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〆シカ (カワノ亜種) ブログトップ
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2014年度羽化報告 カワノシカクワガタ [〆シカ (カワノ亜種)]

採集シーズンですが結構雨の日が多くてしかも金欠なので採集に走るのが難しい今日この頃ですが、そんな時ちょっと面白げな読み物を紹介してもらったので買ってみました。
(買ったから金が無くなったようなもんだけど・・・)

CA3I0015.JPG
クワガタ屋のための本というちょっと珍しい?物で最近発刊されたばかりです。
寝る前に布団の中で読むには丁度いい?内容です。
今日届いたばかりなのでこのあとじっくり読みますかね~



* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *


さて今日は久しぶりにシカネタです。

いやぁ~すっかり我が家のシカ軍団も規模が大幅に縮小したもんです、はぁ~・・・

一昔前は、
シカマスター .jpg
なんて目指すくらいシカに首ったけだったのに(いや今もだけど)、
今やカワノシカアマミシカだけシカ残っていないもんな・・・

しかも両方とも累代するにはギリギリの状況・・・
『カワノシカ』
 ♂:1
 ♀:3
『アマミシカ』
 ♂:2
 ♀:1

うちの虫の種類も少なくなって1種類あたりの個体数は他だと安定しているのに
シカクワだけ昔のまんまギリギリだよ・・・! 首の皮一枚。


さて久しぶりにカワノイをUPするんですが
記事を書いている時に「前回はいつ記事にしたっけ」と見てみたら・・・・・・
まともに登場した最近の記事・・・2年半前なんだけど・・・。

一度累代失敗した後、WILDで再挑戦して(⇒ 記事『2011-9-5 Restart』
後日割り出し記事を書いて以降何も書いてなかったのでWF1世代の記事が無く
今回はWF1ペアからのF2個体の話になります。



WF1のセットはセット後の処理を怠ってしまったため
先に書いたとおりF2として得られた幼虫の数はたったの4頭で内♂は1頭のみなので
今回羽化個体は♂1頭のみ記事UPで、♀は省略します。

CA3I0009.JPG
一応この容器で飼育しましたよ、と云うことで容器の画像だけは貼ってみました。
♀1頭のみ容器の在庫の関係で430ccブローで、他は全部800ccクリアボトル、
全て1本羽化(交換無し)



CA3I0010.JPG
52mm?


【親データ】 WF1同腹 ♂48mm×♀29mm

2013年5月19日 WF1(親)産卵セット投入
     11月24日 割り出し 3令後期 8.0g くわMatへ
2014年1月7日 蛹室確認
     1月29日 蛹確認
     2月23日 羽化確認
     5月20日 自力脱出確認

体長が『?』なのは、あまりに動き回るので正確にノギスを当てさせてもらえなかったからです。
CA3I0016.JPG

久しぶりにボトルを覗いた5月のこの日の時点でこんな状況↑↑でしたからね。
自力脱出した健康な(・・・健康?)シカクワガタはゴキブリ並みに動きが機敏ですよ。



オオクワみたいにビビりではないので刺激すると筋力の限界まで大腮を広げ
プルプルしながら威嚇してきます。
しかも眼は良い方で、手をかざした方向に素早く反応してみせるので
なんだか愛嬌があって可愛いです(笑)
ちなみに、前に書いたかもしれませんが・・・シカクワの大腮の開き具合って、
天然個体より飼育個体の方が最大まで開ける限界角度が広いですよね。
(このあたりからシカクワの野外サイズ越えの糸口が見えたりしそうな気が・・・)

しかもこんな凶悪そうな大腮をガバッと広げて臨戦態勢にも関わらず
人の手(指)は挟もうとしない「見かけ倒し」っぷりがまた面白いです。
たまに挟みつく事もありますが、
まるで「間違って挟んでしまった!(汗)」と当の虫がビックリして一瞬で離れます(笑)
・・・ちょっとした甘噛み行動です。

動画には撮れませんでしたが、
手をかざした方向に向くので、その場でクルクル回ったりするのがまた滑稽で(笑)
オオヒラタあたりの好戦的なクワガタもその場で回ったりしますが、
シカの場合は動きが早くて機敏過ぎるので見ていて面白いですよ。




しかし・・・

久しぶりにシカクワの新成虫を拝めましたが・・・イイですねぇ。
やっぱ「カッコいい」の一言に収束するんだな。
CA3I0011.JPG

真上・・・斜め後ろ・・・斜め前からのアングルもいいんだけど、

CA3I0014.JPG
CA3I0012.JPG
真正面から見た時のクワガタとしても意味不明なカッコ良さは、もはや異常でしょう。


それこそ、武士の被っていた兜の鍬形を彷彿とさせる造形を成していませんか?




