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〆鹿児島県産 トカラノコギリクワガタ ブログトップ

リュウキュウノコギリ番外編 クメジマノコギリクワガタ羽化報告 [〆鹿児島県産 トカラノコギリクワガタ]

2019年もあと僅かです。
今年は秋以降色々作業に追われ、飼育種の近況について記事を書けていなかったのですが、パプアヒラタ以降も書こうと思っていたものがいくつかあります。年末年始の間に書けるだけ書けたらいいのですが・・・

今回は、2017年11月に八戸で開かれた納会の時に頂いたクメジマノコギリのその後です。

飼育経過と言っても、結局はノコギリなので記事にするほどの内容は無く、
羽化してからの一挙紹介と云う流れになりました。最近このパターンばっかですね。
リュウキュウノコ系はトカラが既に家に居り(入手元も同じY氏ですし)、飼育も容易で手を抜いても大きくなってくれたので、良く言えば手が掛からない・悪く言えば・・・ゴニョゴニョ、と云った道のりでした。
(あと、『大きくなってくれる』って言うとすぐギネス級を想像する人がいるけど違うからね?)

写真として残していた個体だけを今回紹介します。


【産地】 沖縄県 島尻郡 久米島町 (以下省略)

【累代】 WF1



CA3I0277.JPG
2017年9月11日 割り出し 菌糸カップ120ccへ
     12月4日 発酵マット500ccガラスビンへ
2018年4月8日 発酵マット追加
     5月29日 羽化 34mm

順調に育ってくれましたが、♀の1頭目を掘り出しての感想は、
太っ!!!

トカラノコとの比較画像はありませんが随分丸っこい体型で目新しく感じます。


♂-①
CA3I0276.JPG
2017年9月 割り出し 菌糸カップ120ccへ
(以降記録廃棄の為データ無し)

続いて♂ですが、
この個体、記事にするしばらく前に亡くなってしまいうっかり処分してしまって、どう飼育してサイズは何mmだったかが今では全く確認できません・・・
たしか40mmくらいだったと思うのですが。

観察すると、流石クメノコですね。短歯とは言えちょっと横幅があります。
そして黒くてツヤツヤ、これはポピュラーなアマミノコギリを見た事が無い自分としては新鮮なビジュアルです。(いや、チビレコードのギラファとかならちょっと似てるな・・・)


そして次が、早くも最後の個体紹介(恥)
今回飼育の♂で最大の個体です。

♂-②
ca3i0189kai.JPG
CA3I0275.JPG
2017年9月7日 割り出し 菌糸カップ120ccへ
     12月4日 発酵マット800ccクリアボトルへ
2018年4月8日 蛹確認 人工蛹室へ
     4月20日 羽化 54mm

ギリギリこの1頭だけが長歯になってくれました。
「大きくなってくれた」なんてよく言えたもんだね(苦笑)

小型の♂個体が光沢が強いのはどの種でもよくあることですが、大型になっても光沢が味わえるのはなかなか嬉しいものです。


CA3I0279.JPG
3個体を並べてみました。・・・黒い・・・

羽化した後1シーズン休眠しっぱなしで、今年2019年に活動開始しました。

この時ちょうどトカラノコも羽化していたのでツーショットを撮ってみました。
CA3I0281.JPG
・・・うわ、失敗した。主役がトカラノコに負けている!(画的に)

活動開始後、この後ブリードに続けようかどうかを考えましたが、
迷っている内にどんどん寿命に近づき、結局セットを組まないまま飼育終了となりました。
カテゴリ内なのでついでに書いておくと、実はトカラノコの方も♀がまともなのが羽化せず現在累代の危機に瀕しています。正直クメノコより焦る・・・!


CA3I0274.JPG
と云うワケで、これにてクメジマノコギリ・・・終了です。
ありがとうございました。


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2016年度羽化報告 トカラノコギリクワガタ [〆鹿児島県産 トカラノコギリクワガタ]

青森では毎日不安定な天候に見舞われ、雪も一瞬積もりました。
完全に冬季へ突入する前に珍ラベルのツヤハダを採りに行こうとしているんですが、休みの日と雨の日がいつも重なってしまい今のところ面白い報告ができずに悶々としています。

さて、今日の内容は
去年知人から頂いた貴重なトカラノコギリから生まれた新成虫の羽化報告です。
羽化個体も大体出揃ったので年内に書いておこうという事で今回の記事になったわけですが、飼育中の10頭の幼虫の内、♂3頭がまだで他7頭の内2頭は♀
今回は5頭の♂の報告です。

