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青森県の希少な野生昆虫 第4幕 [青森の昆虫事情]

(2019年7月18日 画像・説明追加)

前記事からの続き、Cランク後編です。





希少野生生物 (Cランク)
・ ・ ・ つ づ き ・ ・ ・


コウチュウ目 ホタル科
ゲンジボタル

《青森県では》
青森市八甲田山鏡沼、十和田市蔦、中泊町下高根・小泊冬部川、弘前市、大鰐町、
平川市、黒石市、西目屋村、むつ市新助川・脇野沢、東通村大沼、八戸市
などから記録がある。
本県が分布の北限。

《 コメント 》
そういえば近年、各地で養殖したゲンジを川へ放流するなんて活動がありますが、
東日本と西日本で発光の点滅周期が違う事を主催側はちゃんと配慮しているのでしょうか?
それも気にせず彼方此方に放流しているのであれば、
遺伝子汚染も甚だしいですね。



コウチュウ目 カミキリムシ科
ヒゲブトハナカミキリ
ヒゲブトハナカミキリ 青森県.JPG
(2017年7月・十和田市)
《青森県では》
成虫はノリウツギの花に集まると言われている。
本県では、十和田湖周辺、弘前市相馬で採集され
1954年8月22日×1、1978年7月25日×1♂、1987年8月8日×1♂記録がある。



コウチュウ目 カミキリムシ科
ミチノクケマダラカミキリ

《青森県では》
山地の草原にて観察される。
本県では1974年5月21日に1♀記録がある。



コウチュウ目 カミキリムシ科
ヒメビロウドカミキリ

《青森県では》
低地の草原に生息。
海岸域で採集され、1991年7月27日に深浦町で2個体、
1992年7月25日~同年8月29日に深浦町岩崎で数十個体、
1995年7月9日に深浦町岩崎で9個体が採集されている。



コウチュウ目 ハムシ科
キアシネクイハムシ

《青森県では》
県内では三沢市仏沼、野辺地町巫子沼、深浦町追良瀬川などから記録がある。
灯火にも飛来する。
全国的に分布が局所的。



コウチュウ目 ハムシ科
キイロカメノコハムシ

《青森県では》
八戸市是川・新井田・白浜・種差~大久喜、階上町小船渡・階上岳、
黒石市黒森山、東通村尻屋崎などから記録がある。
ナデシコ科の植物が主食。



コウチュウ目 ハムシ科
ベニカメノコハムシ

《青森県では》
1933年猿倉温泉で初めて記録された。
十和田市・睡蓮沼など、八甲田山地で記録が多いが八戸市からも記録がある。
湿地帯のミズギクが食草。



コウチュウ目 ハムシ科
スジキイロカメノコハムシ

《青森県では》
八戸市、同市大久保などで記録がある。
アカザが食草として確認されている。



コウチュウ目 ハムシ科
オオルリハムシ
オオルリハムシ.JPG
(2014年6月14日・つがる市)
CA3I0193.JPG
(2019年7月19日・三沢市)
《特徴・生態》
体長11~15mm。
体色は金緑色・赤褐色・赤銅色・他バリエーションがあり2色3色のものもいる。
シロネやヒメシロネが食草として観察されている。

《青森県では》
本県が北限で、文献も含む記録では、つがる市平滝沼・牛滝沼、五所川原市十三、
東通村下田代・野牛沼、野辺地町巫女沼、六ヶ所村柳沼・鷹架沼・二又・内沼、
三沢市仏沼・姉沼、八戸市市川・桔梗野などがある。



ハチ目 オナガコバチ科
オナガアシブトコバチ

《青森県では》
オオカマキリに寄生。
八戸市、つがる市平滝沼、黒石市から観察例がある。



ハチ目 アナバチ科
ニッポンハナダカバチ
ニッポンハナダカバチ.JPG
(2015年8月中旬・三沢市)
《青森県では》
海岸の砂丘地に生息。
日本海側と太平洋側が主だが陸奥湾沿岸にも一部生息地がある。
成虫は7~9月に活動。



ハチ目 アナバチ科
シモヤマギングチ
青森県産シモヤマギングチ.jpg
(2017年8月6日・十和田市)
《特徴・生態》
体長10mmほどで頭部が大きく太体型。全身黒色で上唇の銀毛を欠く。
十和田山地から得られた1個体を基に1958年に新種記載。
県外では1983年に福井県大野市で2頭、2001年に栃木県旧藤原町で1頭、
2013年に福島県三島町で1頭の報告のみ。
成虫は7~9月に活動。ブナの立ち枯れに営巣しハエの幼虫を狩って餌とする。
尚、種名は旧平賀町の昆虫研究家・故下山健作氏(旧相馬村出身)に因む。

《青森県では》
昭和に計2個体の観察後、35年間記録が無かったが、
1997年八甲田山地から新発見され、2017年十和田市内で再発見された。



ハチ目 アナバチ科
ササキリギングチ

《青森県では》
十和田山地、八甲田山地、白神山地、戸来岳、旧川内町などから得られている。
成虫は7~8月に活動。



ハチ目 アナバチ科
ニトベギングチ
ニトベギングチ.jpg
(2016年7月下旬・十和田市)
《青森県では》
白神山地、相馬、青森、旧十和田湖町、田子町、小泊などから記録がある。
成虫は7~9月に活動。



