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どんな方向に向かっていてどんなスタンスでやっているのか端的に分かると思います。
すみませんねぇ、なんか押しつけがましい性格みたいです・・・

日昆 採集記 【2019年】 ブログトップ
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2019年 最後のヒメオオ狩り [日昆 採集記 【2019年】]

青森でもいよいよヒメオオクワガタの終わる時期となってしまいました。

あちこちで喋ってたのでブログでも重複しているかもしれませんが、今秋はホントに台風が邪魔してくれましたね・・・!
青空に映えるヒメオオの写真を撮りたかったので機を窺っていましたが、毎週末毎週末・・・一体何なんじゃ!! 結局今年まともなヒメオオ日和だったのは9月最初に行った津軽半島だけでした。

「せめて少しであろうとヒメオオを見に行きたい」と、林道に突入した10月の採集の2編をまとめて書いておきます(中身あんまり無いから)





  10月14日 今年最後のヒメオオ狩り・・・?

去年久し振りに見に行って、環境の荒廃具合が凄まじかったホームのポイントの事は記事にしましたが、今年はまだ見に行っていなかったので、この日はそこへ行く事にしました。

 《環境の荒廃具合が凄まじかったホームのポイント》
   ⇒ 2018-10-11 『2011→2018』

ところが現地に着くと丁度タイミング悪く、スギの伐採で林道が塞がっていて通れない・・・!!
このポイントはスギの植林を抜けた先にヒメオオのポイントが在るので迂回路もありません。重機が通って道もヌタついてるし、仕事の邪魔までして虫を採るワケにもいかないので残念ながら諦める他ありません。


時間もまだ十分あるので、別のルートを辿り同じエリアの別ポイントへ行ってみる事にしました。

このエリアには有力なポイントが3ヶ所在って、
1つ目が今来たポイントで2011年に初めてヒメオオポイントとして自力で見つけた場所(何度も記事にしている)
2つ目が似たような環境でスギ林の奥・終点付近にヒメオオがかたまっているポイントで1つ目よりちょっとだけ数が少ないポイント、
3つ目はこれもたまに記事に出しているポイントで自分史上最高の桃源郷。

まずはこの内の2つ目へ突入。
このポイントは時期を外すと個体数が少ないし個人的に魅力を感じないポイントだったので久しく来ていなかったのですが、

CA3I0623.JPG
ポイントに着いてみると、最初に発見した2015年と比べても特に変わっていなくて安心しました。雑草などで地面が隠れる事もあまり無く(画像ではちょっと藪っ気が強く見えていますが・・・)、ヤナギにはまだまだ新しめの齧り痕が・・・
周囲を注視すること間もなく、ヒメオオ♂の姿を確認する事が出来ました。少し念入りに探したところ、合計で4頭ほどを発見、時期も終わりなのでこんなものでしたが最盛期の数を予測する分にはまだまだこのポイントも数年は安泰でしょうかね。


ただし、ポイント自体の荒廃は無かったものの、そこに至るまでの途中で痛ましい光景に出くわしました。
CA3I0622.JPG
崩落して流されてしまった道。
ヒメオオポイント(林道終点)まではあと数百mと云うところなので歩いても苦にならない箇所でしたが、台風の影響は確実に積み重なっています。


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この林道を戻った後、残る3つ目の桃源郷ポイントへ行ってみる事にしました。

CA3I0628.JPG
やはり曇天だと上を見上げるのがしんどい・・・
反射した雲からの逆光で枝に付いたヒメオオが見分けにくいのですが、それでも他に人が来ていないおかげかある程度の数を見ることが出来ました。

CA3I0630.JPG
林道の終点を折り返した時点で10頭以上、逃がしながら追加を探して最終的には約20頭程度を見ることが出来ました。
今の時期にしてはそれなりの数は居たのかなと納得しましたが、50mm越えは見つかりませんでした。





  10月21日 すっかり紅葉・・・んん?

この日はヒメオオとはあまり関係なく、紅葉の進み具合を見に行く為午前中に山に向かいました。

TVのニュースや新聞ではもう紅葉情報が飛び交い、山に入ってみると呆れるほど驚くような数の観光客が景観スポットに集まっていました。駐車場のキャパ400%超、遥かに足りてない状況です、観光業者のミニバスが駐停車禁止の場所に停める始末、しかも地元業者。全然癒されない。むしろイライラする。

そんな人ごみを横目に、ちょっと気になる林道が近くにあるのでついでに入ってみる事にしました。何年も前に一度通ってはいたのですが、当時はヒメオオを気にしていなかったので今一度見てみようと云う思いつきでした。

CA3I0650.JPG
あまり遠景で楽しめる場所ではありませんがとても美しい紅葉です。
静かで、人がごった返すような観光スポットよりずっと癒されます。


植生も結構良さげながら意外とどのヤナギもキレイな幹枝で、やっぱりそうは上手くいかないよなァ~と思った矢先にそれは待っていました。


CA3I0651.JPG
居だでばナ!!!!

例年、この山塊のヒメオオは終わるのが早く、本体まで見つけられるとはつゆとも思っていなかったので息が止まりました。まさかこの時期このエリアで新規開拓できるとは・・・!!!
網を持っていなかったので樹を揺さぶって落とし、危うく見失う寸前で運よく再発見。キレイな完品で心も錦色・・・(笑)
そのまま林道を抜け、山を下りました。


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CA3I0653.JPG
それから数時間後、午後になりもう一度同じ林道へ様子を見に行ってみる事にしました。

さっき採れた樹(バッコヤナギ)には多数の齧り痕があったので、時間を置いて見れば別個体が付いてるんじゃないかと云う淡い期待をしていましたがやはり何も付いていなく・・・

CA3I0656.JPG
ヤラセ写真を撮りながら大人しく引き返し始めたところ、今度は別の樹(オノエヤナギ)にヒメオオを発見。

CA3I0660.JPG
往路では見辛い位置に付いていたので引き返して正解でした。
(どこにいるでしょう? 結構判りやすいですよね。)

CA3I0661.JPG
地上160cmの位置で写真も撮りやすい♪♪
♂♀ペアで居ましたが、時期の所為もありどちらもB品。それでも、今期ほとんどまともな写真が撮れていなかったのでありがたくシャッターを切らせてもらいました。


CA3I0663.JPG
紅葉とヒメオオの組み合わせと云う贅沢な時間を過ごせました。これでホントに今年のヒメオオは終わりです。






 近況・・・

ここ最近毎日ずっとパソコンでとある打ちこみ作業を続けている中の気分転換として、今回の記事を書いてみましたがかえって疲れましたね(苦笑)
パプアヒラタ以来、飼育種の続投記事も予定していたのですが書く余裕が全然ありません。年末の虫屋納会に関連しての作業なので、しばらくそれまではブログもいじれなさそうではありますが、それが終わったらこの作業の中身も書いてみたいと思っています。

・・・その為には、まずきちんと作業を間に合わせないとな・・・(焦)

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令和元年 ライトトラップ全記録 9月 [日昆 採集記 【2019年】]

今年のライトトラップ記録、4日連続でUPしてきましたが今夜は最終月・9月分です。


※気温や湿度に関しては、採集時間中を通しての記録と云うワケではなく、記録に残している内の一部のみ切り取って載せている日もあります。
※主な成果は、持ち帰るか否かに関わらず、特筆するべき種類や個体を主観で選別して挙げています。





 9月1日(日) 市町村B‐3(三八上北地域)
【 温度 】 16.2℃
【 湿度 】 78%
【 天候 】 晴れ 強風
【主な成果】 無し

7月分の挽回の為、8月の新月回りは出来るだけ休まず行こうという事でこの日も市町村Bへ。この日はちょっと場所をずらして違う山の斜面を照らしてみることに。

しかし、この日は流石にライトトラップには厳しい条件。

満天の星空(つまり晴れて放射冷却)
爽やかな空気(乾燥。78%と云う数字は温度が下がって飽和量が変わっただけで、元々は更に低かった筈)
激しい横風(全然虫が来ないし場所的に回避しようがない)
目の前を走り回るウサギ(邪魔くせぇ!!!)

