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ヒメオオビギナー自力採集 [日昆 採集記 【2011年】]

先日、念願のヒメオオ♂をルッキングで初採集することに成功したのですが
実は、自分の中ではこれは100%満足出来た内容ではありませんでした……


それはべつに、
[もっと大きなサイズが採りたかった]とか、
[もっと沢山採りたかった]とかそういう物欲的な意味ではないんです。



つまり何が満足には足りないのかと云うと、
たった一つ。

《採った場所が、人から教わったポイントである》
                                           と云う事なんです。


これは見る人から見れば随分と贅沢な話であり
ほんの些細な事だとも思われるかもしれませんが、
とある採集家の一文を借りると、
過去にデータがあって聞けば知ることの出来る場所で採集する『自己採集』じゃなく
自分で場所を探して採れる木を探して全て自分の力で採る『自力採集』が目標なんです。

オオクワとかなら自力採集はかなり難しいですが
ヒメオオはまだ難易度は易しいはずなので
せめてこっちは成し遂げたいと思っているんです。

とは言え、ここ数年ヒメオオの苦手意識があり、
あちこちで「採れてる」と云う情報を聞くたびに
「はァ!? 何でそんなに簡単に採れるんずヤ!?」と耳を目を疑っています。
まぁ確かに青森は全国的にはヒメオオの多産地だけど。まあ福島や岐阜程じゃないけども
ヒメオオの気配にまるで掠る気もしなくてホントに手の届かない虫の気がします。

今まで自力採集してきた「マグソ」や「マダラ」もほんとに
見つけた瞬間は「おォ・・・・・ぉおおおおおおお!!!!!」と大興奮したけど、
ヒメオオはそれらと違って「大型種」
見つけたらそれは嬉しいだろうなあ。



◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆



そんなワケでこれまでの心情をたらたらと書いてみましたが、
よくよく今年の採集記を振り返ってみると、今年はオオクワ自力採集に傾き過ぎて
ほとんど他のクワガタ採集が出来ておらず結果的にあまりクワガタを採っていませんでした。

そしてこの10月も終わりになった現在、果たして今年は採集記をあまり書いてませんでした。


・・・だったら別にいいかな。
と云う事で、何も採れなくて単なる徒労に終わった話でも書いてみるかな[もうやだ~(悲しい顔)]
そんなつもりで、今回の採集記の始まりとします。



◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆


   10月2X日

先日のヒメオオもまだ酢エチで〆ずにいたこの日、
自力採集にまだ夢を抱いていた自分は県内某所へ行く機会があり
それにともない地図帳を使ってどこかヒメオオやツヤハダが採れそうな山はなかろうかと
ここだろうかと目星を付けて、
車に自転車を積み、荷物を載せ朝自宅を出発した。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


時刻は確か9時50分ごろ

某市町村に到着し、車を停めここから自転車で目的の地を目指すことに。
荷物はリュックサックに
・温度計
・ストックケース
・ノギス
・豚革手袋
・懐中電灯
・筆記用具
双眼鏡
弁当&スポーツドリンク(500ml)
・地図帳

を詰めて自転車の前カゴに入れる。



実は、ヒメオオやツヤハダを探しに行くと言った手前
自転車がMTBなど山を走るための物ではなく、
錆が回り始めたママチャリなのである。

唯一助けと言えるのは3段変速が付いているという事であろう。



チャリで走るこの周辺地域は、今までクワガタを探しに来たことも無い場所で
正直言って土地勘も無い。
初めて来た土地かと言えばそれは嘘になるが、
これまでオオクワやヒメオオ、その他クワガタを探して回った八甲田山系樹林
白神山地系樹林とは無関係の地域であるため、
樹相も分からないし何も手掛かりが無い。この時点で既にお門違いである。

地図帳とケータイの地図アプリで現在位置と道順を確認しながら、
林道の入口を探していく。




地図帳と地図アプリの表示する道の誤差にやや不安をあおられながらも
おそらくここではないかと云う道を見つけた。

ここから砂利道である。
ちょっとの登り傾斜でもうこげなくなり、
徒歩も交えて道なりに進む。

林道の標識が立っており、終点までの距離が書かれている。

周囲はとある理由から非常に広く森が切り開かれており
道の脇に生えている樹木以外はほとんど芝生が広がっている。

少々道に分岐があり
「アッ!!! こっちじゃねぇ[あせあせ(飛び散る汗)][あせあせ(飛び散る汗)] 道間違えた!」
などと云う小ボケも時折交えつついよいよ目的の林道の入り口へ到着。