ハチ目 ヒメハナバチ科
エチゼンヒメハナバチ

《青森県では》
弘前市岩木川河川敷でのみ見られる。
成虫は4月下旬に出現する。



ハチ目 ケアシハナバチ科
シロアシクサレダマバチ

《青森県では》
岩木山麗の長平・弥生・岳温泉、黒石市、菱喰山、川原平、夏泊半島などで、
本州では本県のみ。
成虫は7月下旬~8月に活動。



ハエ目 カ科
トワダオオカ
GRL_0012.JPG
(2016年7月・青森市)
《特徴・生態》
体長10~14mm。北海道・本州・四国・九州に分布。
幼虫は木の窪みや洞に溜まった水に棲み、ヤブカなどの他の幼虫を捕食する。
成虫は胸部~腹部が青藍色で口吻は屈曲している。
吸血性ではなく訪花し吸蜜性。

《青森県では》
青森市梵珠山・酸ヶ湯、黒石市浅瀬石川流域、十和田市焼山・休屋・御鼻部山・猿倉・蔦、
平川市沖揚平、むつ市川内、西目屋村大川・湯ノ沢、鰺ヶ沢町櫛石山・赤石川
などから記録がある。



チョウ目 メイガ科
ソトシロスジミズメイガ

《青森県では》
大変希少な種で、本州では本県の東通村大利などからしか記録がない。



チョウ目 セセリチョウ科
アオバセセリ

《青森県では》
県南の名久井岳や、深浦町などの西海岸地方、青森市梵珠山
限定された生息圏があり、
弘前市久渡寺山や青森市高野山などにも記録がある。
6月と8月に発生。



チョウ目 セセリチョウ科
ミヤマチャバネセセリ

《青森県では》
平地から山地の草原に広く記録がある。
つがる市屏風山一帯には以前多産地があった。
5月と8月を中心に発生。



チョウ目 セセリチョウ科
オオチャバネセセリ

《青森県では》
平地から山地にかけて明るい田畑に接した草地・林縁・草原に生息。
7~9月に発生。
県内各地で観察されている。



チョウ目 セセリチョウ科
スジグロチャバネセセリ

《青森県では》
明るい林内や林縁に生息、イネ科植物を食草とする。
発生は7~8月。
県内に広く分布するが局所的で産地も限定的。
1990年代から減少傾向(セセリチョウ科はほとんどこれに当てはまる)。



チョウ目 シロチョウ科
ヒメシロチョウ

《青森県では》
平地から低山地にかけての沼・河川・の土手、田畑の縁、山間・林縁の草地で見られる。
4月下旬~9月の年3回発生。
県内各地に分布しているが開発により減少傾向。



チョウ目 シジミチョウ科
ヒメシジミ

《青森県では》
道路沿いの荒地・山腹斜面・谷筋沿いの草地・休耕田周辺などで
県内各地に離散的に分布しているがいずれも減少傾向。



チョウ目 シジミチョウ科
ウラナミアカシジミ

《青森県では》
低標高地・里山のコナラ・ミズナラ帯に生息。
6月下旬~7月中旬に発生。
コナラが食草。



チョウ目 シジミチョウ科
ゴマシジミ

《青森県では》
湿原・田畑の近傍・休耕田・荒地などでナガボノシロワレモコウが繁茂する地域に生息。
幼虫期後半はクシケアリ類の巣内でアリの幼虫を食する。
7月下旬~8月に発生。



