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日昆 採集記 【2012年】 ブログトップ
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ヒメオオ共同戦線 [日昆 採集記 【2012年】]

8月も終わり暦も早や9月。

今夏は夜間採集も不振で、元々採集へも大して行けなかったため
「採りたい!」と熱望していた8月の目標であるオニクワガタすら手にすることなく
外灯採集シーズンも過ぎ去ってしまった今、
次の目標に進める事にした。



「9月はヒメオオ!!」


去年本格的に採集へこぎ着けたのも10月の終わりだったので、
一般的にヒメオオ最盛期と言われている8月末~9月初めの採集とは如何なるものか
採る側の人間としては非常に興味があり
今年初のヒメオオ狙いで採集へ行く事を決定した。


  9月初め


集合は午前3時予定。

某S店長には
「お前は徹夜明けで早朝の採集行くのは車の運転の面で危険過ぎる」
太い釘を刺されていたのだが、
一応今回はNo.6の車で出撃することになった。

時刻は約束の午前3時。

しかしちょっと遅刻してしまうお決まりのパターンで、出発は1時間ほど遅れた午前4時前

No.2を既に載せたNo.6の車が自分の家に着いた。

採集道具に加え、
遅れた申し訳なさから缶サイダーを差し入れに持っていった。

メンバーはいつものレギュラー3人。
・俺
・No.2
・No.6


CA3I1057.JPG
周囲はまだ暗い。



……………………………………………………………………


駄話を交わしつつ特撮ソングに耳を傾けサイダーを飲んでいる道中。

平地の道路脇の温度計を見ると20~22℃、
段々と朝が冷えてくる季節になったのが目に見えてきたようだ。


CA3I1058.JPG

後部座席のNo.2から声が聞こえた、

No.2 「ティッシュ取ってケ(くれ)」

言われるがままティッシュ箱を後ろに渡すと、後ろから

シュッシュッシュッ・・・

何枚もティッシュを抜き取る音が…



後ろを振り返ると、必死にティッシュで自分の右腿を擦るNo.2の姿が…


サイダーおもいッきりこぼしてる(汗)

俺 「これから採りに行くからってマイトラップ作んなよ(笑)」


空が段々白んできた。


………………………………………………………………………


CA3I1059.JPG
いよいよ今回の採集エリアとなる林道に入った。

林道に入る頃にはもう空は明るく、
前日の天気予報では朝方に雨が少しだけ降るとの事だったので
その点だけ少し気になっていた。


道は軽自動車で通るには少々厳しく、
隆起した石や溝にタイヤをとられ車の腹にゴギギギ
鈍い金属音を立てて擦れる状態が長い事続いた…

こんなに道悪かったっけ?とも思ったが、
去年来た時はチャリだったんだから違ってもおかしくない。

何度か車を下りて障害物を退けながら進んで行く。

途中No.2に雑誌のヒメオオ採集資料を預け目を通してもらう。
滅多に活字を読まない(であろう)No.2が珍しく黙り込んで読み込んでいる。

これで色々知識を吸収してくれるだろうと内心ホクホクだったが、
しばらく経って本を返したNo.2がビシッと一言。

No.2 「ま、要は採ればいいんだベ!」

…………………うん、そうだよ………




………


CA3I1060.JPG
暫らくして低木のヤナギが見えてきたのでここで車を停めて
ルッキングを開始することに。

去年のルッキングでは林道奥のヤナギにしかヒメオオの痕跡は無かったが
年が変わるとエリアが変わることがあるので
きちんと見ていくことにする。

荷物を背負い網を手にして林道を進んで行く。



林道谷側の崖際に生えた背丈程度の高さのヤナギだった。

CA3I10611.jpg

俺 「居た!!!」

本日初のクワガタを発見。
少なくとも♂と見られるクワガタが複数付いているのが分かったが
アカアシなのかヒメオオなのかよく見えない…
(こんなに近いのに…)

CA3I1061.JPG

No.2 「俺のマイトラップの出番じゃね!?」

俺 「来ねーーよ!!!!(笑)」

数を把握すると3頭枝に付いているのが分かったどれも♂のようだ、
3人で網を構えて全部確保しようと言う話をしている最中
No.2が何かに気づいたようだ。

No.2 「こっちにもいる…!」

俺 「え!どこ!!?」

No.2 「お前らだば見えない(所に居る)」

No.6 「まず先にこっち(枝に付く個体)採ろう」

No.2はどうやら木の根元付近に居る4頭目の個体を見つけたようだったが、
枝に付く個体がこちらの騒ぎに警戒して落ちる危険があるので早急に確保に当たることに…

CA3I1062.JPG

3人でそれぞれの個体の真下に網を添えて万全の態勢を作……ったかと思いきや


   ボロッ…

皆 「ぇええッッッ!!!!!?」

もう1頭枝に付いていたのに気付かず落としてしまった。
♂だった…(撮った画像を改めて見ると右下の枝に付いているのがモロ分かり…)
一番簡単なところなのに見逃してしまっていたと云う恥ずかしさ…
No.2なら見れば5頭目が居たのが分かったのかもしれないが、
彼は先に発見した根元の4頭目に注意がいったために3人も居て凡ミスを犯してしまった。

落とした物は仕方が無いとして、
それ以外に無事確保したクワガタを見てみると…


CA3I1064.JPG
お!!! やっぱヒメだ(嬉)

回収した3頭を隔離した後、
No.2は4頭目の個体を確保…否、救出にかかる。

俺 「どこに居るんだ?」

No.2 「こっちから見てみろ」


CA3I1063.JPG
なんと、4頭目の個体は
ヤナギの根元が縦に裂けているその裂け目に食われて動けなくなっていた。
一体どうしたらそんなところに入っていけるのか理解に苦しむが、
No.2は掻き出し棒を取り出し救出を試みる。