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1令スタート [〆シカ (カワノ亜種)]

今現在我が家に居るカワノイシカは2産地、
サパ産とタムダオ産。

サパ産の成虫は現在寝ております。
♀個体に至っては一度起きてゼリー2分の1個をペロッと平らげた後
また寝てしまいました。二度寝というヤツです。
二度寝すると中々起きないんだよなァ……(汗)

さて、一方タムダオ産は先日WILDで新たにブリードをスタートしましたが、
先日割り出しました。

CA3I0512.JPG
セットした日は9月13日
だから期間としては3ヶ月も経っているわけです。おお、ヤバイ放っとき過ぎた!

セット内容は、熟成無添加発酵マットを10cm弱の深さで敷いた中に、
砂埋め霊芝材と中途半端に割った夏菌材を縦に3分の1を埋めたもの。

3ヶ月経って見た感想だと、
材の地上部分はあまり齧っていない様子。
元より感想気味のセットだったのが原因と考えられるけど。

CA3I0513.JPG
取り出した霊芝材。
このとおり綺麗に地中部分に集中しています。
このくらいの乾燥気味セットなら全部埋めたほうが良かったみたいね。
ただ、地上部にも数箇所産卵痕はあり、
切断面に僅かでしたが、駒穴に入って齧った痕は結構ありました。

さて早速割り出してみます。
まずは夏菌材から…

他の虫で失敗した材の使い回しですが程よく軟らかいです。
しかしこれから出てきたのは1頭の2令幼虫でした。

「あれ…? もしかして今回1ケタのギリギリパターンですか!!?」

不安を抱きながらも次は霊芝材を割っていくことに。

………ウォお!!!!!? 堅ってェ!!
堅い霊芝材でよく苦戦する「放射組織」が邪魔で綺麗に割れない。
(放射組織があると年輪に沿って綺麗に木が割れないんです)
仕方なく爪とペンチで地道に割っていくことに。

割り始めて間もなく、食痕発見。
「これが『貴重な』食痕でなければいいんだが…」

やがてポコッと空間が空いて…
CA3I0514.JPG
発見、しかし少々驚くべきことに出てきた幼虫は1令でした。

「まァ、こんな奴も居るさ」

続けてチマチマ作業を続けていくと次々と食痕&幼虫を発見、
不安を消し去ってくれるようにその数は勢いを増していきます。

が…


CA3I0515.JPG
ほっとんど1令じゃん、しかも孵化後数日レベルの!!!!

多分原因は割り出し前の数週間~1ヶ月ちょっとの期間に
温室から出して常温(つまり10℃弱の環境)で管理してた所為でしょう。
しかし、弱いといわれている1令幼虫が1頭も死んでいなかったとはたくましい虫だこと。
今後成長障害がなければいいんですがね(汗)

CA3I0518.JPG
最後はこんなに太い芯が残りました。
こんなに芯が太けりゃ割りにくかったのもうなずけるナ…

また、ちょっと気になった部分もあり、
CA3I0516.JPG
この2枚の画像↑↑、色が違うのがお分かりいただけると思いますが
左は普通の白い一般的な色ですが右はやや赤茶けています。
白い部分は材全体の3分の2を占めていますが赤茶の部分は残りの3分の1。
また、白い部分はかなり乾燥していたのに対し
赤茶色の部分はしっとりと適度な水分を含んでいたのにもかかわらず
幼虫と食痕は白い部分からのみ出てきており
赤茶部分からは全く見られませんでした

この赤茶って…まさか赤枯れなのだろうか……??
てか砂埋め霊芝で赤枯れなんて起きるんだろうか…勉強不足だな…[あせあせ(飛び散る汗)]


さて、残るはマット。
CA3I0519.JPG
お!早速1頭出てきた!



……………と思いきや出てきた幼虫はこれのみ。
マットには♀が潜った後の空間が多数残っており、
産卵場所を探していたことがうかがえます。

いくつかのシカクワに使ってきたけど、
どうやらウチでこのマットはあまりシカの産卵に使えないみたいね。


CA3I0520.JPG
最終結果、21頭

なんだかんだで採れた幼虫は我が家の標準数値でした。
ほぼ全部が1令幼虫で、久し振りに不注意で1頭だけ潰してしまいました(合掌)
凹みますね………[バッド(下向き矢印)]

さァて…ではでは「61プロジェクト」始めるかなァ…  よくわからんプロジェクト始まった!