チョウ目 シジミチョウ科
ミヤマカラスシジミ

《青森県では》
7~8月に発生。
明るい雑木林から林縁や湿原に生息。



チョウ目 テングチョウ科
テングチョウ

《青森県では》
エゾエノキが幼虫の食草。
八戸市、名川町、田子町、新郷村、階上町、青森市、平川市、黒石市、
小泊村、深浦町で記録があり、比較的南部方面が多い。



チョウ目 タテハチョウ科
ホシミスジ

《青森県では》
県南方面のみに分布、県内では1962年に八戸市是川で初記録される。
他、南部町、五戸町、三戸町で確認されている。
6月中旬~8月下旬に発生。



チョウ目 タテハチョウ科
オオムラサキ
オオムラサキ.JPG
(2016年7月下旬・十和田市)
《青森県では》
エゾエノキが食草。
7月上旬~8月上旬に発生。



チョウ目 タテハチョウ科
ヒョウモンチョウ

《青森県では》
県内では各所で見られる。
7~8月に発生。



チョウ目 タテハチョウ科
ウラギンスジヒョウモン

《青森県では》
平地から低山地の田畑周辺や林縁の草地で見られる。
7月から発生後、一時休眠体制に入り8月後半~9月に再び現れる。



チョウ目 ジャノメチョウ科
ヒカゲチョウ

《青森県では》
新郷村平子沢・迷ヶ平、十和田市焼山・仙人平などから記録があり稀。
県内では7月下旬~8月上旬に発生。



チョウ目 シャクガ科
クロフカバシャク

《青森県では》
平川市唐竹、弘前市和徳町の記録のみ。



チョウ目 シャクガ科
エゾヤエナミシャク

《青森県では》
つがる市高山稲荷、東通村大利から記録がある。



チョウ目 シャクガ科
シロマダラカバナミシャク

《青森県では》
青森市大滝平、三沢市仏沼から記録がある。



チョウ目 シャクガ科
フチグロトゲエダシャク

《青森県では》
4~5月上旬に出現。
岩木川下流の河川敷とその周辺の田畑地でのみ見られる。



チョウ目 ヤガ科
ダイセツヤガ

《青森県では》
八甲田山からのみ記録があり、最近では青森市大岳



チョウ目 ヤガ科
ヨスジカバイロアツバ

《青森県では》
国内では北海道~青森県~秋田県からのみ得られ、
つがる市平滝沼・大滝沼・ベンセ沼・筒木坂、
東通村大利、三沢市仏沼などの湿地帯から記録がある。



チョウ目 ヤガ科
ミスジキリガ

《青森県では》
青森市梵珠山・浅虫・大谷・大釈迦・高田・谷地山から記録されている。
カシワ林に生息。



チョウ目 ヤガ科
ガマヨトウ

《青森県では》
つがる市大滝沼・平滝沼、東通村大利、三沢市仏沼の湿地から観察されている。



チョウ目 ヤガ科
オオチャバネヨトウ

《青森県では》
7~8月に出現。
黒石市境松・軍馬平、つがる市ベンセ沼で各地で1個体が記録されるのみ。




ここでよ~~~~~~ぅやくCランクお終いです。

しかし書いているとほんとにね、言葉の選び方がシビアですね。
特に、『出現』『発生』とかのニュアンスの違いとか、
同じようで違うでしょうからね…きちんと逐一確認して入力していかないと。
(それでも合ってない部分もいくつかあると思うけど…)



チョウの分野はホントに苦手だわ…俺。


データは青森県レッドリスト2010年改訂版から抜粋・加筆

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青森県の希少な野生昆虫 第5幕 [青森の昆虫事情]

(2017年7月25日画像・説明追加)

青森県の希少な野生昆虫リスト、第5幕にまで続いてしまいました。

EXランクからCランクまでこれまでリストアップしてきましたが、
残すところあとDLPランクだけとなりました。(あァァ~~~長かったァ、まぢキツかったヨ)

しかしここからがまた長くって、
紹介数がCランクどころではないので
ちょっとスペースを節約してリストアップしていくことにして、
主な詳細説明は

県内からの記録産地

成虫が発生(出現)する期間(時期)

特記事項

のみにしていくことにします。





要調査野生生物 (Dランク)


トビムシ目 シロトビムシ科
エビガラトビムシ
《青森県では》
弘前市(岩木山)、黒石市青荷で雪上やコケで採集記録がある。



トビムシ目 ヤマトトビムシ科
エサキウミトビムシ
《青森県では》
青森市浅虫の海岸の石下で1950年代頃確認されたが以降の記録は無い。



トビムシ目 イボトビムシ科
キボシアオイボトビムシ
《青森県では》
黒石市中野山から採集され新種記載された後、
黒石市青荷、むつ市恐山などで記録がある。



トビムシ目 マルトビムシ科
コシダカマルトビムシ
《青森県では》
平川市竹館、黒石市青荷、むつ市北国山などで記録がある。
青森県の固有種。



トビムシ目 マルトビムシ科
ミツワマルトビムシ
《青森県では》
黒石市青荷・山形、むつ市恐山、八甲田大岳などから記録がある。
青森県の固有種。



バッタ目 コオロギ科
エゾエンマコオロギ
《青森県では》
正式な記録では、2001年に八戸市馬淵川河川敷で見つかっている。



バッタ目 マツムシ科
カヤコオロギ
《青森県では》
弘前市折笠山、五所川原市相内、つがる市旧森田村から確認されている。



バッタ目 バッタ科
ショウリョウバッタモドキ
《青森県では》
弘前市、黒石市、つがる市森田、三戸町から記録があるが、
最近では1991年のつがる市平滝沼からしかない。



バッタ目 バッタ科
カワラバッタ
《青森県では》
弘前市、黒石市浅瀬石からの記録のみ。



バッタ目 バッタ科
セグロバッタ
《青森県では》
弘前市、黒石市、八戸市から記録があるが戦前のもので以降記録無し。



バッタ目 ヒシバッタ科
トゲヒシバッタ
《青森県では》
つがる市平滝沼に初記録がある以降記録はないが
他につがる市旧森田村と黒石市の標本が確認されている。



ガロアムシ目 ガロアムシ科
ガロアムシ
《青森県では》
成虫は大鰐町と弘前市で1個体ずつ記録があり
幼虫では石川、久渡寺、雷山で確認されている。



カメムシ目 ツノゼミ科
ニトベツノゼミ
《青森県では》
十和田市三本木で得られた1♀により記載され、本県では以降採集されていない。



カメムシ目 ナガカメムシ科
ハマベナガカメムシ
《青森県では》
つがる市旧木造町から記録が1例あるのみ。



カメムシ目 ツチカメムシ科
シロヘリツチカメムシ
《青森県では》
弘前市、八戸市からの標本が確認されている。



アミメカゲロウ目 センブリ科
ウスバセンブリ
《青森県では》
青森市田代平、むつ市旧大畑町三右衛門沢の2例が記録されている。



コウチュウ目 オサムシ科
チョウカイヒメクロオサムシ
《青森県では》
八甲田(大岳・高田大岳)・城ヶ倉、弘前市岳・岩木山、深浦町白神岳から記録されている。



コウチュウ目 オサムシ科
シラカミナガチビゴミムシ
《青森県では》
深浦町天狗峠・青池・白神岳・一ツ森、鰺ヶ沢町乱岩ノ森・二ツ森から記録がある。



コウチュウ目 オサムシ科
ミツメナガチビゴミムシ
《青森県では》
1992年大鰐町十和田山から記録され新種記載後記録が無い。



コウチュウ目 オサムシ科
イワキナガチビゴミムシ
《青森県では》
岩木山、八甲田山の高山帯に分布。



コウチュウ目 オサムシ科
フトクチヒゲヒラタゴミムシ
《青森県では》
大鰐町早瀬野からの記録がある。



コウチュウ目 オサムシ科
オオヒョウタンゴミムシ
《青森県では》
深浦町の海岸などで採集例がある。



コウチュウ目 オサムシ科
クマガイクロアオゴミムシ
《青森県では》
岩木川河口部を中心に極限的に分布している。



コウチュウ目 ゲンゴロウ科
シマゲンゴロウ
《青森県では》
かつての産地も今は非常に観察例が少なく、
最近の正式な報告は横浜町、三戸町のみ。



コウチュウ目 コツブゲンゴロウ科
ヒゲブトコツブゲンゴロウ(ヒメコツブゲンゴロウ)
《青森県では》
屏風山湖沼郡、岩木川下流域、下北半島に分布する。



コウチュウ目 クワガタムシ科
オオクワガタ
CA3I0717.JPG
(2015年7月・十和田市)
《青森県では》
八甲田山を中心に分布する。
青森市、十和田市、新郷村などから報告がある。



