ループ(悲) [〆メタリフェルホソアカ (イソガイ亜種)]
11月とはうって変わって更新頻度がグッと冷え込む12月最初の記事。
最近、カナリ窮屈になってきた温室のスペースを作るために、
羽化したスペキオススシカをボトルからカップに移し替えたりビンの置き場所を入れ替えたり
ゴチャゴチャしていまして、あと温室の中身を減らすとしたら産卵ケースを退かす(つまり割り出す)くらいしかないんですね。
(いや他にも手はあるんですが金を消費する方法なので避けたい)
今割り出し待ちなのは温室の外で放置しているカワノイシカと
2セット組んでるイソガイメタリなのですが、
カワノイが産んでいることは分かっているのに対して
イソガイは側面に幼虫が見えてこないまま淋しくカビている状態。
メタリに対しては苦手意識があるので
「これもまさか失敗か?」と思いきや今朝、
産卵確認!!!
ホソアカって幼虫が見えた時特段嬉しい気分になるな。なんでだろ?
さて割り出したんですが、
このセットは
無添加微粒子発酵マットのみをBeケース中サイズに詰め、
一部にマット潜行の脚掛かり兼転倒防止材として
端材を割った木端を半埋め+散らし
ゼリーを配置して温室で23~24℃でかなり安定した管理をしていました。
ずっと♂を同居させていました(汗)
フ節が全ッッッ部飛んじゃってダルマになっているんですが
非常に長く存命しており(とは言ってもいつ羽化したか覚えてないけど)
いくら仰向けになっても非常にたくましく永らえています。
マットから出てくる幼虫は全て2令。
合計で幼虫9頭 卵1個
不自然にも1個だけ出てきた卵は色は良いものの多分孵化しないでしょう。
温度帯もかなり安定的な位置を取っていたものの
多分もう少し高い方が良かったかも。
ただしこれ以上高い温度ってのはなんか怖いナ…(低温環境の自分からしてみれば25~27℃とか自殺行為みたいな)
小さな木端にも幼虫が居ました。
材の中に居た幼虫の方が
マット内の幼虫よりも頭幅が大きかったのが妙に印象的でした。
(性差ではなくてですよ)
9頭という非常に厳しい結果を受け、
当初割り出すつもりは無かったもう片方のセットも片付ける事にしました。
ただし。
♀の行動パターンが完全に『産んでない』のですよ。
・表層しか潜らない
・ケースの隅に4~5cmの穴を掘って動かなくなる
案の定撃沈しました。
完璧にペアミスです。
これでもうイソガイは組まないでしょうからこの9頭(+1個)で存続させる事にします。
状況が先代の時より一向によくならねぇな(去年は8頭)。
飼育経費の捻出に使うかもしれないけど…
メタリって極力手放さない方が安全だよなァ…
最近、カナリ窮屈になってきた温室のスペースを作るために、
羽化したスペキオススシカをボトルからカップに移し替えたりビンの置き場所を入れ替えたり
ゴチャゴチャしていまして、あと温室の中身を減らすとしたら産卵ケースを退かす(つまり割り出す)くらいしかないんですね。
(いや他にも手はあるんですが金を消費する方法なので避けたい)
今割り出し待ちなのは温室の外で放置しているカワノイシカと
2セット組んでるイソガイメタリなのですが、
カワノイが産んでいることは分かっているのに対して
イソガイは側面に幼虫が見えてこないまま淋しくカビている状態。
メタリに対しては苦手意識があるので
「これもまさか失敗か?」と思いきや今朝、
産卵確認!!!
ホソアカって幼虫が見えた時特段嬉しい気分になるな。なんでだろ?