ここから地図上では一本道である。




切り開かれていた先ほどの景色とは違ってここからは通常の林になる。

砂利道のせいでほとんどチャリ走行が困難になる…
少しずつ傾斜も登り調子になりここのところの雨もあってか足もとがグチョグチョである。

2011 10 22_2315.JPG
ぬかるみ・濡れた落ち葉の絨毯・石の転がる道と、様々な顔を見せる林道。
流石に、
泥沼状態
尖った10cm四方の石が敷き詰められている
自然に出来た深い排水路が縦横無尽に道を掘り進んでいる
とまでの険しい道ではないものの
ママチャリを苦しめるには十分だった。

そこそこ進んだところで、
大小の赤枯れ材が倒木・切り株問わずあちこちに見られるようになった。

じゃぁそろそろここらでやるかな、と鉈を取り出し
材を叩いてみた。
しかし毎回使っていて思うが、使い辛いことこの上ない
そこらのホームセンターで売っているような小型のより一回り二回り大きな鉈であり、
元々薪割りに使っていた年季の入った重い鉈である。

おまけにだいぶ刃を研ぐのを怠けていたせいで、全く食い込まない。

まだ林道は先に伸びているのに、これをずっと続けていたら
ほとんど歩かないまま日が暮れてしまう。
そう思った自分は、ツヤハダは今日は諦めることにして鉈をしまう事に。

ここから目標をヒメオオ一本に絞ることにした。



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



樹相は悪い。
杉が植わっている上、松林も混ざっており
奥入瀬や白神に比べると当たり前だが広葉樹の割合は低く、
林道の左手は8~9割が針葉樹、右手にブナを少し交えて広葉樹が広がる。

首から下げた双眼鏡であらゆる木を見ていくが
ヒメオオなどと知らぬ存ぜぬと言うようにその痕跡は付いていない。

特に、初心者に優しいヤナギが見つからない。
たまに生えていてもほとんどがハズレの木である。


そう、これはもう完全にいつものボウズパターンである。
この時点で自分は、のどの渇きと戦いながら帰るまで500mlしかない水分を
どういったペース配分で摂るか、と云う事しか考えていない。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


足にだいぶ疲労が蓄積してきた。
しかし今年から始めた採集方法や山籠り採集のおかげでかなり鍛えられたため、
自転車を押してうんたらkm緩やかな林道を登ってもまだへたり込む程まではバテていない。

と云うより、この時点で肉体的な疲労よりは
ヒメオオに手が届かない絶望的な虚無感と何してんだろ自分・・・と云う自己嫌悪の方が強い。






しかし精神的な疲弊が増していったその時、
遂に目の前に理想的なヤナギが現れた ! !

下草も茂らず状態や樹種もヒメオオ向き、陽も当たりやすい場所で
正に『ヒメオオが居るならここに居ないとおかしい』場所だ。


注意深く見ていくと………










無い。

何も無い。ヒメオオ自体もそうだが噛み痕すら無い綺麗なままの樹肌だった。


居ないのだろう。この一帯には。

もう少し先へ行くことにすら躊躇しだし、
ほとんど無心と虚脱感の塊となった自分は少し進んだ林道の脇で
弁当を開けることにした。


2個の握り飯をほおばっていたこの時に、
『食い終わったら下山するか』と考えたのだった。






》》無駄骨と徒労に終わるいつもの採集の終了まであと少し…


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角付きの♀??? [〆パチェコヒメゾウ]

またアザラシブームが来たみたいですね[遊園地]

一時の活性化のためとはいえ、住民票まで交付するってのは…
他の国でこんな事例聞いた事無いね、
まさに『東洋の神秘』
戸籍名が「志木あらちゃん」と云う事は、呼ぶ時は「あらちゃんちゃん」になるのかな?
これでまた他の川に移ってしまったら自治体同士の住民票奪い合いが生まれるのだろうか?