俺 「(まさかヒメオオ採集で掻き出し棒を使用する事になるとは…)

間もなく、No.2が4頭目を救出する、これも小さなヒメオオ♂だった。
長い事挟まっていたようで、動けない状態だったため他の個体に穴を開けられており
ほとんど瀕死の状態であった。

ひとまずこれで無事ボウズは免れた。

No.6 「つか俺らヒメオオ初採集だよな」


林道をさらに進む事にした。

周囲をよく見渡すと、
ヤナギのみならずブナをはじめいくつもの木々に
ヒメオオの新しい齧り痕が付いているのに気が付いた。

段々とヤナギ以外の木々でも採集できるようになってくるのだろうか…


…………………………………………………


CA3I1067.JPG

しばらく歩くと去年ヒメオオを採ったヤナギ群落にやってきた。

早速各自ルッキングを開始。
そこかしこから「居る居る!!!!」「居た居た!!!」「援軍頼む!!!」を連呼、
鈴なりに付いているクワガタが次々と網に収められていくが…

No.2が1頭ヒメオオの♂を確保した以外は全てアカアシだった。

アカアシが来るたびリリースしていくが、
こうもアカアシが多いとやはりまだヒメオオ自体はアカアシに邪魔されて
ヤナギに来れず他の木に散っている時期と考えていいかもしれない。
未だに降水量が例年より不足し昼夜の気温が高い夏日の状態が続いていて
アカアシの個体数が減っていない理由になる。


ところがここで、雨がパラパラ降り出し風も吹き出してきた。
慌てて他の未確認のヤナギも見回ったが残念ながらだいぶ落ちてしまった(悲)


雨・風もしばらくしたら止んだ。

林道の奥へ進んでいる途中、後ろを歩いていたNo.6がボソッと一言、

No.6 「アイツにしては良い所見つけたな…」

俺 「ブッ(失笑)」

No.6 「ぁ聞こえてたし(苦笑)」


林道最奥地のヤナギ群落に到着、
やはり先ほどに比べ枝に付いている個体数が格段に減っている。

付いている物も全部アカアシ。

ここら辺も終了か、と引き上げるその直前。


  バチンッッ


No.6 「ッツッ!!!」

落下してきたクワガタがNo.6の顔面を直撃。
地面に落ちたクワガタが逃げ込む前にすかさずNo.2が捕獲!

摘まみ上げたソレを見てみると、♀のクワガタだ……しかも脚が赤くない…

俺 「ヒメオオの♀だ!」

この日初めてそして唯一ののヒメオオ♀だった。

本日の成果を集計すると、
アカアシの最大が50.5mm、ヒメオオの最大は50.5mm。
大したサイズとは言えないが5cmを超える事が出来たのが何とか救いになったか…
いずれもNo.6の収穫であった。

No.6、この男なにかと採集に行くと大物を引き当てる事が多く
(まだ「傾向がある」という段階ではあるが)
ある意味『持っているのではないか』と期待してしまう…



…………………………………………………………………


この後、クレージーキャッツなんかを聴きながら市内に戻っている途中に
車内で爆睡した俺は、
ブログに書くつもりだった採集内容や採集中の会話を
スパッと忘れまして今回の採集記もこれにて終了です(汗)

CA3I1077.JPG
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No.6・TANTO採集 [日昆 採集記 【2012年】]

さて…出撃予告してしまった以上書かないといけない
(と云うのがこのブログの意味不明なルール)のですが、
まぁ採れた虫については大したものが無かったと云う事を先に記しておきます。


**********************************


  23日(月)

いつもは、自分が車を出しNo.2とNo.6の自宅まで行って彼らをもぎ取ってくるんですが、
今日はNo.6が車を回してくれるとの事。珍しい!!

いつものように少し遅刻して到着。

道具を積んでから続いてNo.2を載せ、
遅れを取り戻すように急いで山を登ります。
夕方の時点で空気感が良さ気だったので期待していたのですが、
No.2を車内で待っている時に感じる分には、妙に空気が冷めてきたような手触りが…

No.6 「山はもっと寒いだろうな。」


………………………………………


CA3I0973.JPG
八甲田を走る車中、
自分は助手席にいたのですが中々息の詰まるドライブが続きました。
そんなに俺と(ドライブテクが)変わらないような気もするんですが、

No.2 「オメェの方が断然(運転)怖ぇぇーよ!!!!!!!」

標高が高くなってくると、
霧が濃くなってきました。
何か嫌な予感がしてきました。


……………………………………


まず最初に着いたのは十和田市の灯火メジャー産地。

心配していた霧は晴れていたんですが、
やや空気が透き通った感があり思わしくない様子。

外灯回りを始めると早速外灯にパスンパスンとぶつかるクワガタの音が。

CA3I0974.JPG
まずは1頭クワガタの姿を確認する事が出来ました。

歩きまわってみると、
は沢山飛び交っている様子が見られます。
また、段々ハサミムシが出てくるようになり夏も後半戦と云う雰囲気を醸しています。

他の採集者も数組居り、
クワガタ自体はあまり数を見つけるには至りませんでした。

飛来密集地から外れて暗めの場所を確認している途中、
CA3I0975.JPG
クワガタじゃないですがハサミ繋がりでサワガニを発見。可愛い(笑)
サワガニと戯れていた間、後の2人はネコと戯れていました。何やってんだ君ら…