さて割り出したんですが、
このセットは
無添加微粒子発酵マットのみをBeケース中サイズに詰め、
一部にマット潜行の脚掛かり兼転倒防止材として
端材を割った木端を半埋め+散らし
ゼリーを配置して温室で23~24℃でかなり安定した管理をしていました。
ずっと♂を同居させていました(汗)
フ節が全ッッッ部飛んじゃってダルマになっているんですが
非常に長く存命しており(とは言ってもいつ羽化したか覚えてないけど)
いくら仰向けになっても非常にたくましく永らえています。
マットから出てくる幼虫は全て2令。
合計で幼虫9頭 卵1個
不自然にも1個だけ出てきた卵は色は良いものの多分孵化しないでしょう。
温度帯もかなり安定的な位置を取っていたものの
多分もう少し高い方が良かったかも。
ただしこれ以上高い温度ってのはなんか怖いナ…(低温環境の自分からしてみれば25~27℃とか自殺行為みたいな)
小さな木端にも幼虫が居ました。
材の中に居た幼虫の方が
マット内の幼虫よりも頭幅が大きかったのが妙に印象的でした。
(性差ではなくてですよ)
9頭という非常に厳しい結果を受け、
当初割り出すつもりは無かったもう片方のセットも片付ける事にしました。
ただし。
♀の行動パターンが完全に『産んでない』のですよ。
・表層しか潜らない
・ケースの隅に4~5cmの穴を掘って動かなくなる
案の定撃沈しました。
完璧にペアミスです。
これでもうイソガイは組まないでしょうからこの9頭(+1個)で存続させる事にします。
状況が先代の時より一向によくならねぇな(去年は8頭)。
飼育経費の捻出に使うかもしれないけど…
メタリって極力手放さない方が安全だよなァ…
今日もまた薄味記事だったか…
『子はいそがい』 [〆メタリフェルホソアカ (イソガイ亜種)]
前回の記事で、丸々と育った幼虫や蛹が出てきたと書いたイソガイメタリフェル。
先日、全ての幼虫が羽化し蛹室を全て自力脱出してきましたので
このタイミングで派手に新成虫のお披露目です。
今回は写真メインでいきますんで将来何かを増種する時の参考としてでも見てもらえれば。
さて、まずは羽化個体第1号の羽化直後の一枚です。
第1号は8月半ばに成虫デビューし、
飼育でたまにある『最初の羽化個体が最大』パターンです。
その最大が71mmで、他の個体もその辺りで最小は68mmです。
割り出し時には既に3令中期だったので「本気出せばもっと大きくできましたけど何か?」
という言い訳も出来なくもないんですが、
こういうことの「その後」って初令で割り出してきちんとマット使ったのにもかかわらず
逆にサイズアベレージが下がる、というパターンに陥ったりしますよね?
ちなみに、割り出してボトルに投入した時の体重は
6g台前半~7.4gほどだったんですが
羽化サイズを見てみると然程サイズは開かなかったな、というのが感想です。
さて、羽化して固まった素晴らしい造形美を楽しみますか~♪
長歯型は今回が初お目見えなので軽く驚きましたが
イガイと赤味が強く出るんですね。
特に大腮は顕著。
図鑑とかで見る限りフィナエに結構似てるかも? とか感じていたんですが
まるっきり別物だと認識できますね(汗)
ちなみに、この記事に出ている画像は1個体だけの物ではなく、
羽化不全した1頭を除く約4頭を撮っていますのでどれがどれだか分かりましぇん。
そして判り易い(?)イソガイの特徴である、
大腮先端付近の形状もバッチリ他の亜種とは別物です。
ただ飼育品となると野外個体のような滑らかな線とは雰囲気を異にした
原名亜種並みの厳つさがガンガン感じられます。
そして何より惚れ惚れするのが、
画像では100%伝えきれないこのサラッサラの光沢!!!!
巷では『繊細な』とか『滑らかな』とかピンとこない意見を耳に目にしてきましたが、
いやいやいやいや!!!!!!、
わんやテッカテカですヤン!!!
世間では【メタリフェル + 光沢 = サンギレンシス】の方程式が出来上がっていますけど、
上半身だけならサンギレンシスにも肉迫出来る立派な光沢なんですよ!
イソガイ、ちょっとやっぱイイっすわァ。
メタリとくればペレメタWILDで頑なに轟沈か蜂群崩壊症候群となるばかりで
そのたびにメタリとはもうやってけねーと幾度となく思いあぐねさせられますが
今はひとまずイソガイに救われたような気がします。
(次世代採ってから言う話なんだけどもな)
一瞬、
『全亜種を出来るだけ飼育種として増やしたいなァァ…』なんて想いも過ぎったんですけど…
「モロタイ亜種の生き虫を手にする事は難しい」とか云う心配の前に、
フィナエが満足にブリード出来ないことが一番の難題であることに我ながら恥ずかしくなる…
やっぱやめよ… それよりならまずゼブラ全亜種とシカコンプだな……
先日、全ての幼虫が羽化し蛹室を全て自力脱出してきましたので
このタイミングで派手に新成虫のお披露目です。
今回は写真メインでいきますんで将来何かを増種する時の参考としてでも見てもらえれば。
(↑↑ブログでそんなこと言うヤツまずイタイよな…)
さて、まずは羽化個体第1号の羽化直後の一枚です。
第1号は8月半ばに成虫デビューし、
飼育でたまにある『最初の羽化個体が最大』パターンです。
その最大が71mmで、他の個体もその辺りで最小は68mmです。
割り出し時には既に3令中期だったので「本気出せばもっと大きくできましたけど何か?」
という言い訳も出来なくもないんですが、
こういうことの「その後」って初令で割り出してきちんとマット使ったのにもかかわらず
逆にサイズアベレージが下がる、というパターンに陥ったりしますよね?
