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日昆 採集記 【2019年】 ブログトップ
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青森県産コクワガタ市町村巡り 「藤崎町」 [日昆 採集記 【2019年】]

  6月29日

天気があまりライトトラップ向きではなく、山に行くつもりは無かったのでこの日はコクワ探しに行くことにしました。
まだまだ未採集市町村は残っているので休んでいられません。

家のWILDオオクワ用産卵木を買ったり、ライト機材を車から降ろしたりと所用を済ませ、日も暮れた時間帯に家を出発。
向かった先は、残る未採集ラベルの内特に難度が高い場所の一つ・藤崎町

この小さな町でコクワガタを探すにはかなり場所が限られるので、候補地を絞るのに時間はそうかかりませんでした。
地図を確認しながら早速林の中へ・・・


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


辺りは下草も無く、歩きやすい。
ホストとなるヤナギが沢山生えている中を隈なく見ていくと、細枝から染み出た樹液にハナムグリが居ます。

「この様子なら他の所にも樹液が出てるな・・・」
雨がようやく降り始めた青森で、樹液がまともに出てるか不安な部分もあって、
羽脱したばかりの新成虫が立ち枯れ表面で待機しているところをメインで探すつもりでしたが問題なさそうです。

LEDライトとケースと網を携えて、1本1本ヤナギをチェックして、

何本かしかまだ見ていない、
・・・何分も経っていないそんな時に信じられない光景を目撃してしまいました。

〉〉 そこで見たものとは・・・


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1時間戦えますか、「9時から男」の採集 [日昆 採集記 【2019年】]

こんばんは、ゴールド免許の会長です。

もう6月も終わろうとしていますね(汗)
「6月が終わる」、と云う事は「2019年が半分過ぎる」と云うワケですよね。
え・・・早くない・・・?


今年まだ何も採集してなくね!!?!?

マグソやツヤハダの季節も終わり、いよいよ夏。
樹液採集、そして灯火採集の季節ですね。
他都府県では、とっくにクワガタが採れるようになっていると聞きますが、
青森は夜寒い!空気は乾いてる!
クワガタに出てくる事を思いとどまらせようとする、青森県土の悪意を感じます。

去年の今頃比べて、夜の山が静かに感じるのは気のせいではありません。
今頃ライトトラップで賑わっていたはずの山もまだ真っ暗です。
去年は6月5日No.7がオオクワの初飛来を確認しています。
今から3週間も前なんですよ・・・

そこに並ぼうとしたバカが、実は今から3週間前オオクワ狙いに行ってひっそりと山で小雨に震えていたのを知る者は、数少ない・・・(←今自分からバラしたけど・・・)
さらにその10日後、15日にも雨の中で山を照らしていたりして(笑)

例年なら、こうも先走る様に焦ってライトを焚きには行かないんですが、
今シーズンに入ってソワソワとさせる要因が2つ有りまして、そんな事に拘るあまり13℃の小雨でライトを点けてしまう無茶を冒したワケですね。

 要因その1
  今年初めてオオクワが採れれば、青森での令和第1号目となるから。

 要因その2
  ある意味基本とも言える超有名ポイントでまだオオクワを採ってなかったから。

令和第1号・・・って(笑)
どうでもいいっ!!! って感じの理由ですわな。
元号と昆虫は何の関係も無いし、毎年毎年のシーズン第1号と何が違うの?? って話ですが、平成生まれの自分としては、ちょっとくらい時代感覚を意識したって良いかもしれないと思うのです・・・
暗くて物騒なニュースが多いだけで、まだ「令和」の時代の実感が無いですから(汗)

それと、超有名ポイントでまだオオクワを採ってなかった事。
「あそこら辺の有名エリアのオオクワは飽きた」だの生意気を言っておいて、実際のところオオクワを採った数も場所も少ないワケですよ。
それはまだ個人的には気にしてないにしても、県内で知名度トップと言っていいそこのポイントでまだ採った事が無く、それがどうにも引け目に感じてならなかった部分もあるので、今年一度だけでも採っておこうと思ったワケです。
早い内に勝負を決めたいと焦るその理由は、言わずもがな「有名産地だから」です。
シーズン本番に入ってしまえば、よほど天気が悪くならない限り平日・週末関係なく採集者が来ている超人気ポイントなワケですから、場所取りが大嫌いな自分としては、「採集者が込み合う前のシーズン最初期」だけがそのポイントに自分が入れるチャンスなのです!(やる気があるのかないのか・・・)
実際、そこは自身過去1~2度ライトを焚いた事がありましたが、シミュレーションのような感じでまともに虫が来るような日でもありませんでしたし、まともに虫を狙うつもりも無くやった程度でした。





