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ドルサリスノコギリ (ヒロミ亜種) ブログトップ

ヒロミイの不安 ~割り出し2連続~ [ドルサリスノコギリ (ヒロミ亜種)]

青森は今、春を目前にして今シーズン最多雪期を迎えています。
2週間前まで道路にほとんど雪は無く、このまま春に向かってくれれば今年は楽チンだな~なんて思っていました。それが今やほとんど雪景色。朝も雪、夜も雪。

おかげサマで、まだまだ遅れている飼育作業はさらに失速し見事に飼育スケジュールはグズグズです。
今回は、もはやシリーズと化してしまった悲劇的な割り出し記事の3回目です。

自身3シーズン目となったドルサリス・ヒロミイ
初挑戦時は産卵失敗、
2度目の時は幼虫は多数採れたもののエサ選びが合わず、羽化したのは♀2頭のみ。

以前は流通が稀だったのですが、
現地の採り子がコツを掴んだのか近年ちまちまと入荷するようになった(?)事で得られた今回のチャンスは果たして生かすことができたのか――





【セット内訳】
KIMG7493.JPG

2023年11月29日セット12月1日♀取出し)
 容器:HR-2
 マット:?(忘れた・・・2次発酵マットの「何か」だとは思うんだけど)
 管理温度:24℃

2023年12月1日セット
 容器:Beケース 中
 マット:ヒラタ・アンテ・パプア・ニジイロ・ホソアカ用マット(ファームズ製)
 管理温度:22~23℃

メインのセットは②で、①はあくまでマット等諸般の事情で②のセッティングが整うまでの「中継ぎ」として用意したものでした。

セットには最初から最後まで親♀のみ単独投入。
①の方は、ごく短期間とは言え潜る時間はそれほど長くはなく、②投入から間もなくケース底面に卵が見え、スタートは順調。

〉〉結果発表~~!


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ふりだしに戻る その3 [ドルサリスノコギリ (ヒロミ亜種)]

今年もあと1ヶ月を切ってしまいました。

近況ですが、いつもながら後手後手に回った飼育作業や標本作業をスローペースでこなしていきながら次々に新たな作業が溜まっていっているところです。
また、先月下旬には「今年最後」の採集へ行ってきました。山道が冬季閉鎖する直前にツヤハダクワガタ(初記録)狙いで下北半島の奥地へ行ったのですが、辛うじてキタカブリルリクワガタを当てただけでした。
KIMG7110.JPGKIMG7115.JPG
両者とも県産としては持っている人もほとんどいないエリア。ツヤハダは数年採っていないので、これらの虫を採っても到底満足できなかったのですが、他の作業が溜まっている手前これを採集納めとする事にしました。例年、「まだ山に行きたい・・・」と思いながら年越しして気持ちもブレブレになって結局なにも捗らない状態でしたが、「これで一旦終わり!」と決めた途端、すっきりと気分が晴れましたね。(これは普通、小中学生の時に養うスキルなんですが)





さて、今年中に書かなくてはならない虫のカテゴリがいくつもあってパンク状態なのですが、今回は久し振りのドルサリスノコギリ(ヒロミ亜種)です。

1年半も前に記事を書いて以来、ずっと放置していた本種。
記事の末筆で、
幼虫が採れたペレン島産が続々死亡
タリアブ島産は幼虫が採れずに終了
と、メチャメチャ不穏な終わり方をしたのですが、今回はその続きから書いていきます。





結局、ペレン島産WF1は15頭程度の個体が採れていたのですが、マットで飼育していた個体は♂も♀も全て前蛹までの段階で全滅!
飼育容器は主に800ccと1400ccのクリアボトル。前蛹は蛹に脱皮する事無く黒化して腐敗、蛹室を作る前に死亡するものもいました。銘柄も記録しているのですが、変な風評が及んでもいけないので伏せておきます。

そんなカオスな状況において、忘れ去られたようにカワラ菌床で放置されていた2♀♀が運良く羽化してきてくれました。

KIMG4491.JPG
羽化してくれたのは、初回割り出しで3令になっていた個体。もっと小さい幼虫をイメージしていたのか、投入時に「♂3令」なんてメモしていました。割り出し直後は一度プリカで管理し、添加して詰め替えた800ccクリアボトルへ間もなく交換してそのまま5月中には羽化・・・と云う流れで、両者とも体長は36~37mm。本種のBE-KUWA♀レコードが38.3mmなので、それなりにうまく育ってくれたようです。