ノコギリだかミヤマだかの♀が2頭ほど遠くに落ちていたが、
1時間ほど経っただろうか、馬鹿らしくなってきて撤退。
せっかくの別ポイント調査だったがあまり意味が無い日だった。


 9月2日(月) 市町村D(三八上北地域)
【 温度 】 18.5→17.3℃
【 湿度 】 80→90%
【 天候 】 曇り
【主な成果】 オオクワガタ♀

昨日は精神的に疲れたのでロケーションを切り替え市町村Dへ。
市町村Bも今期よく通ったが、こちらもオオクワの♂を狙っていかないと累代が危うい。

昨日と比べて条件は少し上向いているのでイケるだろうと思いきや、あまり飛来数のペースが上がらない。時期も遅いので他種の飛来が多ければ良い日だと云うワケでもないが・・・
たまに見栄えのするノコギリの♂などが来るので、空中に視線を向ける集中力も続いている。

正直にライトの正面に飛んでくるので、狙いを澄ましてスウィーピングの練習もするが、なかなか上手く捕えられない。

そうしている内に、また飛んで来た何かを見事振り捕らえた21時06分
それがこの日最初で最後のオオクワガタだった。

CA3I0416.JPG
大腮含め全身傷・摩耗無しのド完品個体。
それどころか大腮内側には羽脱時に付いたと思われるフラスがまだ残っていた。
羽脱当日だろうか。コイツは組んでも絶対・・・絶ッ対産まない。


 9月3日(火) 市町村B‐2(三八上北地域)
【 温度 】 20.5→20.0℃
【 湿度 】 78→75%
【 天候 】 曇り
【主な成果】 無し

市町村Bはやはり正直にこの夏通い続けた場所で粘るべきだろうと、前回のような変化球は止めてB‐2のポイントで点灯。

大量に飛来する雑虫としては、アリが多いポイントや、カゲロウが多いポイントなどは在ったが、このポイントは見ているとやたらハエが多い。飼育でよく見るキノコバエの仲間と思われるが、この日は特に多い。

いつもながらの、ミヤマ・ノコギリ・コ・オニの4種のクワガタが飛んで来たが、数は少なくギリギリ2桁に届いたあたりで飛来はストップ。21時半過ぎで消灯した。


 9月5日(木) 市町村J(三八上北地域)
【 温度 】 17.6℃
【 湿度 】 88%
【 天候 】 晴れ
【主な成果】 なし

まだ行った事の無い市町村に一度は挑戦しておこうと思い立ち、ライト初挑戦の市町村へ。
一日とは言え鬱憤が溜まっていたのか、悪条件だった昨日からあまり好転していないにも関わらず新規ポイントに入った結果は散々なものだった。

まず、気温が低い。空は晴れて放射冷却が起こっている。
湿度は88%を指していたが、気温が高かった日中の状態から空気中の水分量の変化(海からの湿った風や雨)が無く、温度だけ下がり飽和水蒸気量が少なくなった為に相対的に湿度が高く表示されているだけで、「空気中の水分量が多い=蒸している」ワケではない。
『昼夜の気温差』が肝で、これでまんまと「うん、今日は湿度充分!イケる♪」と思って空振りしてしまうワケ(自分も今年になって気付いた・・・勉強って大事だな・・・)
実際、空気は「ひんやり」と感じるだけで、「しっとり」とした感覚は無い。

そして、月の影響。この日のあたりから月も膨らんできて、沈む時刻も夕暮れ直後から夜遅くにずれてくる為、林道に入っても割りと明るい。

極めつけは、下見をしなかった為に、ライトをパッとつけたらその先がスギ林だった事。

ガもほとんど飛んで来ない。

CA3I0421.JPG
唯一飛んで来たクワガタは、台湾の小型種みたいな毛の擦れたミヤマ♂。


 9月6日(金) 市町村K(三八上北地域)
【 温度 】 21.7℃
【 湿度 】 85→90%
【 天候 】 薄曇り のち晴れ
【主な成果】 無し

去年、新ポイントを発見し何度も通った当時未開拓の市町村がある。
良ポイントなのだが、ライトを掛けるには風に弱く標高がやや高いと云った条件があり、採集できる時期とタイミングがややシビアな場所でもある。

そんな場所にもかかわらず今年はまだ一度も顔を出していなかったので、秋が深まってしまう前に一発「挨拶」に来ておこうと思い、夕方に急いで出発した。
ここ数日、採集条件が整わず特に気温に泣かされてきたのだが今日は何とか高いまま保っていてくれそうだ。

現地入りすると、去年と比べて虫の落とし場所が少し荒廃していた。誰も来ていないのか?
気温と湿度はセーフ・・・しかし・・・、・・・半月の影響が強く厳しいのは変わらない。雲は多いが薄くてぼんやり月の位置が見て取れる。

到着早々に点灯開始、
前の日までよりはましだが虫の勢いはやはり弱い・・・ヤママユやキカマキリモドキ、エンマコオロギなど秋の虫に焦燥感を煽られながらカタい虫の飛来を待つがまるで反応なし。既に記憶が曖昧になっていてこの時ノコギリの♀くらいは飛んで来たかも知れないが、そのくらい何も来なかったという事である。
そんな状況のまま数十分が経過・・・

ライト正面に久し振りのヒット。黒い♂の影がユラユラと迫ってきたところを逃さず網でキャッチ・・・!

CA3I0422.JPG
サイズは普通だが良型のコクワ・・・!
時刻は20時半、いよいよ今夜も本番入りか・・・と思った矢先、頼みの綱だった雲が散開。あいつらはどこに行った!?!?

それから一気に静まり返った。満天の星空の下、機材を片付けるのも月光のお陰でとても楽チンだった・・・


 9月7日(土) 市町村D(三八上北地域)
【 温度 】 22→20℃
【 湿度 】 80→90%UP
【 天候 】 晴れ 時々曇り
【主な成果】 オオクワガタ♀

日に日に月が膨らんでいく中、心配なのは雲の量ただ一つ。
今年のこの時期なら、雲が空を覆ってさえいれば気温も湿度も保たれるのだが、現地に到着すると7:3くらいで星空が見えている・・・山に入る前はしっかり曇ってたのにィ!!

ライトを点けると早速カメムシが集まってくる。そして、市町村Tでお馴染みの大量のエゾハサミムシが群がってきた。
CA3I0427.JPG
数は市町村Tで出くわすほどのインパクトは無いものの、身体に付いてからチョロチョロ走り回り、服の中に入った時のチクチクした不快感はアリやガのそれとは比較にならない。

月がまだ山裏に隠れている内に勝負を決めたいと思っていたが、既に背後の山の木立の隙間から黄色い光が洩れてきていた。
そうなると、ライトアップしている正面の山肌からは月が見えているワケで、案の定クワガタは飛んで来ない・・・

雲は、流れは速く続々流れてくるがなかなか上手い具合に月を隠すルートにはまってくれない。
ゴールデンタイムに差し掛かっても状況は変わらず、飛来したクワガタは僅かに月が隠れた隙に飛んで来たノコギリ♀とアカアシ♀の2頭だけ。

CA3I0424.JPG
↑↑ライトの横にはしっかりと月の姿が。カメラの性能でぼやけて真ん丸に写っているが、半月である。


しかし、ダラダラと雲観察し続ける間に時間が大分経過していて、月が移動してもうすぐで正面の山の裏まで渡り抜けようと云うところまで迫っていた。
虫は落ち着いてしまっているし時間的にもキワどいところだが、敢えてこのまま採集を続行。

そのまま時間が経過・・・
西へ流れた月が、間もなく山に埋まろうとしていた時だった。

頼りげの無い小さな雲が月に掛かった1分前後の間に、久し振りの大型甲虫が飛び込んできた。

CA3I0428.JPG
21時19分、やっぱりこのポイントは今年の青森の中では一番のあたり場所なんじゃないかと思うほどの好感触があるのだが・・・やっぱり♂は厳しいか・・・

この後、完全に月は山の裏に隠れたものの、遅い時間でもう虫が動かなくなり今度こそ終了。
粘った末に来たこのオオクワも、どうしようもないのでリリース。
あァ・・・今年はもう諦めるしかないのか・・・?


