繋がるのか? 繋げましょう!! [〆ポルテリータテヅノ]
15日(日)
この日、久々となるカブトのブリードに挑む事になりました。
主役は勿論、ポルテリータテヅノカブト。
カブトムシではコイツしか成虫居ないしねぇ~
久しぶりにカブトのブリードと云うことで
少々感覚が掴めずいつも以上に不安なんですが、
取り敢えずカブトマットを購入。
今回は、これまでいつも使用していた月夜野やきのこの山とは
違うメーカーのものにしてみました。
説明によるとどうやら、
羽化サイズはあまり伸びないようで幼虫飼育ではあまり希望は持てないようですが
産卵に対しては各種に対しかなりの効果が望めるようです。
ケースはマルカンのワイドビュー特大(容量22リットル)
大型カブトの産卵ケースとしては我が家では一番大きい物です。
衣装ケースはまぁ使いたいっちゃぁ使いたいけど…
温室にそんな余裕は無い!
マットをケースに入れていきますが、取り敢えず約19cm程でいいかと…
圧し詰め具合については、
「堅めないようにした」だの「ガチ詰めにした」だの情報が錯綜してワケが分からないので
取り敢えず半分量だけ掌で軽く圧縮をかける程度にしました。
また、水分量はカブトマットと云う事だけはあるので
加水は大分控えめにしてみました。
ただ、マット自体はガス抜きしていないという点が
俺らしく詰めが甘いんですよね
(↑上手い!)
(↑いや下らない!)
主役の♀。
親虫自体はかなり前に成熟していて、ペアリングもだいぶ前からしていたんですが、
適期は逃してしまいました。
クワガタはウチの場合、
未成熟(個別管理)
↓
成熟して活発化(個別管理)
↓
2・3週間~2ヶ月後 ペアリングへ(同居飼育)
↓
2週間~1ヶ月後 産卵セット
という延ばし延ばしの展開にしてしまう傾向にあります。
成熟後の寿命が長いクワガタのような虫ならまだこれでも大丈夫っちゃぁ大丈夫ですが
(とは言ってもキクロetcならアウトですが…)
短期決戦であるカブト類だと当然これでは累代も非常に危ういでしょう。
上記の展開で行くと、成熟後最長3ヶ月もほったらかしになるワケですからね。
この♀個体に関しては、3月の終わりにはもう成熟していたワケですしね。
動きも成熟直後暫くはケースをガリガリ引っ掻いて五月蠅いほどでしたが
♂と長い間同居させていたせいか今では勢いも失せ、落ち着きだしました。
自業自得ですが、大丈夫だろうかとかなりの不安を抱えつつ♀を投入し、
23~24℃の温室へ。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
セット後、♀はしばらくして潜り出しました。
それからも時折ケースを覗いてみますが、
♀は地上に出ることなくマットに潜ったままのようで、その点は問題無さそうです。
しかし、ケースの側面・底面を覗いてみても一向に卵が見えてこないのです。
ここで嫌な予感がしてきました。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
28日(土)
クワガタでセットを組んだ場合、
いつもなら幼虫回収を目標に2ヶ月(以上)セットを置いておくのですが、
今回はセッティング当初から決めていた事があります。
それは、セット後短期割り出し
昔からカブトの卵管理に自信が無い自分にとっては今までやってこなかった方法です。
しかし、カブトで100頭割り出しとかされているブリーダーなんかだと、
セット後1週間前後で割り出す作業を繰り返すという方法を取り入れていることも多いので
カブトの苦手な自分が少しでも累代成功率を上げるために自分もやってみることにしました。
(万年初心者だな俺)
と、そのその前に 作業を行うために無くてはならない道具も買っておきました。
とろ舟です。 (ぬ~ん…)
今まで自分は、割り出しと言うと新聞紙を下に敷いてやっていたんですね。
新聞紙を敷くやり方だと、
作業後の処理が簡単ではあるのですが
・マット量が多いと最後の処理時に破けてしまう
・平面なのでマットが散らかる(逆に言うとマットをあまり広げられない)
というリスクもあるワケです。
・マット量が多い
・またマットをケースに戻す
という点からも、今回のコレは非常に重要です。
早速ケースの中身を出してみます。
マットには♀があちこち潜行した穴ぼこがついていますが
上層部にはやはり卵なんてありゃしない…
しかもマットを触っていて分かった事がありました。
ぁ、温かい!!!!
再発酵している!!!!