にしてもテレビリポーターのあのリキみぶりはタマチャンの時とまるで変わらないんだね。
川に向かって「・・ぁぁラ~ちゃ~~…ん!!!」と呼ぶ子供たちの映像は、
完全にTVの要求でやらされている感があって何か悲しく思えてくる。
おそらく政治闘争に始まり芸能人のスキャンダルや凶悪殺人事件やらを
日々追いかける疲れたワイドショーの渦中に癒しを求めたいんでしょう。

しかし、タマちゃんアラちゃんの人気に便乗して
『アラチャン弁当』『タマちゃんポスター』なんかを売り出す商売人も強かですが、
それを買う見物人は何を求めているのでしょうかね?
買えばサインと握手付きで目の前にやって来てくれるとでも考えているのでしょうか?
『タマちゃん音頭』などと云う使いどころも分からないCDまで買う人は、例えるなら
バトル物の少年マンガが赤面的な美男子にデフォルメされたボ〇イズラブ同人誌にされようと
何事も無く受け入れ買い続ける腐女子あたりとほとんど変わらないような気がする……

そういえばこのアザラシで思わぬところから話題になり終始理解に苦しんだ、
パナウェーブ研究所がまた何らかの救済策を講じてくるのでしょうか?
しかし今は、スカラー電磁波攻撃よりも放射能汚染の方が問題ですよねぇ。

まあ、でも突然見慣れない大型哺乳類が
町の中の川にひょっこり顔出せばそりゃ騒ぐのも分からなくはないと思うよ。
こっちも通ってた中学校の横に出てきたことあるから。   クマが、うん。
関東圏なら射殺モンだね。





この話の後じゃ話し難いんですが、

カブトムシの蛹が腹部の回転運動を使って幼虫との衝突(侵入)を回避している
と云う研究結果が東大で発表されたようですね。

蛹室内の蛹が振動や衝撃を受けるとグニグニ動いて蛹室の壁に当たることで
「ゴトッゴトッ」と音が鳴り、蛹室の近くに居る他の幼虫がその音を察知し
蛹室から遠ざかると云う内容。

そう言われると、
「ぁ、ォぅん………」と取り敢えず頷きそうになるんですが
まぁまぁ長年飼ってれば感覚的に分かる事ですよね。
実験として報告を聞くとまぁ確かに感心することではありますが…

まぁ、それだけの話です。




さて、先日パチェコヒメゾウカブトのビンをチェックしました。

2011 10 26_2322.JPG
900ccガラスビンにそれぞれ入れた♂♀ペアですが、
ちょっと前から片方の幼虫が外から全く見えなくなっていました。

ペーニャの件が脳裏をよぎり
また黒くなっているのではなかろうかと慎重にマットを崩していくと…




2011 10 26_2323.JPG
おおお!!!!!!!!! 蛹になってる!!!!!!!!
カブトの蛹は我が家ではほとんど見ないせいか非常に新鮮です。


しかし、ありゃ!!?


2011 10 26_2324.JPG
ナニコレ? 奇形?[たらーっ(汗)]

成虫をイメージすると胸角の存在はほぼバッチリ、
しかし頭角がおかしい。

途中でねじ切ったように先が無い。

え、まさかの蛹化不全んんんんん!!!!!???
なんてこったい・・・・・・初の飼育でかなり気にかけていたのに…






……………………と、恥ずかしながら戸惑ってしまった自分に苦笑いしてしまいます。


♀なんですね、コレ。
胸角があるから見た瞬間♂だと思ってしまってました。


よく見れば♂ならいくらこんな小ささでももっと胸角有るはずなんで(汗)


一瞬冷や冷やしたところでもう1頭はどうなってるかと見てみると…

まだ幼虫!


