2012年度羽化報告 ラムリーカナリクラトゥスホソアカクワガタ [〆カナリクラトゥスホソアカ (南ボルネオ亜種)]
あら!!! ついこないだまで1月だと思ってたらもう2月の半ばじゃないか!!!
どうもお久しぶり、会長です。
今月恐らく過去最低更新頻度となるであろうと予測して
ブログトップ画像にお断り文を入れておきました。
さて、虫ネタも引っ張り出すのが難しいというか、
ネタがそれぞれ弱いのである程度まとまってからでないとUP出来ないんですね。
なので今回は新成虫を掘り出して羽化報告ネタで無理矢理記事を書こうと思います。
今回はカナリクラトゥスホソアカ(南ボルネオ亜種)です。
本当は別種狙いで♀単品ブリードを開始したという本種。
なので多分今回で飼育終了になりますから、
本来記事にする気も無かったのですが見納めと云うことで記録しておくことにします。
【産地】ボルネオ島 インドネシア領 南カリマンタン州 Bayutawar山
【累代】WF1
①
2011/8/29 割り出し マット250ccカップへ
12/13 羽化
全体で6頭いる幼虫の内♂は4頭で、全て40mmを超えてくれましたが、
この個体はその中で一番早く羽化しました。
②
2011/8/29 割り出し マット60ccカップへ
10/16 マット500ccガラスビンへ
羽化時期不明
今回の最大個体です。
この亜種で知られている内では50mmUPしているので
まだ大型と呼ぶのは難しいです。
ジャワ産の時も羽化させて実感したんですが、
この6mmはしっかり管理しないとウチで出すのは難しすぎます(苦)
③
2011/8/29 割り出し マット250ccカップへ
10/16 マット500ccガラスビンへ
羽化時期不明
比較的最初から広めに容量を多くとったつもりだったのですが残念なサイズです。
他にも1個体ガラスビンで小さくなってしまった♂も居り、
市販の発酵マットでは本種が欲する栄養からはずれているのが何となくわかります。
④
2011/8/15 割り出し マット60ccカップへ
10/16 マット500ccガラスビンへ
2012/2/5 羽化
④の♂だけ他の3頭とは別の♀親から生まれたものです。
だからなのか、よく見るとちょっとだけ色味に差があります。
左:① 中央:② 右:④
大腮・腹板の色に少々違いが確認できると思います。微妙ですが(汗)
お分かりの通り、右の個体が別血統です。
そして♀です。
今後近似種を入手するときにカナクラとの外見上の違いを見出せたらいいかなと思い
その時のために載せておくことにします。
そう云えばこのカナリクラトゥスで気になることがあるんですが、
南ボルネオ亜種としての特徴の上翅のスジがあまり「特徴的とは言えない」んですよね。
上:ジャワ島産 下:南カリマンタン産
違いが分からない。
これにてラムリーカナリクラトゥスは終了です。
【おまけ(内輪の話)】
話変わって最近の一コマ。
先日No.2とNo.6に知識を得てもらう狙いで買った鍬道ですが
まんまと掛かってくれました(笑)
どうもお久しぶり、会長です。
今月恐らく過去最低更新頻度となるであろうと予測して
ブログトップ画像にお断り文を入れておきました。
さて、虫ネタも引っ張り出すのが難しいというか、
ネタがそれぞれ弱いのである程度まとまってからでないとUP出来ないんですね。
なので今回は新成虫を掘り出して羽化報告ネタで無理矢理記事を書こうと思います。
今回はカナリクラトゥスホソアカ(南ボルネオ亜種)です。
本当は別種狙いで♀単品ブリードを開始したという本種。
なので多分今回で飼育終了になりますから、
本来記事にする気も無かったのですが見納めと云うことで記録しておくことにします。
【産地】ボルネオ島 インドネシア領 南カリマンタン州 Bayutawar山
【累代】WF1
①
42mm
2011/8/29 割り出し マット250ccカップへ
12/13 羽化
全体で6頭いる幼虫の内♂は4頭で、全て40mmを超えてくれましたが、
この個体はその中で一番早く羽化しました。
②
44mm
2011/8/29 割り出し マット60ccカップへ
10/16 マット500ccガラスビンへ
羽化時期不明
今回の最大個体です。
この亜種で知られている内では50mmUPしているので
まだ大型と呼ぶのは難しいです。
ジャワ産の時も羽化させて実感したんですが、
この6mmはしっかり管理しないとウチで出すのは難しすぎます(苦)
③
40mm
2011/8/29 割り出し マット250ccカップへ
10/16 マット500ccガラスビンへ
