2014年度羽化報告 ニルギリエンシスギラファノコギリクワガタ =2= [〆ギラファノコギリ (ニルギレンシス亜種)]
もう7月が終わっちゃうんですよ! 夏がもう終わってしまうんですよ!
焦燥感にまみれている会長です。どうもこんばんは。
先日、日中にとある駐車場で、トンボの産卵シーンを目撃。
ただし・・・
そこ水面じゃなくてトヨタ・プリウスのフロントガラスだよ・・・
明らかにプリウスに打水産卵していました。
トヨタ車ってフロントガラスかなり斜めに張ってあるからなぁ、
ガラスに映りこんだ空の景色を見て水面だと勘違いしたんでしょうね。
トンボの複眼って頭部全体を覆っているようになっているので、個眼の向いている方向にそれぞれ見えていると思いきや実は視界は主に2つの範囲に分かれているんだったかなたしか・・・?
前方・上方と、下方の2方向でしたっけ。
そうなると、空と地上を見比べて水面を識別する仕組みになっているという説も考える事が出来ますが、もうそういう研究は終わっていてトンボ界ではこのあたりの話は常識的な範疇なのでしょうかね・・・ちょっと気になりますね個人的に。
さて、本日はニルギレンシスの今期分の最後で最大の羽化報告です。
今期飼育分で最終的に蛹化までこぎ着けた数は8頭。
その内♀4頭はとっくに前頭羽化していて♂は前回の羽化報告分の1頭のみを紹介したのですが、今回はその他3頭のその後の状況・結果を報告です。
===================================
まず、1頭目。
1700ccのガラス瓶に特殊マット(ただの使い道の無かったマットです)を詰めて蛹化させたのですが、
なんと奇形。
羽化までこぎ着けられるか心配だったものの先日無事羽化しました。
因みに画像はなしです。
===================================
続いて2頭目。
これが今回最もサイズを期待できる候補。
1本目マットから菌床に交換し、最後は蛹化ビンとして5リットルビンにマットを堅詰めして投入後無事蛹化。
蛹は見る限りギネスほどの大きさは望めないもののこれはサイズを測るのが楽しみだ、と羽化を心待ちにしていたのですが、なんか様子がおかしい・・・
蛹がほとんど動かない・・・
雰囲気の話ですがなんとなく生体反応が無いんです。
死んでいるのかと何度か心配にはなっていたものの数日後には体位が変わっていて取り敢えずホッとするという繰り返しでした。
蛹化してから1ヶ月ちょっと経って色が付いてきて「やっぱり生きてたんだ」とこれまた一安心した、
その数日後のことでした。
この蛹がもうそろそろ羽化しているはずだと思い出し、
勇んで(?)ビンの中を覗いてみるとやはりもう羽化して翅も色付いていました・・・
・・・が、なんか様子がおかしい・・・
もう力尽きて死んでいました。
見れば後翅に水が溜まっていて羽化不全していたんです。
頭部にはそれなりの白カビが浮いていています。
あとはする事と言えばノギスをあてることだけです。
上翅は先っぽの方が開いているものの測ることはなんとかできました。
サイズは、あれだけ期待しておきながら・・・ギリギリ100mmいった程度でした。
前回の記事で書いた『100mm台に乗れそうな気があまりしない』と云うコメントもだいぶリアルになってきました(汗)
===================================
これが最後の3頭目。
採卵時のカップより最初の交換で投入した古いカワラ菌床ボトル1400ccがすぐさま劣化して泥に。
投入後2ヶ月で同じボトルにマットを詰め替えて再投入。
その2ヶ月半後に同じ容量のガラスビンにマットを堅詰めして蛹化ビンとし投入。
蛹化の後危なげなく無事羽化しました。
6月下旬の事です。
データ・・・
【産地】インド タミルナドゥ州 ニルギリ高原
【累代】F2 (親 ♂102mmCBF1×♀47mmCBF1)
2013年5月12日 卵割り出し プリンカップ120cc マットへ
8月13日 2令 1400ccクリアボトル カワラ菌床(KBファーム:長期保管品)へ
10月14日 3令 同ボトル 月夜野くわMatへ
2014年1月3日 1400ccガラスビン 同マットへ 39.2g 頭幅17mm
4月13日 蛹室確認
5月13日 蛹化確認
6月22日 羽化 103.8mm
ギネス更新はなりませんでした。
が、それでもエサや容量の問題を考えると随分大きくなってくれました。
基本マット飼育で今期最大が出たという事が、
つまるところ菌床飼育に置いて温度管理が杜撰だったという証拠に他なりませんな(汗)
そうなると、もしマットでもう少し大きな(3リットル以上の)ビンで飼育していたら105mm台は狙えたのかなぁなんて事はどうしても考えさせられてしまいますね。
まぁ大食漢のギラファ♂でも、容積云々よりも居食いする事の方が大事なのかも知れませんが・・・
さて、それはそれとしてギネス更新が成せなかったのであとは純粋に羽化個体を見て慈しむだけなのですが、
個人的に気になる事が・・・
菌床とマットでそれぞれ羽化した個体の大腮の形が微妙に違うんですよねぇ。
クワガタ飼育で様々言われている事ですが、
『材に入れると綺麗な形で羽化する』とか言われるように
ギラファでもその傾向は当てはまります。
個体差・・・と云う事ではなくて、やっぱり菌床とマットでそれぞれ造形の傾向が見られます。
角度の違いで上手く写せませんでしたが↑↑、
菌床羽化だと大腮の先端側の湾曲が全体的に丸くなっていて
最大内歯は根元から太くて短く生えている。
マット羽化だと大腮の先端側の湾曲は「く」の字気味に強く曲がり
最大内歯は根元から一気に先細りになり長めに生えている。
因みにどちらも103mmの個体です。
来期に向けて既に準備中ですが、
今度はまたエサの選定から考え直そうかな・・・
と云う事で、今期のニルギリはこれで終了~です。
それと引きかえに、先日マキタギラファが遂に第1号が羽化してきましたので
今度はそちらを楽しみにしたいと思います。
焦燥感にまみれている会長です。どうもこんばんは。
先日、日中にとある駐車場で、トンボの産卵シーンを目撃。
ただし・・・
そこ水面じゃなくてトヨタ・プリウスのフロントガラスだよ・・・
明らかにプリウスに打水産卵していました。
トヨタ車ってフロントガラスかなり斜めに張ってあるからなぁ、
ガラスに映りこんだ空の景色を見て水面だと勘違いしたんでしょうね。
トンボの複眼って頭部全体を覆っているようになっているので、個眼の向いている方向にそれぞれ見えていると思いきや実は視界は主に2つの範囲に分かれているんだったかなたしか・・・?