……今さらだけど、なんで同居飼育しなかったんだろう。

あまりにカブトから離れててそんなことにも気付かなかった[もうやだ~(悲しい顔)]



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雪崩レコム! [〆ネプチューン (原名亜種)]

気になる深夜ドラマが始まるみたい。お早う御座います、会長です。

先日書き損ねましたが
2011 10 26_2321.JPG
いつもギリギリの飼育をしている我が家ですがゼリーも例外ではなく
最近まで切れかけていました。

そんな中ようやく補給出来ました。
いつかゼリーを部屋一杯に流して飛び込みたいっすなァ。

昨年秋に買ったプロゼリー16g×500個でほぼ1年と云う結果で
主にツツイシカ・ギラファノコギリ・オオクワ・ゼブラノコギリ・ポルテリータテヅノ
辺りが消費の中心でしたが、
ここからはオキピタリスノコギリ・グラディアトールメンガタ・ファブリースノコギリ・
スペキオススシカetc…など順調に生育している分今までにないスピードで
消費されることが予想されます。(今まで程良く成虫の数を保ってきたのに…)

オキピとグラディは羽化したらタコ飼いでもするかな?(なんてな…)



さて、書こうと思ってちょっとまた延ばし延ばしになってしまいましたが
本日はとある増種&リベンジ便の到着についてです。
2011 10 29_2334.JPG
この度も、交流させて頂いているとある飼育者さんに送って頂きました

順番に紹介させて頂きます。


2011 10 29_2326.JPG
フォルスターフタマタ(キヨタミ亜種) ミャンマー サガイン管区

先日羽化してそろそろブリード時期がやってくる我が家のフォルキヨにあわせたかの如く、
若い幼虫が到着しました。
さらにこの幼虫、名のあるブリーダー(ここでは伏せとくけど)
85mmの♂が掛かった幼虫とのこと。



2011 10 29_2330.JPG2011 10 29_2329.JPG
ダビソンフタマタ タミル・ナドゥ州

これは今回初めて挑戦する種類です、今年になってフタマタが一気に4種類ですか(4マタ?)
巷では、ブリードが簡単で楽々増えてしまう…かと思いきや
全然産まなくて撃沈するとかよく分からないイメージの種類です。

ひとまずじっくりと寝かせることぐらいしか俺には出来ません(笑)




さて、ここからはホソアカです。

2011 10 29_2328.JPG
アラガールホソアカ パラワン島 ガントン山

思いもよらぬキラーチョイスきたァァァァァァァァァ

地味にテンションが上がってしまったのはここだけの話です。
アラガールと言えば、我が家では去年の春に当時気付かず間違ったマットを使って
幼虫が人知れず存在を消した最悪のお別れをしてしまった逸種です。
思いもよらぬ形でリベンジ出来る事になるとは…

さらに個人的に嬉しいことに、
この幼虫は今年入荷のWILD♀3頭から採れた仔をそれぞれ入れて頂き、
3血統頂いた事になるのです。
4大キクロが再び揃ったと云うことで、慎重に管理したいところです。



そしてこの1頭。
2011 10 29_2332.JPG2011 10 29_2331.JPG
モンギロンホソアカ パプア州 イラガ山

(イラガってパプア州だっけ?)
今回成虫実物を初めて見ましたが、
ぅおッ!!! こりゃヤベェ!!!!!
「金属光沢」ならメタリフェルが一番だと思いますが
本種が一番「金属的」に見えます。
厳つさも含め仏像のような印象を受けます。

7cm台後半と云うかなりいいとこのサイズで、ブリード確定!

…といきたいところでしたが、コレ♂単品
鑑賞用ですな(笑)



さて、次が今回頂くことになったきっかけ(本命)の虫です。


2011 10 29_2325.JPG
ネプチューン(原名亜種) コロンビア サンタンデール

ここでカブトか!!? と云う展開かも知れませんが、
自身前々からゴホンヅノ系・メガソマ系に次いで興味のあった種類でして
幼虫期間の長さを考えると老い先短い人生で先延ばしにしておくわけにもいかない
と思い今年初めからちょくちょくオークションなどを見ていました。

ディナステスを飼育するのは非常に?久し振りなのですが、
ヘラクレスより温度管理が厳しそうなので緊張モノです。
低温種とは言え、流石にメガソマみたいに冬季居間で常温飼い出来るほど楽ではないよね?



そしてさらにまだ一つ居るんですが…


⑥・・・   後日紹介します!
 (理由はその時に分かります…)



色々と送って頂き有難う御座いました~~~!



           再入荷した在庫  1種類
         新しく入荷した在庫  3種類
         ブログに載せた在庫 71種類
              全ての在庫 43種類ブッッ[あせあせ(飛び散る汗)]



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