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1/3計画 [〆ギラファノコギリ (ティモーレンシス亜種)]

うわァァァァァァアアアァアアアァァアぁぁぁあ!!!!!!!!
ブナが芽吹いてしまったぁアぁァァぁあ!!!!!!!!
とか言ってないで山に行け! と云う感じで今晩も 日昆会長 諸記 スタートです。
(サブタイトルの元ネタ分かる人いないだろうな~)

GW後半も雨続きで外出できません。
そんなわけでちょこちょこと虫作業をしていたのですが、
1~2年前に持って帰って来たマダラ材を気紛れに割ってみたら
CA3I0767.JPG
取りあえず3頭(3令幼虫)出てきました。
成虫になっていれば助かるのですが、ケースに入れて放置していたので
材が乾燥して成長がストップしていたようです。



さて、本日は昨日の記事のフルストルファーに引き続き放置ケースの割り出しです。

その虫とは・・・





CA3I0761.JPG



我が家の一大勢力でもあるティモーレンシスギラファです。

ラベルを見てみるとセットした日付が去年の8/15。  ・・・・・・・・・。

   ・・・きゅッ、きゅきゅ、9ヶ月!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ただただ俺の鬼畜っぷりが露わにされていくばかりですよ。




と言っても、
フルストルファーの件とは違いまして
実はこれ、あえて放置したんです。

なぜかと云うと、
このケースに関しては環境の劣悪さによって
幼虫が矮小化する事を期待して組んだものだからです。

通常大きくしてなんぼのギラファノコを逆に小さくしてみようと云う計画です。


このセットに関しては過去記事には書いていなかったので紹介しますと、
一度ティモーレンシスを割り出していた
Beケース・くわMat・産卵木(割りカス)を適当に詰め戻し、
小さくするようにあえて小さな種親(♂約39mmと3~4頭の♀約30mmUP)
まとめて投入し、エサを散らばしておいたら
あとはコバエ地獄になろうが魑魅魍魎の巣窟になろうがひたすら放置放置放置。

と云う至って不真面目かつ愛が無い産卵セットです。

最初の内は、
交尾が済んである♀がマット中に産んでも他の♀に潰される事の繰り返しでしたが
その内成虫の数が減……

これ以上は保身のために言わない事にします。



と、なんやかんやあって今の今まで放置していましたが漸く暴きます。
小さな個体を羽化させるならこのまま産卵ケースで集団羽化
ってのも確かにアリなんですが、
多頭飼育の代わりにスペースは広くなるので、
最終的には♂でも30mm台後半~40mm台と云う中途半端なサイズになる事が予想されます。

なので個人的にはそこそこのスペースで多頭飼育より
かなり狭いスペースで個別飼育の方が小さくできると考えています。

ん?、ギリギリのスペースで多頭飼育とな?
共食いの危険性が高そうな気がする…


と云う事で早速ケースを久しぶりに開けてみると…



CA3I0762.JPG
なんかこのまま菜園作れそうなくらい耕されてるんですが
親個体も皆バラバラになって誰が誰だか判別付きません。







ケースをひっくり返してみると…

CA3I0763.JPG
え゛っ!!!?


ほ・・・ 放置し過ぎて幼虫が最終審査レベルにまで減ってしまっとる。

アガサ・クリスティの『そして誰もいなくなった』がやけに胸に響く。

しかも限界近くを目指すにはちょっと体格が大きいかもしれない…
頭幅は♂と思わしきもので11~12mm。

過ぎた事はしょうがないので、この少数精鋭で今期の極小羽化に向けて頑張る事に。
さて前回までの極小個体達は200ccカップで羽化させておりましたが、
容器自体を噛み破られないように固いものにすればまだまだ小さくできると思い、
こんなものを使う事にしました。

CA3I0764.JPG
左から、120ccガラスビン約200ccブロー約150cc生体輸送容器×2

この中で今からあのギラファノコギリクワガタの幼虫を
羽化まで育てるって言ってんだ。

さて、この中で幼虫を飼育するにしても、
ガラス容器はともかくブロー容器だとあまりの小ささに腹を立てた…いや空かせた幼虫が
齧り破ってくる可能性が高いので、
一番危険性が高い容器底部分を守るためにこんな工夫をしてみました↓↓

CA3I0765.JPG
砂利を底に敷き詰めて幼虫の攻撃からガードします。

この方法、昔とある雑誌に載っていた方法なんですが
今こんな目的のために使うことになろうとは…… 買ってよかったくわがたマガジン。

こうした工夫をするのがまた面白いんですよねェ。



さて次は使用するマットなんですが、
幼虫に無理なく栄養を与え、羽化まで持っていけそうなものを考えると
当然普通の幼虫用発酵マットは栄養価があり過ぎるので却下、
ただ未発酵マットを与えると今度は成長がストップしたり
拒食で死ぬ可能性がありこれも却下。

と云う事で考えたのはこれ。

まず使用する事に決めたのはくわMat
これは勿論セット中から使っているケース内のものです。
いくら9ヶ月+その前のセット期間が経ち幼虫の食べかすと化しているマットでも、
食べ残しの部分には栄養もあるし、糞が混じっているから吸収効率も良く
これで成長が滞る心配はない。

そこに別のマットをブレンドする事にします。
そのマットですが、
これまでに何度かブログで「全然使えねェ~~~~」と嘆いた
あるメーカーのカブトマットです。
今具体的な例を挙げて説明すると、
ポルテリーに使ったところ幼虫の成長が数ヶ月止まり、
続々死亡個体が出てきたのです。
後に別メーカーのマットに変えたところケロッと成長しだして見た目でも改善して
いったので確実にマットのせいだと云えるのです。
また、意図せず実際にティモーレンシスにこのマットを
食わせた事があったのですが、死にました。

その時は100%このカブトマットだったので最悪の事態になってしまいましたが
別のマットと混ぜる事によってギリギリの線でセーフになってくれるのではと思い
使う事にしました。(使い道が無くてこんなマット捨てるつもりだったしね)

このマットは完全乾燥状態で保管しておいたので、
混ぜることでくわMatに含まれている余計な水分を吸収してくれる効果もあります。
(※「余計」と云っても、普通の飼育の場合においては「適度」なレベルです)


マットを詰め、幼虫を投入して、
CA3I0766.JPG
きちんと生きててくれよ。



こうして気張るのもいいんだけど、
逆に期待に応えてくれなかったりして…

たのむ、30mmUnder!!!!!

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