が押してあります。

す、素晴らし――!!!!!!

他の地域の方はピンと来ないと思いますが、
青森(北東北他県も大体含む)への発送は、
特に冬季は中部地方以西からの発送は業者でも発送を渋る程危険が大きいんです。
(北海道なんかは、陸輸だと更に危険ですが 『空輸』 と云う特殊技が通用します)
梱包技術も高レベルなものが必要になるので、
一般個人が虫を発送する際この時期東北地方以北への発送を断る例も非常に多く、
この場合死着率が格段に上がります(業者ですら死着がありますから…)

地域による気候(気温)の差から、
西日本からの発送程梱包内容が東北には辛いことが多いです。

特に経験からすると、
四国~中国~近畿地方からの発送が東北向けとしては危ない梱包内容であることが多いです。(九州だと、逆に西過ぎて関東辺りでも日数が掛かるため、タイムサービスを使ったり梱包が厳重である事が多い)
具体例を挙げると流石に不味いのですが、
大雑把に言うと、ほとんど緩衝処理だけである事が多いのです。
また、カイロの使い方も間違っている・ズレている事も結構多いです。

勿論発送元が全て危険と云う事ではないのでこの点誤解のないようにお願いします。

ただ、寒冷地発送OKなのにこっちの要望無視してテキトーに梱包していながら
注意事項もほとんど書かないでただ『ノークレーム・ノーリターン』って言えば
なにもかもOKだと思ってるヤツがごく一部居るんでオークションって恐いですね[むかっ(怒り)]

で、今回到着したメタリですが、
梱包内容は今一つと言ったところ。
最初↑↑の動画のような猛吹雪の中を陸送で運輸された場合、
翌々日到着であったら完璧に全滅していましたが、
1日で到着したという事もあって全滅は免れました。

とは言え、一部仮死状態で到着した個体が結局死亡し
結果として1勝1敗となりました(1ペア死亡、1ペア生存)
元々低地性ホソアカに今の時期は無茶過ぎるのですが…


では今回入荷した個体の紹介です。
今回はちょっと面白い個体が混じっています(観点がマニアックかも知れないけど…)

2011 01 13_1621.JPG
まずは普通の♂個体。
こちらが生きて届いた1ペアの方であります。
ちょっと感心してしまうほどごく標準的なペレン島産の個体です。

上翅の摩擦によるスレも非常に少なく、初物であることもあって非常に健康的です。
♀もなかなか体重があります。


そして死着したもう1個体、こちらがちょっと変わっています。


2011 01 13_1618.JPG
2011 01 13_1619.JPG
色彩はちょっとブルー混じりなのですが、
注目すべきは、この腿節です。

パッと見た時、「っ、あれ!?」と感じた貴方は流石です。





2011 01 13_1620.JPG
赤枠内が問題の部分。
標準的なフィナエの特徴である『腿節の黄斑が無い』のとは違い、
他の亜種と同様に明確な黄斑がこの個体では見てとれます。

今回は同じ業者からこのような個体が2個体出品されていました。

残念ながらこの個体は、少々スレが目立っており
多少野外活動期間を経ていた個体ではあるようです。
(ここの業者って最初から多少弱ってても生きてれば発送してるような気がする…)

とにかく、早く3台目の温室完成させて
イソガイも一緒にセット組まなきゃなぁ…


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WILDを待ちながら… [メタリフェルホソアカ (フィナエ亜種)]

年末の大掃除でほとんど虫関連の作業が進んでいません。

さて、我が家のペレンメタリですが、
僅かに採れた幼虫が全て羽化しました。


2010 12 30_1606.JPG
その①
♂ CBF1 79mm
1400ccボトルで1本孵し

コイツはエサの状態が良くなかったのか、
暴れてしまった個体です。

2010 12 30_1607.JPG
↑↑よく見ると内歯が片方、二つに分かれています。
このような個体はたまに出現しますよね~

2010 12 30_1613.JPG2010 12 30_1611.JPG2010 12 30_1612.JPG
因みにこの個体は、
羽化シーンを見たくて掘ってみていたんですが、
露天掘りしちゃうと頭を起こすシーンに納得できない事になる事を掘ってから気付きました。
(あの狭い蛹室でどうやって頭を起こすのかを見るのが楽しみだったんですけど…)



2010 12 30_1608.JPG
その②
♂ CBF1 86mm
800ccボトルで1本孵し

これは最初ボトルの外から見た時驚きました。
大腮のうねり具合もかなり様になっているように見えます。
こっちのは暴れる事も無く順調に大きくなっていっていたようで、幼虫もそれなりのサイズでした。
(1本孵しなので体重を量っていないんですが)
恥ずかしながらこの個体が今のところのマイギネスってヤツです。

