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『エラフス』も和訳すれば『シカ』である。 [〆エラフスホソアカ]

最近、諸先輩方から「早く免許とれ!」と急かされている会長です。


今日久し振りにハエ捕り先生を発見しました。
2010 06 14_1178.JPGご無沙汰です先生。



さ~て、この時期になってもまだまだ黄紋型ペアが大量販売されておりますエラフスですが、
輸入し過ぎで今年の4月頃から一気に
業者は余った在庫を抱えるようになったのではないでしょうか。
今現在完全に 需要<供給 という状態になっていますね。


今のところWILDエラフスブリーダーの皆さんはセット中で期待に胸を膨らませている事でしょう。

さて、FH鈴木さんもケースの側面に黄紋エラフスの幼虫が見え始めているとの事で、
自分も触発されて今日割り出しを敢行しました。


2010 06 14_1189.JPG
オカマの日にセットしてこどもの日に一旦♀が地上に出てきたのですが、
普通に放置で♀は入れっぱなしです。


作業は外の駐車スペースで新聞紙を広げて始めました。

2010 06 14_1179.JPG
フタを開けるとこんな感じ↑
何とも言えない状態です…

鈴木さんトコでは幼虫が外から見えているとの事ですが
ウチは全く見えません。
これは産み方がアッチと違うと言う事でしょうか、それとも産んでないと言う事でしょうか?


ケースをひっくり返して
2010 06 14_1180.JPG
作業開始!                               コバシャ大はキツイ…



2010 06 14_1181.JPG
♀が出てきました! フ節も生きていて全くの健康です。

しかし、手に乗っけてみるとかっ、軽い!

なんかゲッソリ産み切りました[黒ハート] って感じ?
これは…イケるのかな?



2010 06 14_1182.JPG
セット記事に書いたとおり、
上質砂埋め霊芝材
カッチカチの植菌カワラ材
スポンジ化した植菌霊芝材
の3本を埋めたのですが、見た感じ砂埋めまあまあ齧られてるじゃん(赤枠内

なんかこの産み方だと大した数採れないんだよな~   ⇒ 去年のパターン

マットから見えるようになるのは
マットに産むからなのか木の中で孵化したのがマットに出てきたからなのか
非常に気になります。

去年は卵床道が1本の木に2ヶ所しかありませんでしたが
今回は1本の霊芝材に多数(6~7ヶ所?)付いています。


2010 06 14_1184.JPG
かな~り肉質が良くて側面はモチロン中心部分まで潜りこんでいます!
ちなみに木の繊維に沿って穿っています。


2010 06 14_1183.JPG
出ました! 幼虫と卵(赤枠内
え!? 卵ォォ!!!!?

クッッ……… やっちまった… 2ヶ月も経ったと思ったのが甘かったか…
卵で割り出すのは危険極まりない行為だと言うのに……
やはりマットに出てからでも遅くはなかったと言う事な の か … … …

我が家は時間がゆっくり進んでいると言う事を改めて噛みしめつつ、
今さらセットにもう一度戻すのもマジでめんどいので
今日で全部割り出す事で覚悟を決めました。

卵床を丁寧に剥いて剥いて剥きまくる… こう云う時ってホント長い爪役立つナ!

2010 06 14_1185.JPG
極々近い所からも出て来る。



そしてたまに、
卵室はあるけど卵は無くカビの菌糸がある所や
卵が赤黒くなって死んでいる所もあります。

やっぱ恒温のほうが成績良いのかな~とか思いながらマットの塊を開けると
ウジが卵に付いている ひぇぇぇぇぇ~~~
やはりコバエは卵を食害するのでしょうか?
一応その卵は白カビの菌糸が僅かに巻き付いていたので
そのウジは菌糸を食べたかっただけなのかも知れませんが、
分からない… 分からない… 解からないぃ……     (写メ撮ってなくてスイマセン)








さて、久し振りの割り出しはまだまだ続きます。

『 …きっと鈴木さんは割り出し楽なんだろうな~』とか思いつつ
思ったより順調に採卵数が伸びていきます。

最初の辺りでは
「鈴木さん〇〇頭は居るとか言ってたからこれでホソアカの力量は完全に越されたな~」
とかグルグル考えていたのですが、
意外と卵床1本あたりからの採卵数も予想より多く、
卵ばかりがじわじわ出て来ます(泣)

『幼虫で出てこ~い!』というのは心の叫び。母さんは一体いつ産んだの?