 9月9日(月) 市町村D(三八上北地域)
【 温度 】 22.4→20.5℃
【 湿度 】 90%UP
【 天候 】 晴れ のち曇り
【主な成果】 無し

この日も雲に踊らされただけだった。

月齢も悪く、今週十五夜だと云う時期にもかかわらず、雲がかかりそうと云うだけの理由で山へ突撃。先週の出来事が脳裏にチラついていたのは言うまでもない。

現地に入ると、やはりと言うか、月がキレイだった・・・
今日に至っては、前回と違い月以外の条件も悪い為長丁場で粘るのはほぼ意味が無いと判断。時折現れる雲も役に立たず、チャイロスズメバチと2戦して終わった。
機材を片付けて道を戻ると、水銀灯の明かりが・・・。こんな時期に自分以外にもライトを焚きに来るなんて物好きだなァ・・・と徐行してすれ違おうとすると・・・知り合いだった。
八戸のY氏で、久し振りの再会で近況報告に花が咲いてしまったがライトはこちらも無駄咲きで終わってしまった。


ちなみに翌日、広く分厚い雲が県内全域を覆った。
青森市内では溜め息をつく虫屋が、八戸市内では歯軋りをする虫屋が恨めしく空を見上げていたのである。今期ほぼ最後のチャンスだったんだけどなァ・・・


 9月28日(土) 市町村D(三八上北地域)
【 温度 】 15.9→14.6℃
【 湿度 】 86→90%UP
【 天候 】 薄曇り 微風
【主な成果】 無し

日中は爽やかな秋晴れだったが、午後から雲が広がり急に暗くなってきた。
既にヒメオオ採集のモードに入って久しかった自分も、「あれッ? これって・・・」とソワソワしてきてしまった。
そこにタイミングよくNo.7から電話が入り、勢いで「今夜現地で会いましょう」と口をついてしまった。

野暮用を済ませた頃には18時過ぎ。現地へ到着した頃には既にNo.7はライトを煌々と焚いていた。
青森でこんな時期までライトのチャンスを窺っていた彼も奇特だが、驚くべき事に他にA坂氏も来ていて近くのポイントに突入していると聞かされた。

No.7から自分も今日ポイント入りすると話をしてくれていたみたいで、A坂氏がポイントを譲ってくれたらしく自分が予定していたポイントへ無事入ることが出来た。

しかし、採集自体は悲惨で寂しいものだった。
ガやハチがちょっとだけ集まってきた程度で、No.7と共にクワガタはゼロ。A坂氏の所が一番気温が高かったらしいがそれでもアカアシのみだったという。

最終的に20時半までに全員消灯。短い夜だった。
この産地のブリードは、来年以降までお預けになるだろう・・・





今年の採集を数字でまとめると、出撃回数は
6月・・・4回(うち中止1回)
7月・・・4回
8月・・・16回(うち中止2回)
9月・・・8回
合計・・・32回

採集場所数は11市町村17ヶ所
ただ、中止したポイントも含まれるので、実質10市町村15ヶ所ですね。

灯火に飛来するクワガタ種別の所感としては、
オオクワガタ
2市町村で飛来し合計♀6頭でしたが、市町村Dではどれも未交尾♀ばかりと思われる個体ばかりで、終盤は♂目当てでそこに行き先を絞り粘ったのですが結果は実らず。
わずかに聞いていた話では、例年ほどメジャー産地は振るわなかったようで、鉄板ポイントでも不振だったり採れても♀しか飛んで来ないと云う感じだとか。

コクワガタ
環境に関わらず、採れやすいポイントと全く採れないポイントの差が激しかった印象です。採れる所では毎回♂も飛んでくるのに、来ない所では♀すら飛んで来ない。
気になったのは、シーズン後期に2次発生と思われる新しい個体が飛んで来なかった事。元気な2次発生個体によって追い出された1次発生個体ばかりが飛ぶ日に当たったのか、違う要因が絡んでいるのか答えは見つからず。

アカアシクワガタ
特に酷かった去年~一昨年に比べると飛来数はちょっとは多かったのですが、シャワーと呼べるほど一度に多数飛んで来たのは1・2回くらいでしょうか・・・アカアシシャワー自体元々そんなに長期間見られるワケでもありませんが・・・
サイズも本当に小さいものばかりで、40mm超えの♂すら何頭も見ていません。

ヒメオオクワガタ
今年飛んで来たのは1♂だけでしたので、何も判断出来るものもありません。

ミヤマクワガタ
今年は目立って大きな♂が得られませんでした。67~68mmくらいまで(例年は68~70mm)で、このくらいがそこそこ数が採れる青森産のサイズの上限です。運のいい人は70mmUPも採れたそうです。
4ヶ月通して、毛の抜けていない発生直後らしき♂個体が見られ、一挙に発生せずダラダラと活動を始めているのかな?と云う印象でした。しかし、今年はあんまり♀を見なかったなぁ・・・

ノコギリクワガタ
ミヤマと違ってちょっと環境を選ぶらしく全く飛んで来ない場所もありました。これは今年に限った事ではないのですが。
ミヤマと同じく今年は大型の♂はほとんど見られず最大59~60mm(例年は62~64mm)でした。

オニクワガタ
例年より発生が遅れた印象です。スタートは例年とあまり変わりませんが個体数が増えたのは8月の半ば頃? ただ、一部の地域では当たり年でした。個体数が多く見られた・・・と云うのは記事にある通りですが、最大はおよそ23mm台。




以上が今年4ヶ月分のライトトラップ採集記録の全てです。

こうしてまとめてみると、今年はシーズン後半に集中的に採集に行っていたのが自分でもよく分かりました。今振り返ると随分昔のようにも感じますが、8月の末頃から9月初頭には8日連続で採集に行ってたりもしたんですねぇ~・・・
なのに、何と結果に結びつかない日が多い事・・・(悲) ちょっと冒険的な市町村に行く時に限って天気が悪い日に当たりますな。

また、今年はメジャーな産地には7月以降ほとんど行かなかったのもあって現地での賑わいぶりやらその成果と云うのをあまり見聞きしなかったのですがどうだったのでしょうかね? 報告を聞いていても、良い成果があったと云うのはほとんど聞かなかったのですが・・・


ちょっと無茶していた部分もあった夏でしたが、来年もこのくらい行きたいですね。




・・・ちなみに、
今年の採集の激しさを物語る遺物を最後に載せておきます。

それは、成果として持ち帰った虫の数々・・・ではなく(恥)、
ハンディライトで使った大量の使用済み乾電池。

CA3I0557.JPG
こんなに使ってたの・・・・・・怖ッ!!!


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令和元年 ライトトラップ全記録 8月 [日昆 採集記 【2019年】]

今年のライトトラップ記録3日目、今夜は8月分です。
この月から一気に出撃回数が増えました。


※気温や湿度に関しては、採集時間中を通しての記録と云うワケではなく、記録に残している内の一部のみ切り取って載せている日もあります。
※主な成果は、持ち帰るか否かに関わらず、特筆するべき種類や個体を主観で選別して挙げています。





 8月1日(木) 市町村C(津軽地域)
【 温度 】 23.6℃
【 湿度 】 83%
【 天候 】 曇り やや霧あり
【主な成果】 コクワガタ♂ ヒメオオクワガタ♂ ミヤマクワガタ

この日は、ファーブルハウス鈴木店長と魅惑の聖域へ環境の確認をすべくある市町村へ今年初入山。

・・・と期待していたが、入ろうと云う寸でのところで道路が封鎖されており断念。
もう夕方になっていて時間も無くなってきたので急いで隣の市町村Cへ移動し、お互い別行動で自分はまだ入った事の無かったポイントへ向かった。

ところが、着いたポイントには先行者が既に待機しておりまた断念。
結局、7月7日と同じポイントに入り点灯。

やや不安定だがある程度向かい風。
アカアシがまずまとまって飛来すると、次第にミヤマの時間に変わった。羽脱直後のキレイな個体も擦れの激しく大腮の折れた個体も多様に混ざったが、その反面ノコギリは1頭も飛んで来なかった。コクワも僅かに混ざるが、オニクワに関してはまだ早かったようだ。

CA3I0236.JPG
この夜は全部で40頭ほどのクワガタが飛来したが、その中身はコクワ・アカアシ・ミヤマの3種で占められた。

その中、たった1頭、
CA3I0235.JPG
ライトから50メートル離れた手前にヒメオオの♂が落ちてきていたのは見逃さなかった。
小さな個体ではあるが、なかなか飛来しないヒメオオがライトで採れると特別感がある。


しかし、この夜のハイライトはヒメオオではなかった。

ゴールデンタイムが過ぎて飛来数がめっきり減ってきた時間帯、
マンネリ気分も吹き飛ぶ大物が飛んで来た。

CA3I0299.JPG
特大のコクワ♂
〆た後に詰めて測ると51.9mmを示している。
ここは個人的に思い入れの強い市町村なので、そこでこうした大物に会えたのは僥倖の極みと言える。
家宝にしよう。


 8月2日(金) 市町村E(津軽地域)
【 温度 】 22.4℃
【 湿度 】 90%
【 天候 】 強風
【主な成果】 ミヤマクワガタ♂

県内でも今年まだ行っていないエリアであるこの市町村には、去年から目を付けている興味深い採集ポイントがある。
去年、ルートを下調べして意気揚々と突入したのだが、道が壊れていて無茶を通した末にスタックし泣く泣く撤退した苦い記憶があるポイントで、その為に目的地へは辿り着けなかった。だが、そのポイントへはもう一つ別のルートがある事も分かっていたので、今年はそちらから突入してみようと計画していたワケだ。

このルート自体は手前までは来たことはあったが、
その時点でだいぶ自然回帰していたため、地図上で想定するにおそらく1kmほど手前で車が進めなくなる計算。
そこまで行けるのであれば投光器だろうが発電機だろうが人力で持って行ってやろうじゃねぇか!!! とまた無茶を計画し、昼間の明るい内から突入。


長々砂利道を登って行くと、車両終点に辿り着く前に問題に直面。
このブログでも何度か載せたような光景に遭遇した・・・


CA3I0243.JPG
林道強制分断!