前方・上方と、下方の2方向でしたっけ。
そうなると、空と地上を見比べて水面を識別する仕組みになっているという説も考える事が出来ますが、もうそういう研究は終わっていてトンボ界ではこのあたりの話は常識的な範疇なのでしょうかね・・・ちょっと気になりますね個人的に。
さて、本日はニルギレンシスの今期分の最後で最大の羽化報告です。
今期飼育分で最終的に蛹化までこぎ着けた数は8頭。
その内♀4頭はとっくに前頭羽化していて♂は前回の羽化報告分の1頭のみを紹介したのですが、今回はその他3頭のその後の状況・結果を報告です。
===================================
まず、1頭目。
1700ccのガラス瓶に特殊マット(ただの使い道の無かったマットです)を詰めて蛹化させたのですが、
なんと奇形。
羽化までこぎ着けられるか心配だったものの先日無事羽化しました。
因みに画像はなしです。
===================================
続いて2頭目。
これが今回最もサイズを期待できる候補。
1本目マットから菌床に交換し、最後は蛹化ビンとして5リットルビンにマットを堅詰めして投入後無事蛹化。
蛹は見る限りギネスほどの大きさは望めないもののこれはサイズを測るのが楽しみだ、と羽化を心待ちにしていたのですが、なんか様子がおかしい・・・
蛹がほとんど動かない・・・
雰囲気の話ですがなんとなく生体反応が無いんです。
死んでいるのかと何度か心配にはなっていたものの数日後には体位が変わっていて取り敢えずホッとするという繰り返しでした。
蛹化してから1ヶ月ちょっと経って色が付いてきて「やっぱり生きてたんだ」とこれまた一安心した、
その数日後のことでした。
この蛹がもうそろそろ羽化しているはずだと思い出し、
勇んで(?)ビンの中を覗いてみるとやはりもう羽化して翅も色付いていました・・・
・・・が、なんか様子がおかしい・・・
もう力尽きて死んでいました。
見れば後翅に水が溜まっていて羽化不全していたんです。
頭部にはそれなりの白カビが浮いていています。
あとはする事と言えばノギスをあてることだけです。
上翅は先っぽの方が開いているものの測ることはなんとかできました。
サイズは、あれだけ期待しておきながら・・・ギリギリ100mmいった程度でした。
前回の記事で書いた『100mm台に乗れそうな気があまりしない』と云うコメントもだいぶリアルになってきました(汗)
===================================
これが最後の3頭目。
採卵時のカップより最初の交換で投入した古いカワラ菌床ボトル1400ccがすぐさま劣化して泥に。
投入後2ヶ月で同じボトルにマットを詰め替えて再投入。
その2ヶ月半後に同じ容量のガラスビンにマットを堅詰めして蛹化ビンとし投入。
蛹化の後危なげなく無事羽化しました。
6月下旬の事です。
データ・・・
【産地】インド タミルナドゥ州 ニルギリ高原
【累代】F2 (親 ♂102mmCBF1×♀47mmCBF1)
2013年5月12日 卵割り出し プリンカップ120cc マットへ
8月13日 2令 1400ccクリアボトル カワラ菌床(KBファーム:長期保管品)へ
10月14日 3令 同ボトル 月夜野くわMatへ
2014年1月3日 1400ccガラスビン 同マットへ 39.2g 頭幅17mm
4月13日 蛹室確認
5月13日 蛹化確認
6月22日 羽化 103.8mm
ギネス更新はなりませんでした。
が、それでもエサや容量の問題を考えると随分大きくなってくれました。
基本マット飼育で今期最大が出たという事が、
つまるところ菌床飼育に置いて温度管理が杜撰だったという証拠に他なりませんな(汗)
そうなると、もしマットでもう少し大きな(3リットル以上の)ビンで飼育していたら105mm台は狙えたのかなぁなんて事はどうしても考えさせられてしまいますね。
まぁ大食漢のギラファ♂でも、容積云々よりも居食いする事の方が大事なのかも知れませんが・・・
さて、それはそれとしてギネス更新が成せなかったのであとは純粋に羽化個体を見て慈しむだけなのですが、
個人的に気になる事が・・・
菌床とマットでそれぞれ羽化した個体の大腮の形が微妙に違うんですよねぇ。
クワガタ飼育で様々言われている事ですが、
『材に入れると綺麗な形で羽化する』とか言われるように
ギラファでもその傾向は当てはまります。
個体差・・・と云う事ではなくて、やっぱり菌床とマットでそれぞれ造形の傾向が見られます。
角度の違いで上手く写せませんでしたが↑↑、
菌床羽化だと大腮の先端側の湾曲が全体的に丸くなっていて
最大内歯は根元から太くて短く生えている。
マット羽化だと大腮の先端側の湾曲は「く」の字気味に強く曲がり
最大内歯は根元から一気に先細りになり長めに生えている。
因みにどちらも103mmの個体です。
来期に向けて既に準備中ですが、
今度はまたエサの選定から考え直そうかな・・・
と云う事で、今期のニルギリはこれで終了~です。
それと引きかえに、先日マキタギラファが遂に第1号が羽化してきましたので
今度はそちらを楽しみにしたいと思います。
2014年度羽化報告 ニルギリエンシスギラファノコギリクワガタ [〆ギラファノコギリ (ニルギレンシス亜種)]
春となり我が家の飼育部屋にも少し変化があらわれ賑やかになりつつあります。
ニルギリの記事で前回、前々回と紹介した第1号羽化の♂が3ヶ月経って活動を開始したと云うこともあって、今年最初の羽化報告内容が今日の本題です。
まず、現在のニルギリギラファ8頭の現況ですが、
【1】:♀。羽化済み 活動中
【2】:♀。羽化済み 活動中
【3】:♂。蛹
【4】:♀。羽化済み 活動中
【5】:♀。羽化済み 活動中
【6】:♂。蛹
【7】:♂。羽化済み 活動中
【8】:♂。前蛹
ようやく♂全頭が次の段階に進み今期の幼虫飼育も総仕上げと言った状況ですが、何せ去年の管理はかなり杜撰だったので、個人的な感想としては
『100mm台に乗れそうな気があまりしない』
蛹になった♂たちを見ても、
以前の106.4mmの時のインパクトを感じなかったのもその理由。
累代もかさんできたので、大型狙いを次世代に延ばし延ばしにしていくとどんどん小型化してくるよな・・・
と云う感じで心配ではあるんですが、
今回はまず羽化した【7】の♂と、♀を代表して【5】を書いていきます。
データ・・・
【産地】インド タミルナドゥ州 ニルギリ高原
【累代】F2 (親 ♂102mmCBF1×♀47mmCBF1)
2013年5月12日 割り出し 容器/エサ不明
2013年8月13日 3令 1900cc(実容積1700cc)ガラス瓶 くわMatへ
2013年10月27日 蛹化
2013年11月23日 羽化 48mm
2014年2月21日 マット上へ脱出
♀でもなかなか50mmまで育ってくれない・・・
8月にビン交換して2ヶ月後には蛹室作ってる事を考えると、3令期間があまりに短かったですね。一応ビン交換後は温室の底部に置いて少し低めの温度(気持ち)で管理していたのですが足らなかったと云うかもっと前から低温にしておけばよかった。
今回飼育した4頭の♀の中で一番大きい容器を使ってなおかつ一番早く羽化したこの【5】が最大個体だったので(他は47.5~42mm)、一応きちんと管理すればまだ50mmの可能性はあるのでしょうかね・・・?
2013年5月12日 割り出し(当日孵化) 120ccプリンカップ マットへ
2013年8月13日 2令 コバシャ小 月夜野ベーシック菌床へ
2013年10月27日 3令 頭幅14mm 32.8g
(3令後期にさしかかり体格も小さかったため交換せずそのまま埋め戻した)
2013年12月8日 ケース壁面から蛹室確認
2013年12月30日 蛹化確認
2014年1月4日 人工蛹室へ移動 全長61.8mm 頭部長さ51.6mm
2014年2月6日 羽化 92mm
2014年5月6日 人工蛹室を粉々にしているのを確認 活動開始
割り出し日に丁度孵化した個体だったので、9ヶ月で羽化した事になります。
菌床に入れたにもかかわらず夏場思いっきり温度管理サボっていたのが特に響いて体重も上がらずそのまま小さくなってしまったんですね、・・・いやカップのまま3ヶ月引っ張ったらそりゃ大きくもならんわな(汗)
良い血筋のニルギリだったからそれでも9cmはいきましたがティモーレンシスだったら8月の交換の時点で立派なチビギネス候補になっててもおかしくないですなぁ。
9cmでも綺麗なプロポーションしてますが、
大腮を見ると、最大内歯が根元だけ太くて先っぽの方が急に細くなっています。
去年の102mm、103mmもそんな内歯の形になっていて、内歯自体も短く
それと比べると106mmの個体は内歯が根元から先まで滑らかに長く伸びています。
蛹の時点で現れる形なので、自分の感覚的にはこれは幼虫自身に適した環境だったか否かの指標とできるのではと思うのですが、個人的な好みで言ってる部分もあるので(内歯は長い方がかっこいいではないですか)。
てか、最初サイズ測って「92!小さいなぁ・・・」とか思ったけど、
こうして飼育経過を時系列で並べて見てみると、こんな怠け管理でよくこんな大きくなってくれたもんだなとも思えますね・・・
さて、どちらも活動を開始したと云うことで、
羽化ズレのカバーをするため早々にペアリングしました。
今紹介した【5】と【7】の組み合わせです。
♂♀どちらの動きも良いのですんなり交尾は上手くいくだろうと思い、
動くギラファも載せようかと思ったのでペアリング開始直後の動画を撮ってみました。
ニルギリエンシスギラファ ペアリング
なぜか撮っている3分間、♂は♀に反応しているのですが♀の頭部に向かって交尾器を伸ばしています(汗)
何を狙っているんだ!?