コウチュウ目 コガネムシ科
ミヤマダイコクコガネ
ミヤマダイコクコガネ.JPG
(2009年7月・十和田市)
《特徴・生態》
体長17~24mm。頭循の中央は切れ込みがあり前胸前縁は角張らず丸くなる。
成虫は5~10月に発生、鹿・牛・馬・人などの糞に集まる。

《青森県では》
八甲田山地の放牧場を中心に観察例が多数あり、
青森市田代平・寒水沢・萱野茶屋、平川市湯ノ沢、むつ市大室平、
十和田市蔦・焼山から記録がある。



コウチュウ目 オオキノコムシ科
カタアカチビオオキノコムシ
《青森県では》
平川市葛川・井戸沢・温川・大木平・小木平・砂子沢から記録がある。



コウチュウ目 テントウムシ科
ババヒメテントウ
《青森県では》
西目屋村乳穂の滝、つがる市カクレ沼から記録がある。



コウチュウ目 テントウムシ科
ムナグロチャイロテントウ
《青森県では》
六ヶ所村尾駮沼から記録がある。



コウチュウ目 カミキリムシ科
ホクチチビハナカミキリ
《青森県では》
北海道と青森県にのみ分布。
深浦町、中泊町小泊から記録がある。



コウチュウ目 カミキリムシ科
ヤマトキモンハナカミキリ
《青森県では》
クリの花上から採集されており、
弘前市・(旧岩木町)、中泊町小泊などから記録がある。



コウチュウ目 カミキリムシ科
イガブチヒゲハナカミキリ
《青森県では》
弘前市相馬、大鰐町で記録されている。



コウチュウ目 カミキリムシ科
オオハナカミキリ
《青森県では》
十和田市、八甲田山系で記録があり、
最近は1998年8月19日に十和田市谷地から記録がある。



コウチュウ目 カミキリムシ科
コウヤホソハナカミキリ
《青森県では》
ノリウツギの花で採集され、
弘前市相馬で数個体記録がある。



コウチュウ目 カミキリムシ科
ヒゲジロホソコバネカミキリ
《青森県では》
平川市大木平、十和田と、1997年に中泊町小泊で採集記録がある。



コウチュウ目 カミキリムシ科
オニホソコバネカミキリ
青森県産オニホソコバネカミキリ
(2014年・五所川原市)
青森県産オニホソコバネカミキリ2.JPG
(2017年7月24日・五所川原市)
《分布・生態》
日本固有種で北海道~九州まで分布しており屋久島には別亜種g.akiyamaiがいる。
体長はおよそ15~40mm。
成虫は7~8月に発生し、クワ・ケヤキ・トチノキ等の古木のコルク質部や泥部(腐植質部)に産卵する。

《青森県では》
十和田市、五所川原市市浦での記録がある。



コウチュウ目 カミキリムシ科
ヨコヤマヒメカミキリ
《青森県では》
鰺ヶ沢町、中泊町三角山の海岸近くで採集される。



コウチュウ目 カミキリムシ科
サドチビアメイロカミキリ
《青森県では》
平川市平賀と大鰐町の記録がある。
以後の採集例が無い。



コウチュウ目 カミキリムシ科
ホソツヤヒゲナガコバネカミキリ
《青森県では》
鰺ヶ沢町然ケ岳での採集例がある。



コウチュウ目 カミキリムシ科
オダヒゲナガコバネカミキリ
《青森県では》
ミズキの花から採集される。
十和田市猿倉温泉付近でのみ観察される。



コウチュウ目 カミキリムシ科
ムモンベニカミキリ
《青森県では》
階上町名久井岳や弘前市相馬での記録がある。



コウチュウ目 カミキリムシ科
ハセガワトラカミキリ
《青森県では》
佐井村からの記録がある。
ヤマブドウやノブドウに寄生する。



コウチュウ目 カミキリムシ科
トウホクトラカミキリ
《青森県では》
弘前市藍内、むつ市湯ノ沢、十和田市宇樽部、
横浜町八郎烏帽子、中泊町小泊などの記録がある。



コウチュウ目 カミキリムシ科
ヒトオビチビカミキリ
《青森県では》
弘前市座頭石・久渡時山・相馬、五所川原市での観察例がある。



コウチュウ目 カミキリムシ科
ホンドアカガネカミキリ
《青森県では》
八甲田山系、むつ市川内、岩木山での採集例がある。



コウチュウ目 カミキリムシ科
ヨコヤマヒゲナガカミキリ
GRL_0001.JPG
(2015年9月・青森市)
《生態》
ブナ帯に生息し、成虫はブナ高木の樹冠付近で後食する。成虫は8~9月に発生。
《青森県では》
深浦町白神岳、鰺ヶ沢町櫛石山、青森市梵珠山沢内沢、中泊町小泊
記録がある。



コウチュウ目 カミキリムシ科
トホシカミキリ
《青森県では》
平川市滝ノ沢で記録があるが以降採集例が無い。

《コメント》
いやいや、普通に見たよ!!?(汗)



