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〆ゴホンヅノ (原名亜種) ブログトップ
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生存者達 [〆ゴホンヅノ (原名亜種)]

前回タイ産ゴホンヅノの記事を書いたのが一昨年の12月
実に14ヶ月も前になるんですね・・・

今回は、そのゴホンヅノ幼虫達のそれからをまとめます。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


前回の事故の際に弱った個体も居たようで、残っていた8頭の幼虫も数を減らし去年2月の時点で6頭になっていました。

CA3I0085.JPG
なんて心許無い数だ・・・

2令・3令での死亡、

  蛹化不全、

    羽化不全、

      休眠中の突然死、

        ♂と♀の起きズレ、

これからブリードに向けてさまざまな課題や不安要素を抱えている中で、
2桁も個体が居ないのは本種としては非常に厳しいですね。
「成虫にできればいいや~」と云うスタンスであればこのくらいの数で十分なんですがね・・・

2令になった幼虫を120ccカップから広型430ccカップに移しました。


そして5月
CA3I0216.JPG
3ヶ月が経ったのですが、写真の様に3令になった個体も居れば依然2令のまま成長が遅れている個体も居るなど、個体の大きさが不自然にばらついていました。
孵化から半年が経つ時点で2令ってのも、やっぱり最初にマットで死にかけた事による弊害なんじゃないかと心配になりますが、ひとまず順に次の容器へとサイズアップしていきます。

主に使用するのはブロー容器。サイズは1500ccや1800ccの一般に使われるサイズと、
CA3I0217.JPG
この右のサイズ、覚えてる人居ますか・・・?
今は無き奈良オオクワセンターで売られていた特別サイズ3000cc
通称「Hブロー」なんて呼ばれて、値段もブロー容器らしくなく1本400円と高値でしたね。
♂と思われる個体はこのサイズも使っていく・・・んですが、
その後しばらくして全頭3令になった時点で、6頭の内♂は1頭・・・!!
ヒジョーに・・・厳シー・・・


その後、10月に一部の幼虫でマット交換もしましたが、
CA3I0880.JPG
今現在、幼虫の総数はたったの5頭
また1頭減ったよ・・・

しかも、死んだのは唯一の♂と思われる幼虫。
同時進行している南ベトナムのプランディの幼虫は、順調に♂は50g以上になっている個体も多い中、こちらタイ産の残りの5頭は30g台から最大でも46gと、体重ならば♀としか言いようがない数値。
皆すっかり黄色くなってしまいこれはもう家の在庫だけではF2のブリードは絶望的となりました。
心のどこかでは「小さいだけの♂であってほしい」と願っているのですが・・・

そろそろ孵化から1年半近く経つのですが、いつになったら蛹室を作るんだろう・・・(汗)


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


ここまでが幼虫飼育の流れです。
タイ産の他、個体数が多いプランディのマット交換も忙しい事もあって最近は毎日毎日ゴホンヅノの事ばかり考えています。思春期かッて言うくらい常にゴホンヅノに妄想を膨らませ、仕事中もジッとものさしを見つめて溜め息をついていますよ(笑)
家に帰ってはBE-KUWA27号の115ページを開いて眺めて・・・(苦笑)

CA3I0890.JPG
その他、最近ようやく月刊むしのバックナンバーを入手し、ゴホンヅノ全ての亜種の記載文も揃いました。
まだまともに生体が入荷していない3亜種はいずれ見る機会はあるのか、そこも楽しみです。

Eupatorus gracilicornis gracilicornis.JPG
そして、長々アセトンに漬けていた♂個体もようやく箱に収める事も出来ました。

こんな♂が羽化できるのは何年先になるんだろうか・・・

(ちなみにBE-KUWA27号の115ページと云うのはゴホンヅノの飼育レコードです)


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五本大作戦・第一部 ‐オヤスミナサイ‐ [〆ゴホンヅノ (原名亜種)]

今年の9月、前回から実に8年振りに飼育したゴホンヅノカブト。

今回2ペア入手しそれぞれ単独でセットしたのですが、
現在までの経過を順を追って振り返ってみます。


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ゴホンヅノのブリードでまず厄介なのがマットの選定
今も昔も世間では「ひとクセある」と云う見解でほぼほぼ変わらないワケでして、自分も過去2回いずれも採卵には失敗してはいないのですがいまひとつコツのようなものは掴めておりませんでした。
そうなると、より成功の確率が高い物を求めてこれまでと違うメーカーのマットを試してみたくなってしまうワケです。
ゴホンヅノの産卵について個人的に思ったことはまた後述しますが、
取り敢えずゴホンヅノの購入に先んじて、今まで使ったことが無い店のカブトマットAとします)を20リットル分購入したところ・・・これがちょっと失敗でした。
到着したマットを見て呆然、チップがだいぶ粗く明らかに『幼虫用』のマット。微粒子でもなければ産卵で大事な粘り気も全く感じられません。一応、「産卵にも効果を発揮する・・・云々」と云った説明があったので期待したのですが、心配になってきました。