想像はしていたのですが結局大したものは採れず、
サワガニを逃がし車に戻りました。


時刻にして午後10時半ごろ、来た道を戻り十和田を後にしました。


…………………………………………………


次に目的地としたのは、
これまで灯火採集で訪れた事が無かった場所。
クワガタ採集地としてはあまり挙げられる事が無いのですが
この一帯の外灯ではどのような様子なのか気になっていたので
一度見てみようと思っていたのですが…

さて、そのエリアに到着したのは11時過ぎ。




しかし…ここで思わぬ騒動が。



道に迷った(汗)


ぐるぐる同じところを回ったり見慣れない道路が出てきて混乱状態に…
こんなところあったっけ?と全員で周りを見回しながら
なんとか自分たちの居場所を確認し、外灯周りで虫を観察することに。

周囲には距離を置いて点々と外灯が点いており、
各々で散らばって探索を始めたのですが…

流石青森の採集者にはそっぽを向かれている地域、殆んど甲虫の姿がありません。

梅雨明けしていないこの時期、霧も立ち込めるほど温度も下がっている以上
この日はどうしようもありませんでした。



しかし、懐中電灯をササ藪に向けた時、意外なものを発見しました!


CA3I0976.JPG
昆虫ゼリーの空袋です。

採集者がまず無視するこのような場所でこんなものが見つかったのには驚きました。
袋を見るとダイソー(100均)の物だと分かったので、
おそらく県外からの旅行客や周辺施設の関係者が捨てた物かもしれません。

そんな事を思いつつ探していると、
別の場所からNo.2かNo.6がクワガタが来ている証拠である
ミヤマクワガタ♂の頭部を発見。

続いて外灯回りで移動している最中、
一部の外灯の明かりがパッと消えてしまい周囲は真っ暗、
俺とNo.6がビビって「うわォヮァァぁぁああああああ!!!!!!!!」と急いで車に戻ってくると
もう一人のメンバー・No.2がどこにも居ない!
と思うと向こうから奴さんが冷静にトコトコ歩いてきて、
無駄に盛り上がって体力を消費した自分達は、
残った僅かな明かりを探索。

おそらく♀のクワガタと思われる甲虫を6~7m頭上に確認したのみで
他はガのみ…
飛んでいたクワガタを捕まえたかったのですが、
結局手の届かない場所に着地し詳しい種類は判らず仕舞いでした。

と云うワケで、
このエリアの探索も終える事に。
時刻は、0時を回っていました。

  24日(火)


車に戻る途中、岩に付いていたいつもよく見るガが交尾していたので無駄に写メる。
(キベリネズミホソバ)

CA3I0977.JPG

外灯調査を終えた後、次は山道を歩いて調査する事に。

CA3I0978.JPG
しかし、しばらく歩くと山道が塞がって行き止まりになっていました。
結局大して歩くことなく道を戻りました。
周囲はブナの幼木~成木が多くあまり樹種にバラエティさは見られませんでした。


……………………………………………………………………


続いて別の場所へ到着。

今度来た場所は、大きく開けた山の間に掛かる橋。
この橋にも外灯があるのですがこちらもまず見に来る事はほとんどありません。
山の間、つまり谷に掛かっているので非常に風が強く
体重が乗っている甲虫はあまり見かける事が無いからです。

しかし、到着してみると運よく無風

夜の景色を楽しみながら叫ぶNo.2達を尻目に外灯回りを始める自分。
すると早速、

CA3I0979.JPG
小さなミヤマ♂が外灯の真下にチョコンと佇んでいるのを発見。

そこから漸く火が入ったのか、3人で橋をローラー作戦で隈なく見ていきました。

結局見つからず橋を渡り切ってしまった我々は、
たもとの建物を見てみる事に。

CA3I0980.JPG
そこは夥しい数のGAGA!
ガ屋にとっては選り取り見取りの光景(画像の分だと少なく見えますが)
No.2のテンションが上がります(苦笑)

No.2 「やべぇ!!!! コイツかっけくねぇ!!!?」

そしてこの頃お気に入りのザトウムシを発見し歓喜の声を上げる彼。

そんな盛り上がりを見せていた次の瞬間!!



 ブボボボボ・・・ペシッ


No.2 「えッ!!!? ミヤマ!!!」

CA3I0981.JPG
先ほど見つけたミヤマ♂を自分の袖に留まらせていたので
「逃げたか!?」と思って見たらちゃんと自分の腕に留まっている…と云う事は…

明かりに向かって飛んできた別の個体がNo.2に着地したと云う事なようです。

No.2 「やっぱり俺(虫に)愛されてんだって(笑)」


周囲には誰も居ないので橋の周辺で暫らく遊びつつ、
外灯を何度も見回っていました。
結局採れたのはミヤマが♂×2・♀×2だけでした。

その後、さらに谷の歩道に降り散歩を開始。

雨と風の影響で、この一帯も立ち枯れが折れて転がっているものが目立ちます。
疲労とカに襲われ珍しくNo.2が「戻ろう」と言い出し、
自分も疲れたのであまり奥まで進まず戻ることにしました。


…………………………………………………………………………………………


CA3I0982.JPG
空も白み始めた頃、漸く山を下りました。

途中、No.6の家の小屋に寄り、さりげなく休憩した後、
俺とNo.2で「No.6はまだカブトを見てないから連れていくか」と云う事で話はまとまり
ホームグラウンドで樹液採集しに行く事になりました。


…………………………


時刻はもうAM5:00を回り、ポイントに到着。

いつものように我が物顔で樹液を吸うカブトムシ達が見えます。
CA3I0983.JPG

CA3I0984.JPG
No.6が1頭増やしてしまい↑↑これはヤラセ画像になってます。

ミズナラの根元にはスジクワガタ♂がひっそり樹液を吸っています。

見る物は見たので、
さて帰ろうと車に戻る途中、往生際が悪い自分は
「そう云えばあそこのヤナギは今どうなっているのだろう…?」と気になり
一人その場を離れて様子を見に行く事に…

そのヤナギは、林からそう離れていない草原・砂地中心の広い場所に
点々と生えている灌木の中に混ざって生えているのですが、
去年No.2と新ポイントを探しに来て初めてこの場所を見つけた時
残念ながらクワガタが居る痕跡は無かったのですが…

枝を見てみると、去年は無かった枝に付く傷が、所々に付いているのを肉眼で確認!!