コウチュウ目 カミキリムシ科
ヤツボシカミキリ
《青森県では》
平川市大木平、鰺ヶ沢町、青森市城ヶ倉での記録がある。



コウチュウ目 カミキリムシ科
シロオビドイカミキリ
《青森県では》
県内での記録は十和田市猿倉温泉付近で
アオモリトドマツから羽脱した2個体以外記録が無い。



コウチュウ目 ハムシ科
オオヨモギハムシ
《青森県では》
中泊町小泊・冬部沢・袰月、深浦町十二湖・追良瀬川、五所川原市旧金木町、
外ヶ浜町算用師、岩木山、鰺ヶ沢町真瀬岳、東通村桑畑山などから記録がある。



コウチュウ目 ハムシ科
クロスジカメノコハムシ
《青森県では》
県内では2002年黒石市黒森山が初記録。
青森市合子沢・小館、平川市軍馬平など低山地で記録されている。




Dランクは第6幕へ続きます


※データは青森県レッドリスト2010年改訂版から抜粋・加筆


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青森県の希少な野生昆虫 第6幕 [青森の昆虫事情]

(2018年7月13日画像・説明追加)

1週間ほど前に始まった「青森県の希少な野生昆虫シリーズ」も
6回目を迎えた今回をもちましてようやく最終回と相成りました。

このシリーズは2009年5月末に始めた本ブログ中で一番、
記事作成時間が長く掛かりました。
時間を見つけてちまちま記事を作っていたのですがようやく終わりました、ふぅ~

さて、今回は昨日に引き続きDランクの後半からになります。
第5幕では、トビムシ目・バッタ目・ガロアムシ目・カメムシ目・
アミメカゲロウ目・コウチュウ目をリストアップしてきましたが、
今回は、ハチ目・チョウ目とLPランクの昆虫です。





要調査野生生物 (Dランク)
・ ・ ・ つ づ き ・ ・ ・


ハチ目 ナギナタハバチ科
トガシオオナギナタハバチ
CA3I0749.JPG
(2018年6月3日・十和田市)
《青森県では》
1999年に十和田市蔦温泉付近で1♀が見つかっているのみ。
成虫は5~6月に出現する。



ハチ目 シリアゲコバチ科
オキナワシリアゲコバチ
《青森県では》
弘前市、八戸市から得られている。
成虫は8月頃に出現する。



ハチ目 セイボウ科
オオセイボウ
オオセイボウ.JPG
(2016年9月上旬・鰺ヶ沢町)
《青森県では》
黒石市、鰺ヶ沢町で記録されている。
成虫は8~9月に出現する。