ちなみに、割り出してボトルに投入した時の体重は
6g台前半~7.4gほどだったんですが
羽化サイズを見てみると然程サイズは開かなかったな、というのが感想です。
さて、羽化して固まった素晴らしい造形美を楽しみますか~♪
長歯型は今回が初お目見えなので軽く驚きましたが
イガイと赤味が強く出るんですね。
特に大腮は顕著。
図鑑とかで見る限りフィナエに結構似てるかも? とか感じていたんですが
まるっきり別物だと認識できますね(汗)
ちなみに、この記事に出ている画像は1個体だけの物ではなく、
羽化不全した1頭を除く約4頭を撮っていますのでどれがどれだか分かりましぇん。
そして判り易い(?)イソガイの特徴である、
大腮先端付近の形状もバッチリ他の亜種とは別物です。
ただ飼育品となると野外個体のような滑らかな線とは雰囲気を異にした
原名亜種並みの厳つさがガンガン感じられます。
そして何より惚れ惚れするのが、
画像では100%伝えきれないこのサラッサラの光沢!!!!
巷では『繊細な』とか『滑らかな』とか
いやいやいやいや!!!!!!、
わんやテッカテカですヤン!!!
世間では【メタリフェル + 光沢 = サンギレンシス】の方程式が出来上がっていますけど、
上半身だけならサンギレンシスにも肉迫出来る立派な光沢なんですよ!
イソガイ、ちょっとやっぱイイっすわァ。
メタリとくればペレメタWILDで頑なに轟沈か蜂群崩壊症候群となるばかりで
そのたびにメタリとはもうやってけねーと幾度となく思いあぐねさせられますが
今はひとまずイソガイに救われたような気がします。
(次世代採ってから言う話なんだけどもな)
一瞬、
『全亜種を出来るだけ飼育種として増やしたいなァァ…』なんて想いも過ぎったんですけど…
「モロタイ亜種の生き虫を手にする事は難しい」とか云う心配の前に、
フィナエが満足にブリード出来ないことが一番の難題であることに我ながら恥ずかしくなる…
やっぱやめよ… それよりならまずゼブラ全亜種とシカコンプだな……
手遅れ割り出し [〆メタリフェルホソアカ (イソガイ亜種)]
こんばんゲホッッッ・・・
ぁ~・・・。 まだ風邪は完治していません。
そんな中、早く割り出ししなければならないセットが1組あるのです。
それが
イソガイメタリフェルです。
このセットですが、セット後もイマイチ産んでるのか怪しい様子で、
ちょっと諦め気味だったのですが、
不定期チェックしているとまさかの幼虫が見えていたと云うセットです。
貴重なメタリフェルなのでこれは嬉しいです。
というか普通種のペレメタで失敗だらけなのが結構キツイんですけどねぇ・・・
ちなみに現在まで組んでいるセットの中で一番古いのもこのイソガイなんですけどもね。
ハハハ、4ヶ月前だってサ。
(ここで嫌な予感がしたと言うアナタ! その予感は的中しまっせ)
ではここからいくつかのポイントに分けて解説していきましょう~
ポイント その1
すでに丸々と太った幼虫
もう手の施しようがありませんよォ。
こうなってしまえば数も減りますし、
メタリフェルについて言えば、こうなると大方♂だらけになります。
以前No.2がメタリをやった時もそうでしたが、密度が高くなってしまい
小さい♀幼虫は大きな♂幼虫に食べられて数が激減します。
ポイント その2
蛹室出来とるではねぇが!