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Restart [〆シカ (カワノ亜種)]

さて、増種予告した例の『北ベトナム便』

北ベトナムと言ったら多種のクワガタが入荷していますが
勿論今の俺には奴シカいないワケです。


2011 09 05_2206.JPG
到着は今月の3日、新着ホカホカです。


2011 09 05_2203.JPG
WILD  ベトナム タムダオ




1年前に我が家のパーティから消え去ったカワノイシカです!!!!

個人的にディディエールに次いで思い入れの強いシカクワガタなので、
今年は絶対に復活させようと息巻いていたんですね。
ちなみに仕入れ元の業者ではWILDカワノイは今回が2便目
1便目が入って来た時にも実は注文したのですが、
発送前に♀が落ちてしまい、代品も居なかったので流れてしまってシーズンも終盤になり
「今年はカワノイWILDはもう入ってこないのかな…」と半ば諦めていました。
(とか個人的なエピソードはどうでもいいですね)



カワノイはスペキオススやディディエールに比べるとかなりマイナーですが、
模様の色彩も明るく美しいですし
入手に際してもシカクワではタイワンシカと肩を並べるほど安価でお手頃です。

まぁ入手の機会自体が限定的で難しいのはありますが……


ブリードに関しては『WILDなのでカンタン』だとして(とは言えもう9月なので心配はありますが)
最近カワノイについて気になることがあります。

それが、「♂個体の個体差」についてです。

他の亜種でもある事ですが、
カワノイ(の♂)は個体によって頭・前胸部が完全に黒いものと少々赤みを帯びるものが居ます。
2011 09 05_2201.JPG
今回の♂は赤みがかっています。

恐らくこの赤みは累代しても引き継がれる(まぁ今回は持ち腹産卵させるんだけどね…)
のではないかと思いますが、
それだけなら別にどうでもいいのですがもう一つ気になることがあります。




『体型』です。



まだ画像が用意できていないので説明が難しいのですが、
前回仕入れたWILD個体と今回のWILD個体が少々体型的に
漠然とした差異が感じられるんですよ
 (↑「漠然」って…)
少々寸詰まりな個体とやや伸びとくびれがある個体。

これについてはまた近い内に書いてみようかと考えています。

そして、カワノイと言えば…
某ショップに、中国・広西壮族自治区・大瑶山産のシカクワガタが入荷しましたね。

『クレナトゥスssp.』の表記ですが特徴はカワノイに近いです。
販売元説明では、「ツツイシカともチュウゴクシカとも違う」と書いていますが、
それ以前にじゃぁカワノイには似てないのかい? とツッコミを入れたくなります。
恐らくカワノイの存在を極力薄めて新亜種的なイメージを植え付けたいのでしょうかね?

まぁ入荷したのがレーマンシカでないのがまだいいですけど・・・



さて、次は幼虫飼育についてですが……と云うか
これはカワノイに限った話題ではないんですが…


「クリアボトル」ってありますよね?
あのプラスチック(とか)で出来てる飼育容器。

スモークのかかったボトル(PP:ポリプロピレン製)ブロー製のボトル
ガラス製のビンなど色々な原材料の容器で飼育すると
割合的に羽化する成虫のアベレージサイズに優劣が出てくると思います。
例えば
:同じ容量でもPPボトルよりクリアボトルの方が立派な大きさで羽化する
:ガラスビンで飼育した場合が一番大きくなり易い。
とか。
歴史の長いオオクワガタ飼育なんかだとこういった話がよくあります。



それが、
同じクリアボトルでも起こっているみたいに感じるんですね。




どういうことかと云うと、
同じ容量のボトルでもメーカーによってアベレージが僅かに違っている、と云う事です。

かなり微妙な事なのですがね。

ウチで使っているクリアボトルはおよそ3社ほどあるのですが、
その中の1社が一番成績がイイんですね。


どういう風にいいのかと言うと

 ・居食いする率が高い
 ・暴れる率が低い
 ・大型が羽化してくる

と云った具合。
ただしこれらの点についてはぶっちゃけ『確率』という表現は妥当ではないんですが(汗)


比較検証していないので全く根拠のある話ではないんですけど、
カワノイの61mmが羽化したのはここの1400ccだし、
ディディエールの78mm蛹化不全もここの1400cc、
フィナエメタリの86mmもここの800cc。
(ディディとメタリはそんなスゴイと云うレベルではないけど、
 大体幼虫飼育→羽化サイズアベレージがショボいのが多いので…)