ハチ目 ベッコウバチ科
イワタツツベッコウ
《青森県では》
古い記録では青森市浅虫のみだったが近年岩木山麗でも見つかっている。
成虫は6月頃から出現。



ハチ目 ベッコウバチ科
フタモンベッコウ
《青森県では》
青森市横内、黒石市、つがる市旧森田村、八戸市で記録がある。



ハチ目 ドロバチ科
オオハムシドロバチ
《青森県では》
西目屋村、黒石市、平川市平賀、弘前市座頭石などの低山地で見つかっている。
成虫は7~8月に発生。



ハチ目 アナバチ科
ミカドジガバチ
《青森県では》
白神・八甲田・十和田の各山地で見つかっている。



ハチ目 アナバチ科
ヤマトコトガタバチ
《青森県では》
つがる市旧木造町館岡とつがる市平滝沼の僅かな採集例しかない。



ハチ目 アナバチ科
コウノスジガバチモドキ
《青森県では》
新種記載に使われたつがる市旧木造町の記録がある。
成虫は8月に活動する。



ハチ目 アナバチ科
シモヤマジガバチモドキ
《青森県では》
十和田山地からのみ得られている。
成虫は9月に活動する。



ハチ目 アナバチ科
エゾアリマキバチ
《青森県では》
黒石市で4個体採集記録がある。
詳しい生態は不明。



ハチ目 アナバチ科
アギトギングチ
《青森県では》
1984年に十和田市宇樽部・休屋で採集されて以降記録が無い。
詳しい生態は不明。



ハチ目 アナバチ科
キスケギングチ
《青森県では》
平川市旧平賀町からの2個体しか採集例がない。
成虫は7~8月に活動する。



ハチ目 アナバチ科
コシジロギングチ
《青森県では》
平川市平賀、黒石市、梵珠山、弘前市相馬などで採集記録がある。
成虫は6~7月に活動する。



ハチ目 アナバチ科
キユビギングチ
《青森県では》
十和田山地から得られている。
成虫は6~8月に活動する。



ハチ目 アナバチ科
ハクトウアワフキバチ
《青森県では》
弘前市岩木山・相馬、黒石市で確認されている。
成虫は6月頃に活動する。



ハチ目 アナバチ科
マエダテツチスガリ
《青森県では》
大鰐町、平川市碇ヶ関・平賀の低山地で得られている。



ハチ目 コハナバチ科
ヤスマツフシダカコンボウハナバチ
《青森県では》
岩木山麗、平川市碇ヶ関、青森市で得られている。
成虫は8月上旬から9月中旬に発生する。



ハチ目 ケアシハナバチ科
シロスジフデアシハナバチ
《青森県では》
尾駮沼周辺と十三潟周辺で得られている。
成虫は9月頃出現する。



ハチ目 ハキリバチ科
クズハキリバチ
《青森県では》
黒石市と岩木山百沢だけで得られている。
成虫は8月に現れる。



ハチ目 コシブトハナバチ科
カグヤキマダラハナバチ
《青森県では》
過去の記録では岩木山で3個体が得られているのみ。
成虫は8~9月に活動する。



ハチ目 コシブトハナバチ科
オカモトキマダラハナバチ
《青森県では》
弘前市内と岩木山麗のみで得られている。
成虫は7~8月頃に活動する。



ハチ目 コシブトハナバチ科
ハイイロヒゲナガハナバチ
《青森県では》
深浦町だけで得られている。
成虫は6~7月に現れる。



ハチ目 ミツバチ科
ニセハイイロマルハナバチ
《青森県では》
毛無山と五戸町だけで得られている。



チョウ目 メイガ科
ヒメキテンシロツトガ
《青森県では》
つがる市大滝沼・ベンセ沼などの湿地帯から記録がある。



チョウ目 メイガ科
モリオカツトガ
《青森県では》
東通村大利から記録がある。



チョウ目 カギバガ科
マンレイカギバ
《青森県では》
八甲田山湯ノ澤、青森市駒込、深浦町十二湖からの記録がある。



チョウ目 トガリバガ科
ナガトガリバ
《青森県では》
南部町名久井岳、深浦町十二湖で記録がある。



チョウ目 シャクガ科
ヨツモンマエジロアオシャク
《青森県では》
深浦町十二湖と野辺地町烏帽子岳から記録されている。



チョウ目 シャクガ科
チャホシホソバナミシャク
《青森県では》
1984年の新種記載で使われた東通村大利が知られている。
詳しい分布や生態は不明。



チョウ目 シャクガ科
シラナミナミシャク
《青森県では》
1979年に田子町白萩平から記録されている。



チョウ目 シャクガ科
ギフウスキナミシャク
《青森県では》
つがる市ベンセ沼・平滝沼、青森市月見野・新城・高田・朝日山から記録がある。



チョウ目 シャクガ科
キジマソトグロナミシャク
《青森県では》
鰺ヶ沢町二ツ森、青森市滝沢、十和田市焼山・子ノ口から記録がある。



チョウ目 シャクガ科
トビスジトガリナミシャク
《青森県では》
つがる市平滝沼から記録されている。



チョウ目 シャクガ科
ホソスジハイイロナミシャク
《青森県では》
十和田市睡蓮沼から記録されている。



チョウ目 シャクガ科
ヒメウラベニエダシャク
《青森県では》
青森市雲谷・田茂木野・矢田・高田・滝沢、東通村大利で記録されている。



チョウ目 シャクガ科
カバシャク
《青森県では》
青森市田代平、大鰐町高野新田などの記録がある。
4月下旬~5月に出現、昼行性。



チョウ目 スズメガ科
イブキスズメ
《青森県では》
青森市朝日山、野辺地町烏帽子岳から記録されている。



チョウ目 スズメガ科
ミスジビロードスズメ
《青森県では》
十和田市蔦、鰺ヶ沢町二ツ森で確認されている。



チョウ目 スズメガ科
コウチスズメ
《青森県では》
津軽湯の沢、蔦ダムでの記録がある。



チョウ目 シャチホコガ科
ヘリスジシャチホコ
《青森県では》
東通村大利から得られている。
詳しい生態は不明。



チョウ目 シャチホコガ科
アマギシャチホコ
《青森県では》
十和田市蔦、新郷村迷ヶ平で記録されている。



チョウ目 コブガ科
キタオオコブガ
《青森県では》
青森市新城・滝沢・矢田で記録がある。
詳しい生態は不明。



チョウ目 ヤガ科
オオモリケンモン
《青森県では》
青森市朝日山で記録されている。



チョウ目 ヤガ科
ネジロシマケンモン
《青森県では》
十和田市焼山からの記録がある。
詳しい生態は不明。



チョウ目 ヤガ科
タテスジケンモン
《青森県では》
湿地帯に生息し、東通村小田野沢・大利・野牛、六ヶ所村鷹架沼・内沼、
三沢市仏沼、小川原湖、下北半島での記録がある。