ぇ…? これって……居るんじゃ…

と希望が見えてきたところに現れたのが、

CA3I0985.JPG
アカアシ♂

小さな♂1頭ですが、学区内でこうした光景を目にするのは少々感じる物が違います。
鼻息を荒くして、走って2人の元に駆け戻ります。

俺 「ちょっと来てくれ!!! ハァッ…ハァッ ヤナギに居るぞ!!!!」

この時にはもう2人の表情が「もうめんどくせーよ…」と言っていたのは間違いなかったです。

3人で見に行くと、
先ほどのアカアシだけにはとどまらず
枝先にはスジ・ノコギリ、樹幹にはカブトが齧り付いています。

CA3I0986.JPG
一通り観察を終え、漸くこの日の採集は終了しました。

26日、青森県も梅雨が明け暑い夜が本格的に始まりました。
外灯にはカメムシが大量に集まり始め、エンマコオロギが出てきました。


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出撃。 [日昆 採集記 【2012年】]

今年最初の出撃予告です(苦笑)

この夏これまで何度も採集はしていましたが、
特段ブログに書くことでもない程の近場採集だったり、
苦行の割りに寂し過ぎる貧果で書く気になれなかったりしたんですが、

今回は取りあえず調査名目として採集に行き、
あまりクワガタを探す事のないエリアに踏み入ってみる事にします。

メンバーはNo.2No.6のいつものメンバー3人。

この出撃予告を書いた以上、
帰ってきたら記事を書く予定で入るんですが何も起きなかったら哀しいすな…
まぁ採集とはそういうものですが。

最近飼育関連の記事が書けてなかったので(記事用の画像が撮れてない)
夏らしい記事を書けるようにこの後頑張ってきます(苦笑)




吉報を待て!!!! とまで言う自信は無いけど…


タグ:採集 日昆 青森
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青森市ハシゴ採集 [日昆 採集記 【2012年】]

家の虫作業が溜まっている中、7日(土)
CA3I0953.jpg
BE‐KUWA最新号が到着。
その晩読みふけっていると沸々と採集に行きたい発作が起き、
〇〇〇に行きたい!◆◆◆◆に突入したい!と
どこかへ行ってしまいたい衝動に駆られ、翌


  8日(日)

遠出はできないものの、ホームグラウンドを回るだけなら…
と云う事で、車のキーを持って玄関を飛び出してしまいました。

時刻は午後8:30ごろでした。

まず着いたのは、
周辺に散在する数ある灯火ポイントの中で特に大きく飛来する確率が高いポイント。
仮にAポイントとします。

数日前にも見に来ていて、
その時はガムシオオゾウムシなどの大型甲虫が来るようになっていたので
期待していたのですが、
周囲を回ってみても全くクワガタが居ません。

居ると云えば、じっとその場で動かないでいるガムシのみ。

「まだ8時台だしまた後で来るかな…」
そう思い車に向かって歩いていたその時!




ブォォォォ・・・・・・・ バチッッ


「ん!? なんか変な音したぞ?」

と踵を返し音がした方向へ近づいてみる。

「さっき居たガムシが飛んだんだろうかなぁ…」と思いながら寄っていくと、
何かガムシとは違う大きなハサミを持った甲虫が…………!!!!!!!!




CA3I0943.JPG
PM8:51
今季初ノコギリ♂
嬉しい事に大歯じゃないか!

これだよ~8時台はコレがあるんだよ~などと思ったかは定かじゃないですが、
「今夜は飛ぶな」と予感し、どうせなら俺一人じゃなく… と、
この♂をストックケースにしまうと直ぐケータイを開きました。(いや俺スマホ派じゃないです)

***************************
 【To】No.2
 【本文】Aポイント飛来第1号来たぜ!(ノコの画像添付)
***************************

No.2に緊急報告、からの緊急招集を掛けることに。

***************************
 【From】No.2
 【本文】誘えば来ると思ったら大間違いだぞ!!




                              ま、行くけど♪
***************************

いったん引き返し、ポイントからそう遠くないNo.2の自宅へ寄り、
彼を拉致した後続いて定番と化しているBポイントへ。

明かりは陰ることなく点いているのですが、コガネ意外にそれらしい甲虫が見当たらず、
徒歩で50mほどのCポイントに向かいます。

Cポイントは去年まで点いていた電灯が球切れを起こし、
真っ暗なせいで何も見つからず。
明かりがついていればこれに引き寄せられ周囲の木にとまることが度々あったのですが…

諦めてCポイントを離れて歩いているその最中、


ブァァ~~カンッ カンッ ペシャッ

何かが建物の壁にぶつかり地面に落ちたようで、
その大きな音に反応した俺とNo.2で二人してその正体を確認すると……


CA3I0944.JPG
PM9:38
今度はノコギリ♀
どうやら建物の向かいに建っている電柱の外灯に来たものらしい。

車に戻り、さらに先へと進んでみます。

続くDポイントでは、
ガは沢山集まっているものの甲虫はほとんど飛んできません。
車に戻ろうかと思っていると、No.2が
「あっち見に行ってみる?」と
わき道に入った先にあるいくつかの外灯を指差しました。