羽化時期不明
比較的最初から広めに容量を多くとったつもりだったのですが残念なサイズです。
他にも1個体ガラスビンで小さくなってしまった♂も居り、
市販の発酵マットでは本種が欲する栄養からはずれているのが何となくわかります。
④
41mm
2011/8/15 割り出し マット60ccカップへ
10/16 マット500ccガラスビンへ
2012/2/5 羽化
④の♂だけ他の3頭とは別の♀親から生まれたものです。
だからなのか、よく見るとちょっとだけ色味に差があります。
左:① 中央:② 右:④
大腮・腹板の色に少々違いが確認できると思います。微妙ですが(汗)
お分かりの通り、右の個体が別血統です。
そして♀です。
今後近似種を入手するときにカナクラとの外見上の違いを見出せたらいいかなと思い
その時のために載せておくことにします。
そう云えばこのカナリクラトゥスで気になることがあるんですが、
南ボルネオ亜種としての特徴の上翅のスジがあまり「特徴的とは言えない」んですよね。
上:ジャワ島産 下:南カリマンタン産
違いが分からない。
これにてラムリーカナリクラトゥスは終了です。
【おまけ(内輪の話)】
話変わって最近の一コマ。
先日No.2とNo.6に知識を得てもらう狙いで買った鍬道ですが
まんまと掛かってくれました(笑)
山籠りで見つけた昆虫 [時事・話題・雑報]
今月漸く2度目のブログ更新です
もう今月始まって3分の2が過ぎようとしています。
さて、今日は採集で見つけた昆虫たちを載せます。
とは言っても最近採集に行ったというわけではなく、
昨年初秋に行ってきた県内某地での山籠り採集での話になるんですな~
籠ってきた山です。
このどこかにオオクワガタが…と期待とロマン(?)に溢れる強行採集でしたが、
結局オオクワには手が届きませんでした。
しかも、採集中林業関係者と思われる方が時を同じくして数名居りまして、
山道の脇にある立ち枯れを全て伐採しておりました。
ルリ材もあったんだけどなァ…仕方ないですよね。
さて、クワガタ以外はほとんどスルーしていたのですが
ほんの少しだけは他の昆虫もケータイで撮りました。
2枚しかありませんが…
まずは1枚目。
ハンミョウは個人的に好きな甲虫なのでついついとっ捕まえてしまいました。
あまり詳しくないのですが、調べた結果さっき種類が分かりました
(コハンミョウかなんかだと思ってました)
マガタマハンミョウって種類なんですね。
名前カッケ~(笑)
さて、2枚目なんですが、すごく変わっていて気持ちの悪い昆虫だったので
ついつい撮ってしまいました!
気持ち悪過ぎて捕まえるなんてことはできませんでしたよ…
※エグい虫なので慣れない人は食事中には見ないようにお願いします。
↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓
皆さんに聞きたいことがあるんですが…
コレ……何てゆームシすか???
イモムシっぽいのでガやチョウのグループなんだろうなとは思うんですがねぇ、
まァ、普通のイモムシならトゲが生えていようがエキゾチックな色だろうが
受け入れられるんですが…
この画像を見てもらうと分かると思いますが、
2対の細長い脚が生えてそれをきちんと使っているんですよ飾りじゃないんですよコレ!!!!!!!!!!
一体何の虫なんだろう…
誰でもいいのでご存じの方が居ましたら教えてください!
もう今月始まって3分の2が過ぎようとしています。
さて、今日は採集で見つけた昆虫たちを載せます。
とは言っても最近採集に行ったというわけではなく、
昨年初秋に行ってきた県内某地での山籠り採集での話になるんですな~
籠ってきた山です。
このどこかにオオクワガタが…と期待とロマン(?)に溢れる強行採集でしたが、
結局オオクワには手が届きませんでした。
しかも、採集中林業関係者と思われる方が時を同じくして数名居りまして、
山道の脇にある立ち枯れを全て伐採しておりました。
ルリ材もあったんだけどなァ…仕方ないですよね。
さて、クワガタ以外はほとんどスルーしていたのですが
ほんの少しだけは他の昆虫もケータイで撮りました。
2枚しかありませんが…
まずは1枚目。
ハンミョウは個人的に好きな甲虫なのでついついとっ捕まえてしまいました。
あまり詳しくないのですが、調べた結果さっき種類が分かりました
(コハンミョウかなんかだと思ってました)
マガタマハンミョウって種類なんですね。
名前カッケ~(笑)
さて、2枚目なんですが、すごく変わっていて気持ちの悪い昆虫だったので
ついつい撮ってしまいました!