異常というレベルではないですが、
温度計を差し込むと少々冷めてきてはいるものの25~26℃程。
温室中だったら30℃近かったのではないでしょうか…
ここにきてガス抜きしなかった報いを受ける羽目となってしまいました(悲)
また、マット中から♀も出てきました。
中脚のフ節が一本切れてしまいましたが、まぁまぁ元気でした。
しかし、持ってみると…
か、軽いゾおまい!!
明らかに減量に成功したとでも言いたげな違いです。
コレはつまり…そうなのか? そういうことなのか!?
続いて♀の潜行痕が多数残るマット下部をひっくり返してマットを割っていくと…
ワッショーイ 来ました卵!!!!
望みが無かったと思っていましたが意外といい方向に転んでくれました。
その後も少しずつではありますが着実に卵の数が増えていきます。
いかにも『今産んだ』というようなものも多めですが、
しっかり膨らんでいるものもいくつかあるので無精卵ではなさそうです。
産卵結果はというと。
20個
セット後丁度2週間でこれだけ出れば良い方でしょうかね~
再発酵していただけあって、
画像の他には腐った卵もありました。(落として割ってしまったのもありますが…)
それも含めるとおおよそ30個ぐらいですかね。
最盛期を過ぎていると云うことも考えると、
この♀個体はもうこのペースで産む事はまず考えられないでしょうね…軽かったし。
ということで今度は、待機させていたもう一頭の♀個体を投入する事にしました。
しかしこちらも時期を逃したせいか元気が無い。
と言うか『死ぬんじゃないか??』と思うくらい動きが悪くなっています。
なんかもう、2回目のセットは絶望的なんですけど。
因みに、卵はある程度固めに詰めた部分から出てきたので
2回目のセットは底半分をガチ詰めにする事にしてみました。
ただ、マットの「適度な固さ」と云うのは容積によって変わるのかも知れません。
♀を2頭投入してみましたが
投入直後の動向は全く対照的でした。
因みに、この後様子を見てみると意外な事に2頭目の♀も潜っておりました。
割り出した卵ですが、カップだとゴホンヅノの時みたいに
壊滅状態になりそうな気がして怖かったので
コバシャのタイニーにマットを詰めて管理する事にしました。
え!? 手前の♂最近死にましたけど何か?
この日、久々となるカブトのブリードに挑む事になりました。
主役は勿論、ポルテリータテヅノカブト。
カブトムシではコイツしか成虫居ないしねぇ~
久しぶりにカブトのブリードと云うことで
少々感覚が掴めずいつも以上に不安なんですが、
取り敢えずカブトマットを購入。
今回は、これまでいつも使用していた月夜野やきのこの山とは
違うメーカーのものにしてみました。
説明によるとどうやら、
羽化サイズはあまり伸びないようで幼虫飼育ではあまり希望は持てないようですが
産卵に対しては各種に対しかなりの効果が望めるようです。
ケースはマルカンのワイドビュー特大(容量22リットル)
大型カブトの産卵ケースとしては我が家では一番大きい物です。
衣装ケースはまぁ使いたいっちゃぁ使いたいけど…
温室にそんな余裕は無い!
マットをケースに入れていきますが、取り敢えず約19cm程でいいかと…
圧し詰め具合については、
「堅めないようにした」だの「ガチ詰めにした」だの情報が錯綜してワケが分からないので
取り敢えず半分量だけ掌で軽く圧縮をかける程度にしました。
また、水分量はカブトマットと云う事だけはあるので
加水は大分控えめにしてみました。
ただ、マット自体はガス抜きしていないという点が
俺らしく詰めが甘いんですよね
(↑上手い!)
(↑いや下らない!)
