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2022年オオクワガタ採集 ― 8月豪雨の後に ― [日昆 採集記 【2022年】]

2022年青森県ニホンツキノワグマ.jpg

2020年・・・そして2021年と、2年の間は夏のオオクワガタ採集は気晴らし程度にしかやっていませんでしたが、この2022年にまたオオクワガタを狙いとした採集を再開しました。


しかし、自然相手のこと。
―――そう思い通りにはいかないもので・・・



採集 と 8月の二度の豪雨
6月7月と、毎年ながら青森県のフィールドは天候が読み辛く、また、梅雨前線がなかなか北上してこない期間が続きました。ライトトラップでのオオクワガタの採集報告も、岩手県や北海道からの報告に遅れて7月に入ってようやくと云った感じでした。

それ以降も、本格的に発生(採集報告)が盛んになってきたかどうかの判断が付きにくい期間が続き、そのまま例年であれば1次発生のピークであろう時期をも過ぎてしまいました。
こればかりは採集者それぞれの都合なので仕方がありませんが、仕事の都合で県外へ離れてしまった者・諸般の事情により採集へ行く頻度が下がった者・新規産地や稀少産地に傾倒する者など、情報を交換する仲間内から採集報告が挙がりにくくなった事が大きな要因でした。

とは言え、伝聞その他も含めてちまちま採れていたのですが、
8月に入るや否やぱったりとその話も立ち消えてしまいました。

その原因こそ、記憶にまだ新しい8月の二度の豪雨です。
岩木川8月16日.jpg
(避難指示・警報が解除されている時に撮っています)

1~3日と、9~15日頃と、それまで経験した事の無かった量の降水があり、青森県で初となる線状降水帯が津軽地方で確認されました。

鯵ヶ沢町では中村川が氾濫、岩木川流域も一時は氾濫危険水位まで上昇、今別町‐外ヶ浜町平舘の海沿いの道で土砂が崩れ通行止めなどと、人の生活圏内でも深刻な被害を受けています。言うに及ばず、それ以外の河川の増水・山の土砂流出による道路の崩落も相当な数に上ります。

結果的に、山へ向かう道路も各地で封鎖されてしまい、8月前半は採集どころではなくなってしまったのです。





次に、自分のライトトラップ採集のそれまでを振り返っておきます。

2022年ライトトラップ24回分日付入.jpg
山に行き始めたのは6月16日
この頃はまだ夜間の気温も低く、標高も200m無い程度の場所で19℃スタート、22時前の消灯時には17℃未満まで下がり終了しました。そんな中、幸いにもミヤマクワガタ♂が飛来し、夏の口火を切る事ができました。

しかし、そこから山通いが加速する事はなく―――と云うか出来ず、この時期採集ばかりに時間を費やしてはいられなくなり、7月上旬まではあまり動けませんでした。

ようやく採集一本で時間を割けるようになったのは7月10日以降。
ここから、天候の良し悪しでどこかしら適したポイントを選定しては山をライトアップしに行っていました。
強い雨や風で県内のどこにも逃げ場所が無い日などは休みを取っていましたが、逆に「良さそう・悪くなさそう」と云う日が続けば平日も休日も関係なく出撃していたので、7月下旬には体調を大きく崩してしまった時もありました。機材一式を担いで山の斜面を何度も往復したり、採集の途中で猛烈な土砂降りに見舞われそのまま2時間(傘も差さず車にも退避せず)立ち続けたりと云う事も複数回経験しました。


そんな無茶? 努力? を続けた結果、
採れたオオクワ、―――その数なんと0。【 ゼ ロ 】です。

地元の採集者が地の利を生かして24晩もライトを焚いてこの有り様。
いや、ウチはオオクワ採集の腕前が売りではないので恥ずかしくはないのですが、一応言い訳しておくと前の記事で書いた通り、既に家にて産卵セットを組んでいる採集済みの2市町村を封印して他の高難度市町村に挑み続けていたからです。
―――むしろこういう事を言うから恥ずかしくなるのでは・・・


内訳は、【通い】が5ヶ所、【一度きり】が4ヶ所。どこからか「この欲張りめ!」と云う声でも聞こえてきそうです。
青森県は、市町村ごとに難易度を分けると「その都度やり方を合わせて通えばちゃんと採れる」のは有名なアソコ1市町村くらいで、それ以外の市町村となると専門各書に報告済みの場所も含めて「頑張っても採れない」ところばかりになります。まぁ通えばなんとかなるところも1つあるんですが、それ以外は不可能級の難度です。
中には、
ある人が4年を費やし時期を見ては毎日ライトを焚き、その蓄積の末に史上初が採れたと云う市町村もあるし、
ある人が気象条件ドンピシャのタイミングで1♀採ったけど、そこへ辿り着くまでの林道を通れる機会が不安定と云う市町村もあります。