チョウ目 ヤガ科
ウスハイイロケンモン
《青森県では》
十和田市焼山から1♂採集された記録がある。
詳しい生態は不明。



チョウ目 ヤガ科
ヘリボシキノコヨトウ
《青森県では》
十和田市蔦から1♂の記録がある。



チョウ目 ヤガ科
オオシラホシヤガ
《青森県では》
つがる市亀ヶ岡で2個体が記録されている。



チョウ目 ヤガ科
クロヤガ
《青森県では》
青森市城ヶ倉、鰺ヶ沢町赤石川で記録がある。
昼夜の観察例がある。



チョウ目 ヤガ科
オイワケクロヨトウ
《青森県では》
平川市軍馬平からの記録がある。



チョウ目 ヤガ科
シロオビヨトウ
《青森県では》
屏風山や鷹架沼で記録されている。



チョウ目 ヤガ科
ギンモンセダカモクメ
《青森県では》
つがる市屏風山、七戸町榎林で確認されている。



チョウ目 ヤガ科
ハマセダカモクメ
《青森県では》
国内での記録は非常に少ない。
県内では1977年8月の深浦町岩崎の海岸沿いで1♂が記録されている。



チョウ目 ヤガ科
セブトモクメヨトウ
《青森県では》
つがる市高山稲荷、野辺地町烏帽子岳の記録がある。



チョウ目 ヤガ科
エゾスジヨトウ
《青森県では》
東通村大利で確認されている。



チョウ目 ヤガ科
ヨコスジヨトウ
《青森県では》
つがる市平滝沼を含む屏風山地域で確認されている。



チョウ目 ヤガ科
ウスキモンヨトウ
《青森県では》
唯一東通村小野田沢から1♂のみ記録されている。
詳しい生態は不明。



チョウ目 ヤガ科
シロミミチビヨトウ
《青森県では》
つがる市屏風山で記録されている。



チョウ目 ヤガ科
ハイイロヨトウ
《青森県では》
青森市萱野茶屋・魔ノ岳、十和田市焼山、平川市軍馬平、黒石市黒森山
で確認されている。



チョウ目 ヤガ科
ウスクモヨトウ
《青森県では》
田子町白萩平から記録されている。



チョウ目 ヤガ科
ホソバウスキヨトウ
《青森県では》
1986年東通村尻屋崎の記録がある。



チョウ目 ヤガ科
ヒメシロテンアオヨトウ
《青森県では》
八甲田大岳、十和田市子ノ口で記録されている。



チョウ目 ヤガ科
アルプスギンウワバ
《青森県では》
八甲田山(千人岱・大岳など)から記録されている。
昼夜観察できる。



チョウ目 ヤガ科
ヒメシロシタバ
《青森県では》
つがる市大滝沼・平滝沼、弘前市岳・悪戸などから記録がある。



チョウ目 ヤガ科
フシキキシタバ
《青森県では》
県内では弘前市旧岩木町百沢で採集された2個体しか記録が無い。
食樹はクヌギだが、県内にクヌギは自生しておらず
県内各地に点在する植樹されたクヌギに依存しているのか
他の樹種を食樹としているのかはっきりしていない。



チョウ目 ヤガ科
ウゴウンモンツマキリアツバ
《青森県では》
青森市新城・矢田、東通村大利、鰺ヶ沢町長沢、弘前市岩木山柴柄沢
などで記録されている。



チョウ目 ヤガ科
ハスオビアツバ
《青森県では》
三沢市仏沼、つがる市屏風山(平滝沼・ベンセ沼)、東通村大利、六ヶ所村鷹架沼
から記録されている。



チョウ目 ヤガ科
カサイヌマアツバ
《青森県では》
1981年・1982年につがる市平滝沼湖畔で採集された記録がある。




地域限定希少野生生物 (LPランク)


コウチュウ目 テントウムシ科
ルイヨウマダラテントウ 十和田市蔦個体群

《分布》
北海道~本州(岐阜県)に分布。
ルイヨウボタンを主食にする個体群とジャガイモを主食にする個体群があり
本地域の個体群はルイヨウボタンを主食としている。
県内では産地が点在している。

《備考》
本種は当地域をタイプ産地として記載された。
食草自体は国立公園内のため保護されているが個体数が年々減少している。
(本項では、個体数減少は採集によるものが原因の一つではないかと締めくくられている)

《コメント》
あちこちで「採集が激減の要因」と書かれたりするけど
なんか納得ができる言い訳が見つからないから
全てこれで片付けようとしているんじゃないか、としか思えないな。
捕食性昆虫とのバランスとか繁殖エリアの移動とか色々
人間が説明しきれないバイオリズムみたいなことがあると思うんですけどね。




   以上、
   EXランク・・・・・・・3種類
   Aランク・・・・・・・23種類
   Bランク・・・・・・・24種類
   Cランク・・・・・・・93種類
   Dランク・・・・・・121種類
   LPランク・・・・・・・1種類

           計265種類




データは青森県レッドリスト2010年改訂版から抜粋・加筆

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簡易実験 ~ヘラクレスで170mmUPを簡単に作る反則技~ [ヘラクレス (リッキー亜種)]

今日の俺は軽く腹を固めます。

何故かは読み進めていくうちに分かって頂けると思いますが、
取り敢えずこの記事タイトルで何かいつもの雰囲気とは
別の何かをやらかすとこの時点で思って頂ければ幸いです。
サブタイトルがあまりに攻撃的過ぎます[あせあせ(飛び散る汗)]



さて、今回の記事ですが、
やってみたかった記事であり書くのが怖い記事でもあります。




この記事を公開するその前に、
読んだ方の中にはかなり不快な思いをされる可能性のある内容を含んでいますので
ここから先は読みたい方のみ追記から進んでください。

この先書く内容は、小学生の自由研究とでも思ってみて頂ければ(笑)




↓ ↓ ↓ ↓ 追記 ↓ ↓ ↓ ↓


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合間合間に… [〆フォルスターフタマタ (キヨタミ亜種)]

最近雪も降って寒くなってきてるせいで
外でする虫の作業が難しくなってきています。
あとツツイとカワノイとイソガイを割り出さなきゃなりません。

他の虫ネタは細々としかないのでまとめてからになりますが
衝撃的な展開がありました(悲しい方のね…)


さて、だいぶ前から即ブリモードになっていたキヨタミを
先ほどセッティングしておりました。

2011 11 24_2442.JPG
使用したもの
  【容器】コバシャ大
  【マット】無添加発酵
  【産卵木】にわかバクテリア材(クヌギ夏菌材)

およそ8年振りのフタマタクワガタということで
セット作業中の感覚がやたらフワフワしていました。

フタマタ系で一番大事なのが産卵材の状態。
大敵のカビが生えないようにセット中の状態をキープするワケですが、
植菌材や砂埋め霊芝材もないし、バクテリア材なんて用意してませんでしたから、
日数だけ何日か稼いでカブトマットをホダ木に塗りつけ
即席バクテリア材を用意しました。

抗カビ目的で作ったバクテリア材でしたが、
まあまあカビてしまいました(オーイ)。
木口以外はそんなにカビていなかったので取り敢えずカビを削ぎ落して
使うことにしました。

ほんとは4本ぐらい用意したのですが
実質使えそうなのは2本でした(悲)