  25日(火)

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山籠もり採集 [日昆 採集記 【2019年】]

毎年の事ですが、
このゴールデンウィークに、採集に行ってきました。

今年はずっと飼育作業や道具のメンテナンスばかりでしたので、
今回が今年初めての、そして令和時代初の採集となるワケですが、いつもとは少し勝手の違うスケジュールで臨みました。



準備

いつもと違う、という事でまず道具をある程度揃えるところからやってみました。

服装はつなぎ。前シーズン中に新調した物に袖を通しました。
中には肌着とレギンスを着用し、手には新品の皮付き作業手袋。
足回りはトレッキングシューズを履き、中にはこれ↓↓
CA3I0956.JPG
その手の業界では有名なダーン・タフ・バーモントのソックス
世界一頑丈だと形容されるこの靴下、足裏に付いているクッションの細かいバリエーションと、つま先がシームレスになっている点が大変助かります。
これまで靴下は特に気にせず履いていましたが、安い靴下だと長時間歩いていると足裏が痛くなってくるし、継ぎ目が小指に当たって最終的には激痛が走ってたんですね。なのでむしろ今こういうのを履き始めたのは遅すぎるくらいですね。


そして、持っていく荷物はこれ↓↓
items.png
1.ケース類
2.ボトル類
3.行動食(チョコレート)
4.スポーツドリンク 500ml 1本
5.空のペットボトル
6.懐中電灯
7.懐中電灯用乾電池
8.雨具
9.エマージェンシーシート
10.細引き
11.メタルマッチ
12.火口
13.絆創膏
14.眼鏡拭き
15.水溶性ポケットティッシュ
16.熊スプレー
17.ウィンドスクリーン
18.敷き網
19.調理ポット
20.スプーン
21.マイナスドライバー
22.ケータイ用替え電池
23.コンパス
24.地図類
25.ネックウォーマー 2枚

そしてこの他に採集道具があり、
別で車内には温度計とタオルも積んであります。

まるで山の中に数日入り浸るかのような装備ですが、
はい、そうです。山に籠ります。


これまで、山の中で数泊して採集する事は何度とやっていたのですが、それは基本的に車の中で寝泊まりする事ばかりでした。
特に、県内でも遠い地域での採集の場合は移動に時間を取られたりして採集時間が奪われます。その分早起きすればいいだろうと云うツッコミが一斉に入りそうですが・・・
現地に到着したとしても、車から降りて暫らく山の奥へ進まないとポイントに着かないと考えると、車中泊ではなくそのまま野営するのもいいのではないかと思い一度実践してみようと思ったのです。

しかし、以上の装備を見てこの手の知識がある人達には
「なんとフザけた内容だ・・・」と呆れられているかも知れませんね。
それはまた後々、ボロが出てきます(笑)

まず、この後の事は容易に想像できるかもしれませんが、
見て気付く通り、テント・タープ・ツエルトやシュラフなどの山泊具がありません。
一応当初の予定では貰ったシュラフがどこかにあったのでそれを使おうと思っていたのですが、見つからず断念。結局、リュック一つに収まる方が荷物が少ない分動きやすいだろうと思ってそのままにしました。
別に自分はキャンプやサバイバル自体にはそれほど憧れはありません。
山の中で動き回る事は好きだけども、採集が好きなのであって道具を揃えてサバイバルを楽しみたくて山に入るワケではない・・・伝わるかな、この感じ。

その代わり、準備したのがこの26。
CA3I09961.jpg
このヘチマ、折りたたんだユニクロのウルトラライトダウンジャケットです。
荷物はとにかく少なく、という事で山泊具に代わってウェアで誤魔化す事に。その結果、これに落ち着いたワケです。
しかも、わざわざ今回の為に新しく買いました(笑) 季節外れで店舗を探しても見つからなかったので、通販まで利用して間に合わせました。ほぼ同様の特徴を持つ製品は他のアウトドア衣料ブランドでも売っているようでしたが、価格面は流石にユニクロが圧倒的にお手頃でした。

CA3I0998.JPG
リュックサック(20L)に全部入れても間に合うサイズで落ち着きました。ゴチャゴチャ荷物があるとかえって動きづらくなるのでこの程度で間に合ってくれればそれが一番です。
でも正直言えば、容量がちょっと足りないような気がする・・・昔からの物を惰性で使い続けてるだけなので今一度揃え直す必要がありましたが・・・