ここからが永かったです。

せっかく羽化してくれたドルサリス・ヒロミイ。惜しくも♂の姿が拝めなかった点、それまでにかかった金額(悪い言い方)や、その他諸々の感情論が渦巻いて、「このまま終わってなるものか!!!」と後続のWILD便や他の飼育者の飼育♂個体出品をひたすら待つ事にしました。
WILD入荷時、自分が購入した個体以外にも3~4ペアほどいたので、他に購入している人が上手くブリード出来ていればWF1個体がヤフオクかどこかに出品されるはずだと思ったのです。


しかし、待てど暮らせど一向にWF1の出品は出てきません。
(勿論オークションでアラート設定しています)
ドルサリスの名前で新着出品が引っかかる都度確認しますが、どれもフィリピン産(原名亜種)か、タリアブ島産ばかり・・・

特に、タリアブ島産に関してはWILDが一挙に多数入荷した事もあって全国的に飼育品が出回り、『ドルサリスと言えばタリアブ島』と言えるくらい現在ではメジャーな流通産地となっています。国内屈指のノコ系ブリーダーの間でブリード体制が整えられ、BE-KUWAレコードも大幅に更新されました。
2022年より前なんて、飼育屋の間では『ドルサリス=小粒なフィリピン産』なんて認識だったでしょうし、ヒロミ亜種の飼育レコードも相当古かったです。国内のドルサリスノコギリ飼育史は【タリアブ産入荷以前 or 以後】で切り分けられると言っても過言じゃないでしょう。
そんなワケで、「タリアブ万歳!!!」のムーブメントの中、ペレン島産は「そんなの居たっけ?」と言われそうなほど存在感がありません。

その苦しい状況が続く中、いつかオマエ達に同郷の♂を連れてきてやるからな!と締めもせず黙々とゼリーを与え続けていました。
驚くべきことに、本種の寿命は結構長かったです。一冬を越し、羽化から1年が経っても胕節の麻痺も無く動きもシャキシャキのまま。本種のWILDが入荷する冬場が過ぎたところでブリード断念を悟ったワケですが、小さいながらもモリモリとゼリーを平らげるこの2頭を眺めていると、それだけで癒されたものです。

そして今年10月、2頭の♀は約1年4ヶ月の羽化後寿命を全うしました。
KIMG7149.JPG

〉〉その1ヶ月後・・・


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創業は易く守成は難し [ドルサリスノコギリ (ヒロミ亜種)]

もう6月。
巷ではもうとっくに「樹液採集」などと云う享楽に浮かれるクワガタ屋で溢れかえっているそうですね。

自分はと言うと、ただただ焦りを覚えています。

去る5月中の休日も、ゴールデンウィークが終わっていよいよ待ち望んでいたマグソクワガタの採集シーズンに突入だと思いきや「必中で雨」。月火水木金が晴れで土日が雨でした。
マグソの他、晴れた日でないと出来ない別のターゲットの採集も予定していたのですがこれも順延、6月に突入した今となってはそれも諦める羽目になりそうです。
そうしている間に、メモリアルな6月4日=虫の日も特にこれと言って虫に関わるイベントもありませんでした。
そして今は、いよいよ幕を開けようとしている青森産クワガタ採集・夏の陣に向けて採集機材の準備、未だ片付く目途の付かない標本作業、飼育種のセット作業&幼虫のエサ交換に追われています。

そして、ブログにおいてはもう書くべきネタがカテゴリ別に積み重なっていて、この春以降の話題で書いておかなければいけない飼育ネタが4種分も後につっかえています。
多分、記事を書き終わる前にシーズンに本格突入してしまうでしょう。


・・・と云うワケで、
今回(今月)採集シーズン前に書いてさっさと片付けておくべき6月の飼育ネタ第1回目
(そしてこれが6月の最初で最後の投稿になるってパターンですね)
冷静になってみれば、「久しぶりの投稿だから文章を打って打って打ち込みまくろう」って感じで気合を入れすぎるから無駄に長くなってしまうんですよね。


ドルサリスノコギリクワガタ(ヒロミ亜種)

前回の記事が1月10日
およそ半年が経過し春時点までの総括です。

前回はペアリングを経てセットを組んだところまで書きましたね。
KIMG3634.JPG
その時は書いていませんでしたが、使用したのはUマットですね。
気を抜いたセットは組みたくなかったので、ちょっと高いマットを仕込みました。
(「気」は抜かないけど「ガス」はきちんと抜いています)
ひとまず、前回初めて挑戦した際には未交尾♀だったもののマットに産んだのでマットのみでセット。1月6日の事でした。

そしてそこから丸2ヶ月経った3月6日
KIMG3637kai.JPG
割り出しですってか、デカっ!!!!
やっちゃいましたいつもの如く。嬉しい事にセット直後から産卵してくれていましたが、その分中型ノコギリの成長は早く、たったこれだけの期間でもう3令になってケース内はギュウギュウです。