と云うかいつかその内、
興奮した♀に♂の交尾器を咬み切られないかハラハラしていましたよ。
これって昔からいろんな種類で見た事あったけどその度♂が♀の体の方向間違えてるんじゃないかと思ってましたが、撮影を止めた直後、普通に両者落ち付いて交尾を開始しました・・・
この時少し考えてみて、「そう云えば前にこんな話を読んだ事があったような・・・」と思いだし、BE-KUWAのバックナンバーをあさってみると・・・ありました、メリーメンガタが交尾の際に♂が交尾時と前後逆体勢になって交尾器を♀の頭部直近で出す行動・・・
これってつまり♀に交尾の予告をする(促す)行動なのでしょうかね?
もしかしたら♂交尾器からフェロモンのようなものでも出して♀の触角(まぁ感覚器)に近接的に働きかけるようにするのがこの意味不明な体勢の目的なんでしょうかね。
数日ペアリングした後、♀がエサ皿をガリガリ齧り始めたので産卵ケースをセッティングしました。
コバシャの中ケースなので、多分割り出しが遅れれば下手したらまたニシヤマのように全滅するかも・・・
今回はようやく♀の数にも余裕が出てきたのでまだ別のセットも組んでみようか・・・
(また金とスペースが・・・・・・)
ニルギリの記事で前回、前々回と紹介した第1号羽化の♂が3ヶ月経って活動を開始したと云うこともあって、今年最初の羽化報告内容が今日の本題です。
まず、現在のニルギリギラファ8頭の現況ですが、
【1】:♀。羽化済み 活動中
【2】:♀。羽化済み 活動中
【3】:♂。蛹
【4】:♀。羽化済み 活動中
【5】:♀。羽化済み 活動中
【6】:♂。蛹
【7】:♂。羽化済み 活動中
【8】:♂。前蛹
ようやく♂全頭が次の段階に進み今期の幼虫飼育も総仕上げと言った状況ですが、何せ去年の管理はかなり杜撰だったので、個人的な感想としては
『100mm台に乗れそうな気があまりしない』
蛹になった♂たちを見ても、
以前の106.4mmの時のインパクトを感じなかったのもその理由。
累代もかさんできたので、大型狙いを次世代に延ばし延ばしにしていくとどんどん小型化してくるよな・・・
と云う感じで心配ではあるんですが、
今回はまず羽化した【7】の♂と、♀を代表して【5】を書いていきます。
データ・・・
【産地】インド タミルナドゥ州 ニルギリ高原
【累代】F2 (親 ♂102mmCBF1×♀47mmCBF1)
【5】
2013年5月12日 割り出し 容器/エサ不明
2013年8月13日 3令 1900cc(実容積1700cc)ガラス瓶 くわMatへ
2013年10月27日 蛹化
2013年11月23日 羽化 48mm
2014年2月21日 マット上へ脱出
♀でもなかなか50mmまで育ってくれない・・・
8月にビン交換して2ヶ月後には蛹室作ってる事を考えると、3令期間があまりに短かったですね。一応ビン交換後は温室の底部に置いて少し低めの温度(気持ち)で管理していたのですが足らなかったと云うかもっと前から低温にしておけばよかった。
今回飼育した4頭の♀の中で一番大きい容器を使ってなおかつ一番早く羽化したこの【5】が最大個体だったので(他は47.5~42mm)、一応きちんと管理すればまだ50mmの可能性はあるのでしょうかね・・・?
【7】
2013年5月12日 割り出し(当日孵化) 120ccプリンカップ マットへ
2013年8月13日 2令 コバシャ小 月夜野ベーシック菌床へ
2013年10月27日 3令 頭幅14mm 32.8g
(3令後期にさしかかり体格も小さかったため交換せずそのまま埋め戻した)
2013年12月8日 ケース壁面から蛹室確認
2013年12月30日 蛹化確認
2014年1月4日 人工蛹室へ移動 全長61.8mm 頭部長さ51.6mm
2014年2月6日 羽化 92mm
2014年5月6日 人工蛹室を粉々にしているのを確認 活動開始
割り出し日に丁度孵化した個体だったので、9ヶ月で羽化した事になります。
菌床に入れたにもかかわらず夏場思いっきり温度管理サボっていたのが特に響いて体重も上がらずそのまま小さくなってしまったんですね、・・・いやカップのまま3ヶ月引っ張ったらそりゃ大きくもならんわな(汗)
良い血筋のニルギリだったからそれでも9cmはいきましたがティモーレンシスだったら8月の交換の時点で立派なチビギネス候補になっててもおかしくないですなぁ。
9cmでも綺麗なプロポーションしてますが、
大腮を見ると、最大内歯が根元だけ太くて先っぽの方が急に細くなっています。
去年の102mm、103mmもそんな内歯の形になっていて、内歯自体も短く
それと比べると106mmの個体は内歯が根元から先まで滑らかに長く伸びています。
蛹の時点で現れる形なので、自分の感覚的にはこれは幼虫自身に適した環境だったか否かの指標とできるのではと思うのですが、個人的な好みで言ってる部分もあるので(内歯は長い方がかっこいいではないですか)。
てか、最初サイズ測って「92!小さいなぁ・・・」とか思ったけど、
こうして飼育経過を時系列で並べて見てみると、こんな怠け管理でよくこんな大きくなってくれたもんだなとも思えますね・・・
さて、どちらも活動を開始したと云うことで、
羽化ズレのカバーをするため早々にペアリングしました。
今紹介した【5】と【7】の組み合わせです。
♂♀どちらの動きも良いのですんなり交尾は上手くいくだろうと思い、
動くギラファも載せようかと思ったのでペアリング開始直後の動画を撮ってみました。
ニルギリエンシスギラファ ペアリング
なぜか撮っている3分間、♂は♀に反応しているのですが♀の頭部に向かって交尾器を伸ばしています(汗)
何を狙っているんだ!?
と云うかいつかその内、
興奮した♀に♂の交尾器を咬み切られないかハラハラしていましたよ。
これって昔からいろんな種類で見た事あったけどその度♂が♀の体の方向間違えてるんじゃないかと思ってましたが、撮影を止めた直後、普通に両者落ち付いて交尾を開始しました・・・
この時少し考えてみて、「そう云えば前にこんな話を読んだ事があったような・・・」と思いだし、BE-KUWAのバックナンバーをあさってみると・・・ありました、メリーメンガタが交尾の際に♂が交尾時と前後逆体勢になって交尾器を♀の頭部直近で出す行動・・・
これってつまり♀に交尾の予告をする(促す)行動なのでしょうかね?