残りの3個体の♂はまた来年という事にしておきます。


改めて我が家のトカラノコの紹介ですが、
十島村にいくつかある産地の中で、これは中之島・御岳産。


十島村の条例で昆虫採集が禁じられるようになったのは2004年。
その時自分は中学1年生という事を計算すると、
それから10年以上も経た現在でも飼育する事が出来るという事にどこか心にジワっとくるものがあります。

小さい順に載せていきます。




♂-1
トカラ2016-1.JPG
2015年10月27日 割り出し 3令初期 グローバルLBマットへ
2016年2月9日 3令後期 4.6g 1400ccPPボトル発酵マットへ
     9月中旬 掘り出し 39mm

思いっきりエサが合わなかったパターン。
割り出した時には♀かと思い、今年の2月の入れ替えの時も♀だと思ってましたから・・・
1400㏄ボトルからコイツがポロッと出てきたときはそりゃ面食らいました、
現地ではこのくらいの歯型がお馴染みなんでしょうかね・・・
そう考えるとまあ、一度くらい見ておいてもイイもんでしょうよ(苦笑)





♂-2
トカラ2016-2-1.JPG
2015年10月27日 割り出し 2令 発酵マットへ
2016年3月8日 蛹化
     4月9日 成虫確認 39mm

はじめのヤツと同サイズ(哀)
詳細な経緯は分からなくなりましたが、確かこれはプリンカップに投入してそのまま交換するタイミングを逃して諦めてカップ羽化させた奴だったような気がします。でもやっぱり小さすぎます。
思いっきりエサが合わなかったパターンPart2。

サイズが1頭目のと変わらないのには何も面白くありませんが、
色が違ったのにはちょっと目新しさがありました。
トカラ2016-2-2.JPG
今回の♂羽化個体群で唯一の黒化型
色目のキレイな中之島産トカラノコで、黒化型は累代にはいらないんだけどさ・・・




続いてここからが、育てて嬉しい大歯型!!

♂-3
トカラ2016-3-1.JPG
2015年10月27日 割り出し 3令初期 7.0g 発酵マットへ
2016年2月9日 3令後期 12.2g 発酵マットへ
     3月8日 蛹確認
     4月17日 成虫確認 66mm

大歯になった個体としては、これが最初に羽化してきた個体です。
蛹化~羽化時期も前の2個体と同時期だという事を考えても、それら2頭がいかにエサに適合していなかったかが分かります。(←実は要因は分かっているんですけどモ)

そしてこの個体が、今回の羽化個体の中で一番のプロポーションと明色を持っていました。
トカラ2016-3-2.JPG
こんな大腮がスラリと伸びてて、こんな国産ノコ体型で外国産のような弩派手さを持ったクワガタが居るというのには改めてショックを受けます。

これを他のメンバーにも見せたところ、とうに飼育から撤退したNo.6でさえも
「これは確かにちょっとイイな・・・[ぴかぴか(新しい)]と漏らすほどでした。

CA3I0046.JPG
試しに青森県津軽産のノコギリクワガタ63mmと2ショットを撮ってみましたが、この青森県産の敗北感がお分かり頂けるだろうか? いやまぁ完全に好みによるんですけども。
別種ではありますが、
青森産の『黒い・小さい・太短い』、中之島産の『赤い・大きい・細長い』
対照的なビジュアルを見比べるとなぜだかハンカチを噛みたくなったりならなかったり。





♂-4
トカラ2016-4-1.JPG
2015年10月27日 割り出し 3令中期 発酵マットへ
2016年2月9日 3令後期 14.3g 1400ccクリアボトル発酵マットへ
     3月16日 蛹化
     4月中旬 羽化 70mm

割り出し時期の問題などもあって、7cmのボーダーを超えることは出来るか不安でしたが、
ここに南西諸島のノコの『違い』を見たような気がします。
本土のノコがなかなか大きくなってくれないのと比べると、なんとも簡単に70mmに到達してしまったように感じます。

こちらの地域のノコと比べると華奢な体形をしているので、見た感じの重圧感は青森産の65~66mmクラスとどっこいどっこいです。
トカラ2016-4-2.JPG
体型における頭部の比率は、66mmの個体よりは少なめなのでやや下膨れな印象ですが、
きれいに羽化してくれたのでそれで充分です。(親心なのか守りの姿勢なのか・・・)

ただ、色味に関しては個人的にいまひとつと思わざるを得ません。
欲を言えば、最も色が明るい産地らしくパァ~っと目の覚めるようなオレンジ色が見たかったですね。
このくらいなら流通品でも悪石島産などで見られるし、偶発的にでも口之島・諏訪之瀬島・臥蛇島も含む各ラベルで出現する色彩レベルです。