この♂だらけの恐怖の空間の中、
奇跡的にケースの隅に蛹室を作るところまで達した♀個体の光景。
マットから採れた子供の内、♀個体はこの1頭のみ。
本来ならば♀全滅の危険もあったが、この1頭の存在は大きい。
そして次のポイントが重要となるのです。
ポイント その3
材は♀幼虫の逃げ道?
今回セットにはアベマキの細材を1本入れていたんですがね、
乾燥してカチコチ&カラッカラになっていて「居なそう」と思いきや居たんですね~
この中からは2頭の♀個体が出てきました(↑はその内の片方)
これは単なる仮説ですが、
強い♂幼虫が軟らかくて栄養価のあるマット部を食し、
逆に♀幼虫は、♂幼虫に食われないように堅くて栄養価も低い材に「逃げ込んだ」のでは?
そう考えると、この材が無ければ♀はあの1頭だけとなっていたかもしれない…
そして、その材の中のもう1頭の♀が・・・・・・
ポイント その4
出ました・・・蛹だぁ
ほぼ完全に乾いていた材から「ゴトゴト」鳴っていたので、
あぁ~・・・、と思っていましたが案の定コレでした。
セット後4ヶ月で蛹化まで行ってしまうとは・・・低地性のメタリは流石と言ったところですね。
結局、採れ高は
8頭(♂幼虫:5 ♀幼虫:1 ♀前蛹:1 ♀蛹:1)
♂幼虫ですが体重を量ってみると、
最大が7.4gと放置集団飼育の割りに見た目はなかなかなところまで育っておりました。
ペレメタなら10gあたりで8cmを突破するのですが、
体系的にペレメタと同じ華奢なタイプなのでギネス近くまではやっぱ無理ですね(苦笑)
まぁ親♂が5cmちょっとなので、7cm行ってくれればそれでも大満足なんですがね。
親越えはほとんど確定なのでこれから楽しみです。
さて、話は変わりますがオオクワ採集シーズン到来ですね~!?
当初の予定ではもう道具も揃えてレッツオオクワなのですが
この有り様(夏風邪)で大幅に予定が遅れています。
今週で最低限の道具が揃う予定です。
今年は地震が東北を直撃したせいで、
節電により東北採集の要である外灯その他諸々の灯りが消され、
津波と原発の影響で昨年までのようにはいかない採集ポイントも多数あるでしょうね。
まぁ俺らはもう今年はそんなの関係無い方向性で行くから支障無いんだけどね。
(↑ココ後々の展開に響いてくるから注意ネ~)
ぁ~・・・。 まだ風邪は完治していません。
そんな中、早く割り出ししなければならないセットが1組あるのです。
それが
イソガイメタリフェルです。
このセットですが、セット後もイマイチ産んでるのか怪しい様子で、
ちょっと諦め気味だったのですが、
不定期チェックしているとまさかの幼虫が見えていたと云うセットです。
貴重なメタリフェルなのでこれは嬉しいです。
というか普通種のペレメタで失敗だらけなのが結構キツイんですけどねぇ・・・
ちなみに現在まで組んでいるセットの中で一番古いのもこのイソガイなんですけどもね。
ハハハ、4ヶ月前だってサ。
(ここで嫌な予感がしたと言うアナタ! その予感は的中しまっせ)
ではここからいくつかのポイントに分けて解説していきましょう~
ポイント その1
すでに丸々と太った幼虫
もう手の施しようがありませんよォ。
こうなってしまえば数も減りますし、
メタリフェルについて言えば、こうなると大方♂だらけになります。
以前No.2がメタリをやった時もそうでしたが、密度が高くなってしまい
小さい♀幼虫は大きな♂幼虫に食べられて数が激減します。
ポイント その2
蛹室出来とるではねぇが!
この♂だらけの恐怖の空間の中、
奇跡的にケースの隅に蛹室を作るところまで達した♀個体の光景。
マットから採れた子供の内、♀個体はこの1頭のみ。
本来ならば♀全滅の危険もあったが、この1頭の存在は大きい。
そして次のポイントが重要となるのです。
ポイント その3
材は♀幼虫の逃げ道?
今回セットにはアベマキの細材を1本入れていたんですがね、
乾燥してカチコチ&カラッカラになっていて「居なそう」と思いきや居たんですね~
この中からは2頭の♀個体が出てきました(↑はその内の片方)
これは単なる仮説ですが、
強い♂幼虫が軟らかくて栄養価のあるマット部を食し、
逆に♀幼虫は、♂幼虫に食われないように堅くて栄養価も低い材に「逃げ込んだ」のでは?