もしかしたら♂交尾器からフェロモンのようなものでも出して♀の触角(まぁ感覚器)に近接的に働きかけるようにするのがこの意味不明な体勢の目的なんでしょうかね。
数日ペアリングした後、♀がエサ皿をガリガリ齧り始めたので産卵ケースをセッティングしました。
コバシャの中ケースなので、多分割り出しが遅れれば下手したらまたニシヤマのように全滅するかも・・・
今回はようやく♀の数にも余裕が出てきたのでまだ別のセットも組んでみようか・・・
(また金とスペースが・・・・・・)
2014年ニルギリギラファ♂初羽化 [〆ギラファノコギリ (ニルギレンシス亜種)]
先週に引き続き今回もギラファノコについてです。
前回は初入手のニシカワについてでしたが今回はニルギリです。
ニルギリについてこのブログでの事ですが少し前にカテゴリ名を少しいじりました。
旧:『ニルギリエンシス亜種 ⇒ 新:『ニルギレンシス亜種』
流通では一応『ニルギリエンシス ssp. nirgiriensis』で通っていますが
一応記載文では『ssp. nirgirensis』となっていて(rとeの間の『i』が抜けてます)
和音に直すと『ニルギレンシス』と読まさるので
特に気にすることではないのですが今更思いだしたのでちょっと変えました。
「レ」でも「リエ」でも何でもいいんですけどね。
さて、先日6日予てより羽化の様子を観察しようと人工蛹室にて管理していた
今世代最初の♂蛹が羽化しました。
最初から観たかったのですが流石にそううまくいかず気付いた時には始まっていました。
羽化不全も鞘翅割れもディンプルもなく綺麗に成虫になりました。
我が家では本亜種の♂は上翅が凹つきやすく艶はあっても見た目が惜しい個体がよく出るのでこの個体は長さはありませんが非常に美しいです。
ニルギリらしくスマートな体型です。
因みにサイズは、上から軽く当てたような測り方で正確ではないですが約92mm。
流石にあれだけ幼虫が小さかったらこんなものですね。
(とはいえ種親には使わざるを得ませんね。他の♂はまだ幼虫ですし)
そして観察していてギラファらしさを感じたのが、体を伸ばす順番。
オオクワは頭が起き上がってから下翅が伸びるので(もしくは同時進行)
それを一般的な羽化手順として認知していますが、
ギラファの場合、その体格と大腮の形状から羽化時の順序が違い
①下翅を伸ばす
②頭を伸ばす(しかしまだ大腮は起こしていない・折れたまま)
③大腮起こす&下翅を収納する
と云う、おそらく蛹室内でコンパクトに変態するために
大腮を起こして伸ばす順番がかなり後の方なので、
あまり本種の羽化シーンを見慣れていない自分としては、
上翅がオレンジに色付いていながらまだ大腮が折れたままだと
底知れぬ不安に襲われます(羽化の途中で力尽きたのではと)。
実際、昔No.5のフローレス島産ケイスケで大腮が真下に直角に折れて固化した♂を見せられた時は何とも残念な気分になりましたからね…
そして他の幼虫ですが、♀は全て羽化し
♂は↑↑の個体以外まだまだ蛹化の気配を見せていません。
その内、オオヒラタケ菌床に入れていた中の最大と思われる幼虫を
また以前と同じ5リットルビンへ移行しました。
今回からはきちんとほぼ全ての♂幼虫を3リットル以上の蛹化ビンに移すつもりだったのですが如何せん去年の夏場の管理ミスの所為で今期はあまり大型の幼虫が育っていなかったので結局今世代はあまり大容量ビンの使用は意味が無いものと思います。
何しろこの5リットルに移す幼虫も体重計測では39.6g、40gにも達していません。
その上、体はなかなか黄色くなっていて低温管理でもあと1~2ヶ月で蛹室を作りそうです。
前回交換した1400ccの幼虫の方が体重はほぼ同じでもまだ色も白くてこの5リットルの幼虫よりは成長しそうです。
今回の5リットルビンには8リットル分のマットを超堅く詰め投入しました。
サイズが望めないならいっその事累代優先で早期羽化させた方が賢明なんじゃなかろうか。
前回は初入手のニシカワについてでしたが今回はニルギリです。
ニルギリについてこのブログでの事ですが少し前にカテゴリ名を少しいじりました。
旧:『ニルギリエンシス亜種 ⇒ 新:『ニルギレンシス亜種』
流通では一応『ニルギリエンシス ssp. nirgiriensis』で通っていますが
一応記載文では『ssp. nirgirensis』となっていて(rとeの間の『i』が抜けてます)
和音に直すと『ニルギレンシス』と読まさるので
特に気にすることではないのですが今更思いだしたのでちょっと変えました。
「レ」でも「リエ」でも何でもいいんですけどね。
さて、先日6日予てより羽化の様子を観察しようと人工蛹室にて管理していた
今世代最初の♂蛹が羽化しました。
2月2日 18:00
2月6日 10:43
最初から観たかったのですが流石にそううまくいかず気付いた時には始まっていました。
2月6日 22:38
2月6日 23:02
2月7日 1:27
2月7日 8:41
2月7日 19:37
2月8日 15:17
2月11日 21:20
羽化不全も鞘翅割れもディンプルもなく綺麗に成虫になりました。
我が家では本亜種の♂は上翅が凹つきやすく艶はあっても見た目が惜しい個体がよく出るのでこの個体は長さはありませんが非常に美しいです。
ニルギリらしくスマートな体型です。
因みにサイズは、上から軽く当てたような測り方で正確ではないですが約92mm。
流石にあれだけ幼虫が小さかったらこんなものですね。
(とはいえ種親には使わざるを得ませんね。他の♂はまだ幼虫ですし)
そして観察していてギラファらしさを感じたのが、体を伸ばす順番。
オオクワは頭が起き上がってから下翅が伸びるので(もしくは同時進行)
それを一般的な羽化手順として認知していますが、
ギラファの場合、その体格と大腮の形状から羽化時の順序が違い
①下翅を伸ばす
②頭を伸ばす(しかしまだ大腮は起こしていない・折れたまま)
③大腮起こす&下翅を収納する
と云う、おそらく蛹室内でコンパクトに変態するために
大腮を起こして伸ばす順番がかなり後の方なので、
あまり本種の羽化シーンを見慣れていない自分としては、
上翅がオレンジに色付いていながらまだ大腮が折れたままだと
底知れぬ不安に襲われます(羽化の途中で力尽きたのではと)。
実際、昔No.5のフローレス島産ケイスケで大腮が真下に直角に折れて固化した♂を見せられた時は何とも残念な気分になりましたからね…
そして他の幼虫ですが、♀は全て羽化し
♂は↑↑の個体以外まだまだ蛹化の気配を見せていません。
その内、オオヒラタケ菌床に入れていた中の最大と思われる幼虫を
また以前と同じ5リットルビンへ移行しました。
今回からはきちんとほぼ全ての♂幼虫を3リットル以上の蛹化ビンに移すつもりだったのですが如何せん去年の夏場の管理ミスの所為で今期はあまり大型の幼虫が育っていなかったので結局今世代はあまり大容量ビンの使用は意味が無いものと思います。
何しろこの5リットルに移す幼虫も体重計測では39.6g、40gにも達していません。
その上、体はなかなか黄色くなっていて低温管理でもあと1~2ヶ月で蛹室を作りそうです。
前回交換した1400ccの幼虫の方が体重はほぼ同じでもまだ色も白くてこの5リットルの幼虫よりは成長しそうです。
今回の5リットルビンには8リットル分のマットを超堅く詰め投入しました。
サイズが望めないならいっその事累代優先で早期羽化させた方が賢明なんじゃなかろうか。
2014年ニルギリエンシス途中経過 その1 [〆ギラファノコギリ (ニルギレンシス亜種)]
今期ニルギリエンシスは9頭幼虫がおりました(←過去形です)
番号管理をしてそれぞれの経過を細かにレコーディングしているのですが
現在の状況を並べてみると、
【1】:♀。羽化済み
【2】:♀。蛹
【3】:♂。幼虫
【4】:♀。羽化済み
【5】:♀。羽化済み
【6】:♂。幼虫
【7】:♂。蛹
【8】:♂。幼虫
【9】:♂。死亡
【9】の個体は、エサ交換の時に人為的なミスを犯し他の幼虫に咬まれてしまったため
体液が流出し弱って亡くなってしまいました。
非常に悔やまれます。
さて、現在いる計8個体は
雌雄比が丁度1:1に分かれているのですが残念ながら♀は1個体を除き
全て成虫になってしまいました。
温室の底部に置いていたのですが、
およそ10~20%蛹の期間が延びた程度で♂との羽化ズレに歯止めが掛かりませんでした。
非常に厳しいのですが♂の中で何とか1頭だけ、
早熟だった個体が蛹化しておりました。それが【7】の個体。
去年秋に行った最後のエサ交換の時点で幼虫体重32.8g・頭幅14mmと
いかにも小さかった個体です。
尚且つその個体だけもう身体が黄色かった事もあり
兄弟個体の内最も羽化サイズが伸びないであろう個体なのは明白でした。
出来れば兄弟中最大のものを次世代の種親に使いたかったのですが、
おそらくこの個体を使わざるを得ないでしょう。
この個体は、劣化し始めた菌床内での蛹化だったので、
粘菌の蔓延など諸々の事情があり今回は観察用に人工蛹室に入れる事にしました。
最も小さいとはいえ流石に長歯にはなってくれました。
このあたり、飼育ミスを血統(餌慣れ)がカバーしてくれてるのでしょうか…
後々蛹の体長と羽化サイズの関係を計算できるように
サイズを測ってみると↓↓
全長:61.8mm 頭部のみ:51.6mm
前期に羽化した102mmの死骸や図鑑の写真と比べても、
やはり当たり前ですが100mmに届きません。
最低ラインで88~90mm、もしいければ94~96mmと云った感じです。