なんとなく「これは加工しないといかんのでは?」と感じて、混合のマットにしてセットすることにしました。
テストの意味も含めて、2頭それぞれ別の物をマットに混ぜることにしました。

1頭目・・・9月23日
【容器】 コバエシャッター大
【マット】 カブトマットA水苔
【温度】 22~23℃
まずはカブト産卵でもよく見る水苔を混ぜたセットです。
勿論、水苔は転倒防止用に地上に敷き詰めておくのではなく、マットとしっかり混ぜて産卵床として使用します。とは言ってもカブトのセットで水苔を入れるのは初めてで、分量も分からないので感覚的な量で配合します。
ケースの8割の深さまで混合マットを入れ、そのマットの3割程度は手でギュッと押し固めて、7割は均すだけにしておきます。
ゼリーと親♀を入れたらフタをして温室へ入れました。

2頭目・・・9月24日
【容器】 コバエシャッター大
【マット】 カブトマットAけと土
【温度】 22~23℃
1頭目と違い今度はけと土を混合しました。
けと土を選んだのは単純に粘り気増強の為で、以前轟沈したインペリアリスのマット原料の余りを転用しました。言わずもがなこれも配合は目分量です。
虫作業をこの日手伝ってもらっていたパンドラにこのマット詰めをしてもらい、けと土以外の工程は1頭目と同じで8割詰めの内3割固詰め上ふんわり。

ちなみに両方ともセットを組む前日♂と追い掛け済み。


セットはこれで完了したワケですが、
水苔やけと土が混ざったマットでは産卵は良くても孵化後の幼虫には合わないだろうという事で、5日後の29日には初令幼虫用に、デリケートな種類に有効と云う話を目にしてこれまた別メーカーのカブトマット(これをBとします)を10リットルだけ購入しておきました。


そして数日経過し、
セットした内の1つに怪しげな様子が目立ってきました。

それは、はじめにセットした水苔の方でした。
最初にセットした時はきちんと均していたマット表面はケース壁面に沿ってえぐり抜かれ、四角い側溝状に押し固められていました。明らかに、マットが気に入らず徘徊していた痕跡です。
直ぐにセットを解体して別メニューに組み直しておけば・・・と今になって思うのですが、生き物相手だと最後まで何があるか分からないと思いとどまってしまうものですし、結局そのままセットを続行してしまったんですよね・・・
ちなみに、この時点ではまだ採集脳のままでありまして、この状況を確認した次の日曜にはヒメオオを採りに大間に行ってしまってたんですねェ
(こりゃダメだわ・・・)




そしてさらに数日と間も無い内に、その日はやってきてしまいました。

  水苔セットの親♀が死亡。

歩き疲れ果てたようでした・・・

セットからそう間もない内に1♀が逝ってしまい、
流石に焦りを覚えまして翌週の10月8日に2セットの試し割りを行う事にしました。
けと土の方は依然潜ったままでしたが、地中で果てている可能性もあるし、割り出して産卵が行われていなければ急いで別メニューで組み直さなければなりません。


水苔の方のケース(♀死亡)
まずは親が死亡した水苔のセットから割出してみました。
ケースをひっくり返してみると、悪い予感は的中。マットの内部まで掘り進んだ形跡は無く、表層7~8cm程度の深さまでしか潜っていませんでした。マットに変質や劣化も見られません。
一応マットはバラしてみましたが、やればやるだけ悲しくなるばかりでした。
CA3I0909.JPG
死亡した親♀↑↑
悲しくなるほどピカピカのキレイな状態で死んでいます。今にも起き上がりそうなくらいです。

けと土の方のケース(♀生死不明)
もう望みはこっちのセットしかありません。♀は地上に出てきていないので中で死んでいるかまだ生きてるのか全く判らない状態です。
CA3I0910kai.JPG
ただしこっちにはきれいに潜行した痕跡があり、産卵の期待は少なからずあります。

早速ケースをひっくり返してみると、マット中層からまだ生きていた親♀が出てきました。フ節が1本欠けていますがまだ元気そうです。
そして続いて、ひっくり返したマットの底部を少し崩してみると・・・

CA3I0911kai.JPG
卵!!!!
よかった・・・全滅だったらどうしようかという心配はあっさり拭えました。
僅かなスペースを崩しただけで5~6個の卵が出てきたところで、これ以上は孵化まで放置した方がいいと判断して割り出しをすぐさま中止し、マットをそのままケースに戻して温室で保管することにしました。

出てきた卵は別容器で保管することにしまして、
親♀は同じケースに戻さずに新しいセットを組むことにしました。
CA3I0912.JPG
2頭目・・・10月8日
【容器】 コバエシャッター大
【マット】 カブトマットBけと土(微量)
【温度】 22~23℃
マットの在庫の問題もあって、当初割出し後管理用に購入していた前述のマットBを入れることにしました。一応けと土も混ぜたには混ぜたのですが、ほとんど使い切ってしまっていて入れたのか入れてないのか判らない程度しかありませんでした。(分量で云うと2~4%くらい?)