既にアプリで地図が読み込めない場所だったので、想定していた車両終点からどのくらい手前で足止めを食らったのか分からないが、この崩落箇所を発電機を持って渡すのは現状不可能。
ハイワット機材でのライトトラップを諦め、プランBでHIDハンディライトをリュックに詰めて向かう事に変更。

CA3I0248.JPG
道の形状を紙の地図と照らし合わせながら歩いていくこと暫らく、遂に目的としていた場所に到着。
これがまた心が躍る地形で、ライトトラップの環境が少ないこの地域にしてはかなり魅力的なポイントだった。

しかし、ある程度想像がついてはいたが・・・ ハンディライトじゃ光がほとんど届かない(泣)

来たからにはやる以外に選択肢は無いが、やる前から悟りきってしまうには辛い道のりである。
おまけに風が強い・・・

暗くなりライトを点灯するが、
期待の山肌にはビームが届かず闇の中に消えていく・・・虚しい。

もはやまともに勝負する事は諦め、歩いてきた林道の脇に並ぶつまらない木立に照らす以外にやりようが無かった。
ほとんどガも飛んで来ないが、他のポイントではあまり多く飛来してこなかったウエツキブナハムシがここでは大量に押し寄せてきた。


さて、結果的にいくつクワガタが飛んで来たのかと云うと・・・


CA3I0251.JPG
絶対ゼロだと思っていたので逆に驚いた。
条件の厳しさや機材の貧弱さで絶望視していたので、いつもは持って帰らないサイズだがお土産にしたのは言うまでもない。


帰宅後、地図上で確認してみると
崩落地から採集ポイントまでは3.5kmの距離だったことが判明。


 8月3日(土) 市町村T‐2(三八上北地域)
【 温度 】 21.4℃
【 湿度 】 90%
【 天候 】 無風
【主な成果】 オニクワガタ♂

No.2と2人で7月20日のリベンジへ。

前回と違い荷役の労力を惜しみ手抜きポジションでライト点灯。
手抜きとは言えどう結果が出るか分からない場所だったので、ある意味実験でもある。


CA3I0257.JPG
結果は何とも笑えない成果に終わった。
今期初のオニクワが確認できたがもうそんなことはどうでもよかった。


 8月4日(日) 市町村A(津軽地域)
【 温度 】 24℃
【 湿度 】 75%
【 天候 】 霧
【主な成果】 無し

B、C、D、E、ときて、ここでA。そう、これは番号ではなくイニシャルである。
・・・しかし何の面白みも無い夜だったのでこんな小細工は全く意味が無いのだが。

地元の人間としては目が離せないポイントではあるのだが、
非常に条件が厳しく、回数は少ないが過去まともにクワガタが飛んで来てくれていなかった。

まだ適切なライトの位置が決めきれていない事や、乾燥とガスに苦しめられあっけなく終了。


 8月7日(水) 市町村T‐3(三八上北地域)
【 温度 】 21.6℃
【 湿度 】 75%
【 天候 】 晴れ
【主な成果】 無し

採集のメッカ、Tとは言っても流石に隅々まで調べ尽くしているワケもなく、
この日の風向き等の天候事情、そして平日であるという事も加味し、通うのが楽な市町村Tの中で面白そうだと気になっていた新ポイントに狙いをつけた。

徒歩でないと辿り着けない為HIDハンディライトでの採集。
初挑戦のポイントで地形がちょっと特殊な為、ライトを置く一番効率的な場所を探し当てるのに時間が掛かってしまった。

しかし、この日はほとんど虫が動かずアカアシやミヤマの♀が極僅かに挨拶に来ただけで終わった。
この当時他の人とのやり取りを思い返すに、ちょうどエアポケット(ほとんど飛来がない時期)に入っているのではと考えられた。


 8月13日(火) 市町村F(下北地域)
【 温度 】 21℃
【 湿度 】 記録なし
【 天候 】 晴れ 強風
【主な成果】 無し

今期まだ下北方面に行っていなかった空腹感と、他の地域が晴れて月の影響を避けられない事情も相まってこの今期初の下北採集。
コクワがまだこの地域で採れていないのでどこでもいいやと甘く見ていたのが馬鹿だった・・・

風向きを考慮していなかった。
この地域はやませの影響が強く、現地に入って絶望。予報通りかもしくはそれ以上の東風が吹きつけ、ライトに甲虫が1つも落ちてこず、ただ山を照らしていただけの1時間だった。

そそくさと撤収し近くの集落の外灯を回ったが、月光と強風の下で辛くもミヤマの小さな♂を発見したに過ぎなかった。こんなにまで寂しい夜だとそんな小さな♂でさえケースにしまう始末である・・・。

生涯2度目の大きな黒いワンちゃん(←そう。「アレ」である)にも遭ったが、驚く様子も無く車の前をゆっくり横切って草むらへ消えていく様子は印象的だった。半島全域的にこんなのが普通に家の周りをうろついてるなんて、流石は下北半島・・・


残念ながら、月の出の周期と天候不順が重なり、盆の期間中でまともに採集に行けたのはこの日のみだった。


 8月17日(土) 市町村T‐4(三八上北地域)
【 温度 】 記録なし
【 湿度 】 記録なし
【 天候 】 晴れ
【主な成果】 無し

なんだかんだ言って市町村Tも今年何度来ているんだろう?
もういい加減卒業したんじゃなかったのか?

月の出てくる時間帯が少しずつ遅くなってきて、またライトトラップ向けの周期に入ってきた。ちなみにこの日の月の出は19時44分。月齢は16でほぼ満月と変わらない。

以前虫仲間と一緒に探索しに来たが時間の都合で調査しきれなかった場所が在ったので、今夜はその現場を見に行ったと云うワケ。

盆休みも終わったのでこの日は夕方に出発して現地入り。
地図と記憶を頼りに道の入り口を見つけたのは19時半を回ってからだった。思っていたよりも奥深く、次第に道の下り傾斜がきつくなってきて停車。馬力の無い軽自動車ではオフロードタイヤを履いてても滑り落ちていってしまいそうだ。
HIDハンディライトを持って徒歩で傾斜を下り、辿り着いたのは手付かずの穴場ポイント・・・

・・・ではなかった。
期待に反して樹が覆い被さり窮屈で、ライト向けの場所ではなかった。


車に戻り、急勾配の坂をローギアでなんとかギリギリで脱出し、既に月が昇って明るくなっている中、そこからほど近い高標高ポイントで投げやりにHIDハンディライトを点灯。
奇跡は起きなかった。


 8月18日(日) 市町村B‐2(三八上北地域)
【 温度 】 26→23℃
【 湿度 】 70→80%
【 天候 】 曇り 無風
【主な成果】 アイヌコブスジコガネ

前回この市町村に来た時はHIDハンディライトでの肌寒い採集だったが、今日は暑い。
ポイントを替え、大型機材を積んでの採集。

知られているポイントだったので、場所が取れるか道中ずっと不安だったが無事ガラ空き。
18時を過ぎてもなお気温が26~25℃を行ったり来たりしていたがそうこうしている内に点灯時間に・・・
雑虫の騒ぎ方は今期一番良いのではないか?
羽アリの絨毯爆撃。わずかでも光が反射しようものならアリがぶわっと纏わりついていく。

オニクワもいくつかまとまって飛んで来て、コクワも飛来。ノコギリ♂も懐かしく感じる。
久し振りにまとまった数のクワガタを見ることが出来たが、ドラマチックな夜にはならなかった。