ちなみに今回ブログ用に写真を撮ってみて感じましたが、
どうもトカラノコの色味と云うのは写真で他の人に伝えるというのが難しいように思います。
インターネットで色々とトカラノコギリの写真を見てみましたが、カメラの質や色彩バランスがバラバラで、実際目で見ている色が表現できているのか自分で撮っていても納得がいきません。
自分が良いカメラを使っていないのは確かなんですが、ニジイロクワガタみたいな構造色やセアカフタマタやカワノシカみたいにクッキリ黄紋が出る種類と違って、トカラノコは光の種類や量の取り入れ具合によって暗く(茶色く)見えたり明るく(黄色く)見えたりする差が激しくなるので写真と実物が全く印象が変わる場合があってブログではちょっと写真が扱いづらいです。

ネットで画像を探していると、明るさが際立ってキレイな血統なのか、羽化直後で色が薄いだけなのか微妙に判断しにくい画像がたま~に見つかります。これを逆手に取って販売価格に付加価値をつける人が現れてもおかしくないのではないかと考えてしまうのは大袈裟でしょうか・・・。





そして、今回の羽化個体の最大がこの個体でした。

♂-5
トカラ2016-5-2.jpg
2015年10月27日 割り出し 3令初期
恵栽園カンタケ菌床800ccボトルへ (確か詰めてから1年モノ)
2016年2月9日 3令後期 15.1g 1700ccガラスビン発酵マットへ
     8月末 羽化 74mm

余裕の7cm超え、野外最大と同じくらいのサイズで大きさは非常に満足です。
特に、初めての飼育でこんなに大きくできる手軽さが、飼ってて楽しいですね。
(インペリアリスの傷心を癒してくれましたアハハ)
この1頭だけが前半菌床飼育だったことを考えると、改めて菌床の力を思い知ります。


 ただ、残念なことに。


トカラ2016-5-1.JPG

完品で羽化してくれませんでした。
下翅が飛び出てしまい羽化不全。
上翅がシワをよせながらも閉じてくれたのは不幸中の幸いでした。
腹部には異常が無いので出来たら大きなこの♂をブリードに使いたいところでしたが、色がだいぶ暗くて色彩的な魅力が無いのが残念です。
これも菌床飼育の影響なのか・・・?





僅かな2頭の♀も一応載せようと思ったのですが、
色も黒っぽくてあまりカメラ越しに映えるものでもなかったので割愛しました。
見た目ほとんどアマミノコでした・・・

66mmと70mmの♂を種親に、次世代ではさらにトカラノコの魅力の広がりが見られるように飼育してみたいと思います。


CA3I0215.JPG
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量れっっ!! [〆鹿児島県産 トカラノコギリクワガタ]

冬晴れの日差し眩しい2月11日の午前中。

玄関の外の異様な光景を目の当たりにして一瞬身体が竦んだ。
荒らされている・・・。
物が散らかり散乱している。


特に酷かったのは、置いていたギラファの死骸







カラスめ――――――!!!!!(怒)



こんばんは、きれいに残しておいた大型ギラファノコの死骸(むき出し放置)
カラスに見つけられバラされた会長です。自業自得です。


今までカブトやクワガタを飼育してきて、

ダニ、

コバエ(ショウジョウバエ・キノコバエ)

線虫、

トビムシ、

不快害虫は対処するたび別の種類が湧いてその度に悩ませられてきましたが、
この冬にまた新作が出てきました。


チャタテムシ

薄茶色でパッと見は極小サイズのシロアリなんですが(最初そう思った)
温室内に敷いたベニヤ板が何の塗装処理もしてなかった所為で湿気でカビてしまい
かっこうの餌食にされてしまいました。
マットや菌床を餌床にしない分飼育中のカブクワに直接の影響はないんですが
標本に影響が出るし清潔感に欠けるので処理しないわけにはいきませんね。

大変でした。

虫が入ったビンを取り出し、色々コードが張り巡らされたラックを取り出し、掃除機で入念に床面を掃除し、ベニヤ板を外して掃除後、ヤスリがけして(サッと)新聞紙を広げその上で板に塗料を塗り(雪の為屋外で作業できない)、乾燥させて板を戻して順次元に戻す。

160208_0246~01.jpg

ようやく飼育環境の問題が片付いたので、
先延ばしにしていたトカラノコギリの蛹化ビン投入を行いました。


去年6月に♀成虫を単品で頂いて、採れた幼虫を1本目のマット&菌床で引っ張ってきましたが、目に見えてオガの量が減っている上ワンダリングも起こしています。
マットの方は特に泥っぽくなっていて蛹室を作られると非常に危なそうです。