気持ち悪過ぎて捕まえるなんてことはできませんでしたよ…
※エグい虫なので慣れない人は食事中には見ないようにお願いします。
↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓
皆さんに聞きたいことがあるんですが…
コレ……何てゆームシすか???
イモムシっぽいのでガやチョウのグループなんだろうなとは思うんですがねぇ、
まァ、普通のイモムシならトゲが生えていようがエキゾチックな色だろうが
受け入れられるんですが…
この画像を見てもらうと分かると思いますが、
2対の細長い脚が生えてそれをきちんと使っているんですよ飾りじゃないんですよコレ!!!!!!!!!!
一体何の虫なんだろう…
誰でもいいのでご存じの方が居ましたら教えてください!
テネラルギラファってすごく美しくないですか? [〆ギラファノコギリ (ニルギレンシス亜種)]
【はじめにケータイ版ブログについて】
いつもブログをいじっているのがパソコンなので、
ケータイやスマホからはブログがどう見えているのか今まで分かりませんでした。
ということで試しに見てみると、まァ~シンプル!!!!!
タイトルとブログ紹介文の「文字だけ」が並び、
その下にカテゴリ、その下に記事(一覧)があるだけ。
パソコン版で無駄に凝りに凝って作ってきた
「TOP画像」も「前書き」も「最近の一言」も「プロフィール」も「リンク」も「タグ」も
何も無いです!
個人的には大事にしているこれらのオプションが
ケータイでは全く表示されていないのはちょっとショックでしたが、
ひとまずデザインを変えてみました。(今まで全くいじってなかったのでデフォルトでした)
出来るだけ記事が見やすくなるように補助したつもりですが、
特に「リンクが張ってある文字の色を区別」し、
電気を消しても読みやすいように「背景デザインをホワイトからブラックに変更」しました。
ケータイから読んでいる人ってパソコンよりは割合低そうですが
アクセス集計をみると少なからず読んでいただいてるようなので
色々考えてやってみました。
さて今日の本題。
先日、と言っても約1ヶ月前の話なんですが
コバシャ大で組んでいたニルギリエンシスを割り出しました。
真冬で外は猛吹雪、しかしケース内はコバエがいるので屋外で作業せざるを得ない…
というワケで、No.2とNo.6にも手伝ってもらい幼虫を回収することに。
役目を終えた親♀と卵と幼虫が見えていますが、
卵はほぼ全部死んでいるようなので幼虫のみの回収になりましたが、
先代の時の割り出しと同じく今回もイマイチパッとしない成果で
大ケースで気合い入れて組んだにも関わらず
10頭
ギリギリ2桁と云う切なさ。
ボウズじゃなかっただけ有り難いけど、……ギラファだぜ!?
オマエは雑種か!!! とツッコミたくなります。
しかし実際、
雑種個体も詐称個体もいる亜種ですからね~。
雑種はともかく詐称が多いのは
ダントツ1位がダイスケ、次がニルギリエンシスかニシカワでしょうかね。
他の亜種は知らないけども、実際ネットで見てるだけでも
ニルギリとして入手し羽化させている個体も中には
「コレどう見てもニルギリじゃなくて原名亜種とかにしか見えない」のがありますからね。
自分のを見る限り特徴はちゃんと本物なんですが
言い表せぬ不安が心の奥底にあるのが腹立たしいですね。
アッサムシカの時もそうでしたが、
疑り深いこの性格ってなんかいやだなァとふと思う時があります。
ただギラファの話に戻りますが、
フローレスギラファって紹介してるのに明らかにジャワギラファなのとかありますね(汗)
……ギラファって皆大変だね。
極論で言えば、
亜種分けして考えるから疲れるのであって
全て「ギラファノコギリ」として見れば楽なんですがね。
(もっとも、俺はそれだと逆にモヤモヤして疲れるのですが…)
さて昨日20日(になったばかりの時間)、
初のニルギリ♂個体が羽化しました。
大きなビンを使用して、自身も相当気合いを入れてやったつもりですが
それに応えるだけのサイズにはなっているようです。
12月28日に蛹化してからの約2ヵ月間、
アツくアツく見守りながら漸く迎えた脱皮の瞬間。
深夜であることにはお構いなく興奮せずにはいられませんでした。
2ヶ月弱かァ…さすがに長いなァ(笑)
羽化に気づいた時にはもう背中が結構割れていましたので
画像はそこからです。
因みに何度も言いますが、
自分はギラファの♂個体を羽化させる経験が少ない、
というかまあまああるんですが中歯以下がほとんどなもので