まぁ、行ってみますか、と二人で歩いていると、
目指す外灯の下に懐中電灯を照らしウロウロする人をNo.2が指摘。
「あ、ほんとだ。」
今季初めて見る同業者さんであった。
十和田湖などのメジャーエリアと違って7月頭なら人もいないだろうと思っていましたが…
もしかしたら地元の人だったかもしれませんが…

そんな時に、

CA3I0945.JPG
PM9:49
これも今季初、アカアシ♀を捕獲。

「もしかしたら今の人が見つけたもののスルーした個体だろうか…?」と気になったので
その人に「こんばんは~」と挨拶をして僅かばかりの会話を交わし
採ったアカアシを見てもらうと、別にスルーしたものでもないと言う。
「貰ってもいいですか?」と聞き、快く(かどうかは定かではないが)承諾して頂いた。

その人の持っていたケースをちらりと観察すると、
我々と同じような内容のそれが入っていました。


車に戻ると、ハンドルをきり引き返すことに。

時間もまだあるので、
行く時は見なかったEポイントに立ち寄ることにしました。
このEポイントは明かりの位置も高く、
中学生の時僅かですがアカアシやコクワが飛んできていたんですが、
以降ぱったりとクワガタもカブトも見られなくなった場所です。

車を降りて見回ると、
目に付くのはオオゾウムシと今季初お目見えするオオミズアオだけ。

やっぱ居ないよな…と諦めて車に戻りました。

続いて、行きの道で個人的に気になっていたFポイントで車を停めました。
ホームグラウンドで採っている時は毎回通る道にそのポイントはあるのですが
来なさそうな雰囲気なのでスルーしていた場所です。
車を降りて道路を渡っていると何かが道の上に落ちていました。

照らしてみるとそれは…


CA3I0946.JPG
無残にも車に轢かれているノコ♂でした。

もう轢かれる個体が出てきているとは…

さて、お目当てのこのポイントの外灯ですが、
居たのはゴキブリだけでした。

さて、往路を戻ってきてまたAポイントに立ち寄ることに。

少しだけ顔ぶれが増えていて、
ヘビトンボケラにNo.2が食いついている最中、彼が枯れ草の中から引き出したのは、


CA3I0947.JPG
PM10:25
本日2頭目、アカアシ♀でした。

アカアシをケースにしまった後は、
じゃァシメに…と云うつもりで
かつてNo.4がたまにコクワを拾っていたとするGポイントに向かいます。
(なんか「Gポイント」って単語に意味も無くハラハラしてしまった)

周辺を散策するも節電なのか球切れなのか、明かりが点いている箇所も少なく、
あえなくGポイントも収穫0で終わりました。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


さて、ひとっ走りして戻ってきたので、
んじゃ帰るか~と云う雰囲気がそこはかとなくしていた車内。

No.2の自宅まであとちょっとと云うことろで、


俺 「ァそうだ!!!!ちょっと樹液採集に行かない!?」

(もう帰してやれよ…)

No.2も了解し、
前にスジやノコを採った事があった某所へ行くことに。

その場所は、これまた近所にあるところで
コナラやミズナラが生えていて最も自宅から近い樹液採集ポイントと云える場所。

車を停めて暗い森の中へ。
電池が切れかけで光度が弱くなっている懐中電灯でコナラ・ミズナラを探していきます。

だんだんとそんな木が増えてきて一本一本見ていくと…


CA3I0948.JPG
PM10:53
ここらではあまり見る事が出来ない光景!!!
樹液にかぶりつくカブト♂ミヤマ♂

CA3I0949.JPGCA3I0950.JPG

No.2 「(カブトの発生)早くね?」

いよいよカブトも発生を開始したと云うところですね。

カブクワを木からはがすと云うのもまた新鮮な感覚です(苦笑)

隙あらば飛んでいく活発さなので、
一旦車まで戻ってケースに収める事に…

さて車に戻ったのですが、厄介なことに、
カブトが大き過ぎてケースに入らない…

仕方なく、車載のゴミ箱にカブトを捨て保管し、
引き続き樹液採集に向かいます。

しばらくして先ほど2頭を見つけた場所まで来て周辺の木々を観察していた
まさにその時!







ガサガササササッ






林の奥10~20m先から、藪が大きく揺れる音が!!!!!!!!!! ウワァァァァァーーーー!!!!!!!!!!!

その音を聞いた我々二人は、
急いで林から出て車まで全力疾走。

何を隠そうこのあたりは昔からアレが出没する一帯であり、
まさに聞こえた音は明らかに小型の哺乳類のそれとは一線を画すものでした。


車に戻った自分らは戦慄して肝が軽く縮こまってたと思います。

ここで戻るのが賢明ですが、
魔が差したのかブロガー根性が出てきた自分は

「もう一回行ってみねぇ?」

お化け屋敷じゃねェんだぞ(汗)

なんだかんだでまた行くことに…
耳を澄ましながら少しずつ進む我々。

しかし結局、現場に着いたところで身の安全を考え引き返してきました。


戻りがてら、
気になった外灯を見つけそこで

CA3I0951.JPG
PM11:47
小さなアカアシ♂を発見。


…………………


最後に、いつものコンビニで本日の成果を確認。

CA3I0952.JPG
計7頭

この後カブトが飛んでコンビニの入り口に向かって飛んでいき
その場に居合わせた大学生らしき数名と軽い騒ぎになったり、

クワガタは標本に持って帰るが特にカブトは要らないのでまた逃がしに行ったり、
そんなこんなでNo.2を家に帰したのは日付が変わった今日のAM0:40でした。


と云う事で、結論としては
「市内ももうこんなに虫が出てきている」ってことですかね。
採集中に会った方のものも含めると、10頭以上は一晩に見つかっていたわけです。


@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@

採集記事としてとりとめのない内容になってしまいましたが、
ひとまず報告までに…


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ママチャリ野郎 ~辛走デスティニー~ [日昆 採集記 【2012年】]