因みに、観察していてよく分かったのですが
ギラファノコギリの♂は長く立体的な大腮の形状が邪魔になって
下手に蛹室の幅が広いと、うつ伏せになった時に腹が浮いて
回転運動ができなくなる危険がありますね。
強めの傾斜をつけて蛹室を掘ればそれも解消されますが、
それを考えると本種の♂幼虫が度々斜めに蛹室を作ることはなかなか合点がいきますね。
前期はクリアボトル1400ccで手抜きした所為で
87mmくらいの個体が数頭出てしまったので、
容器だけは大きく…と思ったんですがそれも出来なかった上
去年の夏場は温室内の温度管理を怠っていたのでその弊害が出たという形なのでしょう。
他のほとんどの幼虫の頭幅も3令に加令した時点で小さめだったなので
今回は現ギネス個体に匹敵する個体はおろか
前期最高の103mmにすら届くかどうかといった状況です。
ただ1頭、
【3】の♂個体のみ、去年から他の♂幼虫と違う温室にて管理し
エサも異なっていた所為か、頭幅・体重共にギネス個体に近いところまで来ています。
(まぁ正直ニルギリとしてもあのギネス個体の最終体重はそれほど重くないのですが…)
この個体は最初、1400ccのカワラ菌床で飼育していたのですが劣化後
そのままで暫く放置した後、あまり大きくならないだろうと思って
去年秋に同じボトルにマットをテキトーに詰めて放置かましていたんですが、
ボトルの外から見ていると段々、
「あれッ!!!? ちょっとなんか意外とデカくなってない!!!?」
当初そのまま適当に羽化してくれよと思ってノーマークで放置していたのですが、
こうなってしまうと気になってしまって
先日交換してみました。
ボトルを掘ってみると、
小さい容器に入れていたのが惜しいくらい
ボトルの下半分に目一杯空間を取って居食いしています。
体重はこの通り、40gいってないのですがまだ身体も白く伸びしろがありそうです。
頭幅も17mmあり100mmを越えるポテンシャルはありそうですが、
……………用意していたマットの容量の問題で、
大容量のビンが使えなかったのは誤算でした。
しかも、その使用したビンは、
『広口2000ガラス瓶』とか云う名称で売られていた物で
てっきり名称から察するに2000cc=2リットルの容器だと思っていたのですが、
「なんか2リットルの割に小さいような感じがする…」と気になり
幼虫を投入してエサ交換を終了した後に別の同じ種類のビンに水を入れて
容量を量ったら、1400cc(交換前のクリアボトルと大差無し)しかない事に愕然。
結構間抜けな見当違いをしていた事になんか力が抜けてしまいました。
大丈夫だろうか………?(汗)
逆に考えれば、このサイズのビンでどこまで大きく出来るか見ものですよね。
ネットで見ていると、フローレスのケイスケ亜種だと
このくらいの容量でも110~115mmが十分羽化出来ているみたいなので
本亜種でギネス超えする分には空間的な問題は無さそうなんですが…
このまま羽化まで交換なしで引っ張ってみます。
番号管理をしてそれぞれの経過を細かにレコーディングしているのですが
現在の状況を並べてみると、
【1】:♀。羽化済み
【2】:♀。蛹
【3】:♂。幼虫
【4】:♀。羽化済み
【5】:♀。羽化済み
【6】:♂。幼虫
【7】:♂。蛹
【8】:♂。幼虫
【9】:♂。死亡
【9】の個体は、エサ交換の時に人為的なミスを犯し他の幼虫に咬まれてしまったため
体液が流出し弱って亡くなってしまいました。
非常に悔やまれます。
さて、現在いる計8個体は
雌雄比が丁度1:1に分かれているのですが残念ながら♀は1個体を除き
全て成虫になってしまいました。
温室の底部に置いていたのですが、
およそ10~20%蛹の期間が延びた程度で♂との羽化ズレに歯止めが掛かりませんでした。
非常に厳しいのですが♂の中で何とか1頭だけ、
早熟だった個体が蛹化しておりました。それが【7】の個体。
去年秋に行った最後のエサ交換の時点で幼虫体重32.8g・頭幅14mmと
いかにも小さかった個体です。
尚且つその個体だけもう身体が黄色かった事もあり
兄弟個体の内最も羽化サイズが伸びないであろう個体なのは明白でした。
出来れば兄弟中最大のものを次世代の種親に使いたかったのですが、
おそらくこの個体を使わざるを得ないでしょう。
この個体は、劣化し始めた菌床内での蛹化だったので、
粘菌の蔓延など諸々の事情があり今回は観察用に人工蛹室に入れる事にしました。
最も小さいとはいえ流石に長歯にはなってくれました。
このあたり、飼育ミスを血統(餌慣れ)がカバーしてくれてるのでしょうか…
後々蛹の体長と羽化サイズの関係を計算できるように
サイズを測ってみると↓↓
全長:61.8mm 頭部のみ:51.6mm
前期に羽化した102mmの死骸や図鑑の写真と比べても、
やはり当たり前ですが100mmに届きません。
最低ラインで88~90mm、もしいければ94~96mmと云った感じです。
因みに、観察していてよく分かったのですが
ギラファノコギリの♂は長く立体的な大腮の形状が邪魔になって
下手に蛹室の幅が広いと、うつ伏せになった時に腹が浮いて
回転運動ができなくなる危険がありますね。
強めの傾斜をつけて蛹室を掘ればそれも解消されますが、
それを考えると本種の♂幼虫が度々斜めに蛹室を作ることはなかなか合点がいきますね。
前期はクリアボトル1400ccで手抜きした所為で
87mmくらいの個体が数頭出てしまったので、
容器だけは大きく…と思ったんですがそれも出来なかった上
去年の夏場は温室内の温度管理を怠っていたのでその弊害が出たという形なのでしょう。
他のほとんどの幼虫の頭幅も3令に加令した時点で小さめだったなので
今回は現ギネス個体に匹敵する個体はおろか
前期最高の103mmにすら届くかどうかといった状況です。
ただ1頭、
【3】の♂個体のみ、去年から他の♂幼虫と違う温室にて管理し
エサも異なっていた所為か、頭幅・体重共にギネス個体に近いところまで来ています。
(まぁ正直ニルギリとしてもあのギネス個体の最終体重はそれほど重くないのですが…)
この個体は最初、1400ccのカワラ菌床で飼育していたのですが劣化後
そのままで暫く放置した後、あまり大きくならないだろうと思って
去年秋に同じボトルにマットをテキトーに詰めて放置かましていたんですが、
ボトルの外から見ていると段々、
「あれッ!!!? ちょっとなんか意外とデカくなってない!!!?」
当初そのまま適当に羽化してくれよと思ってノーマークで放置していたのですが、
こうなってしまうと気になってしまって
先日交換してみました。
ボトルを掘ってみると、
小さい容器に入れていたのが惜しいくらい
ボトルの下半分に目一杯空間を取って居食いしています。
体重はこの通り、40gいってないのですがまだ身体も白く伸びしろがありそうです。
頭幅も17mmあり100mmを越えるポテンシャルはありそうですが、
……………用意していたマットの容量の問題で、
大容量のビンが使えなかったのは誤算でした。
しかも、その使用したビンは、
『広口2000ガラス瓶』とか云う名称で売られていた物で
てっきり名称から察するに2000cc=2リットルの容器だと思っていたのですが、
「なんか2リットルの割に小さいような感じがする…」と気になり
幼虫を投入してエサ交換を終了した後に別の同じ種類のビンに水を入れて
容量を量ったら、1400cc(交換前のクリアボトルと大差無し)しかない事に愕然。
結構間抜けな見当違いをしていた事になんか力が抜けてしまいました。
大丈夫だろうか………?(汗)
逆に考えれば、このサイズのビンでどこまで大きく出来るか見ものですよね。
ネットで見ていると、フローレスのケイスケ亜種だと
このくらいの容量でも110~115mmが十分羽化出来ているみたいなので
本亜種でギネス超えする分には空間的な問題は無さそうなんですが…
このまま羽化まで交換なしで引っ張ってみます。
増えぬ [〆ギラファノコギリ (ニルギレンシス亜種)]
今年の3月だかにセットしたギラファ最後の1亜種(嘲笑)・ニルギリエンシスの割り出しを日曜に敢行しました。
今世代のニルギリは幼虫があまり採れなかった上、
雌雄が極端に分かれてしまい、羽化してくれた♀はたったの1頭だったので
もう何回繰り返すのだろうと呆れながらも大事に大事に保管し、
勇んでコバシャ大に投入したのです。
無駄に♂も一緒にセット内飼育していました(…)
結構丈夫な血筋なのか、♂♀共に存命で尚且つ元気。付節も全部生きています。
大体クワガタは羽化後期間が経って老体化してくると、
爪や付節が弱って麻痺し切れるようになってくるのですが
結構遺伝性によるものがあるようですね。
さて話を元に戻して、
ケースをひっくり返してみるとケースの底にちらほらと幼虫が見えていました。
期待に胸ふくらませながらケースの中身を出してマットを崩していくと…
・・・・・・居ない・・・・・・
予想に反して、しかしもはやお馴染みの展開。
どうにも産卵数が少ない…
また、1令幼虫後期~卵が連鎖的な段階でバランス良く見つかります。
卵に関しては腐っていたり、膨らんではいるのですが卵割が正常に行われていない物なども多く見つかりました。
材も入れていましたが産卵痕の数は10を少し上回るくらい。幼虫は1・2頭のみ。
結果
幼虫 7頭 卵 約9個
幸いにしてまだ親虫は元気なので再セットをかけてみることにしました。
まだダラダラ産んでいた模様なのでまだ産むのは確実ではありますが
どうしたら産卵数(と産卵ペース)を上げられるんだろうか…?