長歯個体が羽化時に頭を持ち上げるアクションにまだ免疫がないんですね…
なのでこの後の事態でちょっと不安になってしまいました。
頭を上げる際に大腮の根元をグニャっと折って前に伸ばすのは勿論知っているんですが、
いつまで折ったままなのかを知らないんですよね
それで、↑↑この体勢で動かないままかなりの時間が経過していったので
翌日のためにまず寝ることにし…(深夜だから起き続けるとやっぱ次の日響きますよね…)
半日後………………
掘り師、早まった(笑)
掘らないつもりでいたのに(恥)
ただ、大腮だけじゃなくて上翅に凹みが出来てしまっていたので
それを修復する意味もあって露天掘りしたのも理由としてはあるんですがね(汗)
翅の凹みを戻した後、
(と言っても数ヶ所あったのですが小楯板の下にある真ん中の凹みだけは戻りませんでした、
ただ図鑑を見ていても同じような場所に凹みのある個体は多いですね、特に光沢がある亜種)
誘惑に負けて大腮も引っ張ってしまいました ヒィィィィィィァ~~~~
やはり外骨格の中に体液を通さないと真っ直ぐ伸びないようで、
形状記憶でもとに戻ろうとします。
とりあえず曲がり具合を鋭角から鈍角にしてあとは当の虫に任せることにしました。
しかし、羽化中の個体に対して露天掘り+手で触るという暴挙を起こし、
驚いて大腮に体液を送るのをやめてしまったら…
下翅がたためなくなったら…
ショック死したら…
という不安に陥りました。
まァしかし自分で判断してやったものだからその分は覚悟するのが当然ですね。
無事に段階が進んでくれることを祈りつつ温室にビンを戻し…
数時間後…
よく頑張った!!!! 感動した!!!!
まァ意外と羽化中に触っても虫って平気なもんですよね実際…
(ただし、そう云うものだとして自分が安易に触りまくるようになってしまうのだけは嫌です)
実はひそかに、
体がまだ軟らかいギラファ長歯♂が他の種類のそれとは別格に好きだったりします。
共感されないでしょうが、
ギラファのような長い大腮が半々に先っぽが黒・根元が黄色と云うコントラストが
見ていて凄くグッとくるんですよ(笑)
ギラファ♂のテネラル個体ばかりを集めた写真集が欲しいくらいです(爆)
黒一色のギラファがこの瞬間だけ色虫になれるんです。
そして翌日見てみると、
なかなか色が付いていますね。
ただギラファノコギリですから固まるまではかなり時間が掛かるでしょうね。
それまでに極力ディンプルがつかないように放置しませんとね。
…放置出来るかな…あまりにも嬉しすぎてむやみやたらと観察してしまいそうで(苦笑)
なんせサイズがサイズだからねェ………
本日の 日昆の名言
掘り師、早まった
いつもブログをいじっているのがパソコンなので、
ケータイやスマホからはブログがどう見えているのか今まで分かりませんでした。
ということで試しに見てみると、まァ~シンプル!!!!!
タイトルとブログ紹介文の「文字だけ」が並び、
その下にカテゴリ、その下に記事(一覧)があるだけ。
パソコン版で無駄に凝りに凝って作ってきた
「TOP画像」も「前書き」も「最近の一言」も「プロフィール」も「リンク」も「タグ」も
何も無いです!
個人的には大事にしているこれらのオプションが
ケータイでは全く表示されていないのはちょっとショックでしたが、
ひとまずデザインを変えてみました。(今まで全くいじってなかったのでデフォルトでした)
出来るだけ記事が見やすくなるように補助したつもりですが、
特に「リンクが張ってある文字の色を区別」し、
電気を消しても読みやすいように「背景デザインをホワイトからブラックに変更」しました。
ケータイから読んでいる人ってパソコンよりは割合低そうですが
アクセス集計をみると少なからず読んでいただいてるようなので
色々考えてやってみました。
さて今日の本題。
先日、と言っても約1ヶ月前の話なんですが
コバシャ大で組んでいたニルギリエンシスを割り出しました。
真冬で外は猛吹雪、しかしケース内はコバエがいるので屋外で作業せざるを得ない…
というワケで、No.2とNo.6にも手伝ってもらい幼虫を回収することに。
役目を終えた親♀と卵と幼虫が見えていますが、
卵はほぼ全部死んでいるようなので幼虫のみの回収になりましたが、
先代の時の割り出しと同じく今回もイマイチパッとしない成果で
大ケースで気合い入れて組んだにも関わらず
10頭
ギリギリ2桁と云う切なさ。
ボウズじゃなかっただけ有り難いけど、……ギラファだぜ!?