季節という事で、近所からはねぶた囃子が聞こえてきます。

下校中の小学生が一人、興味ありげに道路から俺の作業をガン見している、
声掛けりゃよかったかな…?


卵は思った以上に採れてきます、
去年のデジャヴを想像していただけにいろんな意味で驚いています。




ようやく砂埋め霊芝から採り尽くし、
続いて残りの材2本を見てみましたが
どっちも直接的には全く産んでいませんでした

ま、しゃ~ないね~


と、残るはマット。

外から見えるようなら、マットにも産む事は産むのだろうと考えると
マットもよく探さないといけません。




しかし… ホントに居るだろうか…




マットを崩していくが…






マットから幼虫.JPG
マットに居た―――――――!!!



オイオイマジで~?
ちなみに隣の材は堅過ぎのカワラ材なので材から出てきたモノではありません。

なるほど~マットに産むんだ…










マットから卵.JPG
今度は卵かよ―――――!!!

卵の『誤殺』が少ない事では定評のある俺でも
流石にマットに産まれてしまったらお手上げですわ。


結果マットからも多少追加しようやく割り出し終了。











結果、

2010 06 14_1188.JPG

   6頭(全部初令) 20個超

卵は安全のために卵塊で取り出し、
またカップにまとめて入れてしまったため正確な数は分からなくなりました…

幼虫も全て孵化間もない初令ばかりだったので
何度も言いますが早過ぎました。


さて、今回割り出しで感じた事ですが

黒♀はノーマル♀よりもマットの好みがうるさく
マットが気に入らない場合は材にしか産まないということがあてはまるかもしれないです。
デキピエンスと同じパターンかも。
しかも去年の経験も踏まえて考えると、

……あ~~なるほど、分かってきたゼ!



そして材産みの場合ですが、

まずこのイラストを見て下さい↓

エラフス産卵例.JPG
簡単な仕組みとしては、
卵床道がありその中に、さらに圧縮されたがあり、
その中に卵室があって卵がある。といった構造になってます。

自分も卵床か塊かが手触りで分かるようになりました。
基本的には卵床道は階層に分かれているようで、その1階1階に塊を作る感じです。


そして卵を産んだ時期を逆算していくと…
なるほどなるほど! 分かってきた~!






さて、去年孵化のエラフスも遂に1頭羽化しました!

2010 06 14_1192.JPG
羽化直前。ハラハラしますね。



2010 06 14_1191.JPG
羽化後。
ハイ。もう今では当たり前になってしまったとは言え、黒♀です!



もう一頭♀が羽化待機中ですが、ここで問題が。

♂が居ない事になります。
これからの時期エラフスの黄紋型♂は入荷が減り、金銭的に継続が難しくなってしまう…










2010 06 14_1194.JPG
という事で先月黄紋♂大量入荷の時にお婿殿を仕入れました。
エラフスはオウサマなだけに結構長命でもあるので後々♀のためにいい仕事してくれるでしょう。




と、ちょいと撮影。




2010 06 14_1195.JPG

絶対あり得ない光景。こうして見るとこの虫完全におもちゃにしか見えないです。





2010 06 14_1196.JPG

太陽光下で撮ると異常に輝いて見えます。エラフスに惚れ直した一枚です。
これは確かに人気も出るはずだよな~ いつかブルーエラフスも見てみたいですな~





2010 06 14_1193.JPG

これはファーブルハウスで見せてもらった褐色型ノーマルのWF1ですが、
WILDと違って大腮は茶色と言うよりが強く鮮やかな印象があります。




この他にもまだまだエラフスは楽しませてくれる色が存在するので飽きない虫ですね。

まだもう1セット残っているのでそっちも興味深いです
                                そうだ… まだ1セットあるんだよォ…(疲)



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