ちなみにこの約3週間後、
ゴホンヅノについて喜ばしいニュースが発表されたのですが
それを自分が知ったのは12月になってからでした・・・



試し割りをしてから1ヶ月後の11月5日
採卵して管理していたカップから幼虫が多数確認できたので、その分の個別管理に着手しました。
割り出してみると1令幼虫が4頭と膨らんでいる卵が1個、計5頭を120㏄カップへ移しました。マットは、再セットした♀を入れているケースのカブトマットBを表層部分から少し頂戴し詰めました。
・・・ちなみに、残念ながら再セットしたこの親♀はこの時もう地上で亡くなっていました。



そして、さらに2週間経過した11月19日
CA3I1005.JPG
9月24日に組んだ最初のけと土混合ケースの方に初令幼虫が見えはじめていたので、事情も諸々あるので割り出すことにしました。
まぁ、事情と云うのは・・・季節コバエって部分です。
(コバエが湧いてしまっているので室内で割り出せないし、冬になってしまったので寒さが厳しくならない内に屋外で作業しないと後々辛いからです)

とは言っても実際の所お外はこんな感じ↓↓
CA3I1008kai.JPG
全然冬(辛) 雪も吹いています。

さすがに雪の上で作業するワケではないですが寒い・・・!
ケースをひっくり返してマットを出すと湯気が立つ(苦笑)
CA3I1006.JPG
コバエも凍ってほとんど動かない状況で、粛々とマットを割っていきます。
継続的にポロポロ出てくる1令幼虫にニヤニヤが止まりません。採れた幼虫を次々に製氷トレイに移し、凍らせていきます。

ゴホンツノカブト2017採卵.JPG
マットを全て砕き終えて、採れた合計は25頭
・・・俺が組んだ水苔の方は無反応だったのになにこの差は・・・、前々からちょっと思ってたけど、女性ってカブトムシ産ませるの上手だよな(偏見)

ちなみに、採れた全ての幼虫は底部の固詰め層からのみ出てきました。
爆産・・・とまでは言えない数字でしたが、自分のやり方ではこの結果は大成功と呼べる結果になりました。できればこの調子で、再セットのカブトマットBのセットからも追加が欲しいところです。

採れた幼虫は、8年前に本種を産ませた時の別メーカーのカブトマット(これをCとします)と、さらにまた別メーカーの腐葉土(昆虫飼料メーカー)を混合して120ccカップに個別に移しました。
しかし、このやり方が後に最悪の事態を招く事になりました。





時は(たしか・・・→)11月25日、虫屋の納会に出席する準備で手製カレンダーを徹夜で仕上げていたその朝でした。

作業の気晴らしに、19日割り出し分の幼虫達の様子を見ようと温室を開けると、





し、死んでる・・・!!!!!!!

ほとんどと言っていい数の幼虫が茶色に変色して動かなくなっています。中には萎んでいる個体までいます。ほぼ全てがカップの上部や壁面で息絶えています。
軽いパニックになりながらも、死亡個体と生存個体でカップを分けていきます。
さすがにこれだけの数が1週間もせず死んでしまうのか? カップ投入時には何らおかしな様子は無く元気だったので、割り出しで何かショック状態になったとも思えません。

手に持ったカップを開けてポカーンと見ていたら、何か違和感に気付きました。
・・・・・・このマット、ちょっと水気が多くてやけにぬらぬら光ってる・・・
・・・・・・・・・ん?・・・あれ?・・・なんかちょっと温かいような・・・・・・・・・・・・もしかして・・・

・・・再発酵・・・??