オマエは雑種か!!! とツッコミたくなります。
しかし実際、
雑種個体も詐称個体もいる亜種ですからね~。
雑種はともかく詐称が多いのは
ダントツ1位がダイスケ、次がニルギリエンシスかニシカワでしょうかね。
他の亜種は知らないけども、実際ネットで見てるだけでも
ニルギリとして入手し羽化させている個体も中には
「コレどう見てもニルギリじゃなくて原名亜種とかにしか見えない」のがありますからね。
自分のを見る限り特徴はちゃんと本物なんですが
言い表せぬ不安が心の奥底にあるのが腹立たしいですね。
アッサムシカの時もそうでしたが、
疑り深いこの性格ってなんかいやだなァとふと思う時があります。
ただギラファの話に戻りますが、
フローレスギラファって紹介してるのに明らかにジャワギラファなのとかありますね(汗)
……ギラファって皆大変だね。
極論で言えば、
亜種分けして考えるから疲れるのであって
全て「ギラファノコギリ」として見れば楽なんですがね。
(もっとも、俺はそれだと逆にモヤモヤして疲れるのですが…)
さて昨日20日(になったばかりの時間)、
初のニルギリ♂個体が羽化しました。
大きなビンを使用して、自身も相当気合いを入れてやったつもりですが
それに応えるだけのサイズにはなっているようです。
12月28日に蛹化してからの約2ヵ月間、
アツくアツく見守りながら漸く迎えた脱皮の瞬間。
深夜であることにはお構いなく興奮せずにはいられませんでした。
2ヶ月弱かァ…さすがに長いなァ(笑)
羽化に気づいた時にはもう背中が結構割れていましたので
画像はそこからです。
因みに何度も言いますが、
自分はギラファの♂個体を羽化させる経験が少ない、
というかまあまああるんですが中歯以下がほとんどなもので
長歯個体が羽化時に頭を持ち上げるアクションにまだ免疫がないんですね…
なのでこの後の事態でちょっと不安になってしまいました。
頭を上げる際に大腮の根元をグニャっと折って前に伸ばすのは勿論知っているんですが、
いつまで折ったままなのかを知らないんですよね
それで、↑↑この体勢で動かないままかなりの時間が経過していったので
翌日のためにまず寝ることにし…(深夜だから起き続けるとやっぱ次の日響きますよね…)
半日後………………
掘り師、早まった(笑)
掘らないつもりでいたのに(恥)
ただ、大腮だけじゃなくて上翅に凹みが出来てしまっていたので
それを修復する意味もあって露天掘りしたのも理由としてはあるんですがね(汗)
翅の凹みを戻した後、
(と言っても数ヶ所あったのですが小楯板の下にある真ん中の凹みだけは戻りませんでした、
ただ図鑑を見ていても同じような場所に凹みのある個体は多いですね、特に光沢がある亜種)
誘惑に負けて大腮も引っ張ってしまいました ヒィィィィィィァ~~~~
やはり外骨格の中に体液を通さないと真っ直ぐ伸びないようで、
形状記憶でもとに戻ろうとします。
とりあえず曲がり具合を鋭角から鈍角にしてあとは当の虫に任せることにしました。
しかし、羽化中の個体に対して露天掘り+手で触るという暴挙を起こし、
驚いて大腮に体液を送るのをやめてしまったら…
下翅がたためなくなったら…
ショック死したら…
という不安に陥りました。
まァしかし自分で判断してやったものだからその分は覚悟するのが当然ですね。
無事に段階が進んでくれることを祈りつつ温室にビンを戻し…
数時間後…
よく頑張った!!!! 感動した!!!!