自分も実は今年、1ヶ所に絞って通い続けていたら―――もしかしたら採れていたのかもしれない―――なんて思う話もありました。
その日、空気を読むのが苦手な自分でも「今日は採れる!」と確信が持てるほどのコンディションで、地道に通っていたポイントではなく、欲を張って標高がより高く「採集例が過去1♀」の高難度ポイントへ突入した結果・・・空振り。後日、件のポイントで同日に別の人が1♀採っていたという事を、某フリマサイトの出品されていたのを見て知ったという。

グダグダと言い訳しても、
結局採れていないと云う事実は変わらないワケです。





8月突入と同時に豪雨が続いたため、
一旦県内のライトトラップ勢は強制的に足止めさせられます。
お盆期間を直撃したと云う事もあって、県外から遠征で採集に来た人もかなり少なかったそうです。




8月17日 ライトラ 第25夜
連日の大雨がようやくおさまったこの日。
今期としては初めてとなる「メジャー産地市町村」を目的地として車を走らせました。


これを読んで、「会長、アンタもう諦めたんだろ!?」 と言われても仕方ないですが、これだけ猛烈な雨が続いた事もこれまでに無く、その直後にいわゆる希少産地のエリアの個体がライトに掛かるかは疑わしかったのです。

突っ込んで説明すると、―――これはあくまで現時点での自分の仮説に過ぎませんが―――自分はその地点でライトを焚くかを決定する際に、その付近の当日日中から1~2日前までの天候もチェックしてみます。
この時、
プラス要素 夜間気温が高い
湿度が高い
低気圧
風が穏やか
 等々…
マイナス要素 夜間気温が低い
大雨
強風
 等々…

の2つをざっくりと計算し、その要素がプラス‐マイナスのどちら側に・どれくらいの振れ幅で蓄積されている状態かを考えます。
飛んで移動しようとするクワガタ各種の側に立って想像するに、この要素がそれぞれどちらか一方に大きく蓄積されていると飛んで移動しやすく、ひいてはライトトラップに掛かる確率が上がるのではないかと思うんです。

プラス蓄積 後食する樹液の匂いなどの誘引因子が林内で安定する
大雨による空気中の匂いの洗い流しが無くなる
土砂からの臭気が落ち着く
後食場所での♂同士の衝突が起きやすくなる
→小さい♂が追い出され、別へ移動する必要に迫られる
♀は交尾相手と出会う機会が増える
→産卵場所を探しに行く
 等々…
マイナス蓄積 低温・風・大雨により移動できない期間が長く続く
→虫の空腹感が強まる
大雨により土砂崩れが起き、土砂の臭気が邪魔になる
大雨により虫の隠れ場所に水が溜まりやすくなる
隠れ場所から虫が出ていかざるをえなくなる
 等々…

言ってみれば、
プラス蓄積は「クワガタの活動が活性化し、その結果として飛翔個体が増す」
マイナス蓄積は「クワガタの活動が長期間停滞させられ、飛ぶ事を強制させられる」
と云う感じの違いです。

ただ、多産地と希少産地ではライトトラップへの影響が違い、
多産地では「プラス蓄積でもマイナス蓄積でも飛来する」
希少産地では「プラス蓄積では飛来するがマイナス蓄積では飛来しない」
と考えています。

↑↑この違い、説明の初めに書いた通りあくまで自分の考えであって根拠も薄いし検証も厳しい話ですが、ポイントとなるのは「その時の飛翔個体数」と「ライトへの飛来個体数」にどれくらい差があるのかという事。
たとえ月明かりが無い前提であっても、その付近一帯で飛んだクワガタが全てライトを目指して飛んでいるのか? 明かりに反応せず飛び立ったクワガタはどれくらいいるのか? そのライトの明かりがどのくらいの距離にいるクワガタに視認されているのか? ライトに飛んで来たとして、その内どれだけの数の個体が途中で止まったり逸れたりしているか?
分からないし検証しようもないのですが、飛んだ個体が皆ライトに飛んできてるワケではないでしょう。そして飛んだ理由が「目的地を探すため」と「現状その場から離れるため」だったら、ライトが及ぼす影響もそれぞれ変わってくるのではないかと思うんです。
なので、そもそもライトの照射範囲でその晩1頭飛ぶかどうか?と云う希少産地ならば、その1頭が飛んだ背景も加味すべきなのかもしれないと思うのです。

さらにそこへ、1次発生周期・2次発生周期、月齢周期と云った要素も含めると、全くもって想像と結果が結び付きません。



―――本筋の話よりずっとディープな話題に首を突っ込んでしまい―――しかも本人すらワケ分かんなくなってしまいましたが、以上の話を総括すると、「希少産地は今はどこへ行ったとしても採るのはムリ!」って事。
だからこそのココなのです。