ついでに、
この晩人生で初めて(?)アイヌコブスジコガネが飛んで来た。
・・・いや、「飛んで来ていたのに気が付いた」と言った方が正確か・・・
2頭飛んで来ていたのだが、地面と同じ色なんだもんなァ、うっかり ふ


 8月20日(火) 市町村G(津軽地域)
【 温度 】 21→19℃
【 湿度 】 75→90%
【 天候 】 小雨 霧 雷
【主な成果】 無し

地図を見ていて、新ポイントと期待しても良さそうな地点を発見。
夕方、HIDハンディライトを持って急行する、場所的には発電機は持って行けそうにない。

CA3I0301.JPG
無事現場に辿り着いたが、条件は大分悪い。気温、湿度は良いが、断続的に背後からゴロゴロと身体に響く雷鳴が聞こえる上、狙いの照射ポイントが思いの外遠く、100ワット未満のHIDハンディライトでは明らかな出力不足だった。
極めつけに、ガスまで漂う始末。ガス自体はそれほど濃くはなかったが、照射する先が離れているせいでほとんど光が届かず、光が散って山の斜面がもうほとんど見えていなかった。

CA3I0302.JPG
点灯開始直後に来たノコギリ♂、そして穴の開いた小さなミヤマ♂。
いつもながら惨憺たる結果であった。


 8月21日(水) 市町村H(津軽地域)
【 温度 】 21→20℃
【 湿度 】 70%
【 天候 】 晴れ 追い風
【主な成果】 ミヤマクワガタ♂ ヒゲナガカミキリ♀

この日の風の影響を考えて、昨日に引き続き初めてのポイントでライトを点灯。
今日の採集エリアはクワガタが少ない事が前から判っていて、正直言ってあまり魅力を感じない所である。ただ、植生自体は良いので、むしろ何故そんなに採れないのか不思議に思い興味が湧くエリアでもある。

点灯開始から間もなくチャイロスズメバチとの攻防を制したところで、1頭目の飛来個体。
CA3I0306.JPG
67mmでそこまで大きくもなければ一部欠けや傷もある不完品個体ではあったが、このエリアでは割りと貴重な方だったので確保。
他にミヤマの小さな個体が3~4頭だけで終わり、思っていた以上にクワガタが飛んで来なかった。その上、風向きを選んでこの場所に来たと云うのに現地に着いたら風向きが逆。そりゃクワガタも落ちてこないわ。

その他には、久し振りに見たタダのヒゲナガカミキリ。ライトトラップに選ぶ場所の所為でもあるが、ヨコヤマヒゲナガより見る機会が少ない。マツ林なんてまず照らさないもんな。


 8月24日(土) 市町村B‐2(三八上北地域)
【 温度 】 19.5→20.3℃
【 湿度 】 86→72%
【 天候 】 曇り 直前に雨 向かい風
【主な成果】 コクワガタ♂複数 ヨコヤマヒゲナガカミキリ♂

18日に引き続き市町村Bのポイントへ。
この日、青森県は全域的に雨雲が流れていてどこもライトをかけるには厳しい日であったが、雨雲予測では唯一ここだけが雨を躱せることになっていた。

夕方から待機していたが、18時を過ぎもうちょっとで点灯時間が来ると云うところでポツポツと地面がまだら模様に・・・
このポイントは電波状況が比較的良く、ケータイで雨雲レーダーを開くと幸いにもにわか雨ですぐ過ぎ去る模様。暫らく車内で待機。強まる事もなく、18時半過ぎ辺りで完全に止んだ。

雨が降ったお陰で一気に湿度が上昇し90%近くに。
夜が深まるにつれ次々クワガタが飛来し、コクワガタの♂が3頭連続で飛来。
CA3I0372.JPG

今日はやたらと大粒なクワガタが飛んでくるな・・・と錯覚したが、それもその筈この夜は不思議な現象が起きていた。数は全部で22頭ほどと、多くも少なくもなかったが、
CA3I0375.JPG
全部♂。
♀しか飛んで来ない日はざらにあるが、逆にこのくらいの量で全く♀が混じらなかったと云うのは個人的には初めての出来事だった。
クワガタは結局持ち帰るものは無かったが、消灯直前で落ちてきたヨコヤマヒゲナガカミキリだけはつまんで帰った。


ちなみに、この日の点灯中前半は飛来数は多かったが、次第に道路も乾いてきて湿度も70%台に落ちると、一気に静かになってしまった。
雨が降っていなかったら今日はどういう結果になっていただろうか・・・?


 8月27日(火) 市町村GT‐5(津軽&三八上北地域)
【 温度 】 (G)15.6℃ (T‐5)19→18℃
【 湿度 】 (G)85% (T‐5)86%
【 天候 】 晴れ
【主な成果】 無し

山を走り回っている所為で、車の正面は虫がベッタリ・・・
フロントガラスは汚れが付きすぎて、素人には良さが分からない抽象的な絵画みたいになっていた。

前回があまりにも天気が悪過ぎた為、リベンジに市町村Gへ。
HIDハンディライトが適わないと判ったハズなのだが、ガスが無かったら「もしかするかも知れない・・・」などと淡い夢を抱き、

玉砕。
ガスこそ無かったものの、キレイな星空、放射冷却で低温になり話にならなかった。

30分ほどで早々に敗走し、あまりにも時間が早かった為急遽ハンドルをきって市町村Tへ。
あまりにも条件が悪いこんな日は残念ながらこっちくらいしか虫が採れない。

標高の低いポイントを選んで点灯させてみたものの、ノコギリが僅かに数頭飛んで来ただけで終わった。


 8月28日(水) 市町村B‐2(三八上北地域)
【 温度 】 19.5℃
【 湿度 】 88→90%UP
【 天候 】 曇り一時土砂降り
【主な成果】 コクワガタ♂

この日は青森県内ほぼ全域土砂降り。
雨雲予測を見ると、この雨雲からは唯一市町村Bだけが躱せそうなので、ワイパーフル稼働で現地へ急行。
CA3I0379.JPG

周囲の市町村が全部雨と云う影響もあって、湿度は完璧。
コクワの飛来も見慣れてきたが、その後21時過ぎになって恐れていた雨が降り出した。雨のゴールデンタイム(=土砂降り)へ突入し強制終了した。


 8月29日(木) 市町村B‐2(三八上北地域)
【 温度 】 21℃
【 湿度 】 75→78%
【 天候 】 不明
【主な成果】 オニクワガタ多数

昨日に引き続き市町村Bへ。
他の市町村は昨日の雨で蒸し上がっていたようで、メジャー産地では軒並みオオクワガタが飛来したらしく、あるポイントでは2桁もの飛来があったとの事。

一方、こちらはと云うと、湿度がいまひとつ足りない状況の中40頭ほどのクワガタが飛来した。

CA3I0393.JPG
面白い事にその過半数がオニクワ
通常、オニクワが一晩で飛んでくる数は少ないので、かなり貴重な体験だった。♂が9割以上を占めていたが、残念ながら24mmを超えていそうな特大の個体は来なかった。


 8月30日(金) 市町村D(三八上北地域)
【 温度 】 20℃
【 湿度 】 90%UP
【 天候 】 雨
【主な成果】 オオクワガタ♀ ヨコヤマヒゲナガカミキリ♂

この日は、7月23日にオオクワが1♀採れた市町村Dへ。
この日も青森県は雨雲に覆われ、平日の夕方から出発して点灯が間に合う距離の市町村の中で、雨が弱いのはここだけ。
前回採れた♀を産卵セットに入れたものの無反応で、どうにか♂が欲しいところ。

温度、湿度、ともに充分。ガスも気にならない。
点灯からそれほど間もない内に、変な軌道でライト前の草むらに甲虫が落下。オオクワ来たか!? と駆け寄ったが、何故か2頭のヨコヤマヒゲナガカミキリに変わっていた。流石、山は俺がクワガタ屋だと云う事をよく分かってらっしゃる(怒)

ちなみにこの後もヨコヤマヒゲナガが3頭飛来したがいずれも着地せず。

さてクワガタの話だが、さっきと似た軌道でまた草むらに落下。
CA3I0399.JPG
20時15分、今度はオオクワガタ34mmの♀。・・・♂じゃなかったのが惜しい。

そして、さらに15分後・・・
20時30分43mmの♀が飛来。・・・♂は・・・まだか・・・っ。


短時間に♀が2頭来たので、今日は粘ってみるかと、翌31日の1時までライトを点灯し続けた。
しかし時期的な問題か、夜遅くなるとクワガタは来なくなり終いには雨が降り出す始末。