まァ意外と羽化中に触っても虫って平気なもんですよね実際…
(ただし、そう云うものだとして自分が安易に触りまくるようになってしまうのだけは嫌です)
実はひそかに、
体がまだ軟らかいギラファ長歯♂が他の種類のそれとは別格に好きだったりします。
共感されないでしょうが、
ギラファのような長い大腮が半々に先っぽが黒・根元が黄色と云うコントラストが
見ていて凄くグッとくるんですよ(笑)
ギラファ♂のテネラル個体ばかりを集めた写真集が欲しいくらいです(爆)
黒一色のギラファがこの瞬間だけ色虫になれるんです。
そして翌日見てみると、
なかなか色が付いていますね。
ただギラファノコギリですから固まるまではかなり時間が掛かるでしょうね。
それまでに極力ディンプルがつかないように放置しませんとね。
…放置出来るかな…あまりにも嬉しすぎてむやみやたらと観察してしまいそうで(苦笑)
なんせサイズがサイズだからねェ………
本日の 日昆の名言
安定した温度管理をするために ~ファン設置~ [飼育ファイル]
先日のニルギリに気を取られ過ぎて他の種類がいつの間にか結構な進展を迎えております。
記事に出来るものは後日まとめるとして、
本日は飼育設備の追加についてです。
約800リットルの第3簡易温室が出来てから2度目の冬を過ごしておりますが、
足置き炬燵・サーモスタットを導入したとはいえ、
この段階では「虫を凍死させない」ようにできただけで、
安定的な温度を、温室内で均一にするまではできませんでした。
部屋ごとエアコンで温度管理している場合なら、
床と天井近くの温度差を逆手にとって上手く管理できるのでしょうが、
非常に狭い簡易温室では扉の開閉や熱源の位置の関係もあって上手くいきません。
そうなるとやはり必要なのが、温室内の空気の流動です。
温室完成当初はあまり気にしていなかったものの、
いざ加温してみると温室内で天井と底の温度差が最高で7~8℃も生じる事には
さすがに真剣に空気循環について考えざるを得ませんでした。
とは言え、そこかしこのホームページで見るような、
自分で配線して空調ファンを取り付ける…なんて器用な真似も技術も無いので
既製品を買うことにしました。
良いのがないかなァ~と探していたところで見つけたのがコレ↓↓
フカダック製の『折りたたみファン』と云う商品。
簡単に考えるところならホームセンターでよく見かける
丸っこい形状のサーキュレーターがあるのですが、
コレの気に入ったポイントの一つはココ↓↓
約5cmと云う薄さ!!!
これならギュウギュウの温室でもいくらでも工夫しようがあるので、
だいぶ前にホームセンターで初めて見たとき第一印象で決めてました(笑)
3段階(弱・中・強)で風量を調節でき、
なおかつ温室内で使うので正直サーキュレーターほどパワフルなものは必要なく、
このファンならそれより若干風力も控えめで消費電力も12Wと省電力。
だからと言って良い面ばかりではありませんでしたが…
スイッチがタッチ操作。
これでは一度通電が遮断されるともう一度タッチしないと通電されない、
つまりコンセントタイマーを使用して一定時刻毎にON/OFFが出来ないんですな。
まぁそのあたりは目を瞑るとして、
価格も代引き料込みでも2,000円(通販で)しなかったので良かったかな~
安物なので早々に壊れてしまいそうな怖さもありますが…
さて、早速温室内にセットしてみました↓↓
いえ、「置き方が変だ」と云うツッコミは心の中でだけしておいてください
一番風がよく通るのはここの配置くらいなので……
矢印(黄)の方向に風を送ります。
暖かい空気を下に送るというやり方になります。
風量も、弱で十分 いや寧ろ強いくらいです。
▼ ▼ ▼ ▼ ▼ ▼ ▼ ▼ ▼ ▼ ▼ ▼ ▼ ▼ ▼ ▼ ▼ ▼ ▼ ▼
さて、効果がどのくらい表れたのか、比較してみました。
左がファン停止時の温度で右が稼動時のもの。
画像上の爬虫類サーモの数字は、
温室上段の現在温度(尚、設定温度は夜間温度設定で23℃)
画像下のデジタル温度計の数字は、
上表示が温室内底面の現在温度
下表示が部屋内の現在温度(床から約1mの高さ)
撮影した時間は画像に写っている通りですが、
部屋の中は日中の最高温度でも8~9℃、冷え込む深夜~朝だと2~4℃になります。
温室内では、サーモのセンサーを室内上段に取り付けていることもあり
室内上段は温度が一定なのですが、
それより下…つまり室内中段~底面は不安定で、ファンが無い状態だと
底面は足置き炬燵の火力が『弱』の場合16~17℃・『中』の場合18~20℃で留まります。
ファンを稼働させてみると、
画像のように室内上段から底面にかけて見事に温度が均一に保たれていることが見て取れます。
ついでに中段の温度計も。
上表示が温室内上段の数字
下表示が温室内中段の数字。
と言ってもこの温度計自体誤差が大きいので数字の正確さには欠けるのですが、
やはり効果は見られます。
(温室内の温度計なので温室の扉を開けて撮ったら温度が変動してしまったみたいです)
△ △ △ △ △ △ △ △ △ △ △ △ △ △ △ △ △ △ △ △
これで漸くまともな温度管理が出来るようになった、と言って良いのでしょうかね?