それに、採集ポイントが複数点在するメジャー市町村とは言え、この中で過去に自分がオオクワを採った場所はごく少数。ブログ説明用にあえて産地表記別に数えると6ラベル。あれ、意外と多い・・・?
採っても標本に残さなかった所のものもあり、当地から完全に興味を失っていたワケでもありません。





19時過ぎ頃、現地に到着。

この日は気象条件もウマく揃っていたのですが、着いたのはこのエリア界隈では比較的採り辛いポイント。標高・地形により気温が低くなりやすく、風の影響を受けやすいです。また、場所柄「配慮」が必要だったりと(詳しくは伏せます)、諸々の要因により採集しにくいポイントでもあるため、「場所さえ取ってしまえば後は・・・」みたいな他の一級ポイントと違い、「そこでのライトのやり方を知っている人が、他に入る場所が無かった時に入る」ようなポイントと言えるかもしれません。

しかし今回自分がここへ入ったのは、何も別に「入る場所が無かったから」ではありません。
ここの個体を採ってみたいと以前からずっと思っていたからです。

この場所、在りし日は指折りの昆虫採集スポットでした。
自分が中学生の頃に、懐中電灯を持って父親と一緒にクワガタを探した思い出のある数少ない場所です。しかし、今となってはその様子も変わってしまい、ただドライブで立ち寄っただけではクワガタなんて採れません。
ライトトラップの持ち込みが前提条件なため、今がちょうどいいタイミングだと思ったのです。


到着して現場の環境を再確認。
注意すべき事、機材を置く位置、ライトを向ける方向を確認。
温湿度計を置いて現況把握。

付近も暗くなって久しく、機材を設置します。

初めてと言う事で、気合を入れて3つのライト機材を展開しました。
照射方向の側から順に、
生息エリア奥から引っ張るためのリードとするHID懐中電灯
山の斜面を広く照らして一帯の虫を寄せるメインの投光器
風で流された個体を落とす補助灯
①のリードを配置するのは、メイン灯で照らす場所が本来虫を引っ張りたい場所よりも射角が浅いと思えたからで、かつ①の位置には大型機材を場所柄置く事ができないのも理由です。
また、両端に置いた①と③の間は約120mの距離があります。


スマホを確認してみるも、知り合い達からは特にどこのポイントに入座したとの連絡もありません(しいて言うなら津軽の別地域に1人)。やはり、この数日の豪雨により、この地域への足が遠のいている人が大半なのかもしれません。ただ、見回りしている人から、他の場所に採集者がいたと云う話は聞く事ができました。


頃合いの時刻となり、19時45分頃に点灯開始。

ライトトラップイメージ.png
現場写真どうすっかなーと思ったのでいらすとやでイメージを・・・
便利!(スクリーンは張ってません)


ジワジワと虫達も引き寄せられ始め、小さな甲虫も飛んできます。
当エリアこの時期の不快昆虫の筆頭・エゾハサミムシもチラチラ見えてきました。

さて、120m間に3つ掛けたライトの見回りはどうやってるのか。
「まさか・・・」と思われた諸兄諸姉、その通りです。ダッシュ!ダッシュ!ダッシュ!でライトからライトへ疾走します。この場所、虫の落とし場所の総面積を考えるとそれなりに広さがあり、風も影響して虫の落ちる場所が安定しそうにも思えません。そして何より例の「配慮」とやらが必要なのであまりライトを離れてブラブラしてはいられないのです。
落ちた虫の確認・確保→ライトの付近で待機→虫の飛来具合を見ながら光軸調整→次のライトへ→落ちた虫の確認・確保→・・・と繰り返します。
おまけに、HID懐中電灯のバッテリーが切れやすく、フッと明かりが消えたらすぐさま交換に向かいます。

クワガタも、僅かにですが飛んでくるようになりました。


時刻は、20時を回ってしばらく経ちました。

走り回っているのとクワガタの飛来がそれほど多くない事が相まってか、時間が経つのが随分と遅く感じます。自分でも「これはやり方として有りなのか??」と分からないまま120mシャトルランを続けます。


収容ケースを見てもまだ大して他のクワガタも入っていない、20時20分過ぎ

メインの見回りでライトの前方10mちょっと先の地面に、なんか歩いてら・・・

近寄っていくと・・・



ッ、 アゴが見える! コレは!!!!!


2mの距離まで来て一旦立ち止まり、急いでカメラ起動。


2022発見1.png

これってアレだよな!? 間違いないよな!!?


ジワッと近づいてもう1枚撮っとこう!!!