マットを混合した上、水分も多い。
結局のところ原因は確定できないのですが、要因としては非常に考えられることでした。今よくよく考えればカブトマットCだけで良かったところを、産卵時の感覚で「混ぜるのが良い」と考えなしに要らぬマットを加えたのは何故だったのか。しかもナゼ腐葉土なのか。加えてこの腐葉土、ミキサーで粉砕して微粒子化すると云う無駄な手間まで掛けていた所為で再発酵しやすくなっていた可能性も高いのです(恥)
再発酵した結果酸欠状態になり窒息してグッタリ・・・という事か・・・

とは言え時間が無いので、何とか生存している分のカップはマットを半分に減らし、フタを開けておいて換気させておくことに。
その後話を聞いたFH鈴木さんには呆れ顔をされました。

鈴木さん 「だ~から〇〇〇のマットは使うな、って言ったろ~~(呆)」



最終的に、25頭居た19日分の幼虫は4頭に減ってしまい安泰だったブリーディングライフも苦しくなってきました。2ペア仕入れた事を考えると汗顔の至りです。

幼虫の頭数を2桁確保するには最後のセットに望みを託すしかありません・・・!
親♀も死亡し、暴いていないカブトマットBのセットを暴いたのは去る12月8日
ケースの側面がややカビてきている事に一抹の不安を覚えながら、新聞紙の上にマットをひっくり返します。マット~をあーばーけーー♪♪ CA3I0026.JPG
(あ・・・! これはダメなパターンのヤツだ・・・)

・・・どうやら・・・これはアレだね・・・失敗ってやつだね。

CA3I0025.JPG
初っ端からこんな死亡卵が見えてしまったんだから心も折れるさ。なんでそんな真っ黒なんだよ、大涌谷にでも浸かってきたのか!!

この卵も含めて、2個だけ死亡卵が見つかった以外には何も出てきませんでした。




と云うワケで、
今回のゴホンヅノ産卵の結果は・・・

♀その1
  ・・・【カブトマットA水苔】⇒ 0個

♀その2
  ・・・【カブトマットAけと土】⇒ 第1回割出:卵5~6個、第2回割出:幼虫25頭
  ・・・【カブトマットBけと土(微量)】⇒ 0個

     →存命 第1回割出分:4頭、第2回割出分:4頭合計8頭


瞬間的に30頭を見込めた頭数が今となっては3分の1以下です。まさかこんなミスでブリーディングを失速させてしまったのにはただただ情けなく思うばかりです。
ただ、今回の事や前回までの感覚を振り返るに、産卵について巷で語られている話に対して思うところがあるので、今の時点での自分の考えを敢えて下にまとめておきたいと思います。

ゴホンヅノカブトの産卵については、昔から「どんなマットを使えばより確実に成功するか」が問われその度に新しい意見や経験談が上がり振り出しに戻ってを繰り返しているような気がしますが(今する話もその中の一つに過ぎないかも知れませんが)、その原因の要素として「性格の部分での個体差が激しい」と云う点が実は大きいのではないかと思うワケです。

こんな事を言ってしまうとにっちもさっちもいかないのですが、こう言っておきたい理由にまず「アタリの♀orハズレの♀の解釈の仕方」があります。
産卵数がその個体個体によって大きく上下する本種は俗に「♀の当たり外れがある」と言われてますが、その意味をどう解釈しますか? 普通ならば、「WILDだから野外で産卵をほとんど終えている♀がハズレ、まだ産卵していない♀がアタリ」と考えるところですが、ちょっと待ってください。
セットを組んで回収ゼロもしくはごく僅かしか採れなかったセットの♀でも、購入時やセット前に手に持った時には「ズッシリ重くてこれなら産むぞ」と期待したのではないでしょうか。カブトムシなら産卵が終わってれば軽くなってスカスカな感じが手に持てば分かるはずです。比べてないのにそんなの分かるワケない! と言い訳も立ちますが、産卵数ゼロでビックリしてしまうという報告が多いのはそれだけ当初の期待が大きかったワケですから・・・。いかにもボロボロで状態が悪いと云うような♀でなければ気合を入れてセットを組んでいるハズです。
今回投入した♀2頭共、体重までは量っていないですがこのサイズのカブト♀としてはきちんとした重みがあって差異は感じられませんでした。これを見るに、他の要素も作用してきますが「産まない(ハズレ)のは卵を持っていないから」とは言えないのではないかと思うのですよ。

そしてもう一つの理由に「マットの正解」についてです。
産卵数の多少が激しい所為か、飼育者は「マットの銘柄」にばかり意識を向けがちですが、それよりもまだ大事なのは「マットの状態」ではないか・・・と思うのです。有力とされる竹主体のマットでも外したという話はありますし、通常のカブトマットや腐葉土なんかでも産卵すると云う事は、マットの成分によって・・・ではなくてマットの状態・質感が大事なのではないかと。勿論、カブトの飼育に長けた方々はゴホンヅノ等気難しい種類用に極めたマットの仕込み方があると思うんですが、どれだけネットで探っても「ゴホンヅノはコツ掴みました! 攻略しました!」と云う書き方は見つかりません(あくまで自分調べでです)。多産したと云う方でも「え!? ウソ!? 凄い!!」と望外のリアクションを綴る場合がほとんどで、「自分は相性いいみたいです」と云う方であっても、一度成功した次のシーズンの続報が無いパターンがお約束です(これって、「分かった」と思われるレシピで別個体を投入したら思いの外ふるわなかったからなのではないかと)
一度成功を納めたセット内容だからと言って別個体の産卵で結果が大きく違ってしまうと、これはもうマットの種類がどうこう言う問題ではないと思うんですね(勿論不正解のマットの例はありますよ、化学肥料とか混ざってた腐葉土とか)
反面、途中で思い切ってマットの種類を変えたらなんとか産んだとか、逆に今回の自分のように産まなくなったと云う例もありますし、その転向したマットの種類も画像を見る限り千差万別です。これって、非常に一面的な見方ですが、WILD♀各個体のマットの好みがバラバラで、セットしたその時に気に入った環境(≠マット)でなければ卵を持っていても産み渋るからなのではないかと思うワケです。