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数は少なく9頭でしたが、無事にドルサリスリベンジを遂げる事はできたので満足です。


さて、この時点でまだ終わってはいません。

実は、ある程度産んだのを確認したところで1月28日に一度♀を取り出してまして、別ケースにセット替え(内容は同じくUマットのみ)を行なって採卵数の増加を図っていました。

そして一度暴いた最初のケースには嵩増しと材産みの変調を期待して、
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砂埋め霊芝材をカットして
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埋め込んでみました。

次の日3月7日には、1セット目の反省を生かし約1ヶ月経った状態での2セット目割り出し。
KIMG3652.JPG
ケース底部には卵。今度は早すぎるパターンです。

KIMG3653.JPG
卵と初令幼虫が採れましたがあまり数がいません。
ダラダラ産みなのかな?とも思いましたが、ツイッターなどで見ると一度のセットでドバっと採れている人も見かけるので、マットがドンピシャに好みではなかったのか温度が低かったかのどちらかでしょうね。

KIMG3656.JPG
成長の比較ができればと思って、
発酵マット
カワラタケ菌床
の2パターンのエサに入れてみました。

KIMG3657.JPG
そして、♀もまだまだ動きが良いです。
3セット目にも卵が見えたのでまた交換、4セット目(これは2セット目の使い回し)に投入しました。

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3回目のセットからは僅か幼虫3頭と減速。
おまけに試験的に入れた材には齧った様子も見られませんでした。ノコギリ系にとって極上の歯応えであるはずの砂埋め霊芝も効果無しとなれば、本種はほぼ完全にマット産みのみと言っていいようです。

KIMG3782.JPG
流れとしては、
・第1セット 1月6日~1月28日 割出3月6日
・第2セット 1月28日~3月7日 割出3月7日
・第3セット 3月7日~3月16日 割出4月17日
・第4セット 3月16日~4月18日 割出4月17日(※産卵無し)

最後の第4セット期間が約1ヶ月あったにもかかわらず採卵ゼロという事は、殻っぽと判断していいでしょうね。

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最後まで産み切ったにも関わらず、まだまだ動きに俊敏さと力強さが残っています。フ節はいくつが飛んでいますが、こんなに生命力のあるノコギリは久々に見た気がします。12月に買った野外品がここまで生きていてくれるとそのまま飼い終えてしまうのもちょっと悩みどころです。
(※背後のガラスビンがこの後の展開を示唆しています)




もうひとつの ドルサリスノコギリクワガタ(ヒロミ亜種)

さて、当時個人的に衝撃を受けたペレン島産ドルサリス・ヒロミイの野外品入荷でしたが、その1ヶ月後さらに衝撃を受ける出来事が起きました。

タリアブ島産のドルサリスノコギリ入荷。
こちらはペレン島産と違って初入荷。しかも大量に。
(あれ、俺、去年ペレン産いくらで買ったっけ・・・??)

KIMG3531.JPG
スマホとパソコンの画面を睨みながら暫らく迷いましたが、
オレンジ色のボタンに指をかけてしまいました。
(実はオレンジ色って「大衆色」とされていて、すごく親和性に優れた色なんですよね。だからボタンにこの配色をしていると、押す事に躊躇いが生じにくいと云う隠された?効果があるんです)

KIMG3557.JPG
ペア購入で、49mmの♂は短歯型として考えると体格に恵まれていて「小型種ではなく、中型種」である事を再認識させられます。

KIMG3672kai.JPG
セットは、マットに砂埋め霊芝材の細切れを埋めてみました。
♂も投入し、ペアリングも(おそらく)バッチリ。♀は積極的に動き回り、マットに潜っていきあとは楽チン!








・・・さて、
現時点における最終的な状況を書いて本記事の締めくくりとしましょう。

〉〉現時点の状況1・2・3へ


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ペレン島産復活へ [ドルサリスノコギリ (ヒロミ亜種)]

採集へのめり込むようになってからというもの、徐々に飼育規模が縮小の一途を辿っています。
一時期の大量絶滅期を経た後に無理のない程度に少しずつ飼育種も増えてきたのですが、ライト機材を入手した頃から今度は採集に熱が入り、今では飼育種も両手の指で数え切れる程度に減少しました。

2021年も、入手した外産昆虫はネブト1種(正確には2種)のみでした。
おまけに、年の後半は昆虫関連の資料収集や文書作成に追われ、採集はお休みした他、自分の虫の世話すらほとんど出来ていませんでした。この所為か、飼育棚はがら空きとなっています。