よく考えたら、温室の設定が昼23℃/夜22℃、普通に低めの温度でした。
そして温室の中段にケースを置いていたのでさらに1℃ほど低くなっていたのかも。
そんな下らない理由で産卵数が芳しくなかったのかは定かではありませんが
取り敢えず昼夜通して25℃設定にしてみました。
産んでくれるのか?
分かりませんがひとまず2ヶ月くらい待ってみる事にします。
(ひょっとして2ヶ月も待ってたから親が幼虫食っちゃったんじゃないか?)
朝方に書いた記事なのでかなり締まりの悪い記事になってしまった…
今世代のニルギリは幼虫があまり採れなかった上、
雌雄が極端に分かれてしまい、羽化してくれた♀はたったの1頭だったので
もう何回繰り返すのだろうと呆れながらも大事に大事に保管し、
勇んでコバシャ大に投入したのです。
無駄に♂も一緒にセット内飼育していました(…)
結構丈夫な血筋なのか、♂♀共に存命で尚且つ元気。付節も全部生きています。
大体クワガタは羽化後期間が経って老体化してくると、
爪や付節が弱って麻痺し切れるようになってくるのですが
結構遺伝性によるものがあるようですね。
さて話を元に戻して、
ケースをひっくり返してみるとケースの底にちらほらと幼虫が見えていました。
期待に胸ふくらませながらケースの中身を出してマットを崩していくと…
・・・・・・居ない・・・・・・
予想に反して、しかしもはやお馴染みの展開。
どうにも産卵数が少ない…
また、1令幼虫後期~卵が連鎖的な段階でバランス良く見つかります。
卵に関しては腐っていたり、膨らんではいるのですが卵割が正常に行われていない物なども多く見つかりました。
材も入れていましたが産卵痕の数は10を少し上回るくらい。幼虫は1・2頭のみ。
結果
幼虫 7頭 卵 約9個
……またか…(哀)
幸いにしてまだ親虫は元気なので再セットをかけてみることにしました。
まだダラダラ産んでいた模様なのでまだ産むのは確実ではありますが
どうしたら産卵数(と産卵ペース)を上げられるんだろうか…?
よく考えたら、温室の設定が昼23℃/夜22℃、普通に低めの温度でした。
そして温室の中段にケースを置いていたのでさらに1℃ほど低くなっていたのかも。
そんな下らない理由で産卵数が芳しくなかったのかは定かではありませんが
取り敢えず昼夜通して25℃設定にしてみました。
産んでくれるのか?
分かりませんがひとまず2ヶ月くらい待ってみる事にします。
(ひょっとして2ヶ月も待ってたから親が幼虫食っちゃったんじゃないか?)
朝方に書いた記事なのでかなり締まりの悪い記事になってしまった…
2012年度羽化報告 ニルギリエンシスギラファノコギリクワガタ [〆ギラファノコギリ (ニルギレンシス亜種)]
最早更新の遅延に一々自虐を加えるのはやめておきましょう(嘲笑)
青森もついに積雪して山(画像は萱野茶屋)は銀世界です。
・・・という挨拶を考えていたのが約3週間前。
Oh…もう今更感が半端じゃないよ。
今日は衆院選挙投票日ということで、
晴れて選挙権を行使できる年齢になったワケで…
投票へ行ってきました。
いやぁ…自分も投票できる年齢になったかと思うと、
月日の流れをひしひしと感じます。
このブログを始めた時はまだ俺高3ですからね~18歳ですよ(笑)
夜の選挙特番を見るのは昔からですが、まぁ~~自民強し。
なんだかんだで日本全国総じて保守派じゃねーか(苦笑)
メディアで話題だった維新の党にとっても
今回のタイミングでの選挙は議席獲得にはまだ時間が早過ぎだったな。
しかも岩手4区!
小沢テメー岩手から逃げたくせに何ちゃっかり議席守ってんだこの!
さて、最近は飼育作業よりは標本作業の方をやっております。
とは言っても虫自体には触れておらず道具や小物類等のアイテムを
探したりしているのですが…(汗)
形から入るんですね(笑)
まずは今年採った虫は(今の状況なら)今年の内に箱収めしてしまおうと
思いまして、とりあえず小型クワガタを処理するために
三角台紙作成用のペーパーカッターを作りました。
台紙を斜めに切って綺麗な二等辺三角形を作るために、
ガイドになるテープを角度を決めて重ね貼りするだけの簡単な工作。
これでルリもツヤハダもマグソも採り放題貼り放題(嬉)
今日の本題はニルギリギラファ。
幼虫は10頭採れたのですが、
その9割が♂!!!!? ♀は現在たった1頭…!!!!超緊張ブリードです。
♂幼虫は3頭をコバシャ小で菌床飼育し残りはマットで1400ccボトル飼育。
てんやわんやですっかりホーチキ飼育していた内に、
コバシャ組はもう2頭羽化しておりましたので今回は2頭が報告対象です。
今回の世代のデータは、
【産地】タミルナドゥ州 ニルギリ高原
【累代】CBF1 (親♂78mmCBF1 × 親♀45mmF2BE-KUWA12回飼育ギネス同腹)
①
2012年1月28日 割り出し 発酵マット800ccへ
4月8日 29g 頭幅17mm 月夜野Basic菌床(超熟成)コバシャ小へ
11月23日 羽化確認 103mm
②
2012年1月28日 割り出し 発酵マット800ccへ
4月8日 25g 頭幅17mm 月夜野Basic菌床(超熟成)コバシャ小へ
11月23日 羽化確認 102mm
最後のエサ交換1回パスしてしまった所為で
割り出しから1年以内に羽化してしまっていて勿体ない事をしました(汗)
ただ、掘り出し直後に「小っせェ~~~」と感じてしまった割に
100mmを超えていたのは割かし驚きました。
ギネス個体とは3mmちょっとしか開きがないもののパッと見小ぢんまりした印象。
106mmの個体と比べて気になったのが大腮の最大内歯の形。
大腮全体の伸びに加え最大内歯も伸びが弱く寸詰まりになっています。
考えられるのはやはり最後に捨てビンを作らなかったことがその要因でしょう。
マットをガチ詰めした方がやっぱ自分好みの大腮に仕上がるのでしょうかね。
(ここで言う「自分好み」というのは、
全体的に各部の太さより伸びがいい物なんです)
なんだかんだ文句言ってもやっぱ好きだわ(笑)
今年はギリギリ入手に間に合わなかったけど、
来年はマキタ絶対やったる、で真剣にブリードするゾ
(さりげなく自分から不真面目だということを吐露)
青森もついに積雪して山(画像は萱野茶屋)は銀世界です。
・・・という挨拶を考えていたのが約3週間前。
Oh…もう今更感が半端じゃないよ。
今日は衆院選挙投票日ということで、
晴れて選挙権を行使できる年齢になったワケで…
投票へ行ってきました。
いやぁ…自分も投票できる年齢になったかと思うと、
月日の流れをひしひしと感じます。
このブログを始めた時はまだ俺高3ですからね~18歳ですよ(笑)
夜の選挙特番を見るのは昔からですが、まぁ~~自民強し。
なんだかんだで日本全国総じて保守派じゃねーか(苦笑)
メディアで話題だった維新の党にとっても
今回のタイミングでの選挙は議席獲得にはまだ時間が早過ぎだったな。
しかも岩手4区!