CA3I0402.JPG
今日の結果はこれで終了。オオクワは2次発生のかなりキレイな個体である。


CA3I0404.JPG
今までほとんど満足にオオクワが飛んで来た事は無かったので、オオクワガタをリリースすると云う行為はこの日が初めて。


 8月31日(土) 市町村 I(津軽地域)
【 温度 】 記録なし
【 湿度 】 記録なし
【 天候 】 土砂降り
【主な成果】 無し

この日は、前回8月1日に通行止めをくらい泣く泣く引き返した津軽某所のリベンジへ向かった。今回はちゃんと通行止め解除の情報を得ているので前回と同じ失態は犯さない。

しかし、今回は天気を見誤った。
昨夜市町村Dで深夜1時まで粘ったツケが回ってきて、夕方まで爆睡。
予定の出発時刻を大幅にオーバーし、慌てていた所為か雨雲予測をきちんとチェックしないまま出発してしまい、山に入ったと同時にバケツをひっくり返したような土砂降りに・・・
ある程度まで進んだところで車を停め、採集中に食べようと思っていた夕飯のコンビニおにぎりを食べてUターン。

・・・何しに来たんだろう。

CA3I0405.JPG
↑↑山に入る前の空模様。画像左側から出てきたこの雲が、30分後に猛威を振るう事になった。





9月の部へ続く

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令和元年 ライトトラップ全記録 7月 [日昆 採集記 【2019年】]

昨日に引き続き今年のライトトラップ記録、今夜は7月分です。
オオクワガタについては市町村Tで1♀採れ満足したので、別の市町村へも通い始めます。


※気温や湿度に関しては、採集時間中を通しての記録と云うワケではなく、記録に残している内の一部のみ切り取って載せている日もあります。
※主な成果は、持ち帰るか否かに関わらず、特筆するべき種類や個体を主観で選別して挙げています。





 7月7日(日) 市町村B‐1(三八上北地域)
【 温度 】 14℃
【 湿度 】 87~88%
【 天候 】 不明
【主な成果】 ミヤマクワガタ

前回で1頭オオクワを採っているので、気持ちにゆとりもできて市町村Tに固執する必要が無くなった。
言い換えれば、ここからが本当に自分がやりたいライトトラップの本格始動と言うべきか。

個人的に好きな場所であるこの市町村の中で、数年前に見つけ一度ライトをかけてみたいと思っていた場所があった。そこへは車で行くことが出来ずハイワット機材を持って行けるほど楽な距離でもないので、持ち運びが楽なHIDハンディライトをリュックに詰め、日が沈む前にポイントへ向かった。

CA3I0158.JPG
沢を渡り、ヌタった林道を進んでポイントへ到着。

ライト向きの開けた場所ではなく、光を通す為にライトをどう置けばいいか悩むが無情にも時刻となり、辺りは暗闇に包まれとにかくライト点灯。

周辺を歩き回った後一番良いと思われる場所を見つけ出したが、残念ながらこの夜は採集向きのコンディションではなかった。
点灯開始時から既に温度が14℃台と絶望的な数値・・・
ここがもし市町村Tだったら、ライトを出す事無く家に帰ってただろう。

しかし、十数分おきにミヤマがポツリポツリと飛んで来た。発生したばかりでキレイに毛が生え揃っている。
サイズは準大型以下と云ったところなので土産にはならなかったが・・・

CA3I0162.JPG
22時前にはライトを消し撤収。画像では1頭抜けているが合計6頭、全てミヤマだった。

それにしても、7月に入ったのに一向に夜間の気温は上がらず冷え込んだままである。


このまま、6月~7月の新月周期は虫の気配が薄いまま終わってしまった。


 7月14日(日) 市町村C(津軽地域)
【 温度 】 21.3→17.2℃
【 湿度 】 63~85%
【 天候 】 晴れ
【主な成果】 無し

この日は、No.7ファーブルハウス鈴木店長十和田のA坂氏での4人採集。
数年おあずけをくらっていたポイントへ久しぶりの突入。

ライトのかけられるポイントを順に確認しつつ目的地へ到着、3ヶ所に別れて採集開始。
しかし時期は満月周期。雲も味方してくれず、煌々と照り下ろす月光の中で気温はグングン下がり続け、小さなアカアシなどが4~5頭飛んで来ただけで終了。
他の所も、同じく苦く寂しい結果に終わっていた。


 7月20日(土) 市町村T‐2(三八上北地域)
【 温度 】 23℃
【 湿度 】 66%
【 天候 】 横風
【主な成果】 無し

7月の満月周期が過ぎようとしている頃。
No.2No.6の3人で1ヶ月ぶりに市町村Tへ。

今回は6月の時と違う別ポイントで、個人的にメモリアルな場所と云う理由で選んだ、オオクワに関して言うところの「レアポイント」である。
この場所で今まともにライトトラップしようと思うと、機材を荷揚げする為に人手が必要になる為、3人でヒヤヒヤしながら機材を運んで設営し、
苦労したわりに味気無く退屈な時間が過ぎていった。

CA3I0198.JPG
クワガタの飛来だけカウントすると今期初の2桁ではあったが、
どれも小粒で唸るような個体は来なかった。

ライトを点けている間、近場の外灯も見に行ったりもしたが、
外灯に落ちているクワガタの方が多かった・・・ 哀しかった・・・


 7月23日(火) 市町村D(三八上北地域)

 《 既出記事 》
   ⇒ 2019-7-24 『霧の向こうから』

【 温度 】 18.8→16.9℃
【 湿度 】 83→90%UP
【 天候 】 濃霧
【主な成果】 オオクワガタ♀

ポイントに入り機材を下ろそうとしたところで十和田のA坂氏とバッティング、と云う出来事があったものの、お互いこの日オオクワガタが飛来。濃いガスでなかなか苦戦したが、22時を過ぎて飛んで来たこの♀が自身オオクワ2市町村目の個体となった。
持ち帰った♀は早速産卵木を仕込んでセットした。


▼ ▼ ▼ ▼ ▼ ▼ ▼ ▼ ▼ ▼ ▼ ▼ ▼ ▼ ▼ ▼ ▼ ▼ ▼

この後、虫以外の用件で時間を取られる事(羽目?)になってしまい、
この採集を以て7月のライトは最後になってしまった。
シーズン真っ只中だったにもかかわらず虫の動きがかなり鈍く、低温の日も多く採集では良い日がまるで無かった為、土日ですら出撃率が低かった。しかし間の悪いことに、この後月末近くなってから市町村T辺りの人気採集ポイントではオオクワガタが一気に飛来しはじめたとの事で、つくづく自分は「持ってない」なと痛感した。





8月の部へ続く

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令和元年 ライトトラップ全記録 6月 [日昆 採集記 【2019年】]

今年も夏が終わり10月になってしまいましたね。
このブログも10月からドメインが変わり、ブログ移行作業で先ほどまでワタワタと弄っていましたが読めているでしょうか?

 ・旧ブログURL https://nikkon-1.blog.so-net.ne.jp/
 ・新ブログURL https://nikkon-1.blog.ss-blog.jp/

旧URLからでも自動的に新URLに移動するようになっていますが、記事中の画像やサイト等で無効リンクになってしまった所もあり、順次書き換えていこうと思っています。
記事が多すぎるのでリンク切れに気が付かない所もあるかも知れませんが・・・


さて、記事の方はヒメオオを除いてはこの時期例年以上に放置してしまっておりました。
この間、ありがたい事にブログのアクセスも高潮していまして、ずっと更新していなかった事が何とも申し訳ないなと思っていました(と言ってもあくまで自己満足のブログで更新の義務があるワケじゃないんだけどサ・・・)
しかし、今年は例年に増して極端なタイムスケジュールで、
更新が止まっていたのは書く暇も無いほど頻繁に採集に行っていたからなんですね。
一時期に至っては、採集漬けで人間活動がまともに出来ていなかったほどでした。こういうヤツを身内や知り合いに持つと苦労と心配が尽きませんね・・・ごめんなさい。

今年の夏は一個一個の採集を細かく記すほどの時間も体力もやる気も無かったので、区切りがついたと思われるこのタイミングで、今期全てのライトトラップ採集の記録をダイジェストで書いていきます。
記事を書き始めた当初は4ヶ月分を一つにまとめようと思っていたのですが、
いつものように長くなってしまったのでひと月毎に分ける事にしました。

なお、ライトトラップ以外の採集については省きます。

今回は6月分です。

※気温や湿度に関しては、採集時間中を通しての記録と云うワケではなく、記録に残している内の一部のみ切り取って載せている日もあります。
※主な成果は、持ち帰るか否かに関わらず、特筆するべき種類や個体を主観で判断して挙げています。





 6月5日(水) 市町村T‐1(三八上北地域)

 《 既出記事 》
   ⇒ 2019-6-27 『1時間戦えますか、「9時から男」の採集』

【 温度 】 記録なし
【 湿度 】 記録なし
【 天候 】 小雨 微風
【主な成果】 無し

日昆メンバー内で過去最も早いオオクワ飛来日・・・
と云うだけの理由で、明らかに採集に適していない日であったが県内でも採集難易度が最も低いこの市町村T(←隠してる意味無い!!)、その中でも特に機材の設営が楽で採集条件が整いやすく、例年初めに採れる可能性が高い場所を選んで今年初点灯!