なんかタイで世界最小のハエが見つかったとかで密かな話題になっているようですな。

さて、先日
去年から気になっていたエリアに
機会があったので行ってきました。


 6月末 某日

去年秋のヒメオオ採集と出発の展開は同じく、
某市町村に車を停めそこから自転車でポイント探索に行くことに。

今回は、出発地点の市町村から隣の市町村に移動後
山道に入っていくと云う順序。

午前10時前、出発

CA3I0915.JPG
天気いいなチキショーー!!!!

そう、この日の天気は晴れ、雲一つない憎たらしいほどの快晴なのである。

そんな中甘い見通しで
・リュックサック
・タオル
・ケース
・双眼鏡
・地図帳
伊藤園 充実野菜 1本

をチャリかごに積み、つなぎを着て自転車を漕ぐのである。
その姿はまさに「個性的」。笑ってはいけない。

昔の採集記を読んでもらえれば分かるが
乗っている自転車もMTB(マウンテンバイク)などと云う
山道の走行に向いた代物ではない。
中高年層に人気のMMC(ママチャリ)なのだ。

しかも名前まで付いている、
車体に英語で『Destiny』とプリントされている。何が「運命」なのだろうか。

取りあえず今まで苦楽を共にしてきた愛車「Destiny」をひたすらこぎ、
起伏に富んだアスファルトの上を全力で進み続ける。

天気が思いの外よ過ぎるので、
用意していた水分補給用の野菜ジュースも減りが早い。
(まぁ普通はスポーツドリンクを持ってくるんだろうけど、砂糖を控えてる身なんで)

ガタがき始めているからか、
ちょくちょくギアが誤作動を起こしペダルの調子が狂う。



……………………………………………………



あ 道を間違えた。



……………………………………………………



汗ダラダラになって漸く林道の入り口に到着。

CA3I0916.JPG
この時点で午前11時半、チャリで出発してから2時間掛かった。

ここからはお馴染みの「未舗装路」である。

ここからがママチャリの力の見せどころじゃぁァ!!!!  構わずこぐ。




マウンテンバイクと違ってママチャリなので
砂や砂利のせいでスリップしてばかりで労力を消費する割に大して進まない。





心が折れる音と苦しい息遣いと共に、あえなくペダルから足を降ろした………………




結局、チャリに乗ったり降りたりを繰り返しながら
緩やかな傾斜の林道を登る。
ハンドルを握る手も振動でだいぶビリビリと痺れてきたので
皮手袋を装着する。



同じ面子ばかりのチョウを横目に道なりにしばらく進んでいると、
目の前を先に飛んでく青黒く光る甲虫が…!!!


まさか…!!!?
ハンミョウか!!!!


着地したそいつを遠目で確認すると黒っぽいので、
まぁ大きさからしてニワハンミョウと云ったところだろうが
こう云う種類でさえ実は初めて実物を見るので土産に持って帰りたいと思うところ。
本来はクワガタのポイント探しを目的に来ていたのだが…


気付いた時にはもう忍び足だった。



感付かれないようゆっくりハンミョウに近づいている時、思わずにはいられなかった。

  (網持ってくりゃよかった…)

じりじり距離を詰め、両手を伸ばしてガバッとトドメに入る僅かな差で逃げられ飛ばれる。
そんな非効率的な攻防を数分繰り広げ、
4~5mの間隔で道を行ったり来たりした後

「はっ! こんなことしてたら林道の終点まで行くのに時間が無くなってしまう」
と我に還り、一旦ハンミョウは忘れようと云う事でまた道を進むことにした。



「いかんいかん、まだ山道をちょっとしか進んでないのに
 ハンミョウごときに貴重な体力持ってかれてたまるか!」


が、
しかしさらに数十m進んだところで、またあの青黒い飛行物体が。


2時間走り続けて意識的な余裕も無くなってきた自分の目の前を、
存在をアピールするかのように4~5m間隔で飛んでは止まり飛んでは止まりを
繰り返すと云う誘惑が続き。


   プチッ

自分の中で何かが弾ける音がした。


自転車を降り、忍び足で近づく・・・

両手を揃え、段々と距離を詰めていきあと10cmの距離まで手が近づいたところで、
電光石火で捕縛!

逃げられないよう注意して摘まみ上げ、
CA3I0918.JPG
初ニワハンミョウ採取。
牙でガリガリ齧ってくるが、豚皮にはそんなもん通じはせんわ!!!!

