ライトトラップのオオクワ採集、その夜・・・ [青森の昆虫事情]
その日、夜の十和田では
青森の男達の歓喜が響き渡りました。
そこで行われていたのは
紛れもなく
オオクワガタのライトトラップ採集。
自分も今年初の♂成虫を採集できました。
大腮のスレた小歯型。
ただ、今回は
「単純な」オオクワ採集と呼ぶには
あまりにもったいない
巧妙なテクニックと
綿密な作戦が
繰り広げられた 濃 密 な 一夜だったのです。
ひとつ言えるのは、
男達の歓喜の理由は
純粋なるオオクワ採集成功だけ
ではない
と云う事。
正直言って、この夜の話で言えば
自分が小歯の1♂を採った事そのものは
感動は大きくはありません。
なにがその時感動したかって、
『ライトトラップ』と云う採集法で
こんなにも
『オオクワガタ』と『人』を
思い通りに操ることができてしまうの
か!?
と云う事に尽きるのです。
樹液採集や材割採集が主流の地域・方々には
「電気を点けたら飛んでくる虫を待つだけの退屈な採集でしょ?」
なんて思われがちかもしれないライトトラップですが、
とンでもなかッた…!!!!
この時の話は出来る事なら
1時間くらいのTVドラマにでもしてほしいくらいです。
3つのグループがそれぞれの地点でオオクワガタを採集し
この夜で♀4頭♂4頭が飛来したのに加え
この日の作戦の全容を知ってるのはその場に来ていた6名のみ。
参加者の連携と偶然が折り重なり、
ミッションは大成功を収めたのです。
※ あとがき ※
今回の記事はあまりにショッキングな内容のため
このブログではその記事が書くことが出来ず、
当事者以外には詳細が分からない内輪ネタになってしまったため
無意味な煽り文のようなものにしかなっていないのですが、
(自分が読み手側だったらこういう記事はイラつくし…)
青森で採集やってて、【ライト機材】と云う物がこんなにも
頼もしくもあり、アブない道具かを
初めて知り体験した衝撃の夜だった
と云う事を書き残しておきたかったんで
今回はこれにて・・・