そう考えると、この材が無ければ♀はあの1頭だけとなっていたかもしれない…
そして、その材の中のもう1頭の♀が・・・・・・
ポイント その4
出ました・・・蛹だぁ
ほぼ完全に乾いていた材から「ゴトゴト」鳴っていたので、
あぁ~・・・、と思っていましたが案の定コレでした。
セット後4ヶ月で蛹化まで行ってしまうとは・・・低地性のメタリは流石と言ったところですね。
結局、採れ高は
8頭(♂幼虫:5 ♀幼虫:1 ♀前蛹:1 ♀蛹:1)
♂幼虫ですが体重を量ってみると、
最大が7.4gと放置集団飼育の割りに見た目はなかなかなところまで育っておりました。
ペレメタなら10gあたりで8cmを突破するのですが、
体系的にペレメタと同じ華奢なタイプなのでギネス近くまではやっぱ無理ですね(苦笑)
まぁ親♂が5cmちょっとなので、7cm行ってくれればそれでも大満足なんですがね。
親越えはほとんど確定なのでこれから楽しみです。
さて、話は変わりますがオオクワ採集シーズン到来ですね~!?
当初の予定ではもう道具も揃えてレッツオオクワなのですが
この有り様(夏風邪)で大幅に予定が遅れています。
今週で最低限の道具が揃う予定です。
今年は地震が東北を直撃したせいで、
節電により東北採集の要である外灯その他諸々の灯りが消され、
津波と原発の影響で昨年までのようにはいかない採集ポイントも多数あるでしょうね。
まぁ俺らはもう今年はそんなの関係無い方向性で行くから支障無いんだけどね。
(↑ココ後々の展開に響いてくるから注意ネ~)
isoge!!! [〆メタリフェルホソアカ (イソガイ亜種)]
どうも、本命を貰う年に限ってその時重度の口内炎になってる会長です……
(別に今年は関係ない話ですが…)
さて、先日温室が出来上がり稼働可能になりましたが、
待って待って待ちくたびれてデキピエンスの通常型♂がお亡くなりになってしまい
起きない黒化型を待つ事になりました。
いくつかセット待ちの種類は他にも居りますが、
その中でもしぶとくセットを待っているイソガイメタリにようやく着手しました。
羽化したのは9月、飼育品らしくまだ健在。
♀も疑死は完璧、なんかこうカッチリしたのを見ると
「この先安泰」みたいな漠然とした期待感が持てるんですよね…
これまでずっとコバシャのタイニーでペアリングしていたので
準備は万端、次はセットです。
久しぶりにセット組んだなァ~~~
今回は前年の傾向から改善して水分量も抑えめ、
念のために無加水のホダ木を埋め込んでみました。
親は♀♂両方投入、縁起担ぎみたいなモンですな。
さて、上手く次世代が繋がるのか……?? 楽しみです。
温室の温度設定は21~23℃、熱源の『弱』設定で安定します。
サーモが無いのでこれ以上の設定(『中』『強』)が出来ません。
低地性メタリなので正直24~26℃くらい欲しいとこなんですがね~
(別に今年は関係ない話ですが…)
さて、先日温室が出来上がり稼働可能になりましたが、
待って待って待ちくたびれてデキピエンスの通常型♂がお亡くなりになってしまい
起きない黒化型を待つ事になりました。
いくつかセット待ちの種類は他にも居りますが、
その中でもしぶとくセットを待っているイソガイメタリにようやく着手しました。
羽化したのは9月、飼育品らしくまだ健在。
♀も疑死は完璧、なんかこうカッチリしたのを見ると
「この先安泰」みたいな漠然とした期待感が持てるんですよね…
これまでずっとコバシャのタイニーでペアリングしていたので
準備は万端、次はセットです。
久しぶりにセット組んだなァ~~~
今回は前年の傾向から改善して水分量も抑えめ、
念のために無加水のホダ木を埋め込んでみました。
親は♀♂両方投入、縁起担ぎみたいなモンですな。
さて、上手く次世代が繋がるのか……?? 楽しみです。
温室の温度設定は21~23℃、熱源の『弱』設定で安定します。
サーモが無いのでこれ以上の設定(『中』『強』)が出来ません。
低地性メタリなので正直24~26℃くらい欲しいとこなんですがね~
レアメタル [〆メタリフェルホソアカ (イソガイ亜種)]
なんか、ブログタイトル下で増種予告するのって結構面白いですね(笑)
さてさて、と云うワケで予告した
『レア × マイナー × スレンダー × メタリック 』
が到着しました。
虫に対して妙に大きいダンボール箱。
開けてみて久し振りに感動
ダンボールの中は安定的に新聞紙がきちっと断衝材として機能する詰め方がなされており、その中に小さな発泡スチロール箱が入れられているのですが、
ちょっと感動したのがココからでした。
箱のサイドにカイロが1つずつ(計2つ)、
そしてその箱の中にさらに1つ。
安かったのにここまで(2重梱包+カイロ3個)して頂けるとは!