蛹化ビンには1400cc~1700ccのボトル・ビンを用い、
マットを堅詰めして一定の広い空間を内部に作るように穴をあけ幼虫を・・・そっと。

使用マットは、粘り気のあるマットがカブトマットくらいしかなくそれを利用。
ガス抜きして乾燥させると粘り気が失せてサラサラしてしまうので未開封のやつを使いますが、袋から出して匂いを嗅ぐとちょっと心配になります。一応、ガスを薄める意味合いでガス抜き後のアンテマットと無添加発酵マットを混合。



自分は今回が初めてのトカラノコ飼育なので、
ここまでの段階で体重がどのくらいあるのか気になり量ってみました。
♂幼虫はどれも3令中期~後期、ワンダリングしている個体は全部黄色いかと思ったらそうでもなく、結構白めのやつもいるではありませんか・・・

ただ言える事は、
もうこれ以上は体重が乗らないということでしょう。

CA3I1013.JPG
一番最初に開けた幼虫がたった11gしかなくてショックでしたが、次のボトル交換に手を付けるたびにジリジリ大きくなっていきまして、
最大はやっとこさ15g。
皮肉にも、1000cc以上のボトルに入れてたマット組ではなく
1本だけ余っていた800ccのカンタケ菌床に入れた個体です。

やはりリュウキュウノコは菌糸に適応しやすいのでしょうかね。
しかし、菌床は乾燥と腐朽が進んでメチャ軽くなった物ですし、マットも評判は良いけど劣化が早くて養分が抜けやすいタイプの種類のヤツでしかも買ってからだいぶ経ってて色も変わってた物なので・・・こんなもんでも仕方がないんでしょうね。
調べてみると、羽化サイズ70mmを目指すには16g以上ないと心許ないようで、最大クラスが20gに達すると思うと、15gで小さくガッツポーズしている自分がなんだか可愛く思えてきます(苦笑)

ちなみに、1頭だけ♀も掘りだしてみたんですが、4.6g。
30mmいけるかも不安だ・・・
見た限り他のボトルの♀も対格差ほとんどないゾ・・・



11日現在、♀1頭だけ次の段階に移っています。
♂はもちろん♀でも蛹室を作っている個体は他にいませんが、今からもう蛹の姿・新成虫の姿を見る期待感が増しつつあります。


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生まれは青森 血は吐噶喇 [〆鹿児島県産 トカラノコギリクワガタ]

季節も深まり、カメムシとテントウムシが乱舞する今日この頃。
久々に風邪でダウンした会長です。

夏場放置に放置を重ねた飼育作業を今徐々に片づけているところですが、
特に今は温室に入れずに床に置いてただけの産卵セットを暴く作業を行っています。

順に記録していきますが今回はまず中之島産トカラノコギリ

頂いた♀をセットに投入後、採集シーズン本格到来。
その後放置状態になってしまい、ゼリーを足すためにフタを開けることすらありませんでした。

ヒメオオ採集も終わり、休日と荒天が重なるようになり
次第に飼育部屋の方にも目が向くようになりまして、
ケースの側面には太い幼虫(汗)が見え隠れするようになっていました。

セット後すぐに卵も見えていたので大丈夫だろう(轟沈はしないだろう)と思っていましたし
既に幼虫も太いので、他のケースもありましたが
大歯も見たいので優先してこのケースを割ってみました。



割り出す前に容器の準備。
買い置きして久しい幼虫用添加発酵マットは色が変わってる・・・

意味も無くトレハロースを添加して(笑)加水し、
産卵ケースの外から見たテキトーな見立てで
「このくらいの数でイイか~」と詰めた9本のボトルを用意してケースをひっくり返しますと・・・



CA3I0949.JPG
ゴロゴロ出てきた・・・、ちょっとェ、え・・・なんか え、ん? 多くね・・・?(汗)

3令ばかり見えていたと云う事でとっくに個体数は少なくなっていたと高を括っていましたが





CA3I0950.JPG

   結果  17頭 (3令×14頭 2令×3頭)


そんなに少なくもなかった・・・(苦笑)

この後まだいくつか待機中のセットもあるし、洗浄済みのボトルの在庫の都合もあるので
用意した9本のボトル+温室内で1年放置されていたカンタケ菌床ボトル1本
2令全頭と選抜した3令7頭だけ手元に残して
残り7頭は、産卵に失敗したと言う仲間に託す事にしました。