ここまででメチャクチャな事を言ってる気しかしませんが、飼育に際してこういう発想の仕方も有りなのかなと思います。(長文のクセにメッセージが薄い[バッド(下向き矢印)]


↑↑ただし、成功した時の傾向はある程度あるみたいで、
いくつか違う種類のマット層に分ける(虫が潜っても層の違いを認識できないと無意味)
軟詰め層と固詰め層に分ける

そして加えて上記のダラダラ長文から
徘徊したり潜りが浅い場合は何でもいいからマットを変える

これらを意識すると、なんとか悪い現状を打破できるのではないかと思います。
ヘラクレスやなんかみたいな簡単に爆産する奴らとは違いますから、5個10個としか採れなくても「あ~、失敗☆」とか思わない方がいいでしょう
採れただけでいいじゃねェか調子乗るな!

・・・でもこれって↑↑、別に大した工夫してないような・・・ ・・・ ・・・ ・・・。


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さて、こうしてバタバタ色々あって(いろんな意味で「バタバタと」・・・だった)ゴホンヅノのWF1飼育がスタートしたのですが、2017年のゴホンヅノカブトの話はこれだけでは終わらなかったんですね・・・




↓↓↓ 次回 ↓↓↓




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十の角 [〆ゴホンヅノ (原名亜種)]

夏の喧騒も終わりを迎え、朝晩の冷えも日ごとに増す今日この頃。
ライトトラップからヒメオオのルッキングにシフトチェンジするのと同時に、虫部屋も段々賑やかになってきそうな気配が・・・



9月。
飼育全盛だった頃、この時期になると毎日毎日ドキドキしながら各昆虫専門店の入荷情報でヤツが来るか今日来るかとチェックしていたものです。
採集に傾倒し始めた頃からはヒメオオのポイント探索で寝る間も惜しんで地図と睨めっこしていましたが、今年はちょっと飼育部屋に余裕が出てきたので


CA3I0857kai.JPG

狙いにいってみました。
到着したのは言うまでもなく生体です。

久し振りに見るので、箱を開ける前からウキウキです(笑)








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ゴホンヅノ(原名亜種) タイ チェンマイ県 ドイサケット郡



久し振りにカブトムシ登場・・・!!
本種を飼っていない年でも秋の入荷シーズンになると、あぁ~いいなァ~と指を咥えて見ていましたからね・・・今年はその反動がやってきた感じです。毎年買ってもいいくらいの良い虫ですしね。

個人的にカブトではマルスゾウカブトゴホンヅノカブトがツートップで好きなんですが、飼育部屋のスペースが余り始めたのでカブトも再挑戦しようと思った頃に、ライトトラップシーズンの終焉秋の入荷シーズンがやってきたのでちょうどこうなりました。


この今くらいの秋頃は、中型メジャー種の入荷ラッシュがあります。
インドネシアみたいな入荷の安定した地域じゃないので、入荷が少なかったり無かったりするハズレ年もありますが、タイのゴホンヅノカブトをはじめ、アメリカからはグラントシロカブトカメルーンからはケンタウルスオオカブトが入ってきます。どれもこれも造形に一癖はある種類ばかりです、ゴホンヅノ以外にもケンタウルスも買おうか迷いました・・・

しかし、毎年のように思うのですが、ゴホンヅノってメチャメチャ人気ありませんかね!?
どこのショップもホームページを確認して入荷状況を見てみると大抵即完売-数日で完売しています。季節限定物だという部分はありますが、バブルも弾けて久しい生き虫業界の中においてはお手頃価格ながらも供給以上の需要があってちょうどいいバランスで流通している虫ではないでしょうか。
児童向け図鑑やムック本では決まり文句のように『人気はそこそこ程度』『もうちょっと人気が出てもいい』と論評されているのですが
何を寝ぼけた事を言ってるんでしょうか!!?