有り難う御座いました~!
しかしその後しばらくして気付いた↓↓
下に4つ目あった!!! 凄い…
ぇ? んな事どうでもいいから本題行けって?
では行きましょう!
因みに今回は30人中29人くらいが 『はん!!、なンだよ…』
みたいな反応で終わってしまいそうな種類です。
・・・・・・・・・何この空気。
っていやいやそんなことしません。
さて種の解説から入りますが、
ホソアカの中で最も有名な本種メタリフェルは現在全6亜種に分類されています。
①原名亜種metallifer (メタリフェル)
【分布】スラウェシ島
♂は色彩が赤褐色~赤銅色。♀も全体的に赤褐色。
体長は♂で最大約100mmまで得られていて、全亜種中でも特にゴツさが際立つ印象がある。
因みに本亜種が生息するスラウェシ島はたまに『セレベス島』とも呼ばれるが「セレベス」はオランダ植民地時代の名称で現在は「スラウェシ」が正しい。
②亜種finae (フィナエ or フィン)
【分布】ペレン島 バンガイ島 バンクル島
♂は色彩が銅褐色のものが多いが中には緑掛かったものも多く上翅に強い光沢があり、青い個体は全亜種中最も出現率が高い。♀は他亜種と違い赤み掛かる個体はまず居ない。
体長は♂で最大100mmに到達する。
本亜種が他亜種と比べ決定的に違う特徴は、他亜種は腿節に黄色い斑紋が出るのに対し、本亜種だけそれが無いこと。
③亜種aenomicans (アエノミカンス)
【分布】ハルマヘラ島 バチャン島 テルナテ島 ティドレ島 …
♂の色彩は、実物を見た時「超ノーマルなペレン産+スラウェシ産」に近い物を感じたが形は原名亜種に近かった。光沢もちょっと違ったけど具体的に説明できない(恥)。♀はあまり赤みがのらず褐色気味。
体長は♂で最大80mmちょっとと小さめ。
④亜種isogaii (イソガイ)
【分布】タリアブ島 マンゴレ島
♂の色彩はペレン産に似て滑らかな光沢がある。体型は全亜種中最も華奢で大腮は真っ直ぐ伸びる傾向にある。♀は背面が黒っぽい物が多いみたい。
形の特徴についてはこの後詳しく…
⑤亜種sangirensis (サンギレンシス)
【分布】サンギール島(サンギへ島)
♂の色彩はいわゆる「飴色」というか赤褐色、光の加減で淡緑色に見える事もある。全亜種中最も光沢が強く前胸背中央に一対の斑紋が出る事が多い。♀は褐色。
産地について一言言いたいがそれはいずれ本亜種を入手してからにしたい…
⑥亜種otanii (オオタニ)
【分布】モロタイ島
個人的に一番分からない亜種…
アエノミカンスに産地柄非常に形が似ているが、頭楯が付き出ているのが大きな特徴。
因みに、メタリフェルは全亜種頭楯の形で見分けることが出来る筈なのだが、何しろそれぞれの亜種を持ち合わせていないので見比べようがない。
取り敢えず少しだけ説明しましたが(実際そんなに説明になってないけど)、形態的な違いについてはめんどいのでかなり省きました。資料個体もいないし・・・
上記の全亜種は全て生体で入荷した事があったんですが
入荷が途切れてレア物扱いされているものもいます。
原名亜種とフィナエは毎年WILD個体が入荷していて現在も楽に入手出来ますし、
アエノミカンスはごくたまにブリード個体見かける程度でしたが
ちょくちょく途切れているハルマヘラ便が今年入荷し大量にWILD個体が入ってきました。
サンギレンシスはWILD個体の入荷が途切れて大分経ちますが
かなり人気があるためかブリード個体がよく流通しています。
残るイソガイとオオタニが、現在は珍品のメタリフェルとして認識されているようです。
と云うか、珍品過ぎて(+特徴が微妙過ぎて)認識すらされてないと思う。
特にオオタニは、今は滅多に見る事は出来ないでしょうね…
さて、今回の主役イソガイは一体何がどう違うのかと言うと、
意外と違いがあります。
ウチにはメタリペレン産(フィナエ)しか居ないのでそれとちょっと比較してみました。