CA3I0925.JPG
動きが速い昆虫って大体気味悪さを覚えるんだけど、
こいつらに至ってはそれがまた魅力に感じるんだよな…


気分転換もしてスッキリしたのでまた新たな気持ちで林道を登る。

しかし、多いなやっぱ普通種なだけに…
等間隔で道端に止まっている。


………………


時刻は昼の12時半頃になり、
よくよく考えたら朝飯も摂っていなかったのでチャリを停め昼飯にする。

海苔を巻いたおにぎりを2個ほおばる。中身は…唐揚げだ。(昔から唐揚げは自分の代名詞でもある)

昼飯をさらっと終えひたすら道なりに進む。

スギの植林地帯と天然林地帯が交互に入れ替わりながら、
少しずつ道の傾斜もきつくなってきた。



ときおりケース内のハンミョウを見て和みながら、
山を登ること暫らく。
軽トラに載った老夫婦とすれ違った。
道の由来など少々話を伺った後、自分が林道の終点まで行く旨を伝えると、


老紳士 「かなり遠いよ?」


確かにその通りだった…


チャリだとなんと辛く遠く感じるものだろう…
文章にすると一瞬なのに(哀)

一定の標高まで行くと(とは言ってもかなり低いのだが)
灌木が目立つようになり、良い感じにクワガタが生息していそうな景色になってきて
遂に終点が来た。
終点とは言っても、道はまだ続いているのだが、
CA3I0923.JPG
道には鬱蒼と下草が茂り、道も委縮していて消滅しかけている状態だった。

なんか収まりつかなかったので、
クロサナエ.JPG
腹いせにトンボをすっぱ抜いてみた。何気に上手く撮れた(笑)
おそらくクロサナエではないかな? ダビドではない……と思う…。



………………………………………


さて、ここからは帰り道。下りなので一気に気が抜けてきた。

歩くのも疲れたのでチャリに載ってツィーーっと林道を戻る、が。

ゴロゴロ埋まっている石に翻弄されて終始乗り心地が悪かった…



  ガガガガガガガガガガガガガガッ・・・

                          ケツがァァッッ!!!!!!!!


と、サドルとハンドルの双方から攻撃を受け完全に気をとられていた次の瞬間、



バサッッ  ドドド… バサッッ


5m先の茂みから突然ドデカい獣が林道に飛び出してきて
反対側の茂みに飛び込んで行った…


顔面蒼白、ただその時自分の表情は目が皿のようになりポカーンと口を開けていた。


カモシカ(成獣)だったな…


あまりのデカさと至近距離での出来事に一瞬、クマかと思ったのはここだけの話。
まぢビビったぁ…


そんな一瞬の出来事を体験した後には、
もう疲れがどっと増してきて
ウグイスの声に苛立ちさえおぼえてきた。

「ほ~~ほけきょ! じゃねぇぇェーーーよ!!!!!!!!







いやぁ…あの日は、アツかったなぁ…。



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6月、啓蟄…? [日昆 採集記 【2012年】]

今日で6月も終わり、7月が始まります…

と云う事で、
夜間の野外観察録をちょっとですがまとめてみます。


 6月21日(木)

この日、ホームグラウンドエリアで初の見回りに行くことに。

同行者は、
No.2
パンドラ(⇒2012/2/12の記事参照)


ポイントを回ってみると、まだ気温が低く最高でも15℃ほど。

ちらほらガが居付いていて、
1頭だけコガネが落ちているくらいで甲虫の姿はこの日他に居ませんでした。


そんな中…



運転中、
誰となく声を張って前方を指差した。


 「ナニアレ!!!」



ウサギか!!?


「俺が行く!」と間髪入れずNo.2が飛び出し獣を追いかけていく。


しかしウサギにしては走るのが鈍すぎる…


横穴に逃げ込んだところでNo.2が至近距離でシャッターを押す。



CA3I0908.JPG
アナグマだった。

FH鈴木さんも沢山見かけたと云う事なので、
今年はアナグマ界に何か起きているのだろうかと一考したくなる出来事でした。
小さな出来事でした(このほかに何も起きなかったからねぇ…)



 6月26日(火)

ここ最近夜になると度々チェックにいくのだが成果が無かった、
それが今日前進することに。

この日は自分一人での見回り。

いつも通り外灯を見回っていくが毎度の通り収穫ゼロ。

では木の方はどうか?と云う事で
シーズンになるとたまにポツンと木にとまっている事がある公園に入ってみた。



…この木は居ない…この木もいない…

ぁァやっぱ居ないかぁ~とフラフラ歩いているところで
見逃していた1本の木が。

ライトを当ててみると黒く光る物が幹に所々に付いている。

「これは…!!!!」




ゴキブリだった[あせあせ(飛び散る汗)][バッド(下向き矢印)]

どうやらこの木はゴキブリの御神木だったようだ…

しかし根元が少々入り組んでいて何か居そうだ…
とグルッと見まわしてみると………?





CA3I0914.JPG
おおッ!! コイツはゴキブリじゃなかった(笑)


CA3I0926.JPG
今年初のコクワガタ採集。




いよいよ…始まったなぁ~


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第2回 マグソ…大会? [日昆 採集記 【2012年】]

前回からまた1週間以上空いてしまった…

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まず最初に、追記として
2012/5/11の記事で紹介したエラフスが脱出した、
飼育材の中身を検した様子を更新しておきました。


     ⇒ 2012/5/11『王様へのステップ?』

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さて今週の日曜日、
ファーブルハウス周年祭最終日に行ってきました。

虫とはかかわりのない自分の友人・知人から口々に、
「あの店いつも締まってない?」
「あの店って、人来るの?」
と、辛辣な質問が飛んでくるので

3周年祝いに『営業中』の大きなプレートを持っていこうかと思いましたが、
イイのが見つからなかったので結局手ぶらでした。
(持っていっても使ってくれなそう…)

店内では備え付けの椅子を全て使っての座談会となっていました。

普段のカブクワ関連のみならず
昆虫各分野の幅広い話は非常に新鮮でした。
ただ、最近ホントに頭が回らず全然話のネタが出てこなかったのが
自分の中では悔いが残ります。
(原因は分かってるんです…これからもしばらくこの調子なんだろうか…)

本当はNo.2も連れてこようかと誘ったんですが、
あまり虫が深く語れない分居た堪れなくなると思ったのかキャンセルされました[たらーっ(汗)]