・・・と 捌け口の無いそして意味のない苛立ちをぶつけたくても彼らの言いたい事は解ります。
ヘラクレスや国産カブトに比べたらマイナーだし、夏場にも入荷があるコーカサスやアトラスの方が手近ですからね。

しかしゴホンヅノの場合、個人的には逆に秋の虫で良かったと言えます。
もしWILD入荷が夏場だったら、需要が殺到して入手が難しくなっていた事でしょう・・・メイン産地のタイが秋の虫で良かった・・・


そのおかげで、





CA3I0859kai.JPG
2ペア仕入れることが出来ました。

お預けくらった反動でしょうね、久しぶりのカブトのブリードですからいくら発生初期でも1ペアだと心許ないですからね。


CA3I0863kai.JPG
こんな良い虫が現地では普通種でしかも食べてるくらいだってんだから羨ましいね
(食べてることについて羨ましいとは言ってない)


CA3I0866kai.JPG
試しに♂の上に♂を乗っけてみたらやはりこうなった。
流石は性の先進国タイ



さて、続いて産地の話になります。
今年はタイからゴホンヅノ第1便が今月15日頃に通関したようですが、
自分が入手したのは「ドイサケット産」でした。

ドイサケットDoi Saketといえば言わずと知れたタイのメジャー産地でチェンマイ県の中東部の郡部です。

そしてこのドイサケット産が入荷した各ショップで大方完売した直後、第2便といった感じで(詳しくは知りませんけど)
「Maetaeng」
「Umphang」
の2産地が入荷してきました。
去年までの流通事情は覚えてませんが、これらの2産地は新産地としての触れ込みで売られていました。
新産地と聞くとどうにも気になって仕方がないもの。もうすでに2ペア買ってましたがまた買ってしまおうかと迷ったのは言うまでもありません。


Meataengは最初カタカナ表記で「メイタン」と書いてあったのでどこか判りませんでした。アルファベット表記が確認できてからようやく納得、「メーテーン」の事でしたね。メーテーン(メイタン)郡の位置を見てみると、何のことはないドイサケット郡のすぐ隣じゃないですか。

Umphangは、読みで「ウムパン or ウンパン」。既に同産地のギラファノコギリが我が家に居るのでよく知る産地なのですが、ゴホンヅノもここと同じ県内のものが昔出回っていたのを国内で何人の人が覚えているでしょうか?
2009年「別亜種入荷!」という触れ込みで出回ったターク県に属する郡部なんですよね。なぜか通常の原名亜種がキミオイ亜種E. g. kimioiとして当時出回り「なんか違いがよく判んないけどキミオイだー!」と盛り上がりを見せたターク県です。結局あれは原名亜種だったワケですが、当時は「ターク産」とだけしか表記されてなかったので、今回さらに詳しく郡部まで記載されていたので気になっていたのですが、画像を見てみると・・・普通の原名亜種でした(苦笑)
『気になっていたのですが』・・・と云うのは、まァ別亜種だったらという期待だったワケですが、やっぱキミオイはあの辺りから入ってこないと確実性に欠けるかなぁ。


結局、産地ラベル以外の違いが見つけられず。


こうして複数の産地が入荷し自分も含め一部の人達の間で盛り上がっていますし、
今年は中国産のが入ってきたり、ミャンマーからハードウィッケイが入ってきたりと、Eupatorus属は賑わった感じがありますが、
今年の冬はベトナム産は入るのか?
入荷が見込めないマレー産の新亜種が日の目を見る時は来るのか?
はたまた他の不意打ち的な産地から入荷があるのか?


春夏秋冬、虫と云う楽しみは休みがありませんね。



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悪い事は重なる… [〆ゴホンヅノ (原名亜種)]

今日は良いことありません…

今日の昼、リベンジの意味で新しく入荷した生体を検品していましたが、


……どれも状態に問題があるものばかりです…

もう少し時間をおいて待ってみる事にします。



その後、虫の状態にもう何もやる気がおきなくなりましたが
マット交換しなければいけない虫が結構溜まっているので、
取り敢えず先日語りまくったゴホンヅノの交換を…

マットも前日から殺菌灯で処理してて準備バッチリです。



120ccカップに入ったまま(しかも1つのカップに2頭入れて…)の幼虫を取り出すため
フタを開けてほじくってみると… …

茶色くなってる……

5つあるカップを見ていったんですが出てくるのは茶色い幼虫のみ…
何も入ってないカップもありました。


しかもその最中さらにやな予感が…

最近のパターンは、
全滅しているかと思いきや1頭だけ生き残っててやるせなくなるって傾向。


ん~かも知れん…とか邪推しながら最後のカップを開けると…








2010 03 15_0953.JPG
やっぱりね――――――


なんだろう…キミオイの呪いか?