2022発見2.png
ハッ ハッ ハッ キ キターー!!!
走り回っていた時のとは別の感覚で心臓がバクバクしました。

リングライト(by CanCam)を取り出し、スマホと一緒に近付け近写。


2022発見3.png
令和4年、1頭目。

20220817オオクワガタ.png飛来の瞬間を見ていなかったのはちょっと勿体ない気もしましたが、せわしなく歩き回っていたので仕方がありませんね。

オオクワの♂を野外で見るのは実に2年振りなので、見えた瞬間は6cmもあるように見えてしまいました。・・・まぁそれだけ衝撃的に感じたと云う事でもあるのでしょう。


まさか来たのが♂とは思わなかったので、これは♀も採ってブリードするでしょう!?とさらに欲が湧いてきました。


気温はこの時期このポイントとしては上々の20℃以上をキープ。
雲も少し抜け気味ですが上空に広がっています。

1頭オオクワが採れたので、精神的には本当に楽です。
普段なら飛来してもイラッとくるガムシやカブトムシも、「ハハッ、なんだ来たのかおまえ~♪♪」くらい余裕で見守っていられます。

ただ反対に、体力的にはどんどん疲弊していきます。
点灯開始から2時間ほど経過したあたりからなんだか左足が鈍く痛み出しました。

リードHIDが何度目かのバッテリー切れを経たところで、手応えを感じられず撤収。この時点でクワガタの飛来は、メインが7割、補助灯が3割というところ。リードはクワガタゼロで雑虫すらほとんど見られず、風の向き・強さによる不利さも含めて「リードは意味無し」と判断しました。


1頭目に沸いた20時半頃からまた現場は沈静化し、21時台も静かに過ぎ去ってしまいました。
これは焦る、焦る! ―――と云うのも、この日は月齢が18(満月がちょっと痩せたくらい)で、月の出が21時50分
月が見えてくるともう飛来が期待できないので段々心細くなってきます。

月の出の時刻となり、そして遂に時刻は22時10分山の向こうから月が見えてきてしまいました。
終わった・・・


ところが、月光がだんだんと見えなくなってきました。
なんと運の良い事に、さっきまでは薄くて頼りなかった上空の雲が厚みを増してきたのです。
いつ止めようかとフワフワしていた22時台前半とは打って変わって、コレはイケる!!! とすっかりその気になっちゃいまして、左足の痛みを押し殺して続行したのは言うまでもありません。


とは言え、20時台21時台でもあまり勢いを感じなかったクワガタの飛来はさらに減りました。気温も19℃を切り、わずかながら風も強くなった様に感じます。

遅い時間帯になると、クワガタが来ればそれはオオクワと云う率が高くなってくるのが定説ですが、やっと来たかと思えばノコギリやミヤマ。
やはりメジャー産地とは言え採りにくいポイントだし相手はオオクワ・・・24時を回り日付も変わると、そんな風に冷静に考えるようにもなってきました。


そんな中、静寂を破って投光器の背後から水平に、
低空飛行で黒い影が大きな羽音を立てて飛び込んできました!



ウワ!! キターー!!!


俄然興奮してスマホを手に駆け寄る!!!

近付いて確認!!!

ウォォォォーーー!!!!


・・・


・・・


・・・ミヤマの♀かぁ・・・


・・・止めるか・・・

消灯し、撤収作業を始めたのは深夜1時の事でした。気温は18℃ちょっと
この頃には、ライトの周りでウロチョロしていたエゾハサミムシはほぼ消え失せていました。また、他の雑虫に関しても、纏わり付く個体数はごく少なく、ブロワ作業もサッと終わらす事ができました。


ちなみに、他に目を惹いた昆虫もいくつかいたので写真に撮っておきました。
2022オニ.jpg
ペアで見たのはこの日が初めてだったかな?
今年の青森県では結構珍しいと思います。

20220817コクワガタ.jpg
イヤらしい時間に飛んで来ました、月の出以降も採集を続けさせたのは多分コイツが来たせいです。ちなみに、コクワで来たのはこの1♀だけでした。持ち帰りましたよ。

20220817カブトムシ.jpg
キレイ過ぎて持ち帰ろうかと思いました。

20220817ヤママユ.jpg
キレイ過ぎて持ち帰ろうかと思いました。


深夜を回っての帰路、いつもなら疲労と虚無感で眠気に見舞われながらのドライブでしたが、今夜ばかりは充実感と幸福感、そして左足の痛みで眠気はすっかり飛んでいました。

ちなみにこの夜、他にも同エリアの2地点においてオオクワが飛来していた事がのちに分かりました。どうやら2次発生と思われる♀のようでした。





・・・さて、家に帰って改めて採集個体を観察してみます。

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