結果、小雨と低温でまともに他の甲虫も見る事すら無く終了。


 6月15日(土) 市町村T‐1(三八上北地域)

 《 既出記事 》
   ⇒ 2019-6-27 『1時間戦えますか、「9時から男」の採集』

【 温度 】 記録なし
【 湿度 】 記録なし
【 天候 】 雨
【主な成果】 無し

この日はNo.6と、その息子(「小僧」と呼んでいる)とを伴い3人で前回同様のポイントへ突入。

しかし、この日も残念ながら雨が降って冷え込んでしまい、まともな採集にならなかった。
雨についてはむしろ前回より強く降っていて、車にずっと避難させていた小僧にとっては単なる山道ドライブに終わってしまった。


 6月22日(土) 市町村T‐1(三八上北地域)
6月の記事には書いていなかったが、
一応この日もポイントには夕方から来ていた。

【 温度 】 記録なし
【 湿度 】 記録なし
【 天候 】 濃霧
【主な成果】 無し

CA3I0103.JPG
しかしこの画像からも分かる通り、ガスが・・・

暗くなるとガスはさらに濃くなり、気温も絶望的(だったと思う・・・)

結果、機材まで出していたのにやる気が消沈し、点灯する事も無いまま撤収。


 6月25日(火) 市町村T‐1(三八上北地域)

 《 既出記事 》
   ⇒ 2019-6-27 『1時間戦えますか、「9時から男」の採集』

【 温度 】 17~16℃
【 湿度 】 記録なし
【 天候 】 晴れ 静穏
【主な成果】 ミヤマクワガタ♂、オオクワガタ♀

22時前にライトを点灯させ、まず初めにミヤマの♂が飛来してきた。これが今年自分のライトトラップで飛来した初のクワガタとなる。
そして22時09分頃、待ちに待っていたオオクワガタがついに飛来。正直言って、この♀が飛んでくるまでは7月までかかるんじゃないかと弱気になっていたので嬉しさと同時に安堵した部分も大きかった。
また、自身ハイワット機材で初めて採ったオオクワガタと云う点で喜びも一入だった。





7月の部へ続く

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津軽半島姫大鍬形虫採集記録 [日昆 採集記 【2019年】]

ライトトラップシーズンも終了に向かいつつある9月半ばの話。

夏の間ライトの新規ポイントを探す中で、未踏のヒメオオポイントが見つかった(当時はヒメオオ本体が確認できず)ので、今年のヒメオオ採集一発目は日昆メンバー皆で行こうと企画を立てました。
さらにNo.7から、採集ポイントのある市町村に後輩の虫屋が今住んでいるので彼も連れて行きたいと云う提案があり、5人での採集が決まりました。


  14日

No.7には朝8時に〇〇に集合!」No.2&6に、朝7時に迎え行くからな!」と時刻を伝えておきながら、
迎えた朝はNo.7からの着信で起床・・・

時計を見ると朝7時52分!!! うわぁぁぁあああ!!!!!!!!
ケータイには既に5件の着信が溜まっていました。

言いだしっぺが見事に遅刻すると云うスタートでこの日の採集は始まりました。
メンバーに平謝りし、早速採集目的地の市町村へ車を飛ばします。


今回の目的地は、津軽半島
目的の市町村ではヒメオオの生息を既に確認していたのですが、
過去に採れた僅かな標本はこの地に所縁のあるNo.6にあげてしまい手元には1頭も残っていないので、もう一度きちんと採りに行きたいと数年前から思っていました。


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目的の市町村に到着し、No.7の後輩・デススト君と合流しこの日のメンバー全員が合流。
デススト君は仕事の関係上、歩いているヒメオオの♀をたまに見ることがあるそうで、未だ見た事が無い当市町村の♂を採ってみたいと今回期待しているようです。

車2台に分乗し、林道へ突入しました。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ここからは、写真を中心に採集内容を書いていきます。

CA3I0431.JPG
CA3I0433.JPG
時刻が11時を回る前に車を降りて林道探索開始。
長い林道をずっと歩いていると、出発時は5人の塊りだった一同もだんだん分かれていきました。せかせかと先へ進んでいくNo.7&デススト君のコンビ、のんびりスローペースで歩くNo.2&6のコンビ、そして自分は両者が離れすぎないように中間に位置取って歩く状態。


CA3I0451.JPG
津軽半島は、日本の天然3大美林、木曽ヒノキ・秋田スギと並ぶ青森ヒバの主要分布地で、ブナ等の広葉樹林の中に散立するヒバはとても存在感が強いです。
下北も同じような感じですが、こうしたヒバの高木を沢山目にすると、「半島に来たなぁ」と毎度毎度感慨に浸ってしまいます。


林道図X.jpg
この日の採集経路を簡単な図にすると以上の通りです。
車で長い林道Xをガタゴト進んでいき、途中の分岐から林道Aに徒歩で進入。途中1本分岐を通り過ぎ次の林道B&Cの分岐周辺が、前回のライトトラップポイント探索時に見つけた齧り痕の多いエリア。


CA3I0434.JPG
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CA3I0443.JPG
林道の風景。
環境はとてもヒメオオ向きで、多様な木々が林道脇に生えていてヤナギも高低様々な物が生えていました。
空は雲が多く、最高の条件と云うワケでもなかったのですが、風も無くルッキングには困らない良い天気でした。


CA3I0432.JPG
山奥に来たからと言って、歩き始めて直ぐには出会えませんでしたが、30分以上経って遂に1頭目の♂が見つかりました。皆に「居たよ!」と呼びかけるのに夢中で生態写真を撮り忘れ先に網を出してしまいました。
5人連れで来た手前、なかなか見つからなかったことに焦っていたのかも知れません。


CA3I0438.JPG
CA3I0437.JPG
CA3I0440.JPG
HIGH VOLTAGE 2の中で書かれているように、津軽半島の個体群は数が少なく自分も既産地ですらボウズを食らう事もあったので心配していましたが、想像を超えて多くの個体が見られました。


CA3I04440.jpg
1人でやる時と違って、2人以上での採集だと取りこぼしが激減します。
全く別々の独立した虫屋の集まりの時と違って、気の知れた仲間ならギスギスすることなく協力体制を構えて確実に手中に収めることが出来るので終始安定して採集できました。網を出すのは見つけた者、取りこぼして落ちた時の受け皿として網を構える者、地面に落ちた際に落下地点を確認する者・・・。理想的な陣形を作る事で、見つけた個体はほとんど確保出来ました。


CA3I0445.JPG生息密度が非常に濃い証拠に、様々な樹種でヒメオオが見つかりました。
一番最初に見つけた時も、なんだかよく分からない知らない樹種でした。判ったものでは、オノエヤナギエゾノキヌヤナギダケカンバナナカマドイタヤカエデ等。メジャーな後食木としては唯一、ケヤマハンノキだけは付いているのを見ませんでした(他の人はどうだったか分からないけど)
イタヤカエデに付いていたのは今回初めて見たので新鮮でしたが、同じく初見で一番印象的だったのが画像のオオイタドリ。どこにでも生えている、雑草の代表格と言っていいこの草本にも稀に付くことがあると話では聞いていたのですが、まさか本当にその現場を目にする日が来るとは思いませんでした。写真を撮る際にうっかり虫を刺激してしまい威嚇体勢になっていますが、この直前はきちんと草に食いついていました。
しかも実はこの個体、林道を戻る際に見つけた個体なのですがNo.7によると4頭目のイタドリ個体だそうで、最初に通った際には同じ場所に3頭付いていたのだそうです。なぜここのイタドリだけヒメオオが集まってくるのでしょうか・・・?