2010 12 30_1610.JPG
このサイズだと800ccはホントにギリギリですね…
800ccの容器内径は90mmくらいですから~
メタリは単純に容器を大きくすれば比例して大きくなる虫ではないようですから
虫が管理できる環境がどんなものなのかも考える必要がありますね。


今回は残念ながらこの2頭のみで、♀は無しでした。
とは言え運がいい事に(?)これからWILDの入荷が始まる時期ですので
そっちの方も考えていきたいと思います。

青森にとってこの時期に入荷するのってカナリきっついんですよねぇ~(哀)

2010 12 30_1609.JPG
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生存者在り [メタリフェルホソアカ (フィナエ亜種)]

先月、セットを先延ばしにしたために親♀も死んで幼虫も1頭採れたのみだったメタリですが
実はそのペアリングのセットはそのままにしておいたんですよ。
♂も生きているのでそのまま、たまにゼリー入れたりしてたんですが
その♂も力尽き、さらにそのまま放置していました。



後日、何気なくボトルを覗いてみると、
2010 06 18_1198.JPG

 んヌォ!?   居だじゃ。

もうちょっとメタリを楽しめるかも知れません。
本日割り出してみる事にしました。







2010 06 18_1199.JPG
(故)♂  南無阿弥陀仏…



ひっくり返してみると…


2010 06 18_1200.JPG

結果  2頭

どっちも♂のようです。

前回の13gの敵打ちも兼ねて、
2010 06 18_1201.JPG
両者とも1400ccに投入!
マットも同じモノを使用、あとは温度が低く保てたら良いかもしれないんだけど…

100mmのロマンはまだ消えてませんヨ…


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凡ミス。 [メタリフェルホソアカ (フィナエ亜種)]

今青森は(Cy)エラフスの産ませ頃真っただ中です。
1個目のセットではずっと潜っていた♀が地上に出てきました。
エサを入れ替えましたが再交尾必要かどうか今迷っております。
一度出てきたなら♀を取り出してケースを保管しておくべきなんでしょうが
なにしろ材を3種類入れてるもんですからもうちょっと同じケースで頑張らせてみようと思います。

カワノイの越冬♀も完全に起きましてゼリーを食い始めました。

ペロッティ♂もそろそろ動き出しておりますが
シカ=エサ食べ始めたら即ブリではないですからもうちと様子見です。

アッサムシカ達も3令の食べ盛りを迎えており
ボトル内に「薄いマットの壁」をつくりその内側をぐるぐる回り食いしております。
♂は出来れば55mm以上特徴がちゃんと分かる程度には育ってほしいですね。

それと最近、去年9~10月に羽化したブッダノコを
ボロいカップから管理用のコバシャに移し替えましたが…寝るね、全然出て来ない…

そして今俺ん中で超アツいシムルエオキピ(シムルゥオキピ)ですが
全頭羽化しております、
もうちょっとしたら新成虫初お披露目に参ります。

気合を入れてセットしたノブユキゼブラ、
実は1♀だと心許ないと思いもう1ペア仕入れていたんですが
56mmの♂が亡くなってしまいセットした木からは産卵痕が結構付いていたので
セットの必要が無くなりそのまま1ペア余ってしまいました。
No.2に勧めるもサラッと断られるし…リアルに誰か貰ってくれぇ~~~~! ! !


で、つい先日季節の変わり目と云う事で
2ヶ所の温度を測れるデジタル温度計を買いました。

デジタル化.JPG
今までは棒型のアナログ温度計しか使ってなかったのでまぁ軽いデジタル化ですね。



さてさて、本題のメタリですが
寝坊と忙しさに感けて産卵セットを組むのが延び延びになってしまっておりました。
2010 05 06_1059.JPG
一応だいぶ前からこんなカンジで↑ペアリングさせていました。
…えぇ。 そうです、簡易産卵セットじゃなくてペアリングセットですぜ。

♀はだいぶ潜ってばかりでどこに居るかな…とボトル底を覗くと
2010 05 06_1060.JPG

 あ。  なんか居る。




これはマズイ。
このパターンでいくと♀の体力がかなり危ういのでは?と思い
♀を取り出す前に勢い余ってセットしてしまうのを思いとどまって
先に♀をボトル内捜索すると (メンドクセェ~言い回しだなクソ~)

2010 05 06_1061.JPG
!!!!!~~~~~~

これで♀は全滅です。ちなみにこの♀10月下旬羽化です。出遅れました。
ボトルの中から出てきたのも(取り敢えず)1頭

はぁ~ぁ~~ァ~~……


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