若干メーカーごとに容器の厚み・形状が違うので
アベレージに違いが生まれるのも有り得ない話ではないでしょ~ねぇ~

でも、容器を変えるだけでアベレージが上がるってんなら、
ちょっといい話かもしれませんな…
まぁ、ふつーにアベレージ高めてデカイ個体を量産するんだったら
単純にガラスビンで飼育するのが一番効果的ですよねェ。早い話が。



さて、アベレージアベレージ連呼してるとそろそろ刈谷勇が出てきそうなので
これにて本日終了~



     再入荷した在庫  1種類
        全ての在庫 37種類





2011 09 05_2202.JPG
   「ぬぁーっはっはっはっはァ!! まだベトナム便は続くんだヨ安部きゅん!」



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ギネス候補…轟沈 [〆シカ (カワノ亜種)]

この件については深く触れる気は御座いません!

2010 12 08_1579.JPG
見た感じ「これは…グフフ」と云う感じではあるが…



例の如く、水分調整に関してスランプ中であるにもかかわらず
コバシャ中で良質の砂埋め霊芝材を全埋めにしていたワケだ…

ケースをひっくり返した瞬間、結果が見えました。(いや、もっと前からかな…)

温度管理も必要だな、やっぱり…



2010 12 08_1580.JPG















     尽きた在庫  1種類
     全ての在庫 32種類


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Myギネス計画始動 [〆シカ (カワノ亜種)]

我が家一番の出世頭・カワノイシカ。
61mmともなると迫力がヤバい(親馬鹿もあるかな~)

もちろんMyギネスなわけですが、
次なる62mm…63mm…を育て上げるべくじわじわと成熟させていました。

今のところカワノイは2ペア居ますが、シカクワだけにたったこれだけの数で
上手い事すんなりブリードまでこぎ着けるワケもなく、
去年からの休眠からいつ覚めるのかとハラハラしながら
ようやく一昨日からペアリングを開始しました。

約1年じっくり寝かせた甲斐もあって、
♂も♀も殺し合う事もなく…

2010 08 16_1358.JPG
翌日には無事ゴールインしました。

その後計3回は交尾を確認。よろし~。


そして今日ケースを見てみると……



2010 08 16_1356.JPG
ぅおぅっ!!!!!! かじってる!!!
そんなに産みたいか? 産みたいのか??


そんじゃ~産ませましょう!
2010 08 16_1354.JPG
気合を入れて霊芝材もAAAクラス。
輪切りにしてみました。
肉質も超軟らかいのでかなり年輪が壊れます(涙)

セットするケースはコバシャの中、
マットは、WILDの時も使ったハイパーくぬぎフレーク。

2010 08 16_1355.JPG
埋め方はかなり悩みましたが最終的にこんな感じ。

最後♀とゼリーを入れて後は待つだけ(笑)



もう8月の中旬なのにまだシカクワの連鎖が止まりません(叫)
まだまだセッティング地獄が続くよ…
冬に組んでも産まないのでシカクワは大変です。

残りは3種類、
・ディディエール (1年くらい寝ててほしい…)
・チュウゴク (2年くらい寝ててほしい…)
・ペロッティ (もう♀を殺さないでほしい…)

ペロッティは今シーズンでイケんのかね…??

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材飼育のカワノイ [〆シカ (カワノ亜種)]

9月の9日に誤って蛹室を割ってしまった材飼育中のカワノイ♂
約2ヶ月経ち、今日割り出してみる事にしてみました。

2009 11 11_0799.JPG
この個体は去年10/13に割り出しそれまで小サイズのカップで放置したのち
1/3にこの材に入れていたものです。

やはり直径9cmぐらいの材1本では木の内部はほとんど食いつくされていて
もしも大型キクロマトスなら全然足りなかっただろうな…

さて、どこに新しい蛹室を作ったのか割ってみると、
2009 11 11_0800.JPG
出てきました、意外と大きいな~

初めの蛹室に比べると壁面が荒く(もしかしたら壊したかも知れん)、
空間には木屑が結構ありました。
外に通じる穴が開いていたのは偶然か意図的か…分かりません。
2009 11 11_0801.JPG


木の中のカワノイ.JPG
体長は予想よりもあり、54mm
蛹室を一度も壊さなかったら一体どうなっていたんだろう。

意外に体の厚みもあり、翅の表面はディンプル皆無です。


2009 11 11_0803.JPG
気のせいかな?
大腮の雰囲気もマット組とは違うような違わないような…

何はともあれ、これで我が家の全てのカワノイが羽化しました。

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カワノイ と ボイレアウイ [〆シカ (カワノ亜種)]