まず一番特徴的なのが大腮↓↓
見辛いけど…
フィナエは大腮の側縁部のラインが滑らかになりほぼ真っすぐなのに対し、
イソガイは大腮先端部の小内歯付近が明らかに膨らみます。
また、よく見ると先端部の小内歯から付け根に向かって一旦細くなるようです。
広く一般では「大腮は直線的」と言われていますが…
フィナエとの違いと云う事で、脚の模様の違いもついでに。
よく見えませんが、腿節に黄紋が浮かんでいないのがフィナエで、
それ以外は皆黄紋が浮かんでいます(〇の中)。
とは言えイソガイも比較的斑紋の浮かび具合がキワドイです。
他の亜種ならもっと目立つんですが、どうやらこのイソガイも個体差で紋が有るのと無いのとがいるらしく、決定的な同定法にはならないようです。
これが♀。黒いですね~裏は黒くないですが。
メタリフェルなんで別亜種と言えどほとんど違いが分からないですが、強引に見つけました。
フィナエの場合前胸背前端(〇の中)が丸くなるのに対し、イソガイは軽く尖ります。
ただ、個体差かもしれないので、
他に入手した方が居た場合、亜種の差を見つける時の着目点として参考程度に見てください。
因みに、♂♀共に頭楯の形を見るのが有効な方法らしいですが、
これはもっと検体数を増やしてから見てみることにします。
さて、今回仕入れたイソガイはほとんど出回らないマイナー種ですが、
今年は珍品を立て続けに絶滅させてしまっているので
2ペア居るんですが油断しないようにガッチリ2♀とも産ませたいところです。
さてさて、と云うワケで予告した
『レア × マイナー × スレンダー × メタリック 』
が到着しました。
虫に対して妙に大きいダンボール箱。
開けてみて久し振りに感動
ダンボールの中は安定的に新聞紙がきちっと断衝材として機能する詰め方がなされており、その中に小さな発泡スチロール箱が入れられているのですが、
ちょっと感動したのがココからでした。
箱のサイドにカイロが1つずつ(計2つ)、
そしてその箱の中にさらに1つ。
安かったのにここまで(2重梱包+カイロ3個)して頂けるとは!
有り難う御座いました~!
しかしその後しばらくして気付いた↓↓
下に4つ目あった!!! 凄い…
ぇ? んな事どうでもいいから本題行けって?
では行きましょう!
因みに今回は30人中29人くらいが 『はん!!、なンだよ…』
みたいな反応で終わってしまいそうな種類です。
メタリフェルホソアカ (亜種イソガイ) スラ諸島 タリアブ島
・・・・・・・・・何この空気。
まぁいいや、ついてこれない方は置いてきます。
っていやいやそんなことしません。
さて種の解説から入りますが、
ホソアカの中で最も有名な本種メタリフェルは現在全6亜種に分類されています。
①原名亜種metallifer (メタリフェル)
【分布】スラウェシ島
♂は色彩が赤褐色~赤銅色。♀も全体的に赤褐色。
体長は♂で最大約100mmまで得られていて、全亜種中でも特にゴツさが際立つ印象がある。
因みに本亜種が生息するスラウェシ島はたまに『セレベス島』とも呼ばれるが「セレベス」はオランダ植民地時代の名称で現在は「スラウェシ」が正しい。
②亜種finae (フィナエ or フィン)
【分布】ペレン島 バンガイ島 バンクル島
♂は色彩が銅褐色のものが多いが中には緑掛かったものも多く上翅に強い光沢があり、青い個体は全亜種中最も出現率が高い。♀は他亜種と違い赤み掛かる個体はまず居ない。
体長は♂で最大100mmに到達する。
本亜種が他亜種と比べ決定的に違う特徴は、他亜種は腿節に黄色い斑紋が出るのに対し、本亜種だけそれが無いこと。
③亜種aenomicans (アエノミカンス)
【分布】ハルマヘラ島 バチャン島 テルナテ島 ティドレ島 …
♂の色彩は、実物を見た時「超ノーマルなペレン産+スラウェシ産」に近い物を感じたが形は原名亜種に近かった。光沢もちょっと違ったけど具体的に説明できない(恥)。♀はあまり赤みがのらず褐色気味。