 大丈夫かなァ………………………………………………


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孵りますた [〆アングスティコルニスミヤマ]

先日3日に割り出して卵が数個だけ採れたアングスティコルニスミヤマ。

そのときはまだ小さかったのですが
日を追うにつれて細胞分裂が進み膨らんでいき、

CA3I0504.JPG
ついに24日、1個目の卵が孵化しました

その日数、21日間
エラフスホソアカと同じ管理温度で15℃前後でしたから
コイツにはちょっと低かったでしょうね。

他の卵は、どれも色は微妙ですが膨らんでいます。
これからどれだけ生まれるのか…


…………………………


虫の話から一気に話題変わりますが、


家にある2台のパソコンのうち、1台ぶっ壊れてしまいました。

1台しかないのが壊れてしまう、よりはまだ幾分大丈夫なのですが、
使い慣れていたヤツだったので不自由この上ないです。
ケータイでインターネットいじれないのでブログは完全にパソコン依存です。

まぁ、修理も時間掛かるんだろうて…

おかげで記事もあんまり書けないですね、
夜間は家族にパソコン持ってかれちゃうんで…
(まぁヘラクレスの記事以来数日間気が抜けちゃったところはありますが)


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ツツイ F2最終羽化&F3割り出し [〆シカ (ツツイ亜種)]

予備のパソコン使い辛れぇぇ~~~どうも、会長です。

ネタが難産です。
これといって虫ネタがないのですが
最近またプライベートが切羽詰まってきているので
月替わりあたりからまた更新頻度が変わってくると思います。
虫以外の話ぶち込んでみようかなァその内。

さて、本日はツツイシカの近況です。

この夏組んだセットを先日割り出してみました。
CA3I0497.JPG
一応ケース内に除湿剤を置いて蒸れを防止していました。
地上にいろいろ置いてあったのを全て取り去ってみた画像ですが
まずカビは無いみたいです。

CA3I0499.JPG
ごちゃごちゃ割り出しの実況をする必要もないので文章も短くなりますが、
感じたこととして、
やはり(?)今回も産卵木からの回収が大多数を占め
マットから出てきた幼虫はわずかで
おそらくどれも材に産まれたものがマットに出て来ていたに過ぎないと思えます。

マットの仕込み方が間違っていたのか、
マット自体の選定が合っていなかったのか、
温度帯やケースの大きさなどが違うのか。
いずれにせよシカの産卵では産卵木では20弱が壁なので
それ以上の産卵数を望むには「合う」マットが必要不可欠ということで
大体統計が出てきました。
(勿論これは我が家の環境(自分の腕)での傾向ですが…)



ちなみに今回産卵木を割っている途中……こんなのが出てきました。



CA3I0501.JPG
キャァァァァァァ!!!!!!

3~4cmというデカさです、
クワガタの幼虫の流れでいきなりこれが出てきたので
かなり気色悪かったです[ふらふら]

CA3I0500.JPG
この幼虫の食痕とツツイシカ幼虫の食痕が隣り合って貫通していましたので
この手の虫はよく知らないのですがクワガタに無害であることは確実です。
おそらくクワガタと同じく木を食べるキマワリかなんかだと思われます。
(画像左が例の幼虫、画像中央がツツイシカ幼虫)


さて、そんなこんなで結局今回もいつもの様な数で回収できました。

CA3I0502.JPG

      19頭

9月12日にセットしたのでおよそ2ヵ月半の期間があったのですが
出てきたのは大体1~2令で孵化しなさそうな卵も数個発見しました。

また回収できた幼虫も前述のとおりほとんどが材からでした。


と、あ~だこ~だと言ってますが
個人的に今回は他種のシカセットと比べ違う点があるんです。
それが、『累代飼育品からのブリード』ということ。
どういうことかというと
他のシカ(Rhaetulus属)のブリードでは
自分は飼育品からのブリードはよく失敗・苦戦するんですが
ツツイに関しては今回(F2ペア)と前回(WF1ペア)では
普通に採れているんですね。
なぜにこれだけ難なく産んでいるのかと考えると、
やはり考えられるのは成熟の早さではないかと。

以前失敗したカワノイやディディエールも、今苦戦しているアッサムも
成熟や休眠はかなりクセのある奴らばかりなので
この点が一番の要因であると考えて正解なのでしょうね。


★  ★  ★  ★  ★  ★  ★  ★  ★  ★  ★


さて、セットを割り出して次世代までもう採ってしまっている
今世代(F2)のツツイシカですが
ちょっと前にようやく羽化した個体もおりました。

なぜこんなに羽化が遅れたのか分かりませんが
ちょうど♂♀1頭ずつ晩期羽化(?)しましたので、
今後の予算次第でもう1セット作ろうかと考えてます。

とりあえず羽化した♂個体をUPします。

CA3I0504.JPG
62mm

【飼育経過】
 2010年11月3日割り出し(2令)、マット1400ccクリアボトルへ。
 2011年9月8日蛹化。
 10月1日羽化。

これを除いた最大が59mmだったのでついに6cmオーバーとなりました。
とはいえまだ6cmがやっとか…7cmとか遠すぎるでしょぅ…

あと、これが一番最後って言った割には
まだ割り出しから1年も経ってないんだね~
いかにツツイは成長が早いかを物語ってるような…(ないような…)


CA3I0505.JPG
ついでにスペキオススと2ショット撮ってみました
(2頭とも動きまくるから撮り辛い)

どちらも62mm台ですが完全に横幅はスペキオススの方がありますね。

いつかカワノイ・ボイレアウイ・ツツイ・スペキオスス・アッサム
あたりで同じくらいのサイズの個体を寄せ集めて撮ってみたいわ。

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