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2019年 最後のヒメオオ狩り [日昆 採集記 【2019年】]

青森でもいよいよヒメオオクワガタの終わる時期となってしまいました。

あちこちで喋ってたのでブログでも重複しているかもしれませんが、今秋はホントに台風が邪魔してくれましたね・・・!
青空に映えるヒメオオの写真を撮りたかったので機を窺っていましたが、毎週末毎週末・・・一体何なんじゃ!! 結局今年まともなヒメオオ日和だったのは9月最初に行った津軽半島だけでした。

「せめて少しであろうとヒメオオを見に行きたい」と、林道に突入した10月の採集の2編をまとめて書いておきます(中身あんまり無いから)





  10月14日 今年最後のヒメオオ狩り・・・?

去年久し振りに見に行って、環境の荒廃具合が凄まじかったホームのポイントの事は記事にしましたが、今年はまだ見に行っていなかったので、この日はそこへ行く事にしました。

 《環境の荒廃具合が凄まじかったホームのポイント》
   ⇒ 2018-10-11 『2011→2018』

ところが現地に着くと丁度タイミング悪く、スギの伐採で林道が塞がっていて通れない・・・!!
このポイントはスギの植林を抜けた先にヒメオオのポイントが在るので迂回路もありません。重機が通って道もヌタついてるし、仕事の邪魔までして虫を採るワケにもいかないので残念ながら諦める他ありません。


時間もまだ十分あるので、別のルートを辿り同じエリアの別ポイントへ行ってみる事にしました。

このエリアには有力なポイントが3ヶ所在って、
1つ目が今来たポイントで2011年に初めてヒメオオポイントとして自力で見つけた場所(何度も記事にしている)
2つ目が似たような環境でスギ林の奥・終点付近にヒメオオがかたまっているポイントで1つ目よりちょっとだけ数が少ないポイント、
3つ目はこれもたまに記事に出しているポイントで自分史上最高の桃源郷。

まずはこの内の2つ目へ突入。
このポイントは時期を外すと個体数が少ないし個人的に魅力を感じないポイントだったので久しく来ていなかったのですが、

CA3I0623.JPG
ポイントに着いてみると、最初に発見した2015年と比べても特に変わっていなくて安心しました。雑草などで地面が隠れる事もあまり無く(画像ではちょっと藪っ気が強く見えていますが・・・)、ヤナギにはまだまだ新しめの齧り痕が・・・
周囲を注視すること間もなく、ヒメオオ♂の姿を確認する事が出来ました。少し念入りに探したところ、合計で4頭ほどを発見、時期も終わりなのでこんなものでしたが最盛期の数を予測する分にはまだまだこのポイントも数年は安泰でしょうかね。


ただし、ポイント自体の荒廃は無かったものの、そこに至るまでの途中で痛ましい光景に出くわしました。
CA3I0622.JPG
崩落して流されてしまった道。
ヒメオオポイント(林道終点)まではあと数百mと云うところなので歩いても苦にならない箇所でしたが、台風の影響は確実に積み重なっています。


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この林道を戻った後、残る3つ目の桃源郷ポイントへ行ってみる事にしました。

CA3I0628.JPG
やはり曇天だと上を見上げるのがしんどい・・・
反射した雲からの逆光で枝に付いたヒメオオが見分けにくいのですが、それでも他に人が来ていないおかげかある程度の数を見ることが出来ました。

CA3I0630.JPG
林道の終点を折り返した時点で10頭以上、逃がしながら追加を探して最終的には約20頭程度を見ることが出来ました。
今の時期にしてはそれなりの数は居たのかなと納得しましたが、50mm越えは見つかりませんでした。





  10月21日 すっかり紅葉・・・んん?

この日はヒメオオとはあまり関係なく、紅葉の進み具合を見に行く為午前中に山に向かいました。

TVのニュースや新聞ではもう紅葉情報が飛び交い、山に入ってみると呆れるほど驚くような数の観光客が景観スポットに集まっていました。駐車場のキャパ400%超、遥かに足りてない状況です、観光業者のミニバスが駐停車禁止の場所に停める始末、しかも地元業者。全然癒されない。むしろイライラする。

そんな人ごみを横目に、ちょっと気になる林道が近くにあるのでついでに入ってみる事にしました。何年も前に一度通ってはいたのですが、当時はヒメオオを気にしていなかったので今一度見てみようと云う思いつきでした。

CA3I0650.JPG
あまり遠景で楽しめる場所ではありませんがとても美しい紅葉です。
静かで、人がごった返すような観光スポットよりずっと癒されます。


植生も結構良さげながら意外とどのヤナギもキレイな幹枝で、やっぱりそうは上手くいかないよなァ~と思った矢先にそれは待っていました。


CA3I0651.JPG
居だでばナ!!!!

例年、この山塊のヒメオオは終わるのが早く、本体まで見つけられるとはつゆとも思っていなかったので息が止まりました。まさかこの時期このエリアで新規開拓できるとは・・・!!!
網を持っていなかったので樹を揺さぶって落とし、危うく見失う寸前で運よく再発見。キレイな完品で心も錦色・・・(笑)
そのまま林道を抜け、山を下りました。


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CA3I0653.JPG
それから数時間後、午後になりもう一度同じ林道へ様子を見に行ってみる事にしました。

さっき採れた樹(バッコヤナギ)には多数の齧り痕があったので、時間を置いて見れば別個体が付いてるんじゃないかと云う淡い期待をしていましたがやはり何も付いていなく・・・

CA3I0656.JPG
ヤラセ写真を撮りながら大人しく引き返し始めたところ、今度は別の樹(オノエヤナギ)にヒメオオを発見。

CA3I0660.JPG
往路では見辛い位置に付いていたので引き返して正解でした。
(どこにいるでしょう? 結構判りやすいですよね。)

CA3I0661.JPG
地上160cmの位置で写真も撮りやすい♪♪
♂♀ペアで居ましたが、時期の所為もありどちらもB品。それでも、今期ほとんどまともな写真が撮れていなかったのでありがたくシャッターを切らせてもらいました。


CA3I0663.JPG
紅葉とヒメオオの組み合わせと云う贅沢な時間を過ごせました。これでホントに今年のヒメオオは終わりです。






 近況・・・

ここ最近毎日ずっとパソコンでとある打ちこみ作業を続けている中の気分転換として、今回の記事を書いてみましたがかえって疲れましたね(苦笑)
パプアヒラタ以来、飼育種の続投記事も予定していたのですが書く余裕が全然ありません。年末の虫屋納会に関連しての作業なので、しばらくそれまではブログもいじれなさそうではありますが、それが終わったらこの作業の中身も書いてみたいと思っています。

・・・その為には、まずきちんと作業を間に合わせないとな・・・(焦)

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