小沢テメー岩手から逃げたくせに何ちゃっかり議席守ってんだこの!
さて、最近は飼育作業よりは標本作業の方をやっております。
とは言っても虫自体には触れておらず道具や小物類等のアイテムを
探したりしているのですが…(汗)
形から入るんですね(笑)
まずは今年採った虫は(今の状況なら)今年の内に箱収めしてしまおうと
思いまして、とりあえず小型クワガタを処理するために
三角台紙作成用のペーパーカッターを作りました。
台紙を斜めに切って綺麗な二等辺三角形を作るために、
ガイドになるテープを角度を決めて重ね貼りするだけの簡単な工作。
これでルリもツヤハダもマグソも採り放題貼り放題(嬉)
今日の本題はニルギリギラファ。
幼虫は10頭採れたのですが、
その9割が♂!!!!? ♀は現在たった1頭…!!!!超緊張ブリードです。
♂幼虫は3頭をコバシャ小で菌床飼育し残りはマットで1400ccボトル飼育。
てんやわんやですっかりホーチキ飼育していた内に、
コバシャ組はもう2頭羽化しておりましたので今回は2頭が報告対象です。
今回の世代のデータは、
【産地】タミルナドゥ州 ニルギリ高原
【累代】CBF1 (親♂78mmCBF1 × 親♀45mmF2BE-KUWA12回飼育ギネス同腹)
①
2012年1月28日 割り出し 発酵マット800ccへ
4月8日 29g 頭幅17mm 月夜野Basic菌床(超熟成)コバシャ小へ
11月23日 羽化確認 103mm
②
2012年1月28日 割り出し 発酵マット800ccへ
4月8日 25g 頭幅17mm 月夜野Basic菌床(超熟成)コバシャ小へ
11月23日 羽化確認 102mm
最後のエサ交換1回パスしてしまった所為で
割り出しから1年以内に羽化してしまっていて勿体ない事をしました(汗)
ただ、掘り出し直後に「小っせェ~~~」と感じてしまった割に
100mmを超えていたのは割かし驚きました。
ギネス個体とは3mmちょっとしか開きがないもののパッと見小ぢんまりした印象。
106mmの個体と比べて気になったのが大腮の最大内歯の形。
大腮全体の伸びに加え最大内歯も伸びが弱く寸詰まりになっています。
考えられるのはやはり最後に捨てビンを作らなかったことがその要因でしょう。
マットをガチ詰めした方がやっぱ自分好みの大腮に仕上がるのでしょうかね。
(ここで言う「自分好み」というのは、
全体的に各部の太さより伸びがいい物なんです)
なんだかんだ文句言ってもやっぱ好きだわ(笑)
今年はギリギリ入手に間に合わなかったけど、
来年はマキタ絶対やったる、で真剣にブリードするゾ
(さりげなく自分から不真面目だということを吐露)
K点越えたァ!? [〆ギラファノコギリ (ニルギレンシス亜種)]
花見ってなんかめんどくさいと思いませんか? こんばんは、会長です。
前回割り出したニルギリエンシスですが、
カップに入ったままだし、パッと見とんでもない頭幅になっていたので
びっくりしてエサ交換する事になりました(意味不明)。
エサも、よく合っているので月夜野の菌床ブロックをある分だけ使う事にしました。
しかしただの菌床ではありません・・・
約1年半前の保存品(しかも常温)
熟成に熟成を重ねた常識を逸した菌床と化しています。
ここまでのものを一旦砕いてビンに詰めても再生するかどうかも危ういので、
そのままケースにスッポリ入れて使用する事に。
(こないだ羽化した♂もこのやり方で飼育しました)
使用するケースはコバシャの小。
まず外装のビニールの上部と下部(底部)をカッターで切り取ります。
ケースに押し込みます。
若干ケースの寸法にそぐわないので圧を掛けて寸法を合わせます。
きちんとケースにはまったら、
菌床を押さえながらビニールを引き抜いてセット完了。
ブロックは3個残っていたので3ケース作りました。
ただし、幼虫自体はまだそれ以上の数が待機しているのでそれらは、
ティモーレンシスでは7cmを超してやっとだった発酵マットに交換する事に。
さて、肝心の幼虫たちを見てみると…
ティモーレンシスに見慣れたせいか、
異様に頭幅が大きく見えます。(画像は無いんですが)
一番小さい個体でも16mmはあり、120ccカップで飼育していたにしてはでか過ぎです。
最大は17mmちょっとなのですが、脱皮から間もないのでまだ大きくなるでしょう。
そしてもう一つ驚いた点が…
ほとんど♂!!!!!!!!!!!!!
次世代が非常に危ういです。
◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆
先日、届きました↓↓
BE‐KUWA43号です。
ギラファにアツい今の自分にとってまさに運命を感じてならないタイミングでした。
今回ギラファの体長データが一新されていて、
今までのデータが古いままだったせいか、
ほぼ全部の亜種が最大体調がUPしており
ニルギリエンシスも102.0mmから106.6mmに更新されておりました。
原名亜種の各産地の個体が載ってあるのには脱帽ですね。
また、以前このブログで指摘した
「サンギール語」の発音の事やタフナの表記としての誤りの事などは
ニシカワの項で触れられていた事には非常にすっきりしました。
昔のBE‐KUWAでも「タフナ島」って書いてましたしね。
今まで勘違いしていた人も気付いてくれたのでは…
そしてティモーレンシスも
ウェター島の個体群がケイスケに含められていた事には非常に納得です。
前々から自分もそう思ってました…… とか今さら言っても図々しいだけですね
そして憧れのマキタ!
今年いくつか挑戦目標にしているカブクワの内の一つなのですが、
やっぱ面白い形でゾクゾクします。
光沢系が好きで、それならダイスケもそうなのですが、
コイツ(マキタ)の場合は大腮の形(と云うかライン)も好きで、
ニュルッと伸びた滑らかな湾曲がイイ角度なんだなァ…ハァハァ
立派な変態だと云う事がこれでお分かりいただけたでしょう(苦笑)
◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆
さて、先日集会を行いました。
今回のメインは、先日羽化した特大ニルギリエンシス♂の計測です。
(もっとも、呼んだNo.2とNo.6は興味無しで、ずっと仮面ライダーの話してましたが)
計測の前に、前々から「早く割り出せよ」と背中を叩いていた
No.2のバンガイヒラタの産卵ケースを暴く事に…
ケースを組んだ時期なんですが、なんと哀しい事に約6ヶ月前。
ケースをひっくり返してみると何とも『凄い』としか形容できない内容が…
丸々とした♂3令幼虫が1頭。。。
一体何が起こったのか・・・・・・
多数居たはずの幼虫が共食いを起こし究極の状態となったのです。
普通なら割り出しが遅れてもせめて3~5頭は残って居るものですが、
彼はそんな「普通」を軽く超えてくれました。
そして、画像中のマットの色の薄い部分、コレなんだか分りますか??