産地交雑品アマノコ交雑品を心配しなくていいトカラノコもだんだん少なくなってきているみたいなので、この血統は末永く累代を続けたいですね。
暗色は見たことがありますが明色のトカラノコは見たことがないので、何とかそれを見てみたいですし、遅い割り出しで言うのも図々しいですが、7cmUPが見たいのでここから10g台後半まで体重を伸ばせるか・・・楽しみでもありますし不安でもあります。

累代を続けていくにはその度に、きれいなだけじゃなく大きな♂も見とかないとね(笑)


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優雅なノコギリクワガタ [〆鹿児島県産 トカラノコギリクワガタ]

こんばんは、会長です。

今年も下半期に突入し、全国的に昆虫採集シーズン最盛期が始まってますね。
全国各地で毎日どこかで昆虫が採集されていますな。

クワガタなんかは採ろうとしなくても採れることが度々あるので、
種類が判らない人が「これ何の種類のクワガタですか?」と云う質問がネット上のどこかで毎日のように上がっていますよね。
それは毎年この時期になれば普通のことなのですが・・・


自分が細かいことを気にしすぎる性格だからなのかも知れませんが、
質問に対しての回答文の中で個人的に引っ掛かるところがあります。



【case.1】
質問者: これは何の種類のクワガタですか? 教えてください。↓↓
青森ノコギリ.JPG

回答者: これはノコギリクワガタですよ。




【case.2】
質問者: これは何の種類のクワガタですか? 教えてください。↓↓
2010 09 03_1386.JPG

回答者: これはノコギリクワガタのメスですよ。





9割の人が、それが♂なら「種類」だけ答えて♀なら「種類」と「性別」をセットで回答するんですよね。
あれは一体どうしてそうなるんでしょうかね??
いや~ワカラネェ~な~・・・




ちなみにこういう別パターンもありますよ。


【case.3】
質問者: これは何の種類のクワガタですか? 教えてください。↓↓
青森ノコギリ.JPG

回答者: これはノコギリクワガタですよ。




【case.4】
質問者: これは何の種類のクワガタですか? 教えてください。↓↓
CA3I0666.JPG

回答者: これはノコギリクワガタの短歯型のオスですよ。





以上は全部独立した質問なのに回答者の9割がこういう回答の仕方なんですよ。
この違いは一体何!!!?


・・・・・・え、何・・・? どうでもいい!?  失礼しました~・・・





さて、最近ある程度ネタが溜まっているんですが、
採集に偏りまくって飼育作業、標本作製、ブログ更新はなかなか出来ずにいます。

中には新しい飼育種の話もあります。
自分のブログの構成上、そうしたネタは絶対にスルーしないようにしているため
本日はそういう話になります。はい、増種と云うことです。

前回の記事で、今年のファーブルハウス周年祭でガヤガヤ虫話を楽しませてもらった事を冒頭に触れましたが、その時店内にいた内のお一方から話の流れ(?)であるクワガタを頂くことになりました。



今回は国外産の虫ではなく国内産の種類。
現在では基本的に自分はあまり国産には手を出さないし、ご厚意でも他人から不用意に生き虫を貰わないようにしているのですが、今回は離島物と云うこと等で二つ返事で頂いてしまいました。


頂いたクワガタは今回が初飼育となります。

成虫です。

記事のタイトルを読むと解りますがノコギリクワガタです、
『優雅』と云う部分をラテン語変換すると「あぁーアレね!」とソッコーでバレますが、













トカラノコギリクワガタ!!!!!










CA3I0659.JPG
リュウキュウノコギリ(トカラ列島亜種) 鹿児島県 十島村 中之島 御岳




の メスですよ。


【 リュウキュウノコギリ 】って死語か・・・?

♂成虫は数の問題があり、この♀1頭だけ頂いたのですが
種付けは済んでいるはずだとの事。

トカラノコギリは昔から有名な国産随一の色ノコ。
採集禁止になって久しい亜種ではありますが、本土ノコと違って飼育でも比較的大型な羽化個体を見る機会が多いようなので、飼育も楽しめそうです。


CA3I0668.JPG
ゼリーも食わせて少し休ませたので、切らしていた発酵マットも買い足しガス抜き後セッティングしました。
コバシャの中ですが、マット内を荒らして卵や幼虫をあまり潰されないようにスライス材で壁も作っておきました。

CA3I0687.JPG
翌日にはエサに口も付けず潜った跡が確認できたので、
あとは産めよ増やせよと富国強兵を願うばかりです。
ふぅ~~~。




あぁ~~。俺も沖永良部とかに行きたい。




           新しく入荷した在庫   1種類
         ブログで紹介した在庫  81種類
                全ての在庫  18種類


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