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さて今週、毎年恒例の春のクワガタ採集に行ってきました。

当初は6月に入ってすぐにいくつもりだったんですが
メンバーの都合が折り合わず予定を合わせていたら
FH鈴木さんから「ちょっと少なくなってきてるように感じるから急いだ方がいいかも」と聞き
半ば見切り発車で採集当日を迎える事になりました。


今回の採集ですが、
この時期と云う事でターゲットは勿論?マグソクワガタです。

今年は大雪・嵐の影響で発生木周辺の景色が変貌、
木々がなぎ倒され採集しづらくなってしまっていますが
それでも採集はできます…


………………………………


ポイントに到着。

梅雨前でハラハラしていたのですがいい天気、快晴だ[ぴかぴか(新しい)]

No.2 「いや快晴ではないな、薄ら雲かかって空が白いヤ」

No.6 「もっと青い時はこれでもかってくらい青いな」

取りあえずマグソが飛ぶには打ってつけの天気だ。

ただし一つ欲を言えば、もうちょっと風が弱まってほしくはあったんですが。


上陸後早速足元を観察してみる。

時刻はもうそろそろ午前11:30になろうとしていて
去年までの観察経験でいえばパッと見ただけで
結構な量がブンブン飛んでいるのが分かるのですが
風が少々強いせいか全然飛んでいる個体が見られない。

まさか発生が終わってしまったのか[あせあせ(飛び散る汗)]
と数分ウロウロして心配してきた頃、






CA3I0888.JPG
おッ!!!!! いた!!!!!!


いきなりを捕まえた。

やはり1頭目を見つけると、どんなに後で沢山採れようが嬉しくなりますね。

そしてしばらく探していると



CA3I0889.JPG
も発見。

風が強いせいで飛んでいる個体がおらず皆地上でスタンバイしている状態です。


No.2・No.6も採集を開始する。

今回きちんとしたマグソ採集が初めてのNo.6も
最初は全然見つけられずだったのですが
次第に少しずつ地上に止まっている個体を探せるようになっていってるようです。

CA3I0890.JPG
こうやって地面に留まっているのを地道に摘まみ採っていきます。

本当はブンブン飛んでる個体をスウィーピングで採るのが楽しいんですが…[たらーっ(汗)]


No.6が「これか?」と手のひらに載せたゴミムシダマシを見せてくるので、
同じく間違えているNo.2と共に
マグソクワガタとの見分け方を説明していきます。

No.2 「まぁ見つけたモン全部とっときゃいいべ[るんるん]

  …そう云う意識は採集屋としては素晴らしいんだがなぁ…(苦笑)



CA3I0892.JPG
採集開始から約20分経過したNo.2の容器。

このくらい時間が経っていればNo.2の力量であれば
50頭以上はもう既に採っていていいのですが、
この画像の通りあまり数が多くありません。
(しかもゴミムシダマシやゾウムシが紛れてるし[たらーっ(汗)]

やはり木々が倒れて林が荒れてしまい採集しづらくなったことと、
発生ピークが過ぎて個体数が減ってきているのでしょう。
このポイントでは5月の4週目を迎えてから発生しだすのですが、
発生が終了する時期はあまり分かっていません。
完全に見られなくなる時期や成虫の寿命が飼育下では1ヶ月ほどと云う事を考えると、
7月に入る前には終了するのでしょう。
ちょうど専門誌で書かれている発生時期に収まります。


マグソを探しつつ、他の虫の観察もしています。


CA3I0893.JPG
クロヤマアリに襲われるアカネカミキリ
かなり抵抗していましたが満身創痍で最終的にお持ち帰りされました。


CA3I0894.JPG
オトシブミの揺籃
成虫の発生は終わったのか、揺籃は沢山見かけました。


CA3I0901.JPG
ニホンカワトンボ
採集後一日の間部屋で放し飼いにしてました(その後放しました)。




CA3I0895.JPG
♂も♀に辿り着くようになってきました。
これ↑↑は交尾に至るマグソ、時刻にして正午のあたりです。

だいぶ採れてきたのに反比例して飽きがまわってきたのか

CA3I0896.JPG

CA3I0897.JPG

CA3I0899.JPG
No.2・No.6の興味が次第に別の方向に向かっていったようで。

なぜかこの2人、
些細なものから「遊び」を生み出し楽しむ天才なんですよ。
自分にしてみれば、
「そんなに虫採りに興味は無いのかね…?」と遠くを見つめたくなる気分にはなりますが[たらーっ(汗)]


さて、一通り皆で遊んだところで(←オメーも遊んでんじゃねーか[パンチ]
採集結果です。

CA3I0898.JPG
数は数えていませんが、40頭ほどだと思います。

この時期採ってみて感じたのは、
♂が非常に減っているという事でした。

6月初めなら♂だけで3桁は数時間の間に採れるのですが、
今回それと比較して採れなかったのは環境の変化や風の発生などいくつかありますが、
やはり時期的なところが要因として一番大きかったと思います。

ただ、♀に関しては♂より生命力が勝っているだけあって
観察できた数に陰りは感じませんでした。
今回30分ほどの採集時間で10頭ほど採れました。
しかし、死んでいるものや脚が欠けた個体も少し居たため
発生終了までは時間も永くはなさそうです。


採集した♂と♀(No.2採集)
♂の機敏さに比べ、♀は動きが緩慢なのが見て分かります。
♂の見ていて清々しい動きも癒されますが、
♀もこれはこれで短い脚でのこのこ歩く姿も可愛らしいです(笑)


採集した個体は標本にするものだけ残し、後はリリースしました。
これでひとまずノルマはクリアかな…




最後に恒例の記念写真。
CA3I0900.JPG

2012年マグソ採集・END



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