体長は♂で最大80mmちょっとと小さめ。
④亜種isogaii (イソガイ)
【分布】タリアブ島 マンゴレ島
♂の色彩はペレン産に似て滑らかな光沢がある。体型は全亜種中最も華奢で大腮は真っ直ぐ伸びる傾向にある。♀は背面が黒っぽい物が多いみたい。
形の特徴についてはこの後詳しく…
⑤亜種sangirensis (サンギレンシス)
【分布】サンギール島(サンギへ島)
♂の色彩はいわゆる「飴色」というか赤褐色、光の加減で淡緑色に見える事もある。全亜種中最も光沢が強く前胸背中央に一対の斑紋が出る事が多い。♀は褐色。
産地について一言言いたいがそれはいずれ本亜種を入手してからにしたい…
⑥亜種otanii (オオタニ)
【分布】モロタイ島
個人的に一番分からない亜種…
アエノミカンスに産地柄非常に形が似ているが、頭楯が付き出ているのが大きな特徴。
因みに、メタリフェルは全亜種頭楯の形で見分けることが出来る筈なのだが、何しろそれぞれの亜種を持ち合わせていないので見比べようがない。
取り敢えず少しだけ説明しましたが(実際そんなに説明になってないけど)、形態的な違いについてはめんどいのでかなり省きました。資料個体もいないし・・・
上記の全亜種は全て生体で入荷した事があったんですが
入荷が途切れてレア物扱いされているものもいます。
原名亜種とフィナエは毎年WILD個体が入荷していて現在も楽に入手出来ますし、
アエノミカンスはごくたまにブリード個体見かける程度でしたが
ちょくちょく途切れているハルマヘラ便が今年入荷し大量にWILD個体が入ってきました。
サンギレンシスはWILD個体の入荷が途切れて大分経ちますが
かなり人気があるためかブリード個体がよく流通しています。
残るイソガイとオオタニが、現在は珍品のメタリフェルとして認識されているようです。
と云うか、珍品過ぎて(+特徴が微妙過ぎて)認識すらされてないと思う。
特にオオタニは、今は滅多に見る事は出来ないでしょうね…
さて、今回の主役イソガイは一体何がどう違うのかと言うと、
意外と違いがあります。
ウチにはメタリペレン産(フィナエ)しか居ないのでそれとちょっと比較してみました。
まず一番特徴的なのが大腮↓↓
見辛いけど…
フィナエは大腮の側縁部のラインが滑らかになりほぼ真っすぐなのに対し、
イソガイは大腮先端部の小内歯付近が明らかに膨らみます。
また、よく見ると先端部の小内歯から付け根に向かって一旦細くなるようです。
広く一般では「大腮は直線的」と言われていますが…
フィナエとの違いと云う事で、脚の模様の違いもついでに。
よく見えませんが、腿節に黄紋が浮かんでいないのがフィナエで、
それ以外は皆黄紋が浮かんでいます(〇の中)。
とは言えイソガイも比較的斑紋の浮かび具合がキワドイです。
他の亜種ならもっと目立つんですが、どうやらこのイソガイも個体差で紋が有るのと無いのとがいるらしく、決定的な同定法にはならないようです。
これが♀。黒いですね~裏は黒くないですが。
メタリフェルなんで別亜種と言えどほとんど違いが分からないですが、強引に見つけました。
フィナエの場合前胸背前端(〇の中)が丸くなるのに対し、イソガイは軽く尖ります。
ただ、個体差かもしれないので、
他に入手した方が居た場合、亜種の差を見つける時の着目点として参考程度に見てください。
因みに、♂♀共に頭楯の形を見るのが有効な方法らしいですが、
これはもっと検体数を増やしてから見てみることにします。
さて、今回仕入れたイソガイはほとんど出回らないマイナー種ですが、
今年は珍品を立て続けに絶滅させてしまっているので
2ペア居るんですが油断しないようにガッチリ2♀とも産ませたいところです。
ちなみに次回メタリを増やす時はサンギレンシス狙っていこうかと…
新しく入荷した在庫 1種類
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