今年はチェンマイ産ほとんど出回んなかったからほぼ入手は不可能ですね…
しかし転んでもただでは起きませんよ。


今回のまとめ

カップだと容積が小さ過ぎて気温の変化に左右されまくる
・つまり弱い
共食いする



せめてコイツだけでもと
もう遅いですが1500ccブローに交換しときました。



        本日の 日昆の迷言

           オホーツク海気団とシベリア気団死ね!




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ゴホンヅノカブト 『キミオイ問題』 [〆ゴホンヅノ (原名亜種)]

終わったァァァァァァァァァ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! !

え、何がって!?(聞いてない! ) この時期特有の学生の最後の?戦いが、です。

ッシャぁ~~~~~これからまた(ちょっとの間)ムシいじれまくれるー
ってなワケで、今日は前々から言いたかった事をマジクソ叫びまくるぞ! !




さて、その話題ですが、

もう何度も何度もしつこくしつこくしつっこく押しつけがましく提唱している
キミオイ問題です。

んッ?  そうそうゴホンヅノですよカブトですよ。



去年2009年9月、各昆虫専門店に聞き慣れない名前のゴホンヅノカブトが入荷しました。
Eupatorus gracilicornis kimioi
産地 タイ ターク

「おおぉ―――――!  聞いた事無いスゲぇ――― 欲しいぃ~~! ! ! 」
特にゴホンヅノが好きな自分は、聞いた事もない名前のゴホンヅノに
言うまでもなく興味を持ちました。

ただ、購入も検討しましたがもうその時にはチェンマイ産(原名亜種)を購入していて
その時はスルーしたのでした。


それまで、ゴホンツノgracilicornis種には3亜種存在することは知ってまして、
一つがE. g. gracilicornis Arrow, 1908 原名亜種
二つにE. g. edai Hirasawa, 1991 エダイ亜種
の2亜種は名前を認知していたのですが、

もう一つはこの時まで名前を知らなかったワケです…


そのキミオイの出品画像を見てみると、
原名亜種とどう違うのか一目では判らないんですよ。
そこは皆さんも同じく感じられたかと思います。

特徴として説明されていたのが
微妙ではあるが外側の胸角が短めでやや外側を向くと…
補足としてタイ北部産より発生時期が遅れていると言う事も説明されていた。


なるほどなるほど



それから数週間の間、いくつかの大手昆虫専門店にターク産のゴホンヅノが入荷しました。
しかし、ある所では原名亜種として、またある所ではキミオイとして販売していました。

ある老舗の説明では
この産地(ターク)は北部(チェンマイ)と(他店で)区別されているようですがよく分かりませんとの事。

なるほどなるほど


後日自分も調べてみました。
すると、少なからずキミオイについて画像や説明のある国内外のサイトをいくつか見つけました。

モチロン今回入荷のターク産入荷より以前のものです。

実は何年か前には既にミャンマー産が入荷していたみたいですね。

さて、それらの説明をまとめると、
キミオイは前胸背の外側2本の角が原名亜種に比べ短く、
前胸背中央2本の角が太く長いと言う。

いくつかのサイトでは標本画像もありました、ええ あったんですよ。

どれも見たんですが特徴が顕著で今回入荷のターク産とはまるで違いますぜ! ! ! !

こっちに画像を持ってこようかと思ったんですが
版権とかあると無断で張りつけるのは不味いだろうという事で
その画像を見て忠実に(出来る限り)スケッチしてみました。
実写でなくてごめんよ~

そのキミオイとウチのチェンマイ産原名亜種の比較をしてみると…



スケッチ ……… g. kimioi

写真 …………  g. gracillicornis


真上ほぼ…
2010 03 12_0948.JPG2010 03 12_0950.JPG

真横
2010 03 12_0952.JPG2010 03 12_0949.JPG

横斜め上
kimioi.jpg2010 03 12_0951.JPG

見てお分かりの通り(??)
原名亜種は前胸背の胸角の長さは全て、ほとんど同じ長さであることが判ります。
それは小型個体においてもまず言えることです。

対するキミオイは両側の角の栄養分をそのまま中央の角に持ってかれたように
対照的な長さです。

頭部の角に関しては個体差が激しい事から省いていますんで…

画像を見た時は
「こりゃ確かにカッケェェェェェェェ! ! ! 」と思いましたよ?