それまで追われていた作業も一段落し、ようやく他の作業に意識を向けられるようになった昨年末、ネットオークションにて偶然「その虫」を発見したのです・・・





さて、この正月期間中に飼育種とブログ記事を照らし合わせていた中で、ひとつ書き忘れていたものがあった事に気付いたので現在までの一連の流れをまとめたいと思います。

〉〉続きはこちら


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750キロを突っ走れ! ~ ペレン島からの珍虫 ~ [ドルサリスノコギリ (ヒロミ亜種)]

前回の記事からもう2ヶ月近く経ってしまいました。
こんばんは、会長です。

11月に入ってからは、
・標本作業
・カレンダー製作
・図書館巡り(文献漁り)
・その他諸々の作業
に追われて休日平日の境が無いような感じになっていて、
ブログの更新にまで手が回りませんでした。
年末も迫る中、ようやく一つだけ=カレンダー製作と云うメンドウな仕事が終了したので、久々にブログをいじる事が出来ました。

当初の予定であれば、
シーズン終了時からずっと書きたかった
・コクワガタ
・ヒメオオクワガタ
の採集記に取りかかりたかったのですが、
急遽「これは書かなければなるまい・・・!」と云うイベントが起こってしまった(?)ので、今回はその顛末を書きまとめることにしました。





そろそろ雪が降り積もり始めるか・・・と云う12月第2週のある日の事。
この時、自分は間接的に虫に関係する「ある大きな買い物」をした直後で懐も厳冬期に入っておりました。

飼育中の虫の世話もギリギリ手が回るかどうか(イヤ、本当はもう・・・)と云う中で色々と作業に追われている状況でした。それにも関わらず、ちょっとした合間にネットオークションや昆虫通販サイトを眺めては、「こんな虫が今出回ってるんだ~」とか「あ~この虫欲しいなァ~!」などと目の保養だけは怠らずに続けていたのですが(ダメダメなヤツだな)
一際目を引くクワガタを見つけたのです。




「ペレン島産 ギラファノコギリ 1ペアのみ入荷」


ネットオークションにて、インドネシア便ワイルド生体の中にその名前がありました。この展開、少し前にもブログであったな・・・

よく知らない方であれば、
「ペレン産? なんか普通そうだけどそこまで反応するような虫なの?」
と訝しむ字面だと思います。

ペレン島と云うと、
インドネシアの数ある島々の中でも知名度ならかなり上位に挙がる島と思われます(個人脳内調べ)
有名な他の島と言えばスマトラ島やボルネオ島など、大きな島ばかりな中にあってこの小さなペレン島の存在感の異質さは独特なものがあります。
そのペレン島と云うワードを有名たらしめるのは、ほとんどメタリフェルホソアカクワガタによるものと言ってもいいのではないでしょうか。兎にも角にも、ペレン島=メタリフェルと云う方程式が外産クワガタ有識者の意識に焼き付いているハズです。
次いでこの島の虫で知られているクワガタと云えば、ファブリースノコギリとオオヒラタあたりでしょうか。

毎年毎年メタリフェルが大量に輸入されているイメージが定着しているからか、この島の名前に物珍しさを感じる事が無いと言われても否定しないのですが、ことギラファノコギリに関しては本当に滅多な事では目にしません。 すぐ隣にあるスラウェシ島からは、毎年多数の入荷がありよく目にするのですが、このペレン島のものは生体での流通は過去に指折り数える程度と目されていて、中には今回が生体国内初入荷ではないかと思っている人もいるとか。

ただし、それらを含めても過去入荷あったのはほとんどが♂のみかもしれません。
いくら調べても、ペレン産の画像や記述には生体♀に関するものが全くヒットしないんです。ネットに書いてある事が全てではないので単なるリサーチ不足なのかもしれませんが、ペレン産をブリードしたとするサイトは1つも無いので、今回入荷した♀はひょっとしたらとんでもない大珍品なんじゃないかと思えてきました。なんせ、あれだけメタリフェルの入荷しているペレン島からギラファを持ってきたのは初めてだと輸入業者が説明しているワケですからね。元々その島のギラファが珍しいのか、メインターゲットのメタリフェルの採り方ではギラファは採り辛いのか、そのあたりはよく分からないんですけども。

今唯一生存しているスラウェシのギラファでさえ投げやり飼育な自分も、これら↑↑の理由からちょっと興味が湧いてきました。
・・・否、湧いてきたと言うか、元々この辺りのギラファはずっと入手の機会を窺っていたんです。