1ヶ月以上前からかなり気になる事があります。

シカクワガタについてです。

まず、シカクワガタには以下の亜種が確認されています。
                        BE‐KUWA、月刊むしを参照 ラテン語表記は面倒なので省略
・タイワン(原名亜種)
・スペキオスス
・チュウゴク
・カワノ
・ボイレアウ
・ツツイ
・レーマン
・フキヌキ

この内、ベトナム北部にはカワノ(カワノイ)が生息しています。
カワノイでよく生き虫として出回る産地は
タム ダオTam Dao」と言う場所です。
タムダオは首都ハノイから北北西50kmほどのヴィンフク省にあります。

そして今年、ある気になる産地から採集されたシカクワガタが入荷しました。


128344567_1.jpg


jfiirfhaorhv.png
ある昆虫専門店にそれぞれ入荷したもので、
同じくベトナム北部のものですがこれらは
タムダオがホン川をはさんだ向こう側、ラオカイ省の「サ パSa Pa」と言う場所から得られたものです。

BE-KUWAでは、
カワノイとボイレアウイの分布境界はホン川と思われる」と書かれています。

タムダオからサパまでは直線距離で180kmくらいかと見受けられます。

ベトナム北部地図.JPG

そして、サパから得られた個体が同誌のボイレアウイのページに載せられてあります。↓
2009 10 16_0765.JPG
個体を見る限りカワノイの
大腮基部の内歯が上から見て確認できる
腿節が黄褐色
と言う特徴はありません。

しかし、①、②の個体は共に↑の2つの特徴を持ち合わせているように見えます(特に脚 ! )

①の業者さんはこの個体をボイレアウイとして販売、
②の業者さんはこの個体をカワノイとして販売しています。

私たちはどう判断したらいいのでしょうか?

個人的な見解としては、この2亜種の関係は
単にホン川だけではなくその途中から分かれるダー川も関わっているようにも思うのです。
(地形的にこの川が最もそれっぽい)

サパ産の個体は、①の業者さん曰くどうやらブリードで結構60upが羽化しているようで
タムダオ産でギネスを狙う人間にとっては非常に萎えます……
                        (サパ産がカワノイだったらの話ですよ)


それに関連してもう一つ疑問があります。

今回自分は初めてカワノイ亜種ブリードを始めました。
去年入荷分のタムダオ産からのWF1

この間羽化した期待の1頭が↓の画像の通りそろそろ動きだしたので
2009 10 12_0753.JPG
きっちりノギスでサイズを測ってみました。



グニャグニャ動き回ってメチャ測り辛かった~




ベトナム タムダオ カワノイシカ.JPG


  61.2mm

ギネスに惜しくも届かなかった――――…
とは言えタムダオカワノイとしてはなかなかのサイズ。
(まあ日本に存在する全てのブリード個体を見たワケじゃないので断言できないですが…)

しかし実は、この個体はまだ限界にまで辿り着いていなかったのです…

この個体は
割り出し後プリンカップ(確か90ccか120cc)に入れ、
3令の初期か中期手前頃にようやく1400ccのマットに交換。
しかしその時のマットがどうやらガス抜きが不完全だったようで
ほとんど深く潜らないまま大半を過ごし、
こりゃマズイと感じて数ヵ月後また交換し今に至ったワケです。

つまり言える事は、もっとしっかりした管理下に居たなら
まだまだ大きくなれたのは間違いないという事です。


しかし、
BE-KUWAを読んだりネットで記事を探しても
「59mm以上はまず見ない」
「我が家では55mmが壁」
………等々自分の家のカワノイがホントにカワノイか疑ってしまいます。
ちなみにこのカワノイ親ペアはベトナム便に強い某有名ショップから購入したものです。



そしてさらに、カワノイの特徴でもある大腮基部下方の 上から確認できる内歯にしても…

本を見れば
2009 10 16_0764.JPG
2009 10 17_0767.JPG
ハッキリ見て分かるのですが

ウチの個体は若干それが薄いように感じます。

2009 10 12_0751.JPG2009 10 12_0752.JPG
44mmの個体


2009 10 12_0749.JPG2009 10 12_0750.JPG
54mmの個体


2009 10 12_0754.JPG
61.2mmの個体

なるべく真上からのアングルにしたつもりですが…

そして3個体の集合写真
2009 10 12_0756.JPG

ちょっと斜め後ろから見ると全然見えません。
ひょっとしてこんなことどこでもある事なのかな?
俺の心配はもしかして杞憂なのか?

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