CA3I0441.JPG枝に付いていた多くのペアの内、1♀こんな個体が居ました。羽化不全で翅パカが顕著に現れています。
柔らかい腹部がむき出しのこの個体が材から羽脱したのも驚きですが、こうして後食木まで歩いて辿り着き♂と出会うに至ったのはごく近い場所に発生木が在ったからなのでしょう。
この♀が今後どうなっていくのか、とても気になります。



CA3I04360.jpg
CA3I04390.jpg
林道A‐B‐Cの分岐点。
一足早く到着したNo.7&デススト君と一緒に林道Bへ進行。ある程度進んだ所でUターンし、分岐まで戻ってくると丁度遅れてきたNo.2と6と合流。
時刻も13時半近くなっていたのでちょっと昼休憩をはさみ、林道Cへ突入。採集してみてのヒメオオの個体数は、林道別ではAが一番少なく、次いでB、一番多く採れたのはCでした。林道Cに至っては分岐の付近からずっと途切れる事無くヒメオオが付いていたのですが、時刻が15時近くなってきたところで引き返しました。その復路でも、少なくない数のヒメオオを見つけることが出来ました。
競合する他の採集者が誰も居ないポイントだと、焦る必要も無いので本当に気分が良いですね。


CA3I0446.JPG
ヒメオオと関係無いのですが、歩いている最中にNo.2が見つけたのはニホンザリガニの死骸。
これを見てスイッチが入ってしまったNo.7、ヒメオオ採集が一段落すると今度はニチザリ探しに気持ちが動いているようでした。残念ながら時間帯が遅く、暗くなってしまったので車まで戻ってきた段階で断念したようです・・・


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ヒメオオに話を戻して、林道Cから分岐点まで戻ってきた時点で数を集計してみました。
全部で73頭!!!? さらに、他にフ節が何本も切れていたボロボロの個体や先に紹介した羽化不全の個体などはその場で逃がしていましたし、この後林道Aを戻る時に追加した個体が4~5頭居るので、合計では優に80頭を超す数が採れていたことになります。津軽半島の今までの常識からすると脅威の数です。
しかも、この日通してアカアシをはじめとした他の種のクワガタは一切採れず、ヒメオオ純度100%。
言わずもがな、一部を残し他は元の林道に帰しました。


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そしてサイズも驚くべきものがありました。
津軽半島産は県内のヒメオオ生息地の中で一番小さいと云うイメージがありました。実際、今回採れた多くの♂も30mm台から40mm台前半がかなり多く、アベレージとしては小さい印象を受けました。
そんな中、最大サイズはNo.2が採った54mmUP。まだ〆ていない状態でフジコンノギスですが限りなく55mmに近い・・・いやひょっとしたら55mmに届いてるかもしれないと云う個体。


日暮れ一杯まで林道を歩き通し、この日の林道探索総距離を計算すると約16.5km(自分の場合)でした。
車に乗り込み林道を戻る時にはもうすっかり辺りは暗くなっていました。


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こうして一部始終を書いてみましたが、これまでの津軽半島産ヒメオオ採集のイメージがひっくり返る体験でした。流石にここ以外ではこうもいかないだろうとは思いますが(笑)

寝坊して1時間繰り上がってしまったのと、その所為で地図や資料を全部家に忘れて置いてきてしまった等ハプニングはありましたが、記憶と記録に残る採集にはなったかなぁ。


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霧の向こうから [日昆 採集記 【2019年】]

  23日

ライトトラップ日和と言える日が未だにほぼ無かった今シーズンも、
7月の終わり頃になって漸くやってきた感じがします。

日中街に居てもそんな条件が判る日が来れば、
虫だけじゃなく人もザワついてきますね。

今日はこっち方面行こうと思ってる、
今晩山に行く~?、
などなどと親しい仲間内で、いつもの連絡を取り合っている中、FH鈴木さんと平日出撃の予定が合い、この日の晩2人で山へ突撃することになりました。


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夕方、市内某所に集合し今夜の目的地へ急行します。

この日、県内のあちこちでは日中の蒸し暑さに加え、昼過ぎからドッとにわか雨が降ったお陰で山の中がほぼほぼガスに包まれてしまっていました。
山に入るとやはり山々の谷間にガスが漂っています。

今回、知人がある催し事で使う為にクワガタを集めたいと云う話があり、
普通種の数稼ぎを主たる目的として採集に来たので、お互い少し離れたポイントでライトを掛けようと云う事になりました。



やはりガスの影響を覚悟しなければならないのかと、限られた時間でライトを掛ける場所を決め、さぁ機材を降ろそうかと云うタイミングで、
驚いた事に1台の車が後ろからやってきました。
今夜は、混雑が予想される十和田を避け、別市町村へ来たので他の人とは合う事はまず無いだろうと思っていたのですが・・・
ただの無関係通行車両と云う雰囲気ではなく、ちょっと離れて停車した様子から見ると同業者か・・・?
ジリジリ近寄ってきた車の運転席の顔を覗くと、・・・見知った顔・・・

十和田のA坂氏
十和田から離れたこの地でオオクワの初記録を今年成し遂げた第一人者その人でした。

お互い苦い顔をしながらも、このエリアの話をしつつ同じライン上でポイントをずらしてライトを掛ける事に(汗)
A坂氏も普通種集めの事情を分かっていたので、後で全部渡してもらえることに。

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19時54分頃点灯!!!  ・・・し、白い!!!!!
目の前めちゃガスってるよ~・・・
光線の先が霧散して見えないわ・・・


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夜間気温が高い日もほとんど無く、湿度がある日はことごとく寒くなる・・・と云う今までのパターンからやっと脱した感じのある数値です。アメダスでここ数日様子を見ても、時間が経つ毎にグングン気温が下がっていく事もあまり無かったので、このまま暫らく保ってくれればと願うところ。


そんな事を考える間もなく、
クワガタが早速飛来してきます。アカアシです。

続々飛んで来ます。
拾ってる間に次の個体が飛んでくる・・・!
アカアシシャワー・・・、今年も来たか・・・!
いまひとつ盛り上がらない事に、♂も♀も小さな個体ばかりで見栄えがしません。

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開始からちょうど30分経過したあたりでこの様子。
今年に入ってこの数が来たのは初めてです。

しかし、飛来しているのは9割以上がアカアシ
間違って紛れ込んできたかのようなコクワ♀やミヤマ♀を見ながら、見栄えのするミヤマやノコギリの♂を待ち構えます。


アカアシシャワーが20時半頃で終了し、飛来がピタッと止みました。
ここからは勝負の時間帯。
ガスが下の空間に漂っていてただ待っていても時間の無駄なので色々やっていると、ミヤマの♂なども少しずつ飛んでくるようになりました。


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色々試したり観察して飛来数が20頭を超えてきて、時刻もそろそろ22時になると云う頃、
ポイントの奥の方からA坂氏が下りてきました。

奥の方も相当ガスっていて、数も20頭超という感じでしたが、

A坂氏 「1♂来たんだけどね、オオクワ」

と云う結果をサラッと言われてしまい、リアクションも出来ませんでした。



見せてもらうと、

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↑↑A坂氏採集の某所産オオクワガタ♂

40mm台半ばのピカピカの♂。
こんな場所でサラッと見られるクワガタじゃないよな・・・??


この後、鈴木さんがこっちの方へやって来る手はずになっているので、
採集状況の擦り合わせや感触を談義しながらそのまま採集を続行します。


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ガスによって流動的に光の通り方が変わっていく中、
ライトをいじってポツポツ来るミヤマやノコギリを拾っていくと



 22時18分。












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おおォ!!!!!!!?


来ちゃった!!!!!!!
・・・これは人にあげられない(笑)


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こんなレアポイントで一晩に2頭もオオクワがライトに落ちるとは・・・
これは多分A坂氏の運だろうね(笑)

記念となる2市町村目のオオクワガタです。


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23時を過ぎた頃、ようやく鈴木さんも到着。
現場に人が増えている事には微塵も驚きもせず、結果報告と撤収作業。
自分の所の結果は最終的に普通種約30頭・オオクワ♀1頭

鈴木さんの方のポイントでもやはりアカアシが9割で、60頭ほどが飛来したとの事でした。

最後、
山を下りてクワガタを鈴木さんのケースへひとまとめにし、
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自分は、オオクワ1頭と掃除し損ねて紛れ込んだ多数の雑虫と一緒に帰宅しました(汗)



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採集した♀は、擦れが見える35mmの越冬個体。
このまま〆るのは忍びないのでセットを組みましたが、・・・いやぁ~オオクワだけで3セットも組んで大丈夫なのかね・・・(苦笑)


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