しかし、この時はまさに苦しい財務状況。
年末年始にかけてまだ出費があるし、ゴホンヅノやオウゴンオニその他で飼育スペースにもあまり余裕が無い・・・

高値になる事も予想されるし、ひとまず様子を見るだけにしておこうと見送る方向で考えることにしました。





その2日後。

ついに青森市内にも雪が積もり始めてしまいました。
予報を見てもこの先融けて消えることも無さそう(根雪)で、いよいよ厳しい季節がやってきたなァ~と思いながらカレンダーの印刷作業をしていたところでスマホのアラートが鳴りました。
例のギラファのオークション終了時刻直前の知らせでした。

まァー俺にはそんな関係ないしー
新しく虫買う余裕なんてないしー
どうせバカ高くなってるだろしー


確認だけするつもりで商品ページを開いてみると、
終了時刻間近で9,000円ちょっと

意外・・・
ペレン産ともなれば国内のギラファマニアは放っとくハズはないのにそれでも4ケタ止まり。
世のギラファ好きからしても、実際のところペレン産への関心は薄いのか?
それとも、冬季だからと云う事で死着リスクが怖くて入札しないのか?
はたまた、♀がかなり小さい事でブリードしても幼虫の大型化ポテンシャルが低そうだと見積もったからか?(出品生体のサイズは♂85mm・♀31mm

当初はスルーして見送るつもりが、にわかに気持ちが揺らいできました。



まだ10,000円超えてないし、どうせまだこの入札者はやる気が残っているだろうと、
つい出来心で1回だけ入札をかけてしまったのが運命の分かれ道でした・・・



・・・・・・


・・・・・・


・・・・・・


・・・落札しました!


ええぇ~~~!!!!!??
ウソだろ!? 誰も高値更新しなかったの!?
いや~・・・困った・・・困ったなぁ・・・

落札できると思ってなかった(落札する気が無かった)ので俄然焦りました。雪積もってんだぞ青森は!

落札してしまったからには腹を括るしかありません。
(こういう言い方は炎上案件になりかねませんね)
安全面を考え、ゆうパックの利用&自宅配達ではなく局留めとし、さらに留め置いておく局も自宅近くの局ではなく貨物集配の市内拠点を指定。冬季はいつもクロネコヤマトを使っていたので、ゆうパックでの受け取りについてはちょっと探り探りでした。





それから、毎日毎日一向に晴れる兆しが無くずっと大雪。
天候を窺っている内にとうとう発送日の期限がやってきてしまいました。

「この日」・・・そう、
なんとあの衝撃的な大雪がニュースになったその当日に発送されたのです。
判る人には分かると思いますが、発送元はまさにその時大雪で交通インフラに影響が出ていた北陸地方。高速道路で立ち往生、自衛隊が出動しミヤネ屋の中山リポーターが関越道に閉じ込められていたその日です・・・!
KIMG1760.JPG
青森県内でさえこんなホワイトアウトしてるのに、北陸は一体どんな事になってるのだろう・・・

青森までの約750km、死のドライブが夕方にスタートしました。

もう気が気でなりません。数時間おきに追跡番号で輸送状況をチェックします。仕事にも身が入りませんよ。
向こうからこっちまで配達込みでの最短到着は【翌日14~16時】で、通常スムーズに運送されていけば翌日午前中には市内の集積センターに到着すると思われますが、この状況だとルート次第では翌々日まで青森に来ないのでは・・・などと最悪のケースを想像してしまいます。
カイロは間に合うのか!ギラファは生きて着くのか!






翌日。運命の日。

荷物の追跡情報が更新され、昼過ぎの13時半にセンターへ到着した事を確認。

18日の天気.png
この日は幸いにも昨日よりは空模様も穏やかで、日中はギリでプラス気温。局留め保管とは言え、暖かいに越したことはありません。

仕事終わりにそのまま郵便局へ直行。18時半頃に到着しました。

KIMG1768.JPG
この青森西郵便局が指定の場所。
青森市(旧)内には郵便物の集積センター(←呼び方が合ってるかは分かりません)が青森中央郵便局・青森西郵便局の2ヶ所在るのですが、ゆうパックについてはこの青森西の方を中継するようです。
(以前青森中央郵便局で局留めした時、一度青森西に到着してから青森中央へ運ばれる流れで記録が付いていました)




受け取り手続きを終え、ヒーターで暖まった車内へ戻るとすぐにテープを剥がし
開梱!

まずは大きい方のカップに目が行きます。
ヒョコヒョコと触角が動いている。

ヨッシャ・・・♂はちゃんと生きてる!!!



そして次は大事な♀の方。

小さい方のカップを開けてティッシュを取り除くと・・・・・・

・・・?・・・!!??



〉〉♀に何かあったのか・・・


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