一定の温度を均一に保つのは、虫の繁殖・育成に効果的な上、
ブリードにおいてより正確なデータを得るのに大いに役立ちますからねぇ。
記事に出来るものは後日まとめるとして、
本日は飼育設備の追加についてです。
約800リットルの第3簡易温室が出来てから2度目の冬を過ごしておりますが、
足置き炬燵・サーモスタットを導入したとはいえ、
この段階では「虫を凍死させない」ようにできただけで、
安定的な温度を、温室内で均一にするまではできませんでした。
部屋ごとエアコンで温度管理している場合なら、
床と天井近くの温度差を逆手にとって上手く管理できるのでしょうが、
非常に狭い簡易温室では扉の開閉や熱源の位置の関係もあって上手くいきません。
そうなるとやはり必要なのが、温室内の空気の流動です。
温室完成当初はあまり気にしていなかったものの、
いざ加温してみると温室内で天井と底の温度差が最高で7~8℃も生じる事には
さすがに真剣に空気循環について考えざるを得ませんでした。
とは言え、そこかしこのホームページで見るような、
自分で配線して空調ファンを取り付ける…なんて器用な真似も技術も無いので
既製品を買うことにしました。
良いのがないかなァ~と探していたところで見つけたのがコレ↓↓
フカダック製の『折りたたみファン』と云う商品。
簡単に考えるところならホームセンターでよく見かける
丸っこい形状のサーキュレーターがあるのですが、
コレの気に入ったポイントの一つはココ↓↓
約5cmと云う薄さ!!!
これならギュウギュウの温室でもいくらでも工夫しようがあるので、
だいぶ前にホームセンターで初めて見たとき第一印象で決めてました(笑)
3段階(弱・中・強)で風量を調節でき、
なおかつ温室内で使うので正直サーキュレーターほどパワフルなものは必要なく、
このファンならそれより若干風力も控えめで消費電力も12Wと省電力。
だからと言って良い面ばかりではありませんでしたが…
スイッチがタッチ操作。
これでは一度通電が遮断されるともう一度タッチしないと通電されない、
つまりコンセントタイマーを使用して一定時刻毎にON/OFFが出来ないんですな。
まぁそのあたりは目を瞑るとして、
価格も代引き料込みでも2,000円(通販で)しなかったので良かったかな~
安物なので早々に壊れてしまいそうな怖さもありますが…
さて、早速温室内にセットしてみました↓↓
いえ、「置き方が変だ」と云うツッコミは心の中でだけしておいてください
一番風がよく通るのはここの配置くらいなので……
矢印(黄)の方向に風を送ります。
暖かい空気を下に送るというやり方になります。
風量も、弱で十分 いや寧ろ強いくらいです。
▼ ▼ ▼ ▼ ▼ ▼ ▼ ▼ ▼ ▼ ▼ ▼ ▼ ▼ ▼ ▼ ▼ ▼ ▼ ▼
さて、効果がどのくらい表れたのか、比較してみました。
左がファン停止時の温度で右が稼動時のもの。
画像上の爬虫類サーモの数字は、
温室上段の現在温度(尚、設定温度は夜間温度設定で23℃)
画像下のデジタル温度計の数字は、
上表示が温室内底面の現在温度
下表示が部屋内の現在温度(床から約1mの高さ)
撮影した時間は画像に写っている通りですが、
部屋の中は日中の最高温度でも8~9℃、冷え込む深夜~朝だと2~4℃になります。
温室内では、サーモのセンサーを室内上段に取り付けていることもあり
室内上段は温度が一定なのですが、
それより下…つまり室内中段~底面は不安定で、ファンが無い状態だと
底面は足置き炬燵の火力が『弱』の場合16~17℃・『中』の場合18~20℃で留まります。
ファンを稼働させてみると、
画像のように室内上段から底面にかけて見事に温度が均一に保たれていることが見て取れます。
ついでに中段の温度計も。
上表示が温室内上段の数字
下表示が温室内中段の数字。
と言ってもこの温度計自体誤差が大きいので数字の正確さには欠けるのですが、
やはり効果は見られます。
(温室内の温度計なので温室の扉を開けて撮ったら温度が変動してしまったみたいです)
△ △ △ △ △ △ △ △ △ △ △ △ △ △ △ △ △ △ △ △
これで漸くまともな温度管理が出来るようになった、と言って良いのでしょうかね?