さて、全部しまったのでこの後出発なのですが、まずこの時点で一つ失敗が発覚しました。
行動食が撮影中からもう溶けてる。
チョコレートだと携帯に便利な糖衣で覆われたマーブルチョコあたりがベストなんですが、前に持って行って食べた時ちょっとその糖衣が歯に沁みて痛かったので変化球でチョコベビーにしたのですが・・・やっぱり駄目でした。
すぐさまコイツは自宅の冷蔵庫に投げ込み、チョコの他にマヨネーズなども含めて道中買い直すことに決めました。



出発

  5月3日

準備も済ませ出発。

予定では午前中に出発するつもりだったが結局家を出られたのは正午過ぎ
・・・また遅刻である。


朝飯もまだだった為コンビニに寄ってゼリー飲料とジュースを買って胃に流し込み、現地へとひた走る。
先日足回りをいじったばかりの車の乗り心地はなかなか悪く、スペーサーを入れてスプリングが硬くなった所為か振動が少し激しくなったような気がする。

昼出発の焦りもよそに車内は至っていつも通りである。
これから山に籠ると言っても、車中では変わらずいつもと同じ音楽を流している。マキシマム ザ ホルモンとDazzle Visionと打首獄門同好会、それとネクライトーキー。
(あぁ・・・耳が殺られるヤツや・・・)

ゴールデンウィークともあって県外ナンバーの車も目立つ。天気も良く山道では行楽客が目立つ。



CA3I0999.JPG
採集場所である市町村に突入、田畑が広がる農道を突っ切り奥に見える山が目的地である。矢印のあたり)



林道に入り、山菜採りと思われる対向車と何台かすれ違いながら奥を目指す。

CA3I1002.JPG
道は酷くなり、陥没箇所を避けたり車を降りて落ち枝や倒木を退かしたりして、車で行ける限界地点まで到達したのは16時半
もうほとんど夕方であった。


最終地点に車を停めて「着いた~・・・」と一息ついた時、ある事に気が付いた。


行動食買い忘れてた・・・!!!



1日目

荷物を背負って急いで歩き始める。
何しろ夕方到着で日没まで時間が無い上、目的としているエリアまではまだ標高が足りない。

ちなみにこのエリア自体はもう何度も足を運んでいて、昔の記事を見れば場所が分かってしまうがその辺は特に気にしないでいただきたい・・・

CA3I1001.JPG
崩落地をトラバースして登山道に突入。
数年の間に随分と道が荒廃してしまっている。

CA3I1004.JPG
今でこそ歩けるようになっているが数週間前までは雪解け水が流れ、とても歩ける場所ではなかっただろう。

ここが数年前まで車で通れたのが信じられないくらいだ。

CA3I1006.JPG
林道と沢がぐちゃぐちゃに入り混じってしまっている。

飛び石状に散在する僅かな足場を選んで慎重に進む。

CA3I1007.JPG
やがて道は雪渓と化す。
固く締まった雪の上は歩きやすいが、どこが崩れるか分かり難い危うさもはらんでいる。

CA3I1008.JPG
路面が雪に覆われ道がかなり分かり辛くなっている。
道筋は矢印の通りなのだが、前に歩いた経験が無いとどこに行けばいいか分からず迷ってしまいかねない。

標高はまだ低く、スギの植林も目立つ。
次第にモミのなんらかの種類とダケカンバが多い平坦な場所に出た。


ここまで来て、悲しい事にさらに忘れ物に気が付いた。
車の中から温度計とタオル持ってきてなかった・・・


残雪もだんだん目に見えて面積が広がってきて、ほとんど地面が見えなくなってきた。

CA3I1009.JPG
おや・・・??


CA3I1010.JPG
このクマの爪痕、わりと新しくないか・・・?

CA3I1011.JPG
樹皮を剥いだ上に排泄した痕まである。
怖えぇ~・・・・・・
いつの物だろう? この辺りはまだ流石に山菜も生えていないので去年の物だとは思うが・・・



時刻ももう18時を回っているのでこの辺りで腰を下ろすことにした。
野営するならもうちょっと裸地が見えていて乾燥した場所の方が良かったと思うが、目的の場所はまだ先だし戻っても意味が無いので妥協点としてこの場所にした。
件の平坦地の小高い丘で雪も多少融けている場所である、近くには沢もある。

荷物を下ろし、早速火起こしに挑戦する。

ウィンドスクリーンを立て、濡れていない小枝を集め、カンバの樹皮をいくらか剥いで、マッチで火口に火花を移す。
火が生まれると同時に樹皮、落ち葉、小枝と大きな物に火を移していく・・・






・・・・・・駄目だぁ・・・・・・



〉〉 火が・・・・・・


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