そして、入荷したターク産の個体ですが
胸角の長さ、太さは全くと言っていいほどキミオイではないのですが
平均的な特徴として胸角外側2本が外側に開き気味らしいのですが
これは個体差または地域差の範疇でしかないと思います。




そしてゴホンヅノの分布についてみてみると…
比較的よく入荷するタイ国内の産地
「チェンマイ」「ウィアンパパオ」「ドイサケット」等々…
これらはどれもタイ国内で観れば北部
「県」で言えばチェンマイ県です。
「ターク」はラベルの意味としてとらえるならターク県、
まあ地図上で言えばこの2つの県は隣同士です

それだけなら同種であるという証拠にはなりませんが、
この2県の産地は同じ山塊の系列にリンクしているんです
加えて、チェンマイ県には国内最高峰のドイ インタノン(標高2565m)がありますから
どちらのゴホンヅノも同じ個体群と考えて間違いないでしょう。
ラベルも集積地でしょうが採集地はこの系列の山でしょうし。


さらに東はベトナム南はマレー半島にまで原名亜種は生息していますから…





ターク産の♂成虫をお持ちの方はよく目を凝らして頂きたい。
時には疑いの目を向けてみてはどうであろうか…

しっかし、何処でどうなってキミオイなんてラベルが今回の入荷個体に付いたんだろう…


ちなみに、誤解しないで頂きたいのが
ターク県で採れたゴホンヅノは全部キミオイではないという事ではなく
今回入荷した個体の画像多数が本来のキミオイの特徴とは異なる事を
指摘したいだけと言う事ですからね。

他にも似たような話があるのに何ムキになってこの虫だけ熱心に話してんの?
とか言わないで下さいよ…

もしも何かご意見(文句)御座いましたらそっちでゴチャゴチャ言ってないで
こっちにコメントして下さいよ?     タダノワルグチダッタラケシタル・・・フフフ






という事で終わりです!  すっきりした~

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眠り姫 [〆ゴホンヅノ (原名亜種)]

時間はまるで無いですが…
息抜き程度に記事を書いております。

さて、我が家のゴホンヅノはひとまず孵化が大方終了しました。
というのも、採卵後続々と孵化してきた子たちと全く音沙汰の無い卵に分かれたからです。

個人の力量か何かは知らないんですが
白くて幼虫も見えているのに未だに孵化しない引きこもりベイビーも結構居ます…
またマルスの二の舞になるのか…?
3~4ヶ月経ってようやく孵化するのか…?

後日孵化率を計算してみようかと思います。




そしてもう1頭…

ため息が漏れるヤツが居ました。

飼育品 65mm.jpg
前回の生き残り、唯一羽化した♀ 65mm WF1 です。

コイツ… ようやく休眠から目覚めやがりましたァ…

通称「白糞」.JPG
新成虫が休眠状態を抜けるためのステップの一つ「白尿(白糞)」も
バッチリ排泄…

羽化したのは今年の1/11、起きたのは12/11

俺をはるかに凌駕する寝坊屋だ! ! !
なんだそれ11ヶ月って! ! ! !

「冗談だよ」と黙っていてほしかったんだけど……

喰らう!!.JPG
喰らいまくり… 夜になれば飛びまくってるし…
休眠状態ではほとんど無臭だったのに
最近はメチャメチャきっつぅ~いカブト臭がするんでこれも活動開始のサインかと。

実はもう今年のWILDの♂はご臨終。
なワケで今この状況でこの♀に合わせる将軍様は全くもって居りません~
かと言ってチェンマイ産ゴホンツノの活動状態の♂なんて
日本全国探してもそうそう見つからないんだよなァァ…
結構デカイ♀だからこのまま捨て置くわけにはいかないんだけどなぁ――――ッ! ! ! ! !


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グラダマ [〆ゴホンヅノ (原名亜種)]

グラダマ
『ガラダマ』をもじったしょ~もないサブタイですが
「グラ」はグランディスでもグラウトでもグラントでもありません。
グラキリコルニス = ゴホンヅノです。


そんなグラダマに変化が起こりました……




2009 11 21_0814.JPG

孵化しました。

採卵は苦手なのでよくない事ばかり想像していましたがこれを見てホッとしました~
現在は21個中4個が孵化しています。

これが全部孵化したら… 大変だなァァ…
前回は1500ccブローに入れて常温で放置した子たちは皆凍死したしなぁ
と云っても仏間だったから居間ならなんとかなるかも知れないかな?
(仏間は流石にヤバいよね…)





と、これだけではちと内容がさびしいので抱き合わせで報告その2です。

2009 11 21_0815.JPG

食痕+初令幼虫+デキタマが見えます。

「デキ」、ハイこれはデキピエンスノコギリです。

何週間か前から見えていたのですが、
寒くなっても新卵が確認されていたので温室に移しましたらもう…なんか …
チラチラ幼虫が見えるんですよね…
♀もまだケース内に居てカビが蔓延っているのに産卵を続けているようです。
冬ニモマケズ カビニモマケズ

♀がまず地上に出てこないので取り出そうにも取り出せない~
幼虫潰されないか心配です。

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