劣化したマットではありません、産卵木なんです。
一体何が起こったのか・・・・・・
実は画像が小さくて見えにくいですがこのケースはコバエ地獄になっていて
1立方cmあたりウジが5~10頭居るレベルです。
そのおかげか、半年間でクワガタとコバエの幼虫の力で
木材だったものはフレーク状に、やがて土に還りました。
ざっと探してみましたが、樹皮以外は木片も見つかりませんでした。
枯れ木が土に還るまで…自然界なら数年掛かるものが、半年で完全分解ですよ。
衝撃でした。
★ ★ ★ ★ ★ ★
さて、本題に戻って計測です。
きちんとしたノギスは自分は持ってないので、
デジタルノギスを持っているNo.2とステンレス製アナログノギスを持っているNo.6
の力を借り、測ってみると…
今まで小さいティモールばかり見慣れていたのもあって満足のいくサイズでした。
なかなか嬉しいです。
手に乗せてみる。
飼育した最大個体を手に乗せたとき。
自分の胸の中心を掴まれていくような感覚は何とも言えません。
ギラファの場合は小さい方も凄い個体を見ていますが
やはり大きい個体の方が感動が大きいです。
なにより、飼育時の努力(←適正な表現か分からんが)が
そのまま重みとなって感じられるのが小さい方との違いの一つです。
(小さい方は努力した分だけ軽くなっていきますからね…)
それに今回は大きくする事を目指して、
普段は流れにのせて大方温度が合っていれば
あとは適当に温室内に配置して管理するのですが
この個体は成長段階・ステージに合わせて容器の置き場所を変え、
細かにチェック・記録しかなり気を使い管理していたので
この瞬間は非常にドキドキしました(笑)
小学生の頃初めて飼育した時の興奮がよみがえったような感覚でした。
今季羽化したティモーレンシスのレギュラーサイズ61mmと並べてみました。
もっと極端な矮小個体と並べても良かったかも…(笑)
おそらく、今年羽化させるクワガタの中で最も満足に近い1頭になるでしょう。
前回割り出したニルギリエンシスですが、
カップに入ったままだし、パッと見とんでもない頭幅になっていたので
びっくりしてエサ交換する事になりました(意味不明)。
エサも、よく合っているので月夜野の菌床ブロックをある分だけ使う事にしました。
しかしただの菌床ではありません・・・
約1年半前の保存品(しかも常温)
熟成に熟成を重ねた常識を逸した菌床と化しています。
ここまでのものを一旦砕いてビンに詰めても再生するかどうかも危ういので、
そのままケースにスッポリ入れて使用する事に。
(こないだ羽化した♂もこのやり方で飼育しました)
使用するケースはコバシャの小。
まず外装のビニールの上部と下部(底部)をカッターで切り取ります。
ケースに押し込みます。
若干ケースの寸法にそぐわないので圧を掛けて寸法を合わせます。
きちんとケースにはまったら、
菌床を押さえながらビニールを引き抜いてセット完了。
ブロックは3個残っていたので3ケース作りました。
ただし、幼虫自体はまだそれ以上の数が待機しているのでそれらは、
ティモーレンシスでは7cmを超してやっとだった発酵マットに交換する事に。
さて、肝心の幼虫たちを見てみると…
ティモーレンシスに見慣れたせいか、
異様に頭幅が大きく見えます。(画像は無いんですが)
一番小さい個体でも16mmはあり、120ccカップで飼育していたにしてはでか過ぎです。
最大は17mmちょっとなのですが、脱皮から間もないのでまだ大きくなるでしょう。
そしてもう一つ驚いた点が…
ほとんど♂!!!!!!!!!!!!!
次世代が非常に危ういです。
◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆
先日、届きました↓↓
BE‐KUWA43号です。
ギラファにアツい今の自分にとってまさに運命を感じてならないタイミングでした。
今回ギラファの体長データが一新されていて、
今までのデータが古いままだったせいか、
ほぼ全部の亜種が最大体調がUPしており
ニルギリエンシスも102.0mmから106.6mmに更新されておりました。
原名亜種の各産地の個体が載ってあるのには脱帽ですね。
また、以前このブログで指摘した
「サンギール語」の発音の事やタフナの表記としての誤りの事などは
ニシカワの項で触れられていた事には非常にすっきりしました。
昔のBE‐KUWAでも「タフナ島」って書いてましたしね。
今まで勘違いしていた人も気付いてくれたのでは…
そしてティモーレンシスも
ウェター島の個体群がケイスケに含められていた事には非常に納得です。
前々から自分もそう思ってました…… とか今さら言っても図々しいだけですね
そして憧れのマキタ!
今年いくつか挑戦目標にしているカブクワの内の一つなのですが、
やっぱ面白い形でゾクゾクします。
光沢系が好きで、それならダイスケもそうなのですが、
コイツ(マキタ)の場合は大腮の形(と云うかライン)も好きで、
ニュルッと伸びた滑らかな湾曲がイイ角度なんだなァ…ハァハァ
立派な変態だと云う事がこれでお分かりいただけたでしょう(苦笑)
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さて、先日集会を行いました。
今回のメインは、先日羽化した特大ニルギリエンシス♂の計測です。
(もっとも、呼んだNo.2とNo.6は興味無しで、ずっと仮面ライダーの話してましたが)
計測の前に、前々から「早く割り出せよ」と背中を叩いていた
No.2のバンガイヒラタの産卵ケースを暴く事に…
ケースを組んだ時期なんですが、なんと哀しい事に約6ヶ月前。
ケースをひっくり返してみると何とも『凄い』としか形容できない内容が…
丸々とした♂3令幼虫が1頭。。。
一体何が起こったのか・・・・・・
多数居たはずの幼虫が共食いを起こし究極の状態となったのです。
普通なら割り出しが遅れてもせめて3~5頭は残って居るものですが、
彼はそんな「普通」を軽く超えてくれました。
そして、画像中のマットの色の薄い部分、コレなんだか分りますか??
劣化したマットではありません、産卵木なんです。
一体何が起こったのか・・・・・・
実は画像が小さくて見えにくいですがこのケースはコバエ地獄になっていて
1立方cmあたりウジが5~10頭居るレベルです。
そのおかげか、半年間でクワガタとコバエの幼虫の力で
木材だったものはフレーク状に、やがて土に還りました。
ざっと探してみましたが、樹皮以外は木片も見つかりませんでした。
枯れ木が土に還るまで…自然界なら数年掛かるものが、半年で完全分解ですよ。
衝撃でした。
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さて、本題に戻って計測です。
きちんとしたノギスは自分は持ってないので、
デジタルノギスを持っているNo.2とステンレス製アナログノギスを持っているNo.6
の力を借り、測ってみると…
今まで小さいティモールばかり見慣れていたのもあって満足のいくサイズでした。
なかなか嬉しいです。
手に乗せてみる。
飼育した最大個体を手に乗せたとき。
自分の胸の中心を掴まれていくような感覚は何とも言えません。
ギラファの場合は小さい方も凄い個体を見ていますが
やはり大きい個体の方が感動が大きいです。
なにより、飼育時の努力(←適正な表現か分からんが)が
そのまま重みとなって感じられるのが小さい方との違いの一つです。
(小さい方は努力した分だけ軽くなっていきますからね…)
それに今回は大きくする事を目指して、
普段は流れにのせて大方温度が合っていれば
あとは適当に温室内に配置して管理するのですが
この個体は成長段階・ステージに合わせて容器の置き場所を変え、
細かにチェック・記録しかなり気を使い管理していたので
この瞬間は非常にドキドキしました(笑)
小学生の頃初めて飼育した時の興奮がよみがえったような感覚でした。
今季羽化したティモーレンシスのレギュラーサイズ61mmと並べてみました。
もっと極端な矮小個体と並べても良かったかも…(笑)
おそらく、今年羽化させるクワガタの中で最も満足に近い1頭になるでしょう。