主役の♀。
親虫自体はかなり前に成熟していて、ペアリングもだいぶ前からしていたんですが、
適期は逃してしまいました。
クワガタはウチの場合、
未成熟(個別管理)
↓
成熟して活発化(個別管理)
↓
2・3週間~2ヶ月後 ペアリングへ(同居飼育)
↓
2週間~1ヶ月後 産卵セット
という延ばし延ばしの展開にしてしまう傾向にあります。
成熟後の寿命が長いクワガタのような虫ならまだこれでも大丈夫っちゃぁ大丈夫ですが
(とは言ってもキクロetcならアウトですが…)
短期決戦であるカブト類だと当然これでは累代も非常に危ういでしょう。
上記の展開で行くと、成熟後最長3ヶ月もほったらかしになるワケですからね。
この♀個体に関しては、3月の終わりにはもう成熟していたワケですしね。
動きも成熟直後暫くはケースをガリガリ引っ掻いて五月蠅いほどでしたが
♂と長い間同居させていたせいか今では勢いも失せ、落ち着きだしました。
自業自得ですが、大丈夫だろうかとかなりの不安を抱えつつ♀を投入し、
23~24℃の温室へ。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
セット後、♀はしばらくして潜り出しました。
それからも時折ケースを覗いてみますが、
♀は地上に出ることなくマットに潜ったままのようで、その点は問題無さそうです。
しかし、ケースの側面・底面を覗いてみても一向に卵が見えてこないのです。
ここで嫌な予感がしてきました。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
28日(土)
クワガタでセットを組んだ場合、
いつもなら幼虫回収を目標に2ヶ月(以上)セットを置いておくのですが、
今回はセッティング当初から決めていた事があります。
それは、セット後短期割り出し
昔からカブトの卵管理に自信が無い自分にとっては今までやってこなかった方法です。
しかし、カブトで100頭割り出しとかされているブリーダーなんかだと、
セット後1週間前後で割り出す作業を繰り返すという方法を取り入れていることも多いので
カブトの苦手な自分が少しでも累代成功率を上げるために自分もやってみることにしました。
(万年初心者だな俺)
と、そのその前に 作業を行うために無くてはならない道具も買っておきました。
とろ舟です。 (ぬ~ん…)
今まで自分は、割り出しと言うと新聞紙を下に敷いてやっていたんですね。
新聞紙を敷くやり方だと、
作業後の処理が簡単ではあるのですが
・マット量が多いと最後の処理時に破けてしまう
・平面なのでマットが散らかる(逆に言うとマットをあまり広げられない)
というリスクもあるワケです。
・マット量が多い
・またマットをケースに戻す
という点からも、今回のコレは非常に重要です。
早速ケースの中身を出してみます。
マットには♀があちこち潜行した穴ぼこがついていますが
上層部にはやはり卵なんてありゃしない…
しかもマットを触っていて分かった事がありました。
ぁ、温かい!!!!
再発酵している!!!!
異常というレベルではないですが、
温度計を差し込むと少々冷めてきてはいるものの25~26℃程。
温室中だったら30℃近かったのではないでしょうか…
ここにきてガス抜きしなかった報いを受ける羽目となってしまいました(悲)
また、マット中から♀も出てきました。
中脚のフ節が一本切れてしまいましたが、まぁまぁ元気でした。
しかし、持ってみると…
か、軽いゾおまい!!
明らかに減量に成功したとでも言いたげな違いです。
コレはつまり…そうなのか? そういうことなのか!?
続いて♀の潜行痕が多数残るマット下部をひっくり返してマットを割っていくと…
ワッショーイ 来ました卵!!!!
望みが無かったと思っていましたが意外といい方向に転んでくれました。
その後も少しずつではありますが着実に卵の数が増えていきます。
いかにも『今産んだ』というようなものも多めですが、
しっかり膨らんでいるものもいくつかあるので無精卵ではなさそうです。
産卵結果はというと。
20個
セット後丁度2週間でこれだけ出れば良い方でしょうかね~
再発酵していただけあって、
画像の他には腐った卵もありました。(落として割ってしまったのもありますが…)
それも含めるとおおよそ30個ぐらいですかね。
最盛期を過ぎていると云うことも考えると、
この♀個体はもうこのペースで産む事はまず考えられないでしょうね…軽かったし。
ということで今度は、待機させていたもう一頭の♀個体を投入する事にしました。
しかしこちらも時期を逃したせいか元気が無い。
と言うか『死ぬんじゃないか??』と思うくらい動きが悪くなっています。
なんかもう、2回目のセットは絶望的なんですけど。
因みに、卵はある程度固めに詰めた部分から出てきたので
2回目のセットは底半分をガチ詰めにする事にしてみました。
ただ、マットの「適度な固さ」と云うのは容積によって変わるのかも知れません。
♀を2頭投入してみましたが
投入直後の動向は全く対照的でした。
因みに、この後様子を見てみると意外な事に2頭目の♀も潜っておりました。
割り出した卵ですが、カップだとゴホンヅノの時みたいに
壊滅状態になりそうな気がして怖かったので
コバシャのタイニーにマットを詰めて管理する事にしました。
え!? 手前の♂最近死にましたけど何か?
終わりは近いですな…