一定の温度を均一に保つのは、虫の繁殖・育成に効果的な上、
ブリードにおいてより正確なデータを得るのに大いに役立ちますからねぇ。
………ちゃんと成績、上げられるだろうか……
閏日 [〆オキピタリスノコギリ (ヒデオ亜種)]
地球の1年間の日数を補う日でしたか、今日って。
さて、多数の幼虫が採れたグラディアトールメンガタとヒデオイオキピタリスが、
現在多数が蛹化~羽化体勢に移行しています。
ちょっとビンを開けて見てみましょう↓↓
「・・・・・・・・・・。」
皆上(地上)に出てる…
糞が大分粗く散らばった状態でその上に幼虫がのたうち回っている状態。
これらの幼虫はこの後マットを入れ替えて再び潜らせましたが、
実はこれだけではなく、ほぼ全ての幼虫が地上部に出ています。
♀はほとんど羽化してきているのですが、
それもまた、カップのフタ直下に不規則な形の蛹室を作り羽化していました。
そのせいか、羽化に失敗し翅パカになった個体が数個体いました。
これらの原因はおそらくマットにあったのではと思うのですが、
これほど暴れるとなるとガス抜きが不十分であった可能性が高いです。
ぇぇ~…?? 確かきちんとガス抜きしたはずなんだけどなァ…(よく覚えとらんが)
♂幼虫は見事に♀と羽化ズレしているのですが、
最近漸く僅かながら蛹化しました。
その内で一番最初の蛹化個体がこちら↓↓
「・・・・・・・・・。」
言ったでしょ? 皆上に出てきてるんだって! (←威張るな!!)
唯一嬉しい事に長歯型ですが、
このままでは羽化不全直行便なので人工蛹室に移しました。
ちょっとミスって広くし過ぎたけどまぁいいか
もう体の節々が色づいてきて羽化まであと数日です。
ところで、シムルゥのオキピって♂の頭部が黒くなる事が特徴的ですが、
だいぶ黒一色に近づくものもあればオレンジの範囲が結構広いものまで変異が大きいですよね?
アレって何が要因なんでしょうかね~。
同じ親からどちらも出てくるので血統は関係ないでしょうから
蛹時代の温度ですかね…?
昼行性の昆虫ですから頭部の黒みは太陽光の吸収率と大きく関係があるでしょうしね。
さて、多数の幼虫が採れたグラディアトールメンガタとヒデオイオキピタリスが、
現在多数が蛹化~羽化体勢に移行しています。
ちょっとビンを開けて見てみましょう↓↓
「・・・・・・・・・・。」
皆上(地上)に出てる…
糞が大分粗く散らばった状態でその上に幼虫がのたうち回っている状態。
これらの幼虫はこの後マットを入れ替えて再び潜らせましたが、
実はこれだけではなく、ほぼ全ての幼虫が地上部に出ています。
♀はほとんど羽化してきているのですが、
それもまた、カップのフタ直下に不規則な形の蛹室を作り羽化していました。
そのせいか、羽化に失敗し翅パカになった個体が数個体いました。
これらの原因はおそらくマットにあったのではと思うのですが、
これほど暴れるとなるとガス抜きが不十分であった可能性が高いです。
ぇぇ~…?? 確かきちんとガス抜きしたはずなんだけどなァ…(よく覚えとらんが)
♂幼虫は見事に♀と羽化ズレしているのですが、
最近漸く僅かながら蛹化しました。
その内で一番最初の蛹化個体がこちら↓↓
「・・・・・・・・・。」
言ったでしょ? 皆上に出てきてるんだって! (←威張るな!!)
唯一嬉しい事に長歯型ですが、
このままでは羽化不全直行便なので人工蛹室に移しました。
ちょっとミスって広くし過ぎたけどまぁいいか
もう体の節々が色づいてきて羽化まであと数日です。
ところで、シムルゥのオキピって♂の頭部が黒くなる事が特徴的ですが、
だいぶ黒一色に近づくものもあればオレンジの範囲が結構広いものまで変異が大きいですよね?
アレって何が要因なんでしょうかね~。
同じ親からどちらも出てくるので血統は関係ないでしょうから
蛹時代の温度ですかね…?
昼行性の昆虫ですから頭部の黒みは太陽光の吸収率と大きく関係があるでしょうしね。