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2014年度羽化報告 ニルギリエンシスギラファノコギリクワガタ [〆ギラファノコギリ (ニルギレンシス亜種)]

春となり我が家の飼育部屋にも少し変化があらわれ賑やかになりつつあります。


ニルギリの記事で前回、前々回と紹介した第1号羽化の♂が3ヶ月経って活動を開始したと云うこともあって、今年最初の羽化報告内容が今日の本題です。

まず、現在のニルギリギラファ8頭の現況ですが、

【1】:♀。羽化済み 活動中
【2】:♀。羽化済み 活動中
【3】:♂。
【4】:♀。羽化済み 活動中
【5】:♀。羽化済み 活動中
【6】:♂。
【7】:♂。羽化済み 活動中
【8】:♂。前蛹

ようやく♂全頭が次の段階に進み今期の幼虫飼育も総仕上げと言った状況ですが、何せ去年の管理はかなり杜撰だったので、個人的な感想としては
『100mm台に乗れそうな気があまりしない

蛹になった♂たちを見ても、
以前の106.4mmの時のインパクトを感じなかったのもその理由。
累代もかさんできたので、大型狙いを次世代に延ばし延ばしにしていくとどんどん小型化してくるよな・・・

と云う感じで心配ではあるんですが、
今回はまず羽化した【7】の♂と、♀を代表して【5】を書いていきます。


データ・・・
【産地】インド タミルナドゥ州 ニルギリ高原
【累代】F2 (親 ♂102mmCBF1×♀47mmCBF1)

【5】
CA3I0010.JPG

2013年5月12日 割り出し 容器/エサ不明
2013年8月13日 3令 1900cc(実容積1700cc)ガラス瓶 くわMatへ
2013年10月27日 蛹化
2013年11月23日 羽化 48mm
2014年2月21日 マット上へ脱出

♀でもなかなか50mmまで育ってくれない・・・
8月にビン交換して2ヶ月後には蛹室作ってる事を考えると、3令期間があまりに短かったですね。一応ビン交換後は温室の底部に置いて少し低めの温度(気持ち)で管理していたのですが足らなかったと云うかもっと前から低温にしておけばよかった。
今回飼育した4頭の♀の中で一番大きい容器を使ってなおかつ一番早く羽化したこの【5】が最大個体だったので(他は47.5~42mm)、一応きちんと管理すればまだ50mmの可能性はあるのでしょうかね・・・?


【7】
CA3I1698.JPG

2013年5月12日 割り出し(当日孵化) 120ccプリンカップ マットへ
2013年8月13日 2令 コバシャ小 月夜野ベーシック菌床へ
2013年10月27日 3令 頭幅14mm 32.8g
         (3令後期にさしかかり体格も小さかったため交換せずそのまま埋め戻した)
2013年12月8日 ケース壁面から蛹室確認
2013年12月30日 蛹化確認
2014年1月4日 人工蛹室へ移動 全長61.8mm 頭部長さ51.6mm
2014年2月6日 羽化 92mm
2014年5月6日 人工蛹室を粉々にしているのを確認 活動開始

CA3I1696-dd7e7kai.jpg
CA3I1699.JPG

割り出し日に丁度孵化した個体だったので、9ヶ月で羽化した事になります。
菌床に入れたにもかかわらず夏場思いっきり温度管理サボっていたのが特に響いて体重も上がらずそのまま小さくなってしまったんですね、・・・いやカップのまま3ヶ月引っ張ったらそりゃ大きくもならんわな(汗)
良い血筋のニルギリだったからそれでも9cmはいきましたがティモーレンシスだったら8月の交換の時点で立派なチビギネス候補になっててもおかしくないですなぁ。

CA3I1700.JPG
CA3I1701.JPG

9cmでも綺麗なプロポーションしてますが、
大腮を見ると、最大内歯が根元だけ太くて先っぽの方が急に細くなっています。
去年の102mm、103mmもそんな内歯の形になっていて、内歯自体も短く
それと比べると106mmの個体は内歯が根元から先まで滑らかに長く伸びています。
蛹の時点で現れる形なので、自分の感覚的にはこれは幼虫自身に適した環境だったか否かの指標とできるのではと思うのですが、個人的な好みで言ってる部分もあるので(内歯は長い方がかっこいいではないですか)

てか、最初サイズ測って「92!小さいなぁ・・・」とか思ったけど、
こうして飼育経過を時系列で並べて見てみると、こんな怠け管理でよくこんな大きくなってくれたもんだなとも思えますね・・・





さて、どちらも活動を開始したと云うことで、
羽化ズレのカバーをするため早々にペアリングしました。
今紹介した【5】と【7】の組み合わせです。

♂♀どちらの動きも良いのですんなり交尾は上手くいくだろうと思い、
動くギラファも載せようかと思ったのでペアリング開始直後の動画を撮ってみました。

ニルギリエンシスギラファ ペアリング

なぜか撮っている3分間、♂は♀に反応しているのですが♀の頭部に向かって交尾器を伸ばしています(汗)
何を狙っているんだ!?
と云うかいつかその内、
興奮した♀に♂の交尾器を咬み切られないかハラハラしていましたよ。
これって昔からいろんな種類で見た事あったけどその度♂が♀の体の方向間違えてるんじゃないかと思ってましたが、撮影を止めた直後、普通に両者落ち付いて交尾を開始しました・・・
この時少し考えてみて、「そう云えば前にこんな話を読んだ事があったような・・・」と思いだし、BE-KUWAのバックナンバーをあさってみると・・・ありました、メリーメンガタが交尾の際に♂が交尾時と前後逆体勢になって交尾器を♀の頭部直近で出す行動・・・
これってつまり♀に交尾の予告をする(促す)行動なのでしょうかね?
もしかしたら♂交尾器からフェロモンのようなものでも出して♀の触角(まぁ感覚器)に近接的に働きかけるようにするのがこの意味不明な体勢の目的なんでしょうかね。


数日ペアリングした後、♀がエサ皿をガリガリ齧り始めたので産卵ケースをセッティングしました。
CA3I0011.JPG
コバシャの中ケースなので、多分割り出しが遅れれば下手したらまたニシヤマのように全滅するかも・・・


CA3I0012-fdab6kai.jpg
今回はようやく♀の数にも余裕が出てきたのでまだ別のセットも組んでみようか・・・
(また